気持ち悪いなあ。カイシャって。不気味というか。皆様のカイシャへのイメージってどうでしょうか。カイシャが楽しくて楽しくてしょうがない、なんて御仁はいらっしゃるでしょうか。

そりゃいるでしょうなあ。だってさ、コルホーズ、ソフホーズでも労働英雄が60年代まではバリバリだったんだから。

ジャパンだって、70年代まではこのままカイシャの発展はアメリカのカリフォルニアの青い空の如く欧米並の明るい未来に連れていってくれると多くの労働者が考えていたんだから。

でも80年代ぐらいからカイシャの勢いは衰えてきて、バブルで凋落は決定的と相成りました。

はい。でもこの板の初老の学生運動華やかしき時代からの青年は荒野を目指せとか深夜特急世代の先輩親父さん達に聞きたいんだが、ジャパン経済の発展の趨勢は別として特に学生期から就職にいたる期間、高度成長期から日本資本主義というより日本カイシャ社会へ溶解していく過程の自己喪失感と自我を投げ捨てるような不気味感が社会全体に暗幕のように覆っていなかったか。

それは資本主義社会はいうまでもなく、世界全体がそんなもんだと考えていなかったか。

しかし、ガキでもネットやBSやらを通して海外情報に身近に接する時代と相成り、どうやら、我等がジャパン社会が自由主義社会というより遥かにソ連等の社会主義社会や中世の封建的社会にちかいことが覆うべくもなくあらわになってきつつある。

そうです。我々の高度成長期からの抑圧感は自らが落ちこぼれではなく、特殊社会に生きる一般人の素朴な感情だったのです。

この続きは、その2にて。バイナラ。 　

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