東京電力は１９日、福島第１原発で停電が発生した問題で、停止した設備が１、３、４号機の使用済み燃料プールの冷却施設など九つに上ることを明らかにした。（2013/03/19-10:27）

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2013031900233

　東京電力は１９日午前、記者会見し、福島第一原子力発電所で１８日夜に停電が起き、１、３、４号機の使用済み核燃料の一時貯蔵プールなどの冷却装置が停止したままになっていると発表した。

　復旧の見通しは立っていないという。

　東電によると、冷却装置に電気を供給する三つの配電盤が機能していないことがわかった。うち二つはこれまでの調査で異常が見つからず、残る一つの確認を進めている。原因は不明で、復旧に時間がかかる場合は、正常な配電盤をかわりに使うことを検討しているという。

　東電によると、プールの温度は、最も高い４号機が午前１０時現在で３０・５度で、停電発生時から約５度上がった。プールを安全に管理する上限温度の６５度に達するには、あと４日かかる。

（2013年3月19日12時06分 読売新聞）

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130319-OYT1T00638.htm?from=top

それでも菅官房長官は「大丈夫！」って言ってる。
何が大丈夫？

福島第一原発で停電が発生しています。敷地内の免震重要棟などが停電したほか、1号機、3号機、4号機の使用済み燃料プールの燃料を冷やす装置などが停止しました。免震重要棟などは復旧しましたが、ほかの施設はいまだに復旧のめどが立っていません。東京電力は緊急会見し、「原因は調査中で、早期の電源の復旧を第一優先とする」と説明しました。

　東京電力、尾野昌之原子力・立地本部長代理：「今ほど示した機器の復旧というのが、具体的にどのぐらいになるかというのは明らかにしておりませんが、早急に対応すべく対処しているところであります」
　東京電力は、停電の原因として、配電盤の不具合の可能性があるとして機器の異常がないか調査していると説明しました。原子炉への注水に影響はないということです。また、プールの温度は19日午前10時現在、1号機で17.1度、3号機で15.9度、4号機で30.5度と確認されていて、「プールの温度は十分に低い状態で、まだ時間的な余裕がある」としています。ただ、このまま水温が上昇すると、4号機はあと4日から5日で東京電力が保安規定の上限としている65度に達するため、影響を受けていない配電盤につなぎ替えるなどの代替策を検討しているということです。一方、原子力規制委員会の田中俊一委員長は「まだ事象が続いているので、はっきりしてから対策を検討したい」と話しました。

東電記者会見の印象：線量の高い野外に応急的に作った複雑なシステムが、原因不明の挙動をする状態で、原因を特定するのは難しい。配電盤の保護装置が作動している状態では、無闇に電気を流すと、具合の悪い機器が燃えたりする恐れもあるので、迂回路を作っても、おいそれと電気も流せない。詰んでる。
たぬき御膳さんがリツイート
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1時間 JUMP JUMP ‏@JUMPILIKEYOU

線量上昇している可能性ありますね。 “@japanwings: 福島原発停電→福島県内のモニタリングポストが続々と稼働を停止 http://alcyone-sapporo.blogspot.com/2013/03/blog-post_3916.html?spref=tw …”
たぬき御膳さんがリツイート
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4時間 愛理 愛理 ‏@Elly617

[緊急情報] いわきの小名浜で、いつも０．１マイクロSv／hなのに、１μSv／h超えている。 郡山でも昨日から上がっている。http://renaart.exblog.jp/19694503/
たぬき御膳さんがリツイート

ハァ？　寝言はいい加減にしてほしいね。　

その論理でいくと、

「福 1 の事故はまだ事象（＝事故）が続いているので、はっきりしてから対策を検討したい」

となり、原発の安全基準の策定などできないよな？

＞　一方、原子力規制委員会の田中俊一委員長は「まだ事象が続いているので、はっきりしてから対策を検討したい」と話しました。

「はっきりしてから」というのは結果を見てからという意味ね。つまり燃料が溶けて放射能がバンバン出て手遅れになってからという意味だよ。
そりゃ確かに「はっきり」だから、そうなってから大声あげるのなら言動に責任とらないで済むもんね。
手遅れのスピディーや避難指示と同じいつものパターンね。

こちらの掲示板では、使用済み核燃料プールの問題を重要視できる方が多いので、
コメントも増えますが、
今も”使用済みなんだから、たいして問題ないでしょう？”と疑問を持つ人も多いです。
今回のトラブルで日本全国の停止中の原発にも、冷却中の使用済み核燃料があることを、気にして欲しいですね。
そして、停止中の原発で使用済み核燃料の冷却トラブル、配電盤のトラブルもおこりうることを考慮しましょう。
おのずと他の原発にも問い合わせも増えるでしょう。会見をするなり、ＨＰにその旨を掲載してこそ、原子力防災でしょう。

直近、武田先生のおっしゃる３週間。
被ばくを防いだり、避難の準備ができるのは、認識能力を持ち合わせた人や、それができる人だけでしょうが、冷静に対応しましょう。

私はマスクや備蓄飲料水や食品の点検・補充します。車のガソリン、電池などもチェックしておきます。

現場の作業員の皆さんの健康と健闘を祈り、トラブルが改善されること祈ります。

　東京電力によると、福島第１原発１号機の使用済み核燃料プールの冷却システムは１９日午後２時すぎ、停電による停止から復旧した。東電は冷却システムに電源を送っている配電盤に不具合があった可能性を明らかにしている。

　東電は同日朝から配電盤を調査。冷却システムを他の電源につなぎ、運転を再開する準備も並行して進めつつ同日中の復旧を目指していた。

　燃料貯蔵プールの正確な水温は計測できていないが、東電によると、同日午前１０時時点で、各プールの温度は１号機１７・１度▽３号機１５・９度▽４号機３０・５度▽共用プール２８・６度−と推測。各プールは１時間で０・３７〜０・０８度上昇したとみられる。保安規定の６５度に達するまでには、１号機２７日▽３号機１４日▽４号機４〜５日▽共用プール７日間−ほどの余裕があるとしていた。

　東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「プールの温度は十分低い状態で保たれている。温度上昇にはまだ時間的な余裕がある」と話していた。

　水素爆発を予防するために原子炉内に窒素を供給する装置は同日午前３時に電源が回復し運転を再開。１〜３号機の原子炉への注水は続けられており、敷地内のモニタリングポストの値などには変化はなかったという。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130319/dst13031911340004-n1.htm

3,4号機はまだということです。

例によって武田氏は「時間的余裕がある」と心理的動揺を鎮めるお役目を果たされている。
でも、いくつか間違いがあるのではないか。冷却水が沸騰すれば気化しやすいセシウム
が出てきて、現場は高線量となり作業は困難となる。キリンがあるので放水はできる
からそれでも何とかなるだろうが、冷温停止状態を宣言した日本としては大恥だ。

なにもなくともこれなのだから、大地震がきたら確実に破局だね。

　東電は、問題がありそうな部分を一つ一つ点検していき、最後に可能性が残ったのが３、４号機の仮設配電盤だった。この配電盤は、二〇一一年三月の事故直後の同十八日ごろに設置され、そのままトラックの荷台に置かれた状態で、ずっと使われてきた。簡易的な仕様で、文字通り仮設だった。

　そんな配電盤であるにもかかわらず、つながれた装置は、３、４号機と共用プールの冷却装置など重要なものが多かった。早く専用の配電盤に交換していたら、停電事故は防げた可能性が高い。

　配電盤を製造する企業で構成する日本配電制御システム工業会によると、仮設の配電盤は取り付けるのは簡単だが、ほぼ電気を流すだけの機能しか備わっていない。

　これに対して、どんな機器と接続するかを十分考慮して取り付けられた専用の配電盤であれば、「他の機器に不具合を波及させないよう制御も働くので、今回のような事故は起きにくい」（担当者）という。

　「３、４号機は今月中に、共用プールはもう少し後に、専用の配電盤につなぎ替える準備を進めていた。結果論として、もっと早く対応しておけばということになったが…」。東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は十九日の会見で後悔の念を述べた。

　事故当初は電源復旧を最優先するために仮で対応することは仕方なかったとしても、早期に配電盤を専用のものにしなかった東電の危機管理の甘さがまた露呈した。

◆原因不明のまま仮復旧

　停電事故で止まっていた使用済み核燃料プールの冷却装置など全九装置が、二十日午前零時すぎまでに運転を再開した。停電の影響を受けた全装置の運転再開は約二十九時間ぶり。ただ、停電の原因になったとみられる３、４号機の仮設配電盤の不具合の原因は分からず、装置の電源を別の配電盤につないだだけの仮復旧となった。

　東電によると止まっていた１、３、４号機の使用済み核燃料プールが十九日午後に、共用プールが二十日午前零時すぎに、それぞれ運転を再開した。今のところ、仮設配電盤の内部に目立った損傷はなく、電気関係を詳しく調べて原因を探る。

　東電は、早く運転再開させることを最優先し、つなぎ直した電源ケーブルは必ずしも整然となっていない状況だという。近く配電盤を、仮設のものから専用のものに交換するのに合わせ、ケーブルも引き直すという。

（東京新聞）

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013032090071113.html

「杞憂」と言う言葉があるが、つい先日ロシアで天（隕石）が落ちてきた実績もある。
また「起こる可能性のある事柄は必ず起きる」とも言われている。
やはり原発と言うシステムは完全に廃止すべきだと改めて考えさせられた。

原子炉のほうは今更心配してもどうしようもないですね。

燃料プールの冷却がなければ、最終的にはそこまで行きますよ。しかも格納容器が
なく外気と接触していますから、そこまでいけば確実に東日本終了。西日本も高度に
汚染されるでしょう。

しかし、そこまで行くのには時間がかかるので対策を打てる可能性が大きい。問題は
地震などでプールの水が抜けたときですね。そのときは安全を言う人がいても逃出す
ことです。