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「原発はまだ必要か?」
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/148.html
投稿者 カッサンドラ 日時 2014 年 1 月 14 日 12:47:33: Ais6UB4YIFV7c
 

 最初から怖い話で恐縮だが、負傷者の代わりに爆薬を積んだドクター・ヘリが原発の真上でホバリングをし始まったら、もはや誰にも打ち落とせない。 いわば原発を人質とした政府との 「交渉」 が可能になるのだ。 「燃料のあるうちに要求を実行しろ」 と脅されたら、それでも断固撥ね付けることはできるのだろうか? 「ヘリコプターを盗まれないよう管理を厳重にする」 という政府答弁があったとしても、所詮気休めである。 これは一例に過ぎないから。


 こういうテロ行為を未然に防ぐために特定秘密保護法を制定したと勘違いしている者もいるようだが、あの法は 「特定秘密」 を守るだけの法律だ。 特定秘密を扱える者の適正評価の中に 「テロの定義」 が出てくるが、誰でも彼でもテロ容疑者として逮捕できる法律ではない。 かえって特定秘密保護法は、テロ未遂の行為を国民の目から隠蔽する可能性がある。 「すべて世はこともなし」 で表面上は平穏な社会を演出できるのだ。 「それで何が悪い?」 と反論する者がいるなら、綺麗な部分だけを見て一生を送るのかと逆に問いたい。 養鶏場の鶏と同じように。


 もう一度言うがテロはいつどこででも起こり得る。 人間内部の不満が引き金になるのは通り魔殺人の例を引くまでもない。 だから日本では銃や刀の一般の所持は認められていない。 しかしそれよりはるかに殺傷力のある原発は、国策として全国の海岸沿いに55基も設置されていて、そのうち数基が爆発しただけで放射能は東北南部から関東地方までも覆ってしまった。 では残りの休止中の原発の警備体制はどうなっているのだろうか?  おそらくこれも 「重要機密」 なのであろう。 だから問うても無駄なのだ。


 あるいは民間の電力会社のために、自衛隊は一切協力はしていないかもしれない。 では最初に戻って、原発の真上に停止飛行しているヘリを 「処理」 できるのは誰なのか? わが国の安全を考えたら、原発は即時処分すべきである。 経済上の必要性云々とは次元が違う。 多少の経済上の不利益を被っても、不安は取り除くべきだ。 他国の核ミサイルの恐怖は外交によって回避できるが、単発テロに外交は無力だ。 ダイナマイトを幾つも腹に巻いた状態で、日本は世界一安全な国だと信じているのはまさに 「養鶏場の鶏」 でしかない。


 それでも原発をやめられないのは外国に 「自国の製品」 を売りたいがために、原発製造国自らが 「国内の原発は危ないので廃棄処分します」 と言ったのでは商売あがったりになるのを恐れているからなのか?  世界の原発製造会社のうち三つは日本国内にあるし。 ならば 「危険を承知で原発がほしい」 という国には売ってやったらよかろう。 廃炉まで考えれば永い商売ができるだろうから。 しかし日本国内では、はっきりと拒否反応が出ている。 事故がなかった福島第二原発でも、地元町村議会が廃炉要望を議決したぐらいだ。


 そこで最後に東京都知事選にいくが、最大のお得意様(消費者) の東京都民が 「電気は何で起こしたっていいや」 とはもはや言えないはずだ。 今後もし東海原発が稼動になり事故を起こした時に「東風」が吹いていない保証はない。 浜松原発の事故の時に、「西風」が吹いていない保証もない。 たとえ東京都内に原発がないとしても。 「今が良ければ何だっていいや」 のキリギリスではあるまい、東京都民といえども。 電力会社で最大の東京電力の原発を 「原発の電気は要らない」 の意思表示で再稼動させなかったら、他の電力管内にも間違いなく波及する。 そうすればいちいち沖縄(原発がない) に避難しなくてもよくなるかも。
 とにかく最大のお客様(電力料金納入者) である東京都民にはそれができるチャンスなのだ。 津波瓦礫の処理や農産物の購入を拒否されたとしても、そのぐらいの汗はかいてくれるだろうと一福島県民である私は都民に期待している。  

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コメント
 
01. カッサンドラ 2014年1月16日 11:33:54 : Ais6UB4YIFV7c : LN6AmskqYc
 原発テロを引き起こした首謀者が逮捕された時に、こう言ったらどう判断するか?「逃げる猶予を与えて原発を爆破したのだから、一時に多量の放射線を浴びて即死したものは一人もいなかったはずだ。 従って器物を損壊させたことは認めるが、私は殺人罪には当たらない」 と弁明したら。

 福島第一原発事故でも、逮捕者はいなかった。 放射線被爆による即死者も・・・いなかったのであろう。


02. カッサンドラ 2014年1月18日 12:24:09 : Ais6UB4YIFV7c : JMM8VytInE
 「水力発電でもダムが決壊したら下流域は壊滅するし、火力発電でも火災事故が起これば付近は火の海になるのではないか?  だったら原発だけが危険だというのはおかしい」。 なるほどいずれの発電でも事故が起これば被災者はでる。 しかし山間のダムの決壊や火力発電所の爆発と、原発一基の爆発とで被害が同程度という主張はもはや笑い話でしかない。 私とて阿武隈高地のはるか彼方の海岸にある原発の事故が、頭上に降りかかるとは夢にも思わなかった。 「放射能を含む冷却水の漏れ」 程度の事故では間違っても影響はないと考えていたのだ。

 ダムや火力発電所の事故なら数日後には後片付けなどの復旧作業が始まるだろう。 しかし福島第一原発事故では三年後の今になって、やっと津波被害者の捜索が始められたぐらいだ。 原発付近の町村では、後片付け(瓦礫の処理、インフラの復旧、除染) などは始まる気配さえない。 いや始められないのだ、放射線強度が高すぎて。 他の施設なら数日で取り掛かれる周辺の復旧が、原発事故だけは何十年後に始められるのかいまだに誰も言えない。 挙句の果てに、中間処理施設の建設だと。

 考えるに原発は町村内に施設があるだけで、遅かれ早かれ福島第一原発と同じ運命を辿ることになる。 事故を起こそうと起こすまいと 「放射能廃棄物の最終処分場」 だ、そこしか行き場所がないのだから。 そしていずれ住民は周りからいなくなる。 そんな危険のない東京だけが大量の電気を消費して繁栄を謳歌しているなどということに、東京住民は後ろめたさを感じないのだろうか?


03. カッサンドラ 2014年1月18日 14:30:04 : Ais6UB4YIFV7c : QyC3shODcQ
 「元からあった所に引き続き置かしてもらおう」 きっとそういう結論になる。 核燃料の廃棄物のことだ。 地元ではそんな約束はしていないのに、原発で燃やしたんだから燃え殻もそこに置こうという発想だ。 原発がない地域にはまことに都合がいい論理だ。

 核燃料の燃え殻は、Mox燃料で再度燃やそうと処理施設で最終処理しようと、それで放射能がゼロになるというものではない。 いずれにしろ気の遠くなるような長い期間放射線を出し続ける。 だから誰もが地下を含めて遠くに捨てたいのだ。 幸いなことに、原発が立地している地域はどちらかというと過疎地で大都市から離れている。 だったらいっそのこと・・・となるに決まっている。 多数決の論理でやられれば、過疎の地域は絶対人数がそもそも少ないし、放射能の恐怖に比べたら 「自然と地域が破壊される」 なんて主張は屁のようなものだろう。

 こういう切羽詰った議論に東京都民は、我関せずの態度でいていいのか?  「それは国の仕事だ」 だが、押し付けられる地元民にとっては我が身の問題だ。 もし国内の農産物が軒並み放射能検査をしなければ出荷できない事態になっても、TPPで安全な外国の農産物が買えるから関係ないやと高を括っているのか?  水や食料が汚染されて口にできなくなり、さらに電力の供給がストップした時に、それでも東京に人が住めるのかと問いたい。

 福島県内には原発だけではなく、東京電力の水力や火力の発電所もある。 もし県内に人が住めなくなれば、これらの発電所も同時にストップする。 これは脅しではなく、現に原発事故後に田村市都路町の電波時計用の送信所が無人になった。 この間個々の電波時計は単なる 「クォーツ時計」 として動いていたそうな。


04. カッサンドラ 2014年1月19日 17:47:13 : Ais6UB4YIFV7c : vfE4Rn8f7g
 判りきった話をもう一度すると、核燃料を 「燃やす」 と一般に言われているが、それは石炭や木材を 「燃やす」 のとは意味が違う。 石炭や木材は燃えて二酸化炭素と熱を放出し、燃えカスはどこにでも捨てられる。 しかし核燃料は同じく熱を放出するものの、何回燃やしても放射能はなくならない。 そしてどこにも捨てるわけにはいかないような物質が残る。 Mox燃料にしてもプルトニウムは減らせるが、形を変えた放射性物質が新たに生成されるだけだ。 早い話イタチゴッコなのだ。

 地下深くに埋めるのであれ、人里遠くに捨てるのであれ、完全に安全になるまでの期間(十万年ともいわれる) の隔離方法で世界中に確立したものはない。 オンカロでさえ十万年後にどうなっているかは誰も判らないのだ。 その危険な燃え殻を原発が動いている間は、日々生産し続けている。 だから動いている原発(今は日本にはない) はすぐに止めなければならないし、止まっている原発を再稼動してもならない。 原発が現在動いていない日本においてさえ、すでに大量の使用済み核燃料が処理を待っているのだ。

 あるものは核燃料再処理施設に運び込んだが、各原発で保管している使用済み核燃料はその何倍にものぼる。 誘致した時の約束では 「使用済み核燃料は速やかに運び出すこと」 となっていたはずなのだが、核燃料貯蔵プールなるものがどこの原発にも設置されそこに溜められているのが現状だ。 火力発電所で石炭の燃え殻を施設内に集積しておくのか?  体のいい 「地域のゴミ集積所」 ではないか。 しかしゴミ収集車はなかなか来てくれない。 そして原発推進論者はなぜか、ここの部分を見ないようにしている。


05. カッサンドラ 2014年1月20日 12:04:50 : Ais6UB4YIFV7c : r1CE0m4Zow
 実は私たち東北地方住民も大きなことは言えない。 東通原子力発電所(青森県) と女川原子力発電所(宮城県) の電気を使い続けてきたからだ。 だから東京住民にだけ 「反原発を貫け!」 と檄を飛ばすのは、ある意味虫が良すぎる。

 福島県でいえば近いうちに県知事選挙があるはずだ。 そこで明確に 「東北電力の原発の電気はいらない」 と態度を表明できる候補を応援しなければ、単なる 「東京への野次馬」 になってしまう。 福島県には、原発のほかに水力、火力、地熱、風力、ソーラー発電と色々な発電方式が稼動している。 非原発発電の実験基地としては理想的なのだから、原発事故被災県としての境遇ほかにぜひこれを主張すべきだ。


06. カッサンドラ 2014年1月21日 10:35:10 : Ais6UB4YIFV7c : 7zlbU47Gsk
 私も 「転向者」 のひとりだ。 大震災の前までは 「電気なんて何で発電しようがいいじゃないか」 と思っていた。 福島県には第一と第二の二つの発電所があったが、水漏れ事故ぐらいでは山地の陰まで放射能の影響はない、と確かに考えていた。 よもや原子炉が爆発して放射能を吹き上げる、などとは夢にも思っていなかったのだ。

 それが大震災直後から一時間ごとにテレビで 「各地の放射線量」 の報道が始まり、「なるたけ表には出ないようにしてください」 とアナウンサーの呼びかけが始まり、「ここにもいま放射能が飛んできているんだ」 とぼんやりと実感した次第だ。 表に出るなと言われて、その時は出る用事さえなかった。 商店・ガソリンスタンドはすべて店を閉め、ガソリンが来ないから自家用車もバスも動いてはいなかった。 地震の亀裂でコンクリートのビルは立ち入りはできないから、サラリーマンはほとんど家にこもっていたはずだし。

 あとで冷却の電源がすべてだめになったからと聞かされ、そんなことぐらいで爆発してしまうのかと呆気に取られた。 一度原発が爆発してしまうとその被災地域は膨大なものになり、かつ元通りに復旧するには遠大な時間を要する。 だから 「原発はいらないんじゃないか」 を通り越して 「原発はあるだけで危険だ」 に考えが変わった。 これは経済上のメリットを凌駕するとも。


07. カッサンドラ 2014年1月21日 16:10:45 : Ais6UB4YIFV7c : glttGIfJko
 地震とセットで原発が爆発すると、逃げるに逃げられなくなる。 福島県も高速道路が通行止めになったし、燃料のガソリンが入ってこなかった。 新幹線も在来線も一ヶ月以上不通だった。 もちろんバスも動いてない。 こうした中で徒歩で逃げろというのか。 原発立地町村への赴任者の笑い話を思い出した。 「仕事を終えて帰宅するときは、常に車を満タンにしておけ」。

 斯く言う私が 「もと原発容認派」 だったから、反原発の戦いには参加できないことになるのか?  変化の激しい現代において最初から首尾一貫した考えを保持できるのは、それこそ予言者だけだ。 「柔軟な思考」 と 「軟弱な思考」 の違いは、最後の到達点が見えているかいないかだ。


08. カッサンドラ 2014年1月22日 08:54:46 : Ais6UB4YIFV7c : JMM8VytInE
 一地方の住民である東京都民に原発政策をやめさせる権限はないとしても、原発再稼動のスイッチを押す力になる候補を選ばない権限は持っている。

09. カッサンドラ 2014年1月22日 10:17:27 : Ais6UB4YIFV7c : glttGIfJko
 選挙は負ければ、自分が反対していた当選者に一票を投じたと結局同じになる。 棄権も同様に、当選者に白紙委任状を渡したと同じなのだ。 「全面委任した覚えはない」 と後から言っても、選挙とはそういうものだ。

10. カッサンドラ 2014年1月22日 11:34:12 : Ais6UB4YIFV7c : IdtwI4hLv2
 選挙後に残るものは 「誰が当選したか」 だけだ。 善戦して敗れた落選者といえども、選挙終了後から人々の記憶から消え始める。 だから選挙は勝たなければ意味がない。

 では当選者が嘘(公約違反)をついていたらどうするか?  その時はリコールでも次の選挙で派手に落選させるでも、報復方法は幾らでもある。 しかし最初から自分の反対した公約で正々堂々と当選した知事に対しては、これらの方法は使えない。 なんといっても一番多くの支持者が付いているからだ。


11. カッサンドラ 2014年1月22日 12:16:53 : Ais6UB4YIFV7c : IdtwI4hLv2
 地震直後に原発事故があり自家用車で一家そろって避難しよう、と考えるのは皆同じだと思う。 高速道路がひび割れ、鉄道が架線とレールが寸断されている状況では。 しかし車に乗って郊外を目指したとしても、確実に道路は渋滞する。 ガソリンの残量は刻々と減ってくるだろう。 冬ならばヒーターは切ることはできない。

 平時ならガソリンスタンドで補給しながら遠くまで逃げ延びようとすることも可能だが、大地震の後にはこれも間違いなく停電が起こる。 電気が来なければ、タンクにガソリンがあってもポンプが動かない。 つまりスタンドは軒並み 「本日休止」 になる。 停電を免れても、タンクのガソリンはあっという間に売り切れる。 よくて10リッターか20リッターしか入れてもらえないだろう。

 本気で車による避難を考えるなら、「燃費」 や 「馬力」ではなく 「航続距離」 が最後の決め手になる。 私の周りでも大震災後にハイブリッド車に替えた人がかなりいる。 渋滞でガソリンを使い果たせば、車を捨てて徒歩による避難しか残っていない。


12. カッサンドラ 2014年1月23日 13:14:41 : Ais6UB4YIFV7c : IdtwI4hLv2
 3.11の大震災とそれに続く原発事故の前までは、ほぼすべての人が 「原発容認派」 だったと思う。 外国の原発事故の話を聞いても、我が身の危険を肌で感じるところまではいっていなかったはずだ。 むしろ日本で 「安定した発電」 が原発で可能になったと少なからず安心していたと思う。 原発立地町村の人たちでさえ、「わが町は何十万キロワットもの電力を都市圏に供給し続けている」 と胸を張っていたのだから。

 それが福島第一原発の事故で実際に放射能が降り注いでみると、他人事ではないと気が付いたのだ、高い授業料だったが。 だから転向者が偽者だという批判は、それこそ 「偽者」 だ。 あとは確実に原発をなくしてゆける糸口になる候補者に投票すべきだ。 あらゆる政治、経済、学会の逆風(理論武装) をものともしない候補者に。


13. カッサンドラ 2014年1月23日 17:42:31 : Ais6UB4YIFV7c : TuB3Er34dE
 誰が知事になってもやらねばならない課題と、無視する気ならまた事故が起こるまでは無視できる(少なくとも東京では) 課題とで後者を公約のトップに掲げたということは、それができなかったならリコールされても構わない(失望する投票者が多いのだから) という覚悟だろう。 ワンイシュー選挙の怖いところである。

 公約を多数並列的に発表すれば、一つぐらい不発でも 「やめろ!」 とは言われないだろうに。 要は 「やる気があればできる公約」 と 「やる気だけでは到底できそうもない公約」 との順番をどのように付けるかだ。


14. カッサンドラ 2014年1月23日 20:43:39 : Ais6UB4YIFV7c : 25F6XNTVV2
 もし反原発の知事が当選して、「結局やったけど駄目でした」 では都民が許さないだろう。 国会議員にはリコールがないが、知事にはある。 だから立候補した時点で何らかの 「策略」 がなければ単なる 「カラ公約の嘘つき」 に過ぎなくなる。 当選前からそれを明かせといっても敵に作戦を教えるようなものだから、あえて聞かないがマスコミはそれを探り出すべきだろう。 また都民も聞き耳を立てるべきだ。

 今回の東京都知事選挙は、たんに反原発の意思を表示すれば終わりではない。 「東京都は原発で起こした電気は使わない」 と、はっきりと行動に出なければならない。 でないと 「地方ではああ言っているが・・・」 で終わりだ。 そこへいくと東京都は地方交付金もない裕福な自治体なのだから、やる気になれば行動に移せる。 国の地方自治体いじめにあっても何の痛痒も感じないだろう。 今回はそういう所の知事選挙なのだ。


15. カッサンドラ 2014年1月24日 10:47:55 : Ais6UB4YIFV7c : 25F6XNTVV2
 福島第一原発が爆発した時、双葉町と大熊町には東京電力から直接連絡が入った模様。 一説には、借り上げた大型バスが大挙して住民の避難を手伝ったという話もある。 バスを借り上げたのは東京電力しか考えられない。 それがために両町の住民は速やかに遠くに逃げられた。 しかし

 原発が立地する両町の周りの町村には、東京電力からは何の連絡も入らなかった。 もちろんバスも手配されていない。 10キロメートルも離れていない北の浪江町や南の富岡町、それに西の川内村や葛尾村や田村市は役場がそれぞれに住民を避難させた、放射能を浴びながら。 この違いは何に起因するのか?

 「東京電力株式会社福島第一原子力発電所周辺地域の安全確保に関する協定書」 がそれである。 これは福島第一原発で、福島県と東京電力と双葉町及び大熊町で取り交わされた協定である。 第7条の中の技術連絡会とは 「福島県原子力発電所安全確保技術連絡会」 の略称で、上記の4者が会員である。 だから、爆発の情報は直接双葉町と大熊町に行ったが、周りの町村は福島県までしか情報は来なかった。 しかも福島県は国の指示を待っていた状態である。 大体にして国の指示は遅れる。

 東京電力とすれば約束通りのところへ約束通りの事をした、と言うだけであろう。 周りの町村が右往左往しようとも、「それは福島県の判断だ」 と強弁できるのである。 この東京電力の態度は何をか言わんやだが、住民の緊急時に国の指示を待っていた福島県の態度はもっと許せない。 国の出先機関と化した県の対応には、三春町の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいほどだ。

《東京電力株式会社福島第一原子力発電所周辺地域の安全確保に関する協定書》
第7条 第4条の規定に基づき実施した環境放射能の測定結果は、技術連絡会の評価を経たのち、甲(福島県)が公表するものとする。ただし、技術連絡会の審議を経ることができない緊急な事情があるときは、甲、乙(双葉町及び大熊町)及び丙(東京電力株式会社)は相互に連絡のうえ公表するものとする。

第12条 発電所の保守運営に起因して地域住民に損害を与えた場合は、丙は誠意をもって補償するものとする。


16. カッサンドラ 2014年1月24日 12:14:07 : Ais6UB4YIFV7c : 8uwuPwSA1g
 「福島第一原子力発電所周辺地域の安全確保に関する協定書」 には放射線監視のことや工場の立ち入り検査のことは書いてあるが、事故後の対応については何も書かれていない。 あえて言えば 「第12条」 ぐらいのものだ。 この当時、協定者同士で 「事故後の・・・」 と言うことさえはばかられたのであろう。 チェルノブイリの原発事故は1986年4月26日に起きている。 和暦に直すと昭和61年である。 しかるにこの協定書が締結されたのは平成3年3月18日である。 それでもまだ原発事故は日本では起こりえない話だったらしい。

 当事者同士である東京電力と双葉町や大熊町が言い出せなかったとしても、間に立った福島県がなぜ 「事故後の対応」 を入れさせなかったのか?  他人事だったからか? あるいは国から 「余計な発言は差し控えろ」 と釘を刺されたからか?  あれだけの原発事故が過去に起こっているのに。 チェルノブイリの被害区域はあれほど膨大なのに、安全協定は立地町村としか結んでいない。 だったらいっそ原発を誘致したほうが命だけは助かるという考えも成り立つではないか、いずれそこを捨て去るにしても。


17. カッサンドラ 2014年1月24日 17:41:20 : Ais6UB4YIFV7c : LN6AmskqYc
 もし今度浜松か東海の原発が爆発したら、東京から女性と子供はいなくなる。 そんな恐れのある中で、保育所対策だけを最優先にやっていてもいいのだろうか?  誰が考えても、最優先に行うべきは危険物(原発) の排除だろう。 インフラの老朽化対策にしても、東京から人がいなくなれば宝の持ち腐れにならないか?  有権者は着手順位を間違えないように。

18. カッサンドラ 2014年1月25日 10:55:11 : Ais6UB4YIFV7c : 7zlbU47Gsk
 選挙は自己満足ではいけない。 自分の100パーセント支持できる候補者に入れたとしても、2位以下なったなら結局自分の反対する当選者に投票したのと同じことになってしまう。 それでも自分としては満足なのか? 結果が全然得られなくとも。 社会経験をつんだ大人なら、50パーセントしか支持できない候補者であっても、より当選する確率の高いほうに投票するのが普通ではないか。 獲物を持って帰れない狩人は、家長としては認められないから。 選挙とは、自分の意思と反対者の意思との戦いだ。 勝つか負けるかのどっちかしかない。 善戦したなどというのは、所詮自分への慰めの言葉に過ぎない。

19. カッサンドラ 2014年1月26日 11:15:05 : Ais6UB4YIFV7c : IanDpFU7gs
 同じ裏切る(公約破棄) にしてもどこで裏切るか分からない政党よりも、分かれ道でどっちを選択するかが読める政党に、また日本は復帰したわけだ。 予め心の準備ができるし、事前対策も立てやすいから。

 この推論で行けば、都知事選の某候補者の公約が最もストレートで 「何をやらかすか?」 が極度に予測しやすい。 こういう人をまた東京都民は選ぶのかな?  怖いもの見たさだろうか。 福島県の出身というのがなんとも因縁じみているが。


20. カッサンドラ 2014年1月26日 13:41:14 : Ais6UB4YIFV7c : e0DnzInn3A
 「周りの人は、はたして反原発の候補者に入れるのだろうか?」 などと迷っていても始まらない。 他人が誰に投票するかなど開票結果を見るまでは分からないのだから、自分の信ずる候補に投票すればいいのだ。 ただ、反原発候補が軒並み敗れると 「東京都民1000万人が再稼動には賛成だ」 との勝利宣言が始まるのは間違いない。 事実とは違っていようが、選挙に勝つとはそういうことだ。 2位以下はもはや 「いなかった候補者」 と同じなのだ。

21. カッサンドラ 2014年1月26日 14:27:26 : Ais6UB4YIFV7c : QyC3shODcQ
 あれもこれもと公約で約束していると、その候補者を論破するのは難しい。 ある意味 「ヌエ」 と戦うようなものだから。 しかし公約は発表してしまえば動かせないが、発言がコロコロ変わり何を考えているか判らぬ候補者はもっと叩きづらい。 そんな候補者は最初から問題外としてしまえば、おちついて議論できるのだが。

 保育所は誰が知事になっても、足りないままでいいとは言えないだろう。 でないと、東京都から女性と子供の県外移住が始まる。 そうなれば父ちゃんの東京単身赴任者が残るだけだ。 またインフラの補修を怠っていれば、東京都では車の利用が確実に減るだろうし、車そのものが不要となってくるのではないか。 そうなれば都内に食料と燃料が入って来にくくなるだろう。 だからこれも、誰が知事になってもやらないわけにはいかない。

 そんな 「誰が知事になってもやらなければならない事」 で候補者をあれこれ選んでみてもしょうがない。 「そんなものはやる必要がない!」 と演説会で力説する候補者がいれば別だが。


22. カッサンドラ 2014年1月27日 14:45:48 : Ais6UB4YIFV7c : r1CE0m4Zow
 仮に原発が事故に対して安全なものだったにしても、元自衛隊の航空幕僚長が日本を取り巻く50数基の 「ダイナマイト腹巻」 について何も言及しないのはおかしい。 日本の安全性を考えれば、2〜3基を攻撃されただけで国土のかなりの部分が無人になり、核爆弾よりも効果が長持ちするのに。 しかも攻撃がたやすいとしたら、真っ先に原発を撤去するのが防衛論争のスタートだろう。 東京には原発がないから、その話は控えているのか?

 現在原発はすべて止まっているが、それでも危険性に変わりはない。 爆発した福島第一原発にしても、緊急炉心停止装置が作動して一度は原子炉が 「停止した」 のだから。 それでも長大な冷却用配管が、地震や故意の爆破で破損すれば結果はみな同じことになる。 核燃料を冷したくとも冷せない事態になるのだ。

 こんな簡単なことが福島県民には知らされなかった。 「こういう扱いは危険です」 と電気製品のマニュアルには冒頭に必ず書いてあるのに。


23. カッサンドラ 2014年1月27日 17:26:33 : Ais6UB4YIFV7c : IdtwI4hLv2
 元航空幕僚長はアメリカに頼らない独自の防衛思想を持っていると聞くが、もし 「アメリカの核の傘はいらない」 と言った瞬間原発の燃料は入ってこなくなる恐れがある。 核保有国はインドの二の舞は御免だと考えるだろうから。 星の屑のような小惑星に探査船を命中させ地球まで帰ってこさせる能力が証明された現在、そのような国に多量のウランやプルトニウムを置いておくのは危険だと、誰もが考えるだろう。 首相があのような調子ではなおさらのこと。

 最近アメリカから 「過去に貸したプルトニウムを返せ」 と言ってきたらしい。 むべなるかなと思った。 同盟国のアメリカでさえ何とかに刃物は危ない、と考えるようになったのか?  先に戻って、独自の防衛論を推し進めるなら早晩原子力発電は休業状態に追い込まれる。 であれば尚のこと再生可能エネルギーを早急に模索すべきではないのか。 エネルギーのないところに、国土防衛など成り立たない。 まさかだから 「もんじゅ」 にしがみついてるんじゃないだろうな?


24. カッサンドラ 2014年1月28日 10:07:18 : Ais6UB4YIFV7c : r1CE0m4Zow
 「貸与したプルトニウムの現在の残量はいくらか?」 とか 「日本のプルトニウムの管理状況はどうなっているのか?」 とアメリカが聞いてきてたのなら、なるほど警告の意味もあろうかと感じるが、 「返却しろ」 と言うのは文字通り 「返せ!」 の意味であって日本語の曖昧な視点で捉えては間違いになる。 外国人のテロがまったくない日本にさえ 「原爆の材料」 は置いておけないということは、日本そのものが疑われていると考えたほうがよさそうだ。

 そのうえで、日本国が国内向けにするようにゴニョゴニョとサボタージュをやっていると、本気で 「奴は何かやるつもりだ」 と外国からレッテルを貼られる。 そうなることは経済的に見ても外交上もマイナスにしかならない。 この際 「貸与されたプルトニウムに熨斗(国内原発でできたもの) を付けて返すからよろしく」 と言ってみてはどうか?  せっかく廃品回収車が戸口まで来ているのだから利用しない手はない。 「そんな物までいらねえよ」 と言われれば仕方がない。 しかしMox燃料で再焼却やってるより手っ取り早いと思うのだが。


25. カッサンドラ 2014年1月28日 10:53:51 : Ais6UB4YIFV7c : e0DnzInn3A
 日本が原発をやめたとしても、ウラン濃縮設備が依然として稼動可能ならいつでも 「高濃縮ウラン」 を作り出せると外国は考えるだろう。 だから国内にウランを置いておくのも、国内に捨てさせるのも将来にわたり危険だ、なぜならあとは原爆にしか利用価値はない代物だから、と外国は考えるはずだ。 もしかすると医療用を除いて放射性物質はことごとく国外に持ち出されるかもしれない。 第二次大戦で生き残った日本の軍艦を海に沈めたように。

 とすれば現首相のタカ派的言動は、本人が意図しているかどうかは別としてクリーンな日本を取り戻す意味では役に立ちそうだ。 ためしに 「放射性物質をすべて渡すから、シェールガスを優先的に安く回してくれ」 と言ってみてはどうか。 狂人には言葉で言っても駄目だと観念すれば、あんがい交換条件に応じてくれるかもしれない。


26. カッサンドラ 2014年1月29日 11:36:36 : Ais6UB4YIFV7c : IdtwI4hLv2
 ある候補は脱原発を数多くのメニューのひとつと考えており、またある候補は槍の切っ先に脱原発を掲げている。 しかしどう考えても、脱原発を真っ先に実現しない限り残りの公約など 「受益者のいなくなってしまった政策」 になる恐れがある。

 ならば 「槍の切っ先に脱原発を掲げている候補者」 に脱原発の道筋を付けてもらい、しかる後にその他の具体的なメニューを数多く持った候補が、次期知事になっても順番としてはおかしくない。 剣道の先鋒と中堅の順番だ。 どちらにもそれぞれの役割があるのだから。 4年という任期はちょうど良いと思うのだが。


27. カッサンドラ 2014年1月29日 16:18:47 : Ais6UB4YIFV7c : 25F6XNTVV2
 あれもこれも実現してほしい気持ちは分かるが原発推進か反原発かの分かれ道でどちらを選択するかが、あとに続く政策を 「まったく意味を成さない政策」 にしてしまう恐れがあるならば、まずその危険物を除去してしまうのが行動の順序だろう。 危険物を放置しておいて保育所対策だ、インフラの補修が緊急課題だといっても、もう一度原発事故がまったく起こらないと仮定した世界での話にしかならない。

 物事には順序があるから、危険物除去を最優先に行わなければならないと気が付いたら、人力の作業員より重機のほうが速く確実で効果が高いのは誰の知るところでもあろう。 なぜ重機の搬入を躊躇するのかが分からない。


28. カッサンドラ 2014年1月30日 21:38:07 : Ais6UB4YIFV7c : glttGIfJko
 福島県の原発立地町村が、原発事故で県内の他市町村や他県に避難したあとの後日談だ。 なんでも聞くところによると避難先で病院にかかってみて、あまりの医療費請求にびっくりしたということだ。 どこでも3割負担は当たり前だと私は思っていたのだが、原発のある町村はそうでもないらしい。 つまり町村で 「嵩上げ」 してくれていたようなのだ。 住民数に比べて潤沢な町村予算を持っていれば、それも可能であろう。 全国の市町村長が望んで止まない究極の福祉政策に違いない。

 その町村が、3年たった今でも自分の土地に帰ることさえできない。 高福祉、インフラの整備において県内でも有数の町村だった所に、いつか戻りたいと考える人は半数を切っているのだ。 分かるだろうか東京都民よ、危険と隣り合わせの繁栄はいつかしっぺ返しを食らうということだ。 慎重に地盤を固めてから上に建物を築かないと、いつかその下敷きになる。 だから反原発と高福祉は実行する順番があり、間違ってはいけない。


29. カッサンドラ 2014年1月31日 08:53:28 : Ais6UB4YIFV7c : 7zlbU47Gsk
 東京都は放射能汚染の被害を被っていないと思うなら、ためしに他県に 「下水道汚泥の処理をお願いします」 と言ってみればいい。 途端に 「てめえの所で処理しろ!」 とどこからも断られるはずだ。 汚いものを見ないのは勝手だが実際にある放射性物質は原則自分のところで処理する、じゃなかったっけ?  東京都は河川の最下流部にあたるから、今後放射性物質の集積は間違っても減ることはない。

30. カッサンドラ 2014年1月31日 16:12:39 : Ais6UB4YIFV7c : aoIHrnz1Tk
 福祉の充実だけを説く者、あるいは福祉と反原発を同列で説く者、これらは原発事故の恐怖を判ってはいない者だ。 もしもまた原発事故が起これば、東京から住民が激減するのは間違いない。 東京には土地や海を生活の基盤とする者がほとんどいないからだ。

 そんな危険性を抱えていて福祉政策にだけ目を奪われるのは、餌に目が眩みその外側に待ち構える 「ネズミ捕り」 に気が付かないネズミに似ている。 一度立ち止まって大きな目で全体を見てみよう、なにがまず優先するのかを。

 福祉政策をズラリとメニューに並べる者は、 「たとえこの政策が実現できなくとも、状況が今より悪くなるわけではない」 と心のどこかで思っているかもしれない。 しかし原発政策は何もしないと(原発をやめないと)、さらに状況が悪化する可能性があることはほとんどの人が気が付いている。 やれば良くなる福祉政策とは、同列で語ってはいけないのだ。


31. カッサンドラ 2014年2月01日 16:58:25 : Ais6UB4YIFV7c : IdtwI4hLv2
 元自衛官だった東京都知事候補者が、再稼動可能な48基(6基は廃炉決定) の原発を地上に露出した 「弾薬集積庫」 となぜ見ないのだろう?  中にはまだ弾薬(燃料棒) が残ってるというのに。 また、廃炉決定した6基(福島第一原発) のうち4基については、いまだに不安定な状態にあり人が容易に近づけないのに、なぜ 「作戦終了」 のように見えるのかが不思議でしょうがない。

 この点だけに限ってみても、長いあいだ国を守る仕事に従事した人とも思えない。 もし東京都の知事に落選しても、福島県知事の候補者にだけはご遠慮願いたい。

 さらに、今すぐ原発をやめるのは非現実的だから徐々に減らしていって最後に再生可能エネルギーなりに全面的に切り替える、という主張の候補者もいる。 今現在は稼動中の原発はないからまたスイッチを入れるということだが、ひとつスイッチを入れれば連鎖的にほかの原発のスイッチも入れられるだろう。 そうなれば2年ごとに点検で休むにしても、常にどこかの原発は動いていることになる。 動いているものをやめるということは、法律の廃止や消費税率の縮小などと同じく、かなり難しいというかほとんど不可能だ。 誰でも使い慣れたものが一番使いやすいから、新しい事態はつねに敬遠される。 期限を切っても切らなくても、ズルズルと使い続けられるのは間違いない。

 だからこの候補者が少しでも 「原発は危ない」 と考えて徐々に減らす提案をしているのなら、やはり再稼動はすべきではない。 逆に 「原発は絶対に安全です」 と考えているなら、徐々に減らす提案など無意味なことだ。 末代まで原発一筋でいくと堂々と主張すればいい。 当選できるかどうかは判らぬが。


32. カッサンドラ 2014年2月02日 10:32:58 : Ais6UB4YIFV7c : aoIHrnz1Tk
 「戦争は殺されるから嫌だ」 と叫んで間違いでないのなら、「原発は爆発する危険性があるから嫌だ」 と表明してもなんらおかしいことではない。 戦争で 「貴方だけは殺されないよ」 との説得が無意味なように、原発で 「何重にも安全対策が施されているから、爆発の危険性なんて皆無だよ」 との説明もまた無意味だ。

 先の戦争では戦場にいなかった民間人が多数殺されたし、福島第一原発事故では 「地面が揺れて海水面が上昇しただけ」 で4基もの原子炉が駄目になり広い地域で人が消えた。 恐怖から逃れようとするのは動物の本能だ。 しかし人間だけが似非理論で騙される。 恐怖は比較の問題ではない。


33. 2014年2月03日 10:01:54 : 6fBmHYGVdE
原子力をエネルギー源とすることは利点がないわけじゃない。 ただし原子力、つまり核分裂反応を安全にコントロールすることが可能であることが前提条件である。 福島の原発事故の教訓は、現在の人間の力ではその安全性の保障が不可能であること、更には使用済み核燃料の安全な廃棄も、不可能であると言う事。 あらゆるフェイルセーフティーの技術を重ねても、尚その致命的な危険性を完全に除去することが出来ない。 従って原発はいかに利点があるとしても、人間が利用してはならないと言う結論となる。 その危険性は、一旦事故が起きて放射能汚染が拡大すれば、広大な面積の国土が人間にとって居住不可能となると言う事。 ここまでの話なら、もう議論の余地などあろうはずはない。 既存の原発は廃棄して撤去しなくてはならないと言う結論に至るのは当然の話であろう。 

さて、問題はそれをどのようにして実行するのかという問題に移行する。 原発の廃棄・解体・核燃料の処理などを、どのようにすれば安全に実行できるか。 残念ながら我々の持つ技術をもってしても、この原発廃棄を安全に行う事が出来ないのではないかという深刻な問題となると言う点であろう。 カッサンドラさんに伺いたいのは、この廃棄の方法である。 核燃料は、最終的には地下深くに埋めるしかないのではないのかも知れないが、燃料棒を固形化する必要があるのではないのか。 何処で、どのような方法でそれを実行するのか。 解体した原子炉等のスクラップも、放射線源となることは間違いない。 解体・廃棄にどのくらいのコストが必要なのか。 

原発の危険なことについての議論は結論が出ている。 今はどのようにしてそれを片付けるかの議論がされるべきじゃないかと思う。 言うまでもないことだと思うが、このような危険な原発を、海外に輸出するなど論外の愚行である。 狂気の所業だと言わざるを得ない。


34. カッサンドラ 2014年2月04日 09:44:45 : Ais6UB4YIFV7c : 7zlbU47Gsk
33さんへ

>残念ながら我々の持つ技術をもってしても、この原発廃棄を安全に行う事が出来ないのではないかという深刻な問題となると言う点であろう。
>カッサンドラさんに伺いたいのは、この廃棄の方法である。

 残念ながら私にはそこまで深い知識はありませんが、言えることは放射性降下物の処理は降下した都府県内で行うことと同じように、原子炉廃棄物も責任を持って日本国内で処理しなければならないと思います。 いかなる処理方法を採用したとしても、放射性廃棄物は日本国内からは出せません。 外国に押し付けるのは、今回の放射性降下物に対する他県の反応を見れば不可能と判ります。 受益者であってもそうなのですから。

>原発の危険なことについての議論は結論が出ている。
>今はどのようにしてそれを片付けるかの議論がされるべきじゃないかと思う。

 反原発論者も 「いかに片付けるかの議論」 から逃げているの感は否めません。 誰かが犠牲になる恐れが多分にあるからです。 しかしこの問題は原発推進論者でも避けて通れない関門です。 いずれにしろ使用済み核燃料はどんどん出来てくるのですから。 
ただ原発推進論者は使用済み核燃料の処理方法が確立すれば、またイケイケになるのは目に見えてます。 然るに廃炉決定はまだ福島第一原発の6基しか成されていません。 福島第二原発さえ東京電力は何も回答していないのです。

 行動の順序からいえば、残りの48基すべての廃炉を決定せずに 「いかに片付けるかの議論」 が決着すればまた原発は息を吹き返してきますから、まずは原発を敢然とやめること、その後に処理方法が決定するのが望ましいかと思います。 今からその議論を進めるのはおおいに賛成です。


35. 2014年2月04日 13:51:15 : 6fBmHYGVdE
>>カッサンドラさん。 ご丁寧なご回答に感謝。 一つ追加してご意見を伺いたいと思います。 現在停止中の原発ですが、故障した福一以外は発電こそしていないが、原子炉は稼働中の筈です。 勿論制御棒は引き上げられているから、核分裂反応も低レベルにはなっているでしょう。 併し冷却用のポンプは作動させているので、使用済み燃料の冷却を含めて稼働中と同じ状況にあると思います。 これらの原子力発電所をすべて廃棄するとしても、燃料棒の排気保管場所の建設を含めて、途方もない費用が必要になります。 廃棄完成までの時間も、相当な長期間になる。 現在の経済・財政にとって、その負担に耐えられるものかどうか。 

以下は私の個人的な提案ですが、お聞きいただければ幸いです。

1) 現在稼働休止中の原発のうち、福一と同じ設計による旧式の沸騰水型原発    は、このまま運転を停止させ、燃料棒の引き抜きと埋設処理を行う。 埋設   場所は北海道の炭鉱跡地に建設する。
2) 比較的新型の原発は、非常用電源の確保や耐震性の増高などを行い、安全が   確認されれば発電事業を再開させる。
3) 原発事業は全て国営とし、一括して管理する。 廃棄事業も国営事業にて行   うものとする。 
4) 最終的には全ての原発を廃棄する方針であることを明記した国会決議を法制   化すること。

以上です。


36. カッサンドラ 2014年2月04日 14:49:18 : Ais6UB4YIFV7c : yyMh2dXANk
35さんへ
 かなり具体的な提案を考えているのですね。 ちなみに 「炭鉱跡地」 をいうなら、北海道まで運ばなくともいわき市には 「常磐炭鉱」 の坑道が蓋をされていくらでもあります。 確かすべてを砂で充填はしていないでしょうから、「福一」 の処理には最適かと思います。 関東圏の目と鼻の先ではありますが。

 冗談はさておき、貴方は 「途方もない費用」 を心配して徐々に原発を収束させる案を提示してますが、いったん動き出した原発を 『最終的には全ての原発を廃棄する方針であることを明記した国会決議を法制化する』 ことなどできるでしょうか?  もしできるとすれば、それはもう一度原発が重大なトラブルを起こした時しかありません。 貴方はそうなってほしいですか?

 廃炉作業には金がかかるのは誰しもが考えることです。 しかし使った費用は誰かが受け取っているのです。 ドブにただ捨ててる訳ではありません。 いざとなったら日本を捨てる覚悟があれば別ですが、私は国が全力をあげて廃炉作業を推進してほしいと考えています。 最終処理場が見つからないから始められないと言うなら、福島県で放射性降下物の処理でおなじみの、「中間貯蔵施設」 でも造ればいいのです。 最後が決まらないから始められないなどという言い訳は、放射能が頭上に漂ってきた時に通用するでしょうか。 だいたいいま現在1基も動いてなくて停電も起こっていないのに、なぜあえて動かす必要があるのですか?


37. 2014年2月04日 22:14:09 : 6fBmHYGVdE
>>カッサンドラさん。 見積もりを出したわけではありませんが、廃棄にする為の費用を仮に1基当たり2000億円とすれば、54基合計で100兆円余と言う事になります。 何だ、その位で出来るのかと言われるでしょうが、その外に燃料棒の廃棄場所の建設費用が掛かります。 土地の収用代金の外、自治体と周辺の住民に対する補償費をどれくらい出せば良いのか見当が付きかねますが、運送費なども含めて総計100兆円くらいは必要になるでしょう。 何も一時にやる訳じゃないから(一時には出来ない)、30年間の継続事業でやるとすれば、年間予算は単純計算なら約7兆円と言う事になります。 国営事業でやるとすれば、当然国会での審議と議決が必要でしょう。 場合によっては、国民投票をやる必要があるのではないでしょうか。

廃棄場所を北海道の炭鉱跡地と申し上げたのは、比較的地質が安定していて、大地震などが少ないと思われるのと、周辺の人口が多少は少ないと言う点を考えたわけです。 福島に近い常磐炭鉱跡地では、再度大規模な地震に見舞われてはと考えた次第です。 

年間費用が7兆円で可能かどうかは精密な見積もりが必要ですが、強欲な人間もいることを考えると、それに便乗するものも出てくるから難しいのではないかと思っています。 便乗する投機を防ぐためにも、国民投票によっての議決が宜しかろうと思います。

古いものから先に廃棄し、その間は比較的安全性の高いと思われるもの発電事業を経緯属させると申し上げたのは、その売電による利益を費用に充てることを感が手のことです。 どの道廃棄するものですから、そのような配慮は不要とお考えになるのは当然ですが、年間7兆円という巨額を30年間継続する負担を軽減できるかと思う次第です。

廃棄場所についてですが、海外を考えるのもあり得ないものではないと思います。 例えば、千島列島やアリューシャンの島を買い取ることも、全く不可能とは思いません。 ただ、現在の様な状況では非常に困難だと考えます。

以上が私の個人的な考えですが、如何なものでしょうか。 尚、原発に代わる電力として、地熱発電が有望だと考えている次第です。


38. カッサンドラ 2014年2月05日 10:08:11 : Ais6UB4YIFV7c : wR2dEe5iL6
37さんへ
 不発弾の処理は住民を避難させても最優先で行うのに、それよりも危険性の高い原発は懐を見ながらダラダラと処理してゆくという考え方に賛成はできません。 現在の国家予算にシーリングをかけてでも費用を捻出して処理を行う、その覚悟が必要だと思います。

 私は今回の原発事故で、原子力発電所が容易に爆発しうることを学びました。 「比較的安全性の高いと思われるもの」 と言われますが、長大な冷却用配管が一部でも破断すれば皆一様に原子炉は冷せなくなります。 また電源が喪失しても同じことです。 比較的地震の揺れに強い原発はあるでしょうが、テロやミサイル攻撃に対しては皆 「核爆弾」 でしかありません。

>千島列島やアリューシャンの島を買い取ることも・・・
 自分で出したゴミを他に押し付ける視点は、まさに東京都と福島県の構図とそっくりですね。 これは日本が背負わなければならない問題です。 安易に外国へなどというべきではありません。 それから言えば、常磐炭鉱を外して北海道の炭鉱に埋設する案も、貴方が西のほうの方ではないかと疑われますが。 九州福岡にはかつて三池炭鉱がありました。 ここは検討なさったのでしょうか?  富士山麓には風洞がいっぱいあるそうですよ。 東京都に廃線になった地下鉄はないのでしょうか?

>原発に代わる電力として、地熱発電が有望だと考えている次第です。
 地熱発電は福島県でも柳津町で古くから稼動しています。 しかし現実的な貴方なら、ガスを使った火力発電が比較的ましだと言うと思いましたが。


39. 2014年2月05日 12:57:16 : 6fBmHYGVdE
>>カッサンドラさん。 西の方と言うと北九州ですね。 炭鉱島を利用すると言う手もありますね。 でも矢張り周辺人口が多いのじゃないかな。 アリューシャンか千島と思ったのは、ほかの国でも同じような問題を抱えていることを考えての話です。 地球上での話だから、激烈な地震が起きて破壊されれば危険が周辺に及ぶことは避けられない。 あと予算をつけて順番にと言う話ですが、実際問題として考えると、どうしても一時に全部出来るとは思えない。 悠長なと言われますが、出来る話じゃなければただのお話だけになってしまう。 そうは思われませんか?

40. カッサンドラ 2014年2月05日 17:33:11 : Ais6UB4YIFV7c : yyMh2dXANk
 一度に全部やれとは私も言っていません。 54基もあるわけですからある程度長期戦になるのは分かっています。 ただ貴方と違うところは、止まっている原発をまた稼動させるかさせないかの部分です。 止まっているのを動かさせないのと、動いているのを止めるのでは困難さが格段に違います。 金がないからまた原発で稼いで・・・などということが許されない事態になっている今、政府も国民も覚悟を決めるべき時だと言っているのです。

それから
>炭鉱島を利用すると言う手もありますね。
>でも矢張り周辺人口が多いのじゃないかな。
 貴方は本気で考えていますか?  炭鉱島(軍艦島)には人なんぞ住んでいませんよ。 それでは貴方は、北海道には人は住んでいないとお考えですか?  例えば夕張市は今や炭鉱の廃墟しか残っていないとお考えですか、叱られますよ住民に。 私にも廃棄場所はここだという案は浮かびませんが、一ケ所に集めたほうが地震にあう確率やテロの危険性は減少すると思います、なんといっても警護しやすいですから。

 それから風向きのことを考えれば、日本の東よりのほうがベターでしょうね。 西半分にあんなに原発を作るなんてことがそもそも気違い沙汰です。 最初の大事故が福島第一原発だったのが不幸中の幸いだと私も思っています。 それから考えれば、東京は浜岡原発と東海原発の挟み撃ちにあっているといえます。 二つ同時に事故れば西風が吹いていようと東風であろうと、東京都心部は間違いなく放射能のシャワーを浴びることになります。 逃れる道は北しかありません。 そこに柏崎刈羽原発など稼動していいのでしょうか?


41. カッサンドラ 2014年2月06日 10:07:47 : Ais6UB4YIFV7c : 8uwuPwSA1g
 定期預金を一ケ所に集中すべきかそれとも数ケ所に分散すべきか?  これはペイオフ実施時の議論であるが、1000万円ずつ数ケ所に分散すれば元本は確保できるが、倒産に遭遇する危険性はこれまた増える。 さらに1000万円を超える預金は返ってこない恐れが数倍に増えるということでもあればどうすべきか? ・・・などとそんな金もないのに思考実験をした経験はないだろうか?

 いま現在原発54基は動いていないが、核燃料棒はそれぞれの原子炉の中や貯蔵プールの中などに保管されている。 つまり分散投資されているということだ。 これは災害時やテロなどの危険性もまた分散されているということに他ならない。 しかも分散しているからといって被害が最小になるというものでもない。

 ならば使用済みもそうでないのも核燃料は一ケ所に集めたほうがいいのでは、という意見も当然起こってくるだろう。 例えば地震にあう確率は54分の1に減るのだし、テロの警護でも1ケ所でことは済む。 しかもどこであれ日本国内にその場所は求めなければならないとしたら。 最初の候補に挙がるのはたぶん 「いま人が住めなくなっている地域」 だろう、福島第一原発の周辺である。 人が住んでいないのだから、立ち退きの問題はないに等しい。

 しかし福島県の海岸に核燃料を集積して、もしまた地震があったとかテロで破壊されたとかで爆発があり東風が吹いていれば、今度は中部地域あたりまでは人が住めなくなるのではないか?  つまり 「放射性物質が自分の周辺に置かれてない」 とはいっても、危険度はさして変わりはない。 要はいかに堅固な貯蔵施設を建設するかだろう。 「どんなものでもいずれ壊れるじゃないか」 それを言ったらピラミッドでも10万年後には砂で磨耗してしまうだろう。 絶対に壊れない貯蔵施設などというのは、始めから虫がいい要求なのだ。

 なんとも厄介な問題だ。 だからといって厄介だから見ないでおこうというのは、無責任を通り越して犯罪である。 解決策を持たないまま前へ進もうというのは、賢明な人間のすることではない。 どんな動物でも危険を察知したなら、動きを止めて方向を転換する。 いま思いつかなくとも、考えることをやめてはいけない。


42. taked4700 2014年2月06日 21:37:24 : 9XFNe/BiX575U : DF7ymh9L5k
>>37

>見積もりを出したわけではありませんが、廃棄にする為の費用を仮に1基当たり2000億円とすれば、54基合計で100兆円余と言う事になります。 何だ、その位で出来るのかと言われるでしょうが、その外に燃料棒の廃棄場所の建設費用が掛かります。 土地の収用代金の外、自治体と周辺の住民に対する補償費をどれくらい出せば良いのか見当が付きかねますが、運送費なども含めて総計100兆円くらいは必要になるでしょう。 何も一時にやる訳じゃないから(一時には出来ない)、30年間の継続事業でやるとすれば、年間予算は単純計算なら約7兆円と言う事になります。

単なる勘違いであると思いますが、多少金額が多いので指摘をさせて頂きます。

>1基当たり2000億円とすれば、54基合計で100兆円余

ではなくて、54基であれば10兆8000億円です。

また、

>土地の収用代金の外、自治体と周辺の住民に対する補償費をどれくらい出せば良いのか見当が付きかねますが、運送費なども含めて総計100兆円

も多分かなり過大です。日本の原子力発電所の数を20か所、一か所あたりの周辺住人の数を25万人と仮定すると、合計500万人となります。一人あたりの財産の補償として1千万円を払うとして、50兆円です。

>30年間の継続事業でやるとすれば、年間予算は単純計算なら約7兆円

原発廃炉費用を一基2000億円とすれば、周辺住民への補償も入れて、総計100兆円もあれば十分にできることになり、30年計画なら単年度で4兆円以下です。

ただし、多分、事故が起こっていない正常な状況で廃炉になった原子炉でも、1基の廃炉費用は2000億円では済まないのではと考えています。

***********************

カッサンドラさんのコメント、非常に勉強になりました。特に、コメント15はとても興味深く読ませていただきました。



43. カッサンドラ 2014年2月06日 22:42:53 : Ais6UB4YIFV7c : yyMh2dXANk
 「何とかなるさ」 で突っ走ってきたのが原子力発電だった。 高速増殖炉で燃やそうがMox燃料で再燃焼させようが、依然として放射能はなくならないのに。 最終的に安全なゴミにする方法が見つからないのだ。 それで 「だったら埋めちまえ!」 が世界各国の趨勢になっているようだが、埋めちまって目の前からなくなればそれで安心とはいかないのだ。

 確かに地上の漏れ出る放射能は遮断できるかもしれない。 しかし地下で何が起こっているかは地上では判らなくなる。 容器に亀裂が入り地下水に浸されてその地下水が・・・、が監視できるのか?  地下水は最終的には海へとたどり着く。 その実例は現在福島第一原発で見ている通りだ。 地下水のない地盤など日本にはどこにもない。 年間に1600ミリメートルもの降水量がある我が国だから。

 だから地下深く埋めてしまう方法は安全ではない。 映画「フラガール」で有名になったハワイアン・センターも、常磐炭鉱に噴出する困りものの熱水を逆に利用する起死回生の一手だったのだ。 しかも当然ながら坑道の回りは石炭だ。 使用済み核燃料の発熱で自然発火しないだろうか?  ということも考える必要がある。

 「水に流す」 式の発想で目の前から消せれば安心だという日本的な解決方法は、こと放射能に関しては通用しない。 誰かがババを引かなければならないのだから。 伊勢神宮のように、貯蔵施設を何十年かおきに建て替えるぐらいの覚悟が必要になると思う。 近視眼の日本人だが、それに踏み切ってもらいたい。 実例は出雲大社や伊勢神宮とかであるのだから。 そのためには、これ以上核のゴミを増やさないこと。 いくら鷹揚でも、建物が増殖するのは耐えられないだろう。


taked4700さんへ
 やっぱりネットは共同作業だと思いました。 誰かが私のコメントを掘り下げてくれればと思います。 ありがとう。


44. カッサンドラ 2014年2月07日 14:22:45 : Ais6UB4YIFV7c : gVjL3ax6tQ
 国内での処分場の適地を考えてみる。 条件は、風向き、事故の対応、使用済み燃料の搬入のみで、そこの地域の住民については一切考えない。 従って不完全な考察であるのは百も承知である。 最初から完璧を狙っていると、議論は一歩も進まないから。

 さて風向きからいえば、回りに住宅地などないほうが良い。 一番いいのは回りがすべて海なのは最高だ、風はあらゆる方向に吹くから。 すると四方が海なのは離れ小島しかない。 では事故後の対応も加味するとどうか?

 離れ小島には船か飛行機で行くしかない。 従って津波で港が破壊されれば、あるいは地震で空港が使い物にならなくなったら、最終処分地は孤立する。 福島第一原発事故で目にした高圧放水車などはとても駆け付けられない。 だから陸路は最低一本はなくてはならない、たとえ廃棄物の搬入は船で行おうとも。

 では三方が海の半島の先っぽのような所はどうか?  今回の限られた条件なら満足する。 しかし房総半島や下北半島のような所は、まだ対岸に人が住んでいる。 日本の隅っこの半島がベターだろう。 そうなると数は限られてくる。 大隈半島や能登半島は除外せざるを得ない、まだ対岸が近い。 残るのは知床半島と宗谷岬ぐらいだろうか。

 廃棄物の搬入は海路がベターであると思う。 陸路は全国54基の原発からの輸送を考えれば、事故の危険性が高い。 船なら大量に積めるし、警護も護衛艦が伴走すれば済む。 なんといっても日本の原発は全部海岸に建っているのだから。

 さて、示したのは限られた条件での絞り込みの一例だ。 このように決まるとは私も思っていない。 しかしこれらの条件を無視して 「政治的に」 決まるとも思いたくない。


45. カッサンドラ 2014年2月07日 17:54:43 : Ais6UB4YIFV7c : aoIHrnz1Tk
 現在人の立ち入ることができない福島第一原発の周辺に、「使用済み核燃料の貯蔵施設を建てたらよかろう」 という意見があるのは私も知っている。 「どうせ人は近寄れやしないんだから」 という半ば他人事の考えとも推察するが。 それでは仮にその地点に処分場を建設するとして考察してみよう。

 現在もあるいは数十年先も放射線防護服なしでは立ち入れない地域に、大規模な建築土木工事が可能かという問題が最初に浮かぶ。 原発事故現場で働く作業員は線量計を付けていて、許容被曝線量を越したら交代しなければならない。 これが大規模工事ともなれば膨大な 「延べ人員」 が必要になってくるのは、誰が考えても分かる話だ。 それでなくとも若年労働者が減っている状況で、はたしてそれは可能なのか?

 もし十年後、二十年後には防護服は要らなくなるという予測(願望)がもし当たった場合、今度はもともとの住民がそこに帰ってくるのを 「何を根拠に」 阻むのか。 人が近寄れないからそこに決定したのに、工事が始まる頃には作業員が作業服のみで動き回れるとしたら、それこそ矛盾した話だ。 どちらかが間違っていることになる。 つまり建設予定地の条件としては申し分ないが建設作業環境は最悪だ、ということだ。

 それにはまず高放射能汚染地帯の国の除染能力を判定してからでないと、手を上げる土木業者は皆無だろう。 危険な現場に人材を送り込んで、みすみす一定期間使い物にできなくするのは嫌だろうから。 もし完成にこぎつけたとしても、廃棄物搬入業者が近寄りはするまい。 かつて福島県の県境でUターンして帰った輸送トラックと同じように。


46. 2014年2月12日 18:03:53 : 4y7HUwtwEE
カッサンドラって、ものすごく人柄が悪いジジイですね。
こんな人間には誰も関わりたくないでしょう (笑)

47. 2014年2月19日 18:08:13 : YvWGm1F5Hw
>46. 2014年2月12日 18:03:53 : 4y7HUwtwEE
>カッサンドラって、ものすごく人柄が悪いジジイですね。
>こんな人間には誰も関わりたくないでしょう (笑)

人柄が悪いというのはどこがどのように?
持論をもうすこし展開してくれませんか?

それはそうとして、カッサンドラとかいう人があたまが悪いことがこれまでの文章で歴然としてしまった。
このひとには特定秘密保護法なら特定秘密保護法の核心がなにかがさっぱりわかっていない。
おそらく洞察力もなにもないのだろう。
ま、46氏のいうようにまともなあたまをしていたら、こんなひどい文章はかかないだろうしね。
失礼だが阿修羅にまともな論客はあまりいない。いたとしてもほとんど書かない。
なぜなら書いてもちゃんと評価できるものがほとんどいないからだ。


48. カッサンドラ 2014年2月23日 11:25:40 : Ais6UB4YIFV7c : IdtwI4hLv2
45の続き

 また施設が完成したとしても、そこの管理事務所に赴任を希望する者などいるのか?  空間放射線量が毎時何十マイクロシーベルトもある地域の管理事務所に三年間も勤務しようとするのは、それこそ「特攻隊員」でしかない。 耐放射線用の宇宙服でも着せて毎日通勤させるのか?  かの国でさえ、広大な汚染地域を核処分場には使用しなかったのに。


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