４１０人は、対象児の１９．６％になる。

記事は意図的に比較ができないように書かれている。

精密検査の内容も診断基準も示されていない。

経過観察も意味不明である。何故、経過観察が必要なのか理由が示されない。

原教授の「原発事故の影響は考えにくく、現時点では住民に不安を与えるようなデータは出ていない」との見解も、その根拠が一切示されないと言う異常さだ。

原教授は、詐欺師でないならば、自分の見解の裏づけとなるデータを示すべきだ。

１９９７年３月１１日。
「茨城県東海村放射能漏れ事故」茨城県東海村の動力炉・核燃料開発事業団東海事業所で爆発事故が発生、作業員が被爆し施設外に放射能が漏れるなどの被害。

なんていうのも起きてる。

１９９９年のＪＣＯ臨界事故よりも前に起きてたんだね。

ちなみに東電ＯＬさん事件で遺体が見つかったのが、１９９７年３月１９日。
東海村の事故と、関係がないとは言えないくらいの日付。

http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11500007706.html

茨城県で甲状腺検査を受けた２〜６歳の子供４１０人のうち、２人から今後の精密検査が必要との結果が出たとの情報が入って来ました。精密検査が必要とされた子は、甲状腺に一定程度の大きさのしこりや嚢胞（のうほう）が発見されたようです。
また、他の９８人にも何らかの異常がある可能性があったため、「経過観察」との診断が下されています。

☆甲状腺、２人が要精密検査＝原発事故影響考えにくい−茨城県東海村
URLhttp://www.jiji.com/jc/zc?k=201303/2013032800707&g=soc
引用：
　茨城県東海村は２８日、福島第１原発事故を受けて同村が実施している甲状腺検査の結果を公表した。検査を受けた２〜６歳までの４１０人のうち、５歳児２人について今後の精密検査が必要との結果が出た。甲状腺に一定程度の大きさのしこりや嚢胞（のうほう）が認められたという。
　公表された結果は昨年１１月５日から今年１月３１日までの検査分。２人のほか９８人は「経過観察」、３１０人は「異常なし」との結果だった。
　筑波大医学医療系の原尚人教授（乳腺甲状腺内分泌外科）によると、「原発事故の影響は考えにくく、現時点では住民に不安を与えるようなデータは出ていない」という。
　東海村には日本原子力発電東海第２原発（停止中）が立地している。（2013/03/28-17:21）
：引用終了

それにしても、年齢が物凄く低いことに驚きました。年齢がひと桁台の甲状腺異常というのは非常に珍しく、成人と比べると発症率や発見率が低いことが判明しているのです。例えば、人間ドックが公表している中高年（平均年齢は約５０才）の甲状腺異常発生率は２７％で、２０代の嚢胞保有率はわずかに１０％程度と発表されています。

との事だから、嚢胞の有無はあまり参考にはならないのではないか。

福島(2011~2012)と長崎(2000)の差が著しい！
( http://ishikiya.blog72.fc2.com/blog-entry-358.html )

によると、嚢胞があった子供は、福島県が35.11%、長崎県が0.8%で著しい差があるが、一方、検査対象となった年齢は、福島県が0〜18歳、長崎県が7〜14歳だ。長崎県の0〜6歳の子供に嚢胞が多かった可能性もある。嚢胞の有無を参考にするのはどうかと思う。

因みに、福島県の子供38114人の中で甲状腺癌の疑いがあった7人は「甲状腺癌確定」だ。福島県の甲状腺癌の発症率は、異常を通り越してしまった。
　
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山下俊一氏アメリカNCRP講演「福島では10人が小児甲状腺がん」　2013年3月11日
( http://www.radiationexposuresociety.com/archives/2649 )

いまのうちに医療のパンクを防ぐため、検査要員の増員、治療の効率化等想定して
始めなければならないだろう。そのためには正しい情報をだすことだ。