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「生業返せ、地域を返せ」 原状回復求め福島住民らが東電と国を提訴 (田中龍作ジャーナル) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/209.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 2 月 08 日 21:28:00: igsppGRN/E9PQ
 

大漁旗は「福島の豊かな海を返せ」の訴えを込め持ち込んだ。=8日、千代田区 写真:田中撮影=


「生業返せ、地域を返せ」 原状回復求め福島住民らが東電と国を提訴
http://tanakaryusaku.jp/2013/02/0006646
2013年2月8日 20:42 田中龍作ジャーナル


 原発事故により住み慣れた地を離れざるを得なかった福島の住民らが、東電と国を相手どり「元の状態に戻してほしい」と原状回復を求める裁判を福島地裁に起こす。提訴は3月11日だ。

 原告は350人(2月8日現在)。うち約300人は福島県出身者で、さらにうち200人が福島県在住者(20キロ圏内、30キロ圏内から圏外に避難)。

 訴状(案)によると、東電と国は空間線量が毎時0・04マイクロシーベルト(自然の大地からの放射線量)以下になるまで住民一人当たりにつき毎月5万円を払えなどとしている。

 訴訟を貫くのは損害賠償ではなく原状回復だ。原告団の大半を占めるのは今なお福島県内に住む人たちだ。原告団事務局長の馬奈木厳太郎弁護士は「現地にいる人達の被害を東電と国に認めさせることにより、自主避難の正当性を証明したい」と話す。

久保田美奈穂さんと紺野重秋さん。終始険しい表情だった。=写真:田中撮影=
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/2013/02/93da038fa69494c75f9a8de25e289230.jpg


 原告団はきょう午後、都内で記者会見を開いた。浪江町から福島市に避難している紺野重秋さん(74歳)は次のように話した―

 「事故前の放射線量に戻し生業が成り立つ町にして返してほしい。放射能があってもなくても政府は(人々を)地域に帰そうとしている。とんでもねえ。放射能と人間は共存できねえ。原発を一日も早くなくして、原発ゼロの地域を作ってほしい」。

 事故当時南相馬市に住んでいた金子正子さん(60歳)は、80代の夫の兄夫婦を連れて相馬市に避難した。「原発を後世に残したくない。子や孫を連れて帰って来れない故郷になった。お金で済まされる問題ではない。子や孫が安心して暮らせるようにして返してほしい」。金子さんは切々と訴えた。

 福島に隣接する茨城県から子供を連れて沖縄に避難した母親もいる。久保田美奈穂さん(34歳)だ。最近二人(8歳と2歳)の子供が甲状腺検査を受けたところ異常が見つかった。

 「なんで東電が起こした事故で普通の人達が苦しまなければならないのか。言いたいことは山ほどある。敵は大きいが、皆で立ち向かって変えてゆきたい」。久保田さんは幾度も声を詰まらせた。

 原子力損害賠償紛争審査会の判定は遅々として進まず、被災住民の困窮は深まる一方である。それでいて政府は住民をできるだけ早く帰還させて補償を打ち切る構えだ。

 故郷を事故前の姿に戻す原状回復こそ、住民の最も根源的な訴えではないだろうか。

 弁護団によれば、森などが近くにあり除染が困難な地域については別立てで訴訟を起こす方針だ。

《文・田中龍作 / 諏訪都》


 

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コメント
 
01. 2013年2月08日 22:25:03 : vgQVMWdybs
 原状回復は絶対無理→一大公共事業として、日本の最先端技術を駆使した巨大ドームを幾つも作り、その中で生活しながら、米や野菜、家畜の飼育などの農耕をすべき。

02. 2013年2月08日 22:42:33 : 75TI5IAVLw
01さんのアイデアは面白いと思います。SFのよう。しかし土壌が汚染されているので、巨大ドームは地上数十メートルの高さのピロティー式?
私は、汚染地帯にドームを作るよりもやはり、汚染されていない新天地に新しい街や村や農地をつくったほうが良いと思います。汚染地帯は原始の森に還すのです。

03. 2013年2月08日 23:11:05 : 7oSKGju5kA
最早日本はリアルサイバーパンクの渦中に在るんだ。
嫌な方向でSFの世界にまた時代が追いついてしまった。
悲しい哉>>01-02氏の様な事も有意義なアイディアの一端となって居る。
もっと沢山あって良い。 ハードSFな発想が切り開く未来に賭けたい。

 

原子力ファンタジーはゴミ箱行きで参りましょう。


04. hirame121 2013年2月08日 23:15:28 : XWawJXsz74hEM : CTm19kVHCg
今から120年前、奈良県十津川村が台風と集中豪雨によって、村が壊滅的被害を受けました、
そのとき村民全員で北海道開拓に、コミュニティーごと移転しました。
でも今の日本にそれほどの土地は残っているのでしょうか?
もう新天地などは、シベリアに行くか再度満州開拓を目指して、覇権国家になるしかないようですね。

05. 2013年2月08日 23:15:44 : G9G4xoGA2o
1.巨大ドームは福一をを覆うように作るべき
2.提訴は原子力安全委員会に委員も訴えるべき
3.安倍総理もシヴィアアクシデントは起こらないと言っていたんだから安倍総理も訴えるべき

06. 2013年2月09日 06:36:30 : txKoq6KBVw
ロシアは国家予算12年分を使って一週間でチェルノブイリをコンクリート詰めにした。日本中がど貧乏になっても福島は廃炉にしなければならない。まだ話し合いすらされてもないけど。

07. 2013年2月09日 08:34:31 : PKGkYtkLoA
対応が遅すぎる。
泣き寝入りかと思っていた。
すっかり国の方針が被爆者切捨てで決まって、再稼動、核汚染拡散、原発推進で方向性が決まってしまってからでは裁判所も国策裁判所の本性を丸出しに、国の方向性に従った裁定を下すであろう。
 裁判には、今更成果は期待できない。
 本訴は別にして仮処分やらもっと早期に打ち出す手立てがあったはずである。
 完全に取り残されてしまった。

08. 2013年2月09日 09:35:44 : xWgmFzW5FY
ラジオ番組で、福島県の青年が豪州で米作りを始めた話をしていた。
この青年は豪州に住んでいたが、将来の計画として米作りを考えた。
実家が福島で農家をしていたので、ここで米作りのノウハウを学んだ。

そこに震災とフクイチの事故を経験した。

豪州に移住した場所は、サトウキビ畑だった所だ。
サトウキビは沢山の水を必要とするので、米作りにも適している。
ここは年に4回米が収穫できるそうです。

これを見ていた周辺のサトウキビ畑の農園主が、青年の所に来て
「畑を貸すから米作りを教えてくれ」と来たそうです。

日本国内にも栃木県と同じくらいの耕作放棄地があるそうです。
愛知県より西の地方に、ためしに来てはどうでしょうか。


09. 2013年2月09日 09:53:37 : 2EHpDo5V9E
核の拡散は、欧米でも中国でも朝鮮列島でも、他人事ではない。
人類の解決されるべき、するべき問題、課題。
自分が、どこに存在し、そこで、どの、どのような位置にいるのか。
性悪説教団のような、嘘や出鱈目を生業にするもののような語り草は大嘘。
いつでもどこでも誰でも、即時核非拡散、即時核隔離・閉じ込め、即時核廃絶。
特に、広島、長崎、福一の日本では、社会科学的、理科科学的常識。
一部の傀儡、狂人、殺人鬼、詐欺師、カルト教団を除き。

10. 2013年2月09日 12:14:25 : 7TwXJGF6OQ
>>01 vgQVMWdybs さん
ふざけて書いているんでしょうが、巨大ドームを幾つも作っても中の土は放射能でもうどうにもなりません、そんな金を懸けるくらいなら被害者救済に使うべき。

東電を整理した金で被害者は他の土地で新しく出直すべき。

原発を推進してきた自民党も、2006年に日本の原発は全電源喪失などは起こらないから何の手だても講じる考えは無いと答弁した当時の安倍総理も、原発を推進する為にごちゃごちゃ言ってきた勝間和代もその他の原発推進発言メディアもTVに露出して原発を推進発言してきた人は全部訴えられるべき。
それらの人はみんな全財産をなげうって被害者救済をすべき。
廃炉費用を出すべき!

彼らは金ならいくらでも持ってるよ。
言った事の責任を取らせろ!


11. 2013年2月09日 17:58:27 : 3WeQLyRQrU
阿修羅も最近おかしいですね。
初めての拍手でも、「連続拍手をおやめください」が、よく出るようになった。
都合の悪い記事のランキングを上げないようにするための仕掛けなのか?
最近おもしろい記事が上位に無いのはそのせいか?

12. 2013年2月09日 18:35:29 : 4gD89heiRo
福島の原状復帰は無理だろう。
政府もはっきり言うべきだ。

十分な補償の下、移住しか方法は無い。
(原発で優遇されていた人は、それなりに調整ありだが・・・)

過疎化で地方は人口が減っている、
移住先は日本中いたる所にある。


13. 2013年2月09日 20:55:02 : k7hApNv6yg
外の土地に集団移住するのが最もまともな手段。

日本中の田舎が過疎地になり残るは高齢者ばかりになりつつある。その中には新住民を待望している地域も多い。

そこへ地域の家族が集団で移住し生活をするのがいいだろう。そのために必要な資金は税金から出してもよい。農林業で水産加工で経験を持つ働き手もいる。効果の全くない除染事業など金をドブへ捨てるようなもの。

原子力発電所を誘致したとき無駄な箱ものを作った事業に使った金よりはるかに有効だ。


14. Panbet 2013年2月10日 03:14:52 : 4eawpyhzNkpGg : TzNzuHXMvE

福島県民を主とする原告団を強く応援するつもりだが、あえて一言。原発利権に首までつかり、全国に原発を五十四基も作り続けてきた極悪の元凶自民党を、超A級戦犯として名指しで糾弾すべきだ。もしそれをやらなければ、応援しかねる。

15. tomodachi 2013年2月20日 22:52:33 : Oe9q86iqFqGkQ : b7MlZNzylw
07さん

>すっかり国の方針が被爆者切捨てで決まって、再稼動、核汚染拡散、原発推進で方向性が決まってしまってからでは裁判所も国策裁判所の本性を丸出しに、国の方向性に従った裁定を下すであろう。
裁判には、今更成果は期待できない。

たとえそうであっても、この裁判は二次、三次と原告を増やして行くそうなので、原告の範囲が首都圏まで広がれば私は意味があると思います。

棄民されても被害者たちはそれぞれの地で生活をしているわけだし、「原発事故の被害は福島だけでは
ない」ということが原告の広がりによって明らかになるだけでも私はいいと思っています。東京や神奈川は大丈夫って感覚が根強く世間にはあります。

いまだに初期被曝から逃れたこと、その後の内部被曝を避けるために東日本から移住したことに対して家族などから不当な扱いを受けている移住者がたくさんいる現実があります。被曝によって健康被害が起きていることさえ「仮病」「ストレス」「気のせい」と自分の身内に信じてもらえなかったり。

この裁判は個別の具体的賠償を求めるものではなく、全体の救済の制度化をみすえた「公害訴訟」。国策として原発推進してきた国の加害責任をはっきりさせるための裁判。今後また原子力事故が起こった時のためにも、必要な戦いだと思う。


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