★阿修羅♪ > カルト12 > 103.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
ミトコンドリアと放射能そして冷え性(冷え症)・低体温症(薬屋のおやじのボヤキ)
http://www.asyura2.com/13/cult12/msg/103.html
投稿者 会員番号4153番 日時 2013 年 9 月 06 日 05:43:14: 8rnauVNerwl2s
 

細胞の中の原子力発電所とは知らなかった。


薬屋のおやじのボヤキから
http://blog.goo.ne.jp/miyakekazutoyo230910/e/743f05f1547d5bbb3e9fcc1b9a9b7fa2

福島原発の爆発で飛び散った放射性同位体のヨウ素131とセシウム137。ヨウ素は馴染みのある元素ですが、一般の人はセシウムはまず聞いたことのない元素です。
 セシウムは、ナトリウムやカリウムと同族(第1族)の元素ですから、その化学的性質は似ており、体内で同じような挙動をするものの、ナトリウムやカリウムと違って、体内に蓄積しやすいようで、大変厄介なものと思われます。なんせ、ヨウ素131(半減期8日)と違って、セシウム137は半減期が30年と長く、放射能を出し続けますからね。
 ところが、原発推進派は、セシウムはカリウムと類似しており、自然界にはカリウムの放射性同位体がかなりあり、人が食べ物から取り込んでいる放射性同位体の過半はカリウム40であるから、セシウムの放射性同位体をそんなに怖がることはない、と言います。
 逆に、原発反対派は、人工的に作られた放射性同位体から浴びる放射能は、基本的にゼロでなければならないと主張します。これは、医学的見地から、放射能はどこまでが安全かという閾値(しきいち)はない、つまり少しでも浴びれば、それだけ発ガンの危険性が増えるのだから、極力避けなければならないというものです。
 この議論は平行線をたどるしかないですが、カリウム40が放射性同位体であるからといって、これまでを毛嫌いされてはたまりません。

 なぜならば、細胞核を有する真核生物にとっては、カリウム40という放射性同位体なくしては生存できないからです。
 ヒトの細胞もそうですが、細胞内小器官としてミトコンドリアというものがあります。20億年前までは、全ての生物は、これを持ち備えていなかったようです。ところが、シアノ・バクテリア(核を持たない原始的な単細胞生物)がこの頃から大気中に酸素を放出するようになり、酸素を好むミトコンドリアというバクテリアが勢いを増して、他の単細胞生物に潜り込んで寄生を始めたようです。
 そして、12億年前には、共生関係が成立して細胞合体が起こり、細胞内小器官となったようです。しかし、他の細胞内外小器官(これも最初は寄生から始まったと考えられています)のように融合する段階までは進んでおらず、ミトコンドリアは二重の膜でもって細胞内で隔離されていますし、独自の遺伝子をその中に抱え込んだままです。
 ミトコンドリアは通常の細胞の1000分の1程度の大きさで、1つの細胞内に数十個程度あり、得意技はエネルギーを作り出すことでして、地球上の世界の国々に例えれば、小さな産油国として独立を保ち、わが道を行くといったところでしょうか。

 このミトコンドリアは、いわば原子力発電所です。
 放射能を利用して、エネルギーを作り出す元になる、ATPという有機化合物をじゃんじゃん作ってくれ、これでもって、細胞は様々な化学反応を行い、生命を維持するとともに、体温も作り出します。ヒトの場合、何と、全エネルギーの95%をミトコンドリアに依存しているのです。
 この発電をするのに欠かせないのが、カリウム元素の約8000個に1個存在する、放射性同位体カリウム40です。カリウム40が出し続ける高エネルギーのガンマ線がATPを作り出す化学反応過程で、なくてはならないものなのです。
 ガンマ線が化学反応を起こすなんて聞いたことないと思われるでしょうが、ビタミンDは皮膚において紫外線を浴びることによって合成されるように、電磁波(ガンマ線、X線や紫外線)なくしては化学反応が起きないものはけっこう多いのです。
 また、直射日光で看板が色あせするのも電磁波が引き起こす化学反応によるものですから、ヒトであれば皮膚ガンが起きるのもいたしかたないことです。
 ですから、ミトコンドリアという原子力発電所が放射能で高エネルギーを作り出してくれる一方で、ヒトの細胞は、放射能で内部被曝しているのです。この放射能によって、当然にして遺伝子が傷付くのですが、それを修復して正常化したり、ガン化した遺伝子を細胞ごと破壊するといった機能があらゆる生物に備わっていますから、どってことないです。
 じゃあ、どの程度までの内部被曝なら、その機能つまり自然治癒力が発揮できるのかとなると、生命誕生時やミトコンドリア合体が起きた太古の放射能量から鑑みるに、一般論からすれば1桁上であっても、どってことないと言えましょうが、自然治癒力は常時正常に発揮できるものではなく、大幅に落ち込むことがありますから、自然放射能だけであってもガン化し生命の危機が訪れることがありましょうし、逆に、自然治癒力が高まっておれば2桁上の人工放射能を浴びても、どってことないとなります。
 このように、必要悪のような放射能ですが、ヒトの体内において、放射能を必要とするのは、ミトコンドリアだけのようですから、内部被曝は、天然のカリウム40だけに止まっていてほしいものです。

 ところで、カリウム40の半減期は約12億年です。ミトコンドリアが勢いを付けてきた時代に比べれば、今日、地球上のカリウム40は約4分の1に減っています。さらに約12億年経つと、カリウム40は半分に減ってしまいます。どんどん減っていくカリウム40ですから、ミトコンドリアという原子力発電所の出力が落ちないかと心配になってきます。
 これは遠い将来のことですから、余計な心配であって、何とかなるだろうで済まされますが、今現在、ちゃんとミトコンドリアが発電してくれているか、これに大きく注目していただきたいです。

 近年、冷え性(冷え症)や低体温症がどんどん増えてきています。
 その原因は、過食や運動不足が大きな原因とされていますが、それだけではなさそうです。ミトコンドリアの発電出力そのものが落ち込んでいるように思われます。
 と言いますのは、低体温の方が全身日光浴を繰り返していると、だんだん元気になってくるとのことです。太陽光の赤外線に体を温める効果がありますが、それは一時的なものであって、本質的には紫外線に大きな効果がありそうです。紫外線はけっこう大きなエネルギーを持つ電磁波ですから、これがガンマ線に代わってミトコンドリアの発電に寄与しているのではないかと考えらるのです。実際に、人工太陽でもって、低体温症の治療に当たっておられるお医者さんもいらっしゃいます。
 ここで少々脱線しますが、真夏に海水浴などで長時間直射日光を全身に浴びますと、倦怠感が生じますが、これは紫外線を浴びすぎた影響と思われます。戦前には、強いレントゲン(X線)を浴びると、全身の倦怠感が生じ、これは放射線宿酔と呼ばれていました。そして、長崎の原爆投下で、放射線宿酔と同じ症状が現れたことから、秋月振一郎医師は、あの強い光線は放射線ではないかと考え、放射線宿酔の治療法(強い塩分の補給)でもって対処したら、その症状が消えていき、加えて原爆病の発病が抑えられ、多くの命を救われたとのことです。(秋月氏著「長崎原爆体験記」より)
 このように、紫外線とガンマ線はエネルギー量が違うだけで類似した性質を持ち、一定量の紫外線はカリウム40のガンマ線の代替をするようで、ミトコンドリアが何らかの原因で出力低下しているときには、紫外線が出力アップつまりATPの生産に寄与すると考えて良いと思われます。よって、冷え性(冷え症)や低体温症の方には、先ずは全身の日光浴がお勧めとなります。
・・・

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

 次へ  前へ

▲上へ      ★阿修羅♪ > カルト12掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

▲上へ      ★阿修羅♪ > カルト12掲示板
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧