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契丹の神祖奇契丹燕(キキタエ)からも嫌われた半島の金、朴、昔 凶狼にして格らない性質
http://www.asyura2.com/13/cult12/msg/122.html
投稿者 会員番号4153番 日時 2013 年 9 月 08 日 10:12:38: 8rnauVNerwl2s
 

たまには古代史の話題。

ネットではウリジナルや嫌韓で大ブームの韓国だが、契丹の神祖奇契丹燕(キキタエ)のころから嫌われていたらしい。

「桓檀古記」と並ぶ古伝に浜名寛祐の「日韓正宗溯源」があるが、これも、半島の歴史を
「但、南原の箔・菌・籍。凶狼にして格らず、神祖伐って之を海に放つ。
疏に曰く、箔・菌・籍は三邦の名にして鳥人クマソの族なり。
後海を歴て難渡を踏み。ウトに拠り、巨鐘を猾し、ついに辰番に入るものは。
その遺児と云ふ。」と書いてある。

(日韓正宗溯源 浜名寛祐 p428 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/980706


九州人は気性が荒くて大変だが、「日韓正宗溯源」によると沖縄から九州を北上した熊襲が現代韓国人の祖先の一部らしい。

「凶狼にして格らず」と契丹の神祖奇契丹燕(キキタエ)を嘆かせた性質は今どうなったのだろう?

※面白いことに、契丹古伝は日本語読みで解読されているんだよね。
 奥深い歴史の世界。

<参考リンク>

■謎の契丹古伝
 http://www.hachiman.com/yomimono/kitankaisetu.html

明治三十八年、鴨緑江軍兵站経理部長として奉天城外の黄寺(黄帽派ラマ教の寺院?)に駐屯していた浜名寛祐は、広部精という博識の軍人から奇妙な巻物を見せられた。それは古陵墓より発見された秘物であり、兵禍を恐れていずこかに移動した後に、その寺に厳重に託されたということであった。

漢字で綴られているものの、言辞は漢語と異なり、寺僧にも広部にも理解することはできなかった。寺僧は書写を堅く拒否したが、好奇心旺盛な広部は庫院の管理者の一人を籠絡して、その写本を作成し、浜名にも貸し与えた。これが「契丹古伝」発見の端緒である。

浜名は漢学者の家に生まれたこともあり、漢文には堪能であったが、この難解な古巻には句読点さえつけることができないまま数年が経過したが、たまたま「魏志東夷伝」を読み、馬韓の古語と上代日本語に共通の語彙があることを発見、それを緒として「契丹古伝」の解読を試み、大正十五年、その結果を『日韓正宗溯源』と題して世に問うた。それが本書の原本である。
  
ちなみに、数十年後、浜名は原本の写真撮影を試み再び黄寺を訪ねるが、すでに原本はなかったという。本来の所有者のもとに戻ったものと推測されるが、現在に至るまでその行方は不明である。浜名写本、広部写本も所在不明であり、いまや本書のみが「契丹古伝」に関する唯一の信頼できる史料となっている。

・契丹古伝」は、十世紀初頭に成立した契丹国の名臣耶律羽之が、会同五年(九四一)に撰録したものとされる。 

契丹族は内蒙古シラムレン河畔にいたモンゴル系遊牧民であるが、九一六年、太祖耶律阿保機が皇帝を称し、モンゴル高原の諸族を併呑、渤海国を滅ぼし、長城内に侵入、満州、内外蒙古を含む北方帝国を形成した。二代目太宗の時代には華北の燕雲十六州を併呑し、国号を中国風に「遼」と称した。

契丹は渤海国を分国となし、耶律阿保機の長子耶律倍が王位につき、東丹国と称した。耶律羽之はその東丹国の大官であった。「契丹古伝」撰録の経緯は、本書六五一頁以下に詳述されているが、おおよそ次のような次第であった。

・・天顕元年、太祖が東閣に登り、太陽を拝すると、朱色の鶏が飛来し城郭の上を飛んだ。太祖はその行方を探索させたが、みつからなかった。ところが、会同元年六月にふたたび朱鶏が顕れ、その行方を追うと近くの山で霊石を得た。その霊石には紅と紫の模様で自然に神頌が浮かびあがっていた。太祖はこれを喜び、「わが先祖は神祖奇契丹燕より出たもので、いわゆる炎帝である。五原の地を回復せずんばご先祖さまにあわせる顔がない」と言って、神廟を建てて自らこの霊石を奉斎した。後に太祖の妃応天皇太后は、宮廷に諸学者を集め、この神頌の意味を問うたが、はるか昔のものであり、いまは語音も変化してしまい、古義を明らかにすることは不可能であると答えた。そこで皇太后は、語韻の心が通ずれば神は必ずこれを明らかにされようとて、楽人に命じて譜を作らせ琴の調べに乗せられた。それは幽々森厳としてまさに神の調べであった。ここに耶律羽之は、頌詞を謹んで録し、これを解明するために古伝を撰録した。

撰録に際して、羽之は『秘府録』『費弥国氏洲鑑』『神統誌』『辰殷大記』『耶摩駘記』『洲鮮記』などの諸書を参考にしている。このうち『耶摩駘記』の筆者は塢須弗で、宝亀四年(七七三)に日本に渡来した渤海使烏須弗と同一人物と推定される。つまり、これらの古伝の多くは旧渤海国系のものと推定され、契丹古伝中の固有名詞の音借表記は契丹音なのか渤海音なのか音価の同定が著しく困難であるが、日本古語による解読を許容すると推定される部分がかなりあり、浜名もそこに注目したのである。

・契丹古伝」によると、太古に日孫(神祖)が鶏に乗って長白山に降臨し、その後裔(浜名はこれを東大古族と称した)は中国五原に広がり分拠した。堯・舜・殷すべて東大神族系であったが、「海漠象変」といわれる天変地変のために西族が侵入、やがて周が起こり、殷は滅ぶ。武伯・智準の二大勢力は股の一族を奉じて国を保つが、戦国時代になり秦や燕に圧迫を受け、朝鮮半島に退却するが、その後、満州の地に辰チ殷として再興する。しかしこれも秦に圧迫された燕人・衛満に滅ぼされ、辰韓の地に奔る。いわゆる辰王朝である。

・唐書』などによると、高句麗が滅んだのち、ツングース系の靺鞨の王祚栄が高句麗の遺民とともに朝鮮半島北部から満州・沿海州におよぶ渤海国を建てる。渤海国は振、震とも称したが、これを辰を継承したもの理解するならば、渤海を滅ぼした契丹は、渤海の伝承を骨格に契丹古伝を編纂し、辰につながる王権を主張したといえよう。

契丹の祖神・奇契丹燕は、本書第二十四章(五〇三頁)では「耆麟馭叡」という神格の別称とされる。第十五章(四〇四頁)によると、耆麟馭叡阿解は、神祖の子であるが生まれつき頭上に刃角を有する異相であり、長白山を治めるよう命じられ、山神となり禁呪二十四法を制した。つまりは、「曹麟駆叡」は東大神族の至上の聖地を守る神であり、その末蕎である契丹族もまたその聖地によって東大神族を再興すべき民族であるという主張がそこには看取される。

かりに契丹古伝が根も葉もない単純な偽書であれば、このような複雑な構成をとる必然性はなんらなく、はじめから渤海人の手になる史料という形式をとったはずであり、この点には深く留意する必要があろう。

長白山は韓民族の祖とされる檀君降臨の聖地である。しかも異相の神耆麟馭叡は牛頭天王を連想させ、この伝承はスサノオ・檀君説を背景に読めば、非常に興味深いものがある。スサノオを名乗る出口王仁三郎の入蒙は本書刊行の五年前、大正十年のことであった。

本書原本は菊判上製函入の立派な本であるが、今回の復刻にあたっては、できるだけ廉価に提供するため、並製本とした。また原題の『日韓正宗溯源』も、ずばり『契丹古伝』とした。『契丹古伝』が辰王権と倭王権の関連を多々示唆していることは事実であるが、それは日韓に限定される伝承ではなく、殷代に遡る、古代東アジア全域にかかわる伝承と判断されるからである。

なお、「契丹古伝」中の固有名詞は倭語で解釈できるところが多いのは事実であるが、本書では、その伝承をストレートに記紀神話にとりこもうとするあまり、かなり恣意的な解読に走っている部分が見受けられる。東大神族が周に反撃する際に船団を提供した「寧羲騅」がニニギノミコトであり、股王朝はニニギの皇子ホスセリによって継承されたといった解釈などは、その一例である。

ただし、浜名はあらかじめ自分の読解は完璧なものとはいえないと断ったうえで、かりにも恣意的な読解が読む人の先入主となれば、あたら真実を傷つける恐れありとして、各章ごとにまず原文を提示している点は評価に値する。今後の本格的な研究を期待したいところである。

編集部

■古代朝鮮・新羅の王様は日本列島から移住した人・・・と現存する最古の朝鮮半島の歴史書に書いてあった(りわりんの健康生活)
http://www.asyura2.com/12/bd61/msg/167.html


■<半万年の歴史 驚きの真実>「桓檀古記」は日本の歴史、「高句麗本紀」は九州天皇家の記録だった
http://www.asyura2.com/12/bd61/msg/179.html


■<日本人の起源>アッカド王サルゴンと契丹建国神話と八坂神社
http://www.asyura2.com/12/bd61/msg/189.html


 

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