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子供の甲状腺検査、長崎など3市の結果が福島県と同じの疑問
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/595.html
投稿者 taked4700 日時 2013 年 3 月 09 日 04:32:47: 9XFNe/BiX575U
 

<font size='4' color="#00084">子供の甲状腺検査、長崎など3市の結果が福島県と同じの疑問

福島県外3県における甲状腺有所見率調査結果(速報)について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16419
によると、福島県での子供の甲状腺検査結果と長崎市、甲府市、弘前市との結果がほぼ同じだったという。

 しかし、どうもこれは疑問だ。

 まず、なぜこの時期に速報が出されたのかと言うことだ。まずTPP参加表明が近く行われるということで、それへの抵抗感をなくしたいということだろう。また3月10日に全国的に予定されている反原発デモに対するアナウンス効果、つまり、原発事故の影響はあまりないというアナウンス効果を狙ってもいるのだと思う。 

 次に、3市合計での結果が示されていることだ。たった4グループに分けただけなのだから、特に3市合同の結果にしなくてもそれぞれの市ごとのデータを出しても特に問題はなかったはずだ。そもそも、それぞれの市ごとに検査集計をしたのだから、市ごとのデータがそのまま出てくる方が自然ではないだろうか。

 このことに関連して、「対象地域別の結果を含む詳細な調査結果については、3月下旬に公表」としていることも疑問だ。詳細にということは福島県での検査と同じ程度にと言う意味だろう。ところが、福島県での検査結果は大して詳細なものではないのだ。http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/koujyosen-ketuka2501.pdf に「甲状腺検査実施状況及び検査結果について」という文書がある。男女別でかつ5歳とか3歳の年齢階層ごとの集計と、結節やのう胞の大きさごとの人数集計程度だ。これと同じ分析をするというのなら、元のデータさえそろえば一人でも数日あれば作成できる程度の分析だと思う。また、長崎は昨年末に、甲府と弘前は今年になってから検査をやって来ているのだから、その日その日のデータを集計していれば速報など出さずに詳細分析が即日出せるのではないだろうか。

 なぜ詳細データを出さなかったかと言えば、3市でかなりばらつきがあったか、または、甲状腺がんの疑いが出なかったことについての分析をつけるということではないだろうか。福島での検査では3名の甲状腺がんと7名の疑いが出ている。7名は細胞診の結果疑いがあるということなのでほぼ甲状腺がんであるはずで10名が甲状腺がんだ。これは平成23年の検査分で38000人を検査した結果だという。だから3800人に一人の割合でがんが出ていることになる。3800人は4500人とほぼ同じ人数だから、長崎などの4500人での検査で甲状腺がんが一人も発生していなくても、たまたまその一人がいなかっただけだという主張が可能だ。

 本日発表されたこの比較対象のための検査で、B判定(20.1mm以上の結節、20.1mm以上ののう胞があったもの)が44名、1%出たことも、福島での検査での平成23年分0.5%、平成24年分0.6%を多少上回っていて、福島での検査結果が特に問題になるものではないと印象付けることになる。

 しかし、どう考えてもこの検査結果は信頼できない。少なくとも福島第一原発事故に関連して事実はほとんど出てきていないのが事実だからだ。
 
 福島第一原発事故では非常に多くの情報隠しが行われている。その原因は地震で原発が壊れたことと初期の放射能漏れがかなりあったからだと思われる。そう思わざるを得ないのは、東電やIAEAが設置していた監視カメラの映像がまったく公開されていないからだ。2007年の中越沖地震の時に被害を受けた柏崎刈羽原発の監視カメラ映像は一部ではあったが公開された。今回公開されず、監視カメラが付いていたということ自体が話題に上らないのは地震で原子炉本体がかなり壊れたとしか考えられない。常時リアルタイムでの監視の必要があるため、映像はオンラインで中央制御室やIAEAの支部などの福島第一原発の外部へ送られていたはずであり、バックアップ電源も付いていたはずなので、放射能が強くて映像が取れないとか、停電で動かなかったとは言えない。

 そして、地震で原発が壊れ初期の放射能漏れがかなりあったと仮定するといくつもの疑問が解けるのだ。スピーディのシュミレーションデータが避難に生かされず、ベントや水素爆発での放射能漏れで多くの方が被曝されてしまったが、これはスピーディのシュミレーションを生かして避難がされてしまうと地震直後の放射能漏れでの被曝を隠せないからだろう。安定ヨウ素剤もほとんど配布されなかったが、水素爆発前に安定ヨウ素剤が服用されてしまうと、やはり、地震直後の被曝を隠せないからだ。スピーディのシュミレーション結果を伏せ、安定ヨウ素剤も服用させずにベントや水素爆発での放射能漏れで二重に被曝をさせることが行われたはずだ。

 その他にもウソの発表が行われている、または故意に情報隠しが行われている事例を10や20は挙げることができる。

 だから、今回の長崎市などでの甲状腺検査結果も信頼性はない。そもそも、どういった基準で対象者を選んだのかの発表もない。

 更に、今回の検査結果が決して安全性を示してはいないと考えざるを得ない点がある。それは2000年に長崎県で行われた研究結果と比べるとかなりのう胞所有者の割合が高いからだ。2000年に長崎県で行われた研究結果については次のような記述がネット上にあった。

http://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/01/thyroid-test-and-silence-of-doctors.html より部分引用:
山下俊一氏は、2000年に長崎でも250人の児童の甲状腺調査をしており、この時のう胞を保有していた児童はわずか2人(0.8%)でした。さらに若い人については転移についての危険性も過去の論文で発表しています。これに対して医師らは、現在のエコー検査機器の画像は1mmあれば検出できるが、10年以上前のエコー検査の画像は粗いため、5mm以上でないと正確な比較ができないと言い逃れをしています。
以上部分引用終わり

http://ameblo.jp/naitomea93gc/entry-11360502927.html より部分引用:
【甲状腺嚢胞C】長崎の調査は5mm以上の甲状腺病変は陰性判定としています。これは、5mm以下のあまりに小さい病変は多すぎて、陽性にしてしまうと膨大な数になりえるからです。一方の福島の調査は5mm以下も全て拾っています。これは福島でベースラインまで調べるためと思われます
DrMagicianEARL 2012/09/19 18:01:51 
訂正です
誤: 【甲状腺嚢胞C】長崎の調査は5mm以上の甲状腺病変は陰性判定としています。
正: 【甲状腺嚢胞C】長崎の調査は5mm以下の甲状腺病変は陰性判定としています。
以上部分引用終わり

 上の文章は誤解を招きやすい。訂正個所があるからだ。訂正後の文章を念のために書きだすと次のようになる。

長崎の調査は5mm以下の甲状腺病変は陰性判定としています。これは、5mm以下のあまりに小さい病変は多すぎて、陽性にしてしまうと膨大な数になりえるからです。一方の福島の調査は5mm以下も全て拾っています。これは福島でベースラインまで調べるためと思われます。

 上の二つの記事はほぼ正しい内容を述べていると思える。なぜなら、独立行政法人科学技術振興機構 (JST) が構築した「科学技術情報発信・流通総合システム」(J-STAGE) と言うサイトに、山下教授を含む研究者の論文( https://www.jstage.jst.go.jp/article/endocrj1993/48/5/48_5_591/_pdf )が載っていて、そこにのう胞が見つかった人数を2人(0.8%)としているからだ。

 ともかく、2000年の長崎での検査では250人検査して、5o以上ののう胞が見つかったケースが2人(0.8%)であったということだ。しかし、福島県の甲状腺検査結果( http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/koujyosen-ketuka2501.pdf )によれば、20.1mm以上ののう胞が見つかったのは平成23年の検査で38000人中1人(0.003%)、同24年の検査では95000人で6人(0.006%)としている。このままでは比較ができないが、幸いなことに福島県の甲状腺検査結果にはのう胞の大きさ別の分析が載っている。

 福島県の平成24年甲状腺検査結果によれば、のう胞の大きさ別の分布は次のようになっている。

のう胞の大きさ  : 人数
なし        :53536人
〜3.0o :23833人
3.1o〜5.0o  :15166人
5.1o〜10.0o  :2384人
10.1o〜15.0o :42人
15.1o〜20.0o :8人
20.1o〜25.0o :3人
25.1o〜 :3人

 このデータから5o以上ののう胞が見つかった人数の割合を求めると、2440人で2.6%となる。つまり、2000年の長崎での検査0.8% と比べて福島県の平成24年の検査結果は3倍以上もの割合で5.0o以上ののう胞が見つかったことになる。そして、今回明らかになったように長崎市、甲府市、弘前市での結果も福島県と同じであるとするなら、やはり同様に2000年の長崎での検査の3倍程度ののう胞が見つかったことになる。これは、福島県の学童が健康であるというよりも、放射能汚染が全国へ広がっていて、全国的に甲状腺がんの発症リスクが高まっていると読むべきデータだ。

 なお、どちらにしろ、2000年の長崎での検査結果と比較できるように福島県での検査や今回の検査をやる必要があり、長崎での検査ののう胞の大きさがどうだったのかの正式な情報公開が必要だ。2000年時の検査機器の性能が現代のものと比べて劣るとしても5oのものが見つけられなかったとは思えない。

 最後に、福島県での甲状腺検査結果が憂慮するべきものである理由をもう一つあげておきたい。それは平成23年よりも平成24年の結果が悪化していることだ。甲状腺に異常がある割合が10%程度増加している。このような増加はチェルノブイリ原発事故でも観察されたということで、全国的な被曝調査が必要だということだ。少なくとも尿検査をしてセシウムの被曝量を調べるべきではないだろうか。

*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています<<1374>>TC:38595, BC:21320
 

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コメント
 
01. 2013年3月09日 05:02:59 : ynSQvzTlvk

甲状腺のしこり青森、山梨、長崎の子どもと同様:多くの疑問

                        2013/03/09(土) 01:32:29

時事通信によれば、「環境省は8日、東京電力福島第1原発事故を受け、福島県の子どもとの比較のため実施した、青森、山梨、長崎3県の子どもの甲状腺検査結果(速報値)を公表した。5ミリ以下の「しこり」などがある割合は56.6%で、約4割の福島県と「ほぼ同様」との見方を示した。県別などの内訳は月内に公表する。」

詳細な報告は今月中に発表の由なので、確度の高いコメントはできないが、疑問を述べる。
1.長崎で山下教授らが2000年実施した例では「のう胞」248人中2人であり、しこりはゼロだった。12年の間に甲状腺エコー装置の精度が画期的に向上したということを聞いたことがないのでこの落差についてのコメントが必要である。何故最近になって日本だけが急にのう胞率が高くなっただろうか?

2. 青森の六ケ所村に再生工場ができた。使用済み核燃料による甲状腺被ばくで最も恐ろしいことは、半減期1600万年というヨウ素129を多量に含むので、それによる被ばくが問題になる。ヨウ素129の測定も行うべきだ。

3.福島の子ども4万人弱の甲状腺エコー検査により、甲状腺がんが゙10名出たことはエビデンスであり、福島の甲状腺がんの発がん率は異常であることに変わりはない。従って、「のう胞」問題の議論とは別に甲状腺がんからの転移防止に向け、引き続き甲状腺がんの早期発見に努めなければならない。

( http://sakuradorf.dtiblog.com/blog-entry-390.html )


02. taked4700 2013年3月09日 05:11:25 : 9XFNe/BiX575U : MhHjRuGxAI
>>01

確かにこちらの記事は核心をついていますね。

>長崎で山下教授らが2000年実施した例では「のう胞」248人中2人であり、しこりはゼロだった。12年の間に甲状腺エコー装置の精度が画期的に向上したということを聞いたことがないのでこの落差についてのコメントが必要である。何故最近になって日本だけが急にのう胞率が高くなっただろうか?

について、一か所疑問があります。「しこりはゼロ」という記述はもともとの報告書にあったのでしょうか。

まあ、どちらにしても、

>福島の子ども4万人弱の甲状腺エコー検査により、甲状腺がんが゙10名出たことはエビデンスであり、福島の甲状腺がんの発がん率は異常であることに変わりはない。従って、「のう胞」問題の議論とは別に甲状腺がんからの転移防止に向け、引き続き甲状腺がんの早期発見に努めなければならない。

であるのは確かです。


03. taked4700 2013年3月09日 06:26:26 : 9XFNe/BiX575U : MhHjRuGxAI
http://www.rada.or.jp/database/home4/normal/ht-docs/member/synopsis/030137.html

に「超音波検査は甲状腺疾患の画像スクリーニング法として適している。特に腫瘤性病変の検出に優れ、5mm以下の小腫瘤でも容易に描出できる。」という記述があります。これ1999年時点ですから、2000年の長崎の検査で5mmののう胞が見つかっていたのはほぼ確実ですね。
**********************
作成: 1999/12/31 山本 和高

データ番号   :030137
甲状腺の超音波診断
目的      :甲状腺病変の超音波診断の紹介
概要      :
 超音波検査は甲状腺疾患の画像スクリーニング法として適している。特に腫瘤性病変の検出に優れ、5mm以下の小腫瘤でも容易に描出できる。ただし、良・悪性の鑑別は困難な場合があり、超音波ガイド下生検が必要となることが少なくない。び慢性疾患でもそれぞれ特徴的な所見が認められるが、バセドウ病ではカラードプラが有用である。
詳細説明    :
 
 甲状腺は表在臓器であり、超音波検査には5〜10MHzの高周波の探触子が用いられ分解能の良好な画像を得ることができる。頚部は円筒形で、リニア型探触子は密着しにくいため、脱気水をいれた水バッグや柔らかい超音波カップラーを頚部に置いて超音波検査を行うことが多い。
 甲状腺の腫瘤性病変に対する超音波検査の描出能は高く、5mm以下の小腫瘤の検出も容易である。甲状腺の良性腫瘍は大部分が濾胞性腺腫で、辺縁は滑らかで、狭い低エコー帯を示すことが多い。内部エコーは均一だが、中央部に嚢胞変性等を伴うことも多い。内部がほとんど嚢胞化している腫瘤の大部分は良性であるが、一部に悪性病変が存在することがある。
 
 甲状腺癌の80%前後は乳頭状腺癌で、辺縁は不整、内部は低エコー充実性で砂粒小体(psammoma body)による微細な点状高エコーを示したり、内部の嚢胞変性や石灰変性による不整なエコーを伴うことがある(図1)。頚部のリンパ節転移や、甲状腺外への浸潤は悪性を強く示唆する所見である。ただし、小さな腫瘤では特徴的な所見を示すことは少ない。濾胞性腺癌も辺縁不整、不均一な内部エコーを示すが、画像所見のみでは良性腫瘍との鑑別が困難な症例も少なくない。また、腺腫様甲状腺腫はび慢性疾患であるが、画像的には結節性の変化を示し、大小多数の結節性エコー、嚢胞変性、粗大な石灰化像など多彩な所見が認められる。約4分の1の症例に癌が合併するとの報告もあるが、腫瘤性病変との鑑別は画像のみでは困難である。


図1 甲状腺乳頭状腺癌の超音波像。横断像(左)、縦断像(右) 内部に微小石灰化を示す点状高エコーがみられる。(原論文1より引用)

 
 このように超音波画像のみでは確定診断の困難な症例が少なくないので、良・悪性の鑑別診断には超音波ガイド下針生検による細胞診が行われることが多い。ただし、超音波検査による甲状腺検診では約3人に1人の割合で3mm以上の低エコー域が検出されたという報告もある。小さな病変に対しては超音波ガイド下生検も容易ではなく、まれな未分化癌などを除くと一般に甲状腺癌の悪性度は低いので、原則として超音波検査により経過観察を行い、腫大するもののみが精密検査の対象となる。
 
 び慢性甲状腺疾患の診断には、血中甲状腺ホルモン(fT4, fT3)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)等の測定が重要で、特徴的な所見を示す症例以外では超音波検査のみで診断するのは容易ではないが、腫瘤性病変の除外、大きさの計測、経過観察等には有用である。
 
 バセドウ病では甲状腺は腫大し、図2に示すように、カラードプラでは、全体的に血流が著明に増加し、いわゆる火焔様血流イメージが得られる。治療により甲状腺機能が正常化すると、血流も低下する場合が多いが、血流と機能は必ずしも相関するわけではない。

図2 バセドウ病。カラードプラ像で全体的に著明な血流増加が認められる。(原論文1より引用)

 
 慢性甲状腺炎では、進展した典型例では甲状腺は腫大し、表面は粗大結節状となり、内部エコーは粗く、周囲の筋肉と同程度ないし、それ以下に低下する。不均一な低エコーや局所的な低エコー領域を示し、悪性リンパ腫等の腫瘤性病変との鑑別が問題となる症例もある。
 
 亜急性甲状腺炎は甲状腺の疼痛部に一致して境界不明瞭な低エコー領域を認める。病変が甲状腺内を移動する(creeping)が、症状の出現に先立って低エコー領域が描出されることもある。
 甲状腺の描出は容易であるが、気管の背側、前上縦隔部は観察しにくいので、そのような部分の画像診断にはCT、MRIが使われる。
コメント    :
 甲状腺の潜在的な病変は、特に女性で存在率が高いが、甲状腺腫瘤は触知されないと気付かれることが少ない。超音波検査は簡単で、非侵襲的であるが、甲状腺腫瘤の検出率は極めて高い。また、び慢性甲状腺疾患の診断の契機ともなる。甲状腺の超音波検査は、有用性が高く、スクリーニングにもさらに広く利用されるべきである。
原論文1 Data source 1:
内分泌臓器画像診断とその進め方 甲状腺
道岸隆敏、水上勇治、利波紀久
金沢大学医学部核医学教室
画像診断 18(12): 1239-1249, 1998
参考資料1 Reference 1:
甲状腺のびまん性疾患 Bモード
山田恵子、吉廣昭子、林 敏彦、有賀明子、澤野誠志、小泉 満、山下 孝
癌研究会附属病院放射線科
臨床放射線 43(11): 1341-1345, 1998

参考資料3 Reference 3:
甲状腺・頚部の超音波診断
小西淳二編集、山本和高、日高昭斉、徳田康孝、幡生寛人、飯田泰啓、笠木寛治
京都大学放射線核医学科
金芳堂、1992
キーワード:甲状腺(thyroid gland)、超音波検査(ultrasonography)、甲状腺腫瘍(thyroid tumor)、甲状腺癌(thyroid cancer)、バセドウ病(Basedow's disease)、慢性甲状腺炎(chronic thyroiditis)、亜急性甲状腺炎(subacute thyroiditis)
分類コード:030107


04. taked4700 2013年3月09日 06:44:17 : 9XFNe/BiX575U : MhHjRuGxAI
http://www.miyashita.or.jp/plaza-2004-06.htm

甲状腺腫瘍

(文責:宮下和也)

Q 血液検査とCTで甲状腺良性腫瘍と診断され、治療不要と言われ
ましたが、次第に大きくなってきて、心配です。   (36歳女性)

A 甲状腺専門医による精査が必要です。

甲状腺腫瘍は、成人の約1〜2%の頻度で見られます。大部分は良性で
すが、約1割程は悪性腫瘍です。悪性腫瘍は、外科手術等の適切な治療が
必要です。良性腫瘍でも、大きさ3cm以上・痛みがある・甲状腺ホルモン
を過剰に産生する、などのいずれかの条件に当てはまる場合には、治療
対象になります。

血液検査では、甲状腺機能や甲状腺腫瘍の勢いを示すサイログロブリン
などを調べます。腫瘍マーカーのCEAやカルシトニンは、甲状腺髄様癌の
診断に役立ちますが、その頻度は非常にまれです。

画像診断では、超音波検査が大変有用です。最新型の機種では0.01mmまでの
優れた解像度をもち、リアルタイムに血流の観察も可能です。腫瘍の大きさ、
細かい形状、周囲への浸潤の有無、腫瘍への血流、リンパ節転移の有無など
を観察することで、腫瘍の性質を判断できます。石灰沈着などで十分観察で
きない場合には、CTやMRIが有用ですが、解像度は劣ります。

診断上最も重要な検査は細胞診です。超音波で観察しながら、腫瘍に細い針を
刺し、細胞を少量採取し、顕微鏡で観察します。1回では診断がつかないこと
もありますので、疑わしい場合には、繰り返し検査を行うことが重要です。  


05. 2013年3月09日 07:27:43 : 3dJqFM6SUE

フクシマから遠く離れていても放射能汚染されていたものを食べていたら内部被曝しますからね。
放射線の影響は子供の方が大きいとわかっているので子供の方が早く症状が出る。
東電政府がしでかした事は何の罪もない幼い子供たちに深刻な健康被害を及ぼすテロを起こしたことは絶対に許されない!
これは事故ではなく東電政府テロだ!

06. 2013年3月09日 08:59:38 : nx3JRm1ZdE
>>03
どうやら、1980年代にはすでに1ミリからのう胞を高解析できるエコーは使用されていたようです。

以下のアメリカの2000年の論文で既に高周波(7–10-MHz)による解像度1–2 mmの超音波診断装置が取り上げられています。
http://radiology.rsna.org/content/215/3/801.long

"High-frequency (7–10-MHz) US provides excellent resolution and enables detection of focal thyroid lesions 1–2 mm in diameter" (9).
(高周波7-10MHzのエコー検査装置は優れた高解析を可能にし、直径1ミリから2ミリの局所甲状腺病変を探知することを可能にする)

脚注(9)を見ると1983年の論文の記載があります。つまり80年代から1ミリからエコー検査することは十分可能だったことになります。 山下のチェルノブイリ調査でも長崎調査でも1ミリからのnoduleの検査は技術的に十分可能だったわけです。

そうなると、「エコー検査の最近の技術発展によって福島ではのう胞がたくさん見つかった」というのは、ウソであることが分かります。山下も鈴木も、高村も専門家である以上、当然このことは知っているはずです(というより、チェルノブイリ5万人調査や長崎調査で山下自身が使用している可能性も高くなります)。


07. Haguregumo 2013年3月09日 15:04:18 : PiKXIf2DjqrLQ : zCma5T5cHY
こんな調査結果を額面通り受取るバカはいない。

08. 2013年3月09日 16:05:17 : 42KVMR8nEU
信じたい人は信じるよ。

09. 2013年3月10日 03:43:23 : DD76FUAgYw
「だから3800人に一人の割合でがんが出ていることになる。3800人は4500人とほぼ同じ人数だから、長崎などの4500人での検査で甲状腺がんが一人も発生していなくても、たまたまその一人がいなかっただけだという主張が可能だ。」ーーーーーーー
「これはスピーディのシュミレーションを生かして避難がされてしまうと地震直後の放射能漏れでの被曝を隠せないからだろう。安定ヨウ素剤もほとんど配布されなかったが、水素爆発前に安定ヨウ素剤が服用されてしまうと、やはり、地震直後の被曝を隠せないからだ。スピーディのシュミレーション結果を伏せ、安定ヨウ素剤も服用させずにベントや水素爆発での放射能漏れで二重に被曝をさせることが行われたはずだ。」ーーーーー何時もの通りこの人は鋭い騙されないな。爆発直後の、長崎大の先生の集塵機によるプルーム分析結果は、恐ろしい結果を齎すな。数千キロ離れたビキニ核実験時に胎児であった妻が年経て甲状腺摘出手術を受ける破目となった。チェリノでは現在も甲状腺摘出を受ける患者が続出している。

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