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6月8日 活断層と無縁の原子力発電所など日本には無い/ラジオフォーラム「小出裕章ジャーナル」文字起こし 
http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/882.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 6 月 08 日 23:15:01: igsppGRN/E9PQ
 

http://hiroakikoide.wordpress.com/2013/06/08/radioforum-2013june8/
6/8 22:30 小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ


20130608 ラジオフォーラム 第22回 小出裕章ジャーナル


2013年6月8日に放送された「ラジオフォーラム第22回」番組での「小出裕章ジャーナル」の内容を文字起こし致しました。


【主なお話】
「高速増殖炉もんじゅで約1万点の機器点検漏れが見つかった問題、施設を運用する日本原子力研究開発機構や国の安全対策の姿勢、またその問題点について。日本原子力発電の敦賀原発2号機直下に活断層があるとの評価を、原子力規制委員会が下した件」


【パーソナリティー】
今西憲之(ジャーナリスト)


【電話出演】
小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)


▼ラジオフォーラム
http://www.rafjp.org


▼文字起こしは以下。


◆今西
さて、ラジオフォーラム、今日はこのコーナーからスタートです。
それでは、小出さんとお電話がつながっています。
もしもし、まいどぉ、小出さ〜ん。


◆小出
はい、こんにちは。


◆今西
今日もよろしくです〜。


◆小出
こちらこそよろしくお願いします。


◆今西
先だってからですねぇ、大きなニュースとしてぇ、伝えられてる中でですねぇ、やはり福井県敦賀市にありますですねぇ、日本原子力研究開発機構のですねぇ、高速増殖炉「もんじゅ」でですねぇ、まぁ重要な機器にですねぇ、点検漏れが1万点も見つかったとぉ、いうニュースが伝えられておりますけれどもぉ、1万点のですねぇそういう機器、まあ部品なんかがですねぇ、点検時期が過ぎてたにも関わらずぅ、そのまま放置されていたと、いうことがぁ原子力規制委員会のですねぇ、え〜調査で分かったということなんですがぁ、1万点も期限が切れとったということでですねぇ、こんなもん放っといてもし運転再開しとったらえらいことになるなぁと思うんですがあ、小出さん、その辺いかがお感じになられましたでしょうか。


◆小出
もちろん、私もそう思います。
ただし、何か日本原子力研究開発機構だけがさぼっていたという風に報道されているようなのですが、いったいこれまで国の規制機関は何をしていたのかと私はむしろそちら側が不安です。


◆今西
なるほど。


◆小出
はい。


◆今西
まぁ、原発事故が起こってですねぇ、国民の関心が急に原発に向いてきたぁ、それで慌てて、きちんと規制する側も見始めた、そんな風に取られかねないですよねぇ。


◆小出
もちろんそうですね、要するにきちっとこれまで規制も何もして来なかったということなんですね。
何か国のほうが偉そうにその原子力研究開発機構が悪いという風に言ってますけれども、悪いのは国も同罪だと私は思います。


◆今西
なるほど、そういう中でですね、え〜、監督官庁がですねぇ、文部科学省だそうなのですがねぇ、その文部科学省ですねぇ、毎年、日本原子力研究開発機構、まあ昔は動燃と呼んだですねぇ。


◆小出
そうです。


◆今西
え〜、ところなんですがぁ、え〜、安全確保の徹底とかですねぇ、ま、もんじゅの研究開発についてというですねぇ、評価基準がいろいろあってですねぇ、その中でぇ、A評価、順調であると、いう評価をですねぇ、ずっと下してた。


◆小出
んふふ…。


◆今西
という報道もあるんですが、何か小出さん、マンガみたいな話なんですけどねぇ、はぁ〜い。


◆小出
はい、本当にマンガのような話ですね。
え〜、元々、今、今西さんもおっしゃってくださったように、動燃という組織ですけれども、正式名称で言えば「動力炉核燃料開発事業団」といいました。


◆今西
はい。


◆小出
え〜、新しいまあ形の原子力発電所を作ったり、あるいは核燃料をどうやって調達するかということを考える研究所の筈だったのですけれども。


◆今西
一種の国営の研究所のようなものですよね、実質的には。


◆小出
そうです、はい、元々は科学技術庁傘下でしたし、今は文部科学省の傘下にあるのですが、言ってみれば国営のものです。
で〜、その動力炉核燃料開発事業団が手掛けた所謂発電用の原子炉というのは、「ふげん」という原子炉と「もんじゅ」という原子炉の二つなのですが、ふげんはもうとうの昔にこんなものは役に立たないといって廃炉になってしまいましたし、もんじゅも造ってはみたものの、未だに1キロワットアワーの発電も出来ないまま1兆円を越えるお金を捨ててしまったという本当にどうしようもないものなのです。
そいで〜核燃料に関しても、人形峠でウラン鉱山を掘ってみたりしたわけですが。


◆今西
そうですね。


◆小出
そこも結局何の役に立たないまま、放射能のゴミを周辺に撒き散らせて知らん顔をしていうというそういう組織ですし、海外でウラン鉱石を調達しようとしてきたのですけれども、まったくそれも出来ないという、想像を絶するほどダメな組織なのであって、A評価なんていうものはどれを考えてもあり得ない組織です。


◆今西
おまけにあれですよね、ナトリウム漏れ事故というですねぇ、重大な事故を起こしぃ、その上その事故の詳細を隠しぃ、地元の方々にたいへん迷惑をかけですねぇ、恐怖を与えた、というとんでもない組織ですもんねぇ。


◆小出
そうです。


◆今西
ですよねぇ。


◆小出
はい。


◆今西
それでまたぁ、同じ福井県でですねぇ、え〜今度はですねぇ、え〜日本原子力発電、まぁあのよく日本原電と言われるですねぇ、会社がありますぅ。
ま、電力会社、関西電力だとかぁ、中部電力がですねぇ、株主になってる発電の専門の会社ですよねぇ。


◆小出
そうです。


◆今西
そのぉ〜日本原電が保有する敦賀原発の2号機のですねぇ、え〜下にあるですねぇ、断層がですねぇ、活断層だったぁというですねぇ、え〜調査がですねぇ、調査報告書がこのほどまとまりですねぇ、敦賀原発2号機がですねぇ、ま、廃炉に迫られるのではないかという報道も大きくなされてます。


◆小出
はい。


◆今西
その活断層ですねぇ、地震の多い日本においておまけに活断層の上に原発があるなんてとんでもないことやと思うんですけれどもねぇ、こんなことがあっていいんでしょうか。


◆小出
え〜、あっていいも何も実際にある、のですね。


◆今西
ははい。


◆小出
日本というのは、皆さんご承知の通り世界一の地震国なわけです。
え〜、なぜかと言えば、大陸を造っているプレートという、まあ大きな固い岩盤があるのですが、その岩盤が4枚も日本列島周辺でこすれ合って動き合ってるという、まあ地球上ではとてもまあ特異な場所であって、え〜、地震が起きないほうがむしろ不思議だし、岩盤が割れて断層が走るということなど当たり前のことなのです。
え〜、そんなところに原子力発電所を造ってしまうという、そのこと自身が間違いなのであって、え〜、日本という国、既に58基もの原子力発電所を造ってしまった、そして、それら全てが所謂断層と無縁ではいられないという、そういう場所なのです。
え〜、調べてみればあちこちまた活断層というものが見つかってくるわけで、活断層と無縁の原子力発電所など日本には無いと私は思います。


◆今西
それで、小出さんね、ま、報道ではね、2号機だけが廃炉という風に書かれているんですがね、要するに断層というのは要するにそこがずれてしまったらその範囲全体でですね大きな地震になったりですねぇ、多大なる被害が出てしまうわけですよねぇ。


◆小出
そうです。


◆今西
それを考えるとぉ、敦賀原発全体も含めですね、あの福井県にはたくさんあの原発があるのですが、そこも見直さなければならないと、私はそう考えるのですがぁ。


◆小出
はい、私もそう思います。
ただし、断層が動いて地震というものが起きるわけですけれども、え〜、原子力発電所については、これまで地震が起きたときの揺れに関しては耐震設計を施したと言ってきた、のです。
ただし、もし原子炉の真下に断層があって、それが動いてしまうようなことになると、今度は揺れではないんですね。
要するに変位と私たち呼んでいますけれども、要するに土地自身がずれてしまうわけ、高さ方向にずれたり、水平方向にずれたりしてしまうわけで、それはもう揺れではなくて、もう直接的に建物、建屋、あるいは機器が破壊されてしまうということで、そういうものに関しては、いかなる計算も出来ませんので、活断層の真上にはとにかく造ってはいけないということになってきたのです。
そいで、敦賀2号機の場合にはまさに活断層の真上に原子炉が載ってしまっているということが、最近になって分かったと言っているわけで、もちろんそんなものを動かしてはいけません。


◆今西
まぁ私もぉ大阪に住む身としてですねぇ、そう遠くない福井県にそういう原発がある、これ不安でならないのですけれども、今どぉ〜すればいいんでしょうか。


◆小出
もちろん止めればいいのです。


◆今西
はいぃ。


◆小出
ただし、止めたところでこれまでに作ってしまいました使用済みの燃料、所謂核分裂生成物をたくさん含んだ使用済み燃料そのものが消えてくれるわけではありませんので、まずは止める、そして止めた後に、これまでに作ってしまった毒物をなんとか周辺に撒き散らさないように今後長い間苦労を重ねなければいけないということになっています。


◆今西
なるほどぉ。
それでまぁ敦賀、ええぇ〜日本原電のですねぇ敦賀原発っていうとですねぇ、関西電力がですねぇ、え〜ここからですねぇ、受電している割合も結構多いのですがぁ、あのラジオネームのしろくまさんという方から質問が来ておりましてですねぇ、え〜敦賀原発がもし止まってしまうとですねぇ、またあの今年の夏のですねぇ、電力需要ですねぇ、大丈夫なのかと心配する声があるのですけれども、その辺について小出先生いかがでしょうか。


◆小出
まったく大丈夫です。


◆今西
はい。


◆小出
日本には火力発電所と水力発電所が既に膨大にありますので、原子力発電所の全てを即刻停止させたところで、電力の供給に支障が出ることはいついかなるときもありません。
え〜、昨年、大飯の原子力発電所を動かさないと、停電になってしまうぞと国と電力会社が脅かしをかけてきまして、多くの方は何かそうだと思ってしまったようなのですが、そんなことは元々ないのです。
大飯の原発なんか動かさなくても、去年も十分に火力発電所は余っていましたし、今年も原子力発電所のすべてを止めたとして何の問題もありません。


◆今西
なるほどなるほど。
分かりましたぁ。


◆小出
はい。


◆今西
小出さん、今日もいろいろありがとうございましたぁ。


◆小出
いえ、ありがとうございました。


◆今西
以上、小出裕章ジャーナルでした。


 

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コメント
 
01. 2013年6月09日 00:17:33 : FfzzRIbxkp
ふげんは、ただ今解体作業中なんですね。
グーグルマップで見ましたが海抜ゼロなので、ここも使用済み核燃料を保管するには向かないと思いますが、周辺が森に囲まれているのでふげん周辺の土地で太陽光発電と風力発電をさっそく始めたらいいのにと思います。中規模の火力発電にも向いているのではないかと思います。

それと、人形峠の跡地で使用済み核燃料は保管できないのでしょうか。

使用済み核燃料の処理施設は一箇所にはらなないですよね。

各電力会社の地域内でそれぞれ決めていくほうが、仮に事故がおきたときも、規模が大きくなりすぎずに済むのではないかと思います。

どちらにしても使用済み核燃料処理施設は、しばらくの間は原発敷地内かな。

別件ですが、関西の記者の方々はもっと東京に出てきてほしい。
関西方面の講演会の様子を見ていますと、質問や意見交換が活発なので楽しいです。記者の方々も歯に衣着せずにどんどん統治機構に質問やら取材やらをしてほしい。いい刺激になると思います。


02. 2013年6月09日 00:42:59 : Bll7V5OaN2
今年は浜松の茶畑の崩落
昨年は和歌山で台風での増水での山肌の崩落と災害
日本列島が、どのように出来ているか?
日本列島の成り立ち造山現象を地質学や地球物理学で理解していれば
地震の巣であり、脆い地質であるのは明確である。
こんな場所に原発を建設すること自体、自殺行為である。
オンカロのような地層処分が出来る億年単位で安定した地層など絶無である。

原発建設が始まった1950〜60年代には、分からなかっただろうが
1980年代には徐々に分かってきていた。
NHKの番組で、1978年6月12日に発生した宮城県沖地震で
貞観地震との比較と影響を調べていた研究者の研究成果を
黙殺&邪魔をしていた事が報告されている。
日本では地層処分は無理だ。
>>01さんがコメントしているように原発がある施設内・近隣地域に
ドライキャスクで長期保存が当面のマトモな対策である。


03. 不乱坊 2013年6月09日 05:56:59 : kbTBOGSw0930o : jDDQXOXVIs
>これまでに作ってしまった毒物をなんとか周辺に撒き散らさないように今後長い間苦労を重ねなければ
いったい何世代、何十年にわたるのでしょう。その借金を背負うのは。そして金額は何兆円になるのか。
先祖の放蕩で、使った覚えのないカネの請求書が、次世代に回っていくのです。
アベノミクスとやらで景気がよくなる?
数世代、数十世代にツケを回すような借金をして、あとは野となれ、というようなことをして
しばらく夢を見たとしても、後世の人々はなんという愚かな先祖がいたのか、とバカにするでしょう。
人類が存続していれば、だけどね。私たちは子孫から恥じられる世代なのだ。

04. 2013年6月09日 08:17:32 : Ftie54U7eI
このバカ。だったらてめえは京大の実験原子炉をいのいちばんになんとかしろよ。
日本に安全な原子炉はないといいながら何十年も京大の実験炉を非難も否定もせずに使ってきながら、なにをとぼけたことを。
しかも同じ東海村の実験炉から放射能漏れがあると「福島と比べれば微々たるもの」だと。このやろう。「どんな微量でも危険」といってたのではなかったか。
ったくとんでもない食わせ者。二枚舌野郎だ。

05. 恵也 2013年6月09日 15:08:13 : cdRlA.6W79UEw : pG2UMwnH3o
>>01 各電力会社の地域内でそれぞれ決めていくほうが、仮に事故がおきた
>>  ときも、規模が大きくなりすぎずに済むのではないかと思います。

逆だよ。
保管場所が10ヶ所あれば管理責任者は10人要り、事故を起こす危険性は10倍。
最高責任者は1人で日本で一番安全な人間に、一番優秀な職員らに任せるべき。
10ヶ所もあればキリのほうの保管場所が事故を起こすよ。

>> 人形峠の跡地で使用済み核燃料は保管できないのでしょうか。

人形峠は人間が使える場所でもったいない。
むしろフクシマ事故現場の東電敷地で、使用済み核燃料は保管すべき。
メルトダウンした核燃料を掘り出して取り出すのは100年以上は無理。
人間が東電敷地に住むのは永久にできませんから、そこで永久に地上保管。


06. 2013年6月09日 16:45:44 : rWGmzqEtrU
>むしろフクシマ事故現場の東電敷地で、使用済み核燃料は保管すべき。


そう。あたりまえ、ふつうに考えればそれしかない。
こんなことは小学生にもわかる三段論法なんだけど、どうして日本人は理解できないのだろう。


07. 2013年6月09日 19:42:27 : Uh8SXI15rw
2013/06/09 〖長野〗小出裕章講演会 未来を担う子どもたちのために今できること

 2013年6月9日(日)、長野県松本市の松本文化会館で小出裕章氏講演会「原発事故後の日本を生きる 〜 未来を担う子どもたちのために今できること」が行われた。

□内容(予定)13:00〜16:30
 講師 小出裕章氏(京都大学原子炉実験所 助教)

□主催 小出裕章講演会実行委員会
□詳細 http://no-genpatu.com/information/327.html(サラバ原発・変えよう暮らし方の会)

※掲載期間終了後は、会員限定記事となります。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/83999
http://hiroakikoide.wordpress.com/


08. 2013年6月09日 19:49:40 : yG7bZ57Vm2
「毒物をなんとか周辺に撒き散らさない」というのは正しいが、 この男は瓦礫や汚泥を東電本店に持って行って都民は被曝を受け入れろなんて言ってたな。
避難を最優先にして、人が住めない福一や福一周辺に集めろよ。

二枚舌に続き、印象操作論法について。
貼り付けだけの宣伝員もいるみたいだから、俺もただ貼っておくよ。 内容は個人で判断してくれ。 あたりまえのことだが、俺は全否定でも全肯定でもない。ダブルバインドで身動きが出来なくなった人には、こんな補足もつけておかないとね。自分の頭で考えないと、ほんとに気が狂うよ。

小出 裕章 「原発のウソ」の印象操作論法1:都合が良い数字のみ使う」
http://blogs.bizmakoto.jp/kaimai_mizuhiro/entry/4860.html
小出 裕章 「DNAの切断は修復されます(「原発のウソ」の印象操作論法へのツッコミその2)」
http://blogs.bizmakoto.jp/kaimai_mizuhiro/entry/4879.html


09. 2013年6月09日 22:08:23 : Uh8SXI15rw
豪ABC放送が取材し放送した「福島第一原発4号機の燃料プール問題」が衝撃的 / 腕時計型カメラでの潜入映像も
http://youpouch.com/2012/07/03/71390/
https://twitter.com/h_koide_bot

足尾から水俣、反原発へ 没100年を生きる田中正造
6月8日 1時59分
公害の原点といわれる足尾鉱毒問題を追及した田中正造が死去して、ことしで100年。
徹底して被害住民の側に立って国や企業の責任を追及し続けた正造の思想や行動は、その後も水俣病などの公害闘争や市民運動などに大きな影響を与え、今、反原発を訴える研究者からも「正造の行動が支えになっている」との声が上がっています。
没後100年を経て今に生きる「正造」を追いました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130608/K10051583111_1306080137_1306092134_01.jpg
ゆかりの地巡るツアーに200人
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130608/10015158311000_01_0607_02_kinenhi.jpg
ことしの4月29日、田中正造の出身地、栃木県佐野市では、正造ゆかりの地を巡るツアーが開かれました。
主催したのは、正造の業績を語り継ぐ活動などを続ける「渡良瀬川研究会」や「田中正造大学」などの市民団体。
県内外から約200人が参加し、正造の墓がある惣宗寺や、正造を支えた地元支援者の旧宅跡などを3時間かけて歩きました。
隣の群馬県館林市から参加した増山千鶴子さん(69)は「隣の市にいても意外と知らなかったことが多く勉強になりました。ほかの人にも伝えたいです」と話し、東京から訪れた松木弥栄子さん(68)は「祖父が正造と縁があったと知って6年位前からイベントがあるたびに佐野に来るようになりました」と話しました。
主催団体の1つ、「田中正造大学」の坂原辰男代表は「県外からの参加者が全体の3分の2です。正造から学ぼうという動きが今も広がっていると実感しますね」と話しました。
足尾鉱毒問題と被害住民救済にささげた生涯
田中正造は、1841年に現在の佐野市で名主の家の長男として生まれました。
青年時代から反骨精神をのぞかせ、県議時代には、強引に土木事業を進める三島通庸県令に徹底して対抗し、投獄されたこともありました。
1890年に衆議院議員に就任し、足尾銅山の鉱毒被害に直面しました。
渡良瀬川流域の洪水で鉱毒が広がり、農作物に深刻な被害を引き起こしたのです。
正造は被害者の救済と銅山の操業停止を求めて国会で政府を激しく追及、「押し出し」という住民の請願運動とも連動して活動を続けました。
しかし、政府は銅山の生産を優先して積極的な対策を取らず、正造は1901年、議員を辞職して天皇への直訴に踏み切りました。
直訴は失敗しましたが、死を覚悟したとされるこの行動は社会に衝撃を与え、当時、中学生だった石川啄木が新聞配達でためたお金を義援金として送ったというエピソードも残っています。
その後、政府や県が渡良瀬川の氾濫を防ぐ遊水池をつくるため下流の谷中村(現在は栃木県藤岡町)を強制的に買収する計画を進めると、正造は村に移り住んで村に残る住民と共に抵抗して闘い続けましたが、1913年8月、奔走中に病に倒れ、翌9月に死去しました。
新潟水俣病訴訟の法廷に“登場”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130608/10015158311000_03_0607_03_bandousan.jpg
志半ばで倒れた正造ですが、その行動と足尾鉱毒問題は、公害が深刻化した昭和30年代以降、改めて注目されました。
とりわけ水俣病問題は、原因究明に向けた行政の動きの鈍さや、僅かな見舞金で問題を終結させようとする企業など、企業と行政、被害者の構図が足尾鉱毒問題と酷似していると指摘されました。
四大公害訴訟の最初の裁判となった新潟水俣病訴訟に30年にわたって取り組み、熊本の水俣病訴訟でも指導的役割を果たした坂東克彦弁護士(80)は、正造に学びながら裁判を闘い続けたと振り返ります。
「裁判を通して公害の問題を調べれば調べるほど足尾に行き着きました。国や企業が被害者をつぶしていく構図が同じでした」と当時を振り返ります。
昭和46年に第1次訴訟で勝訴すると、仲間を連れて初めて足尾を訪れました。
以来、何度も足尾や佐野に足を運び、新潟水俣病第2次訴訟の最終弁論では、法廷で正造のことばを引用しました。
「被害者の声ノ立タザル原因一ノミニナシ(被害者が声を上げられない原因は1つだけではない)」。
水俣病の認定を求める被害者は、本来、結婚や仕事での差別をおそれて被害を受けたのに隠そうとする事情がある。
それなのに被害者として認定を求めると「ニセ患者」と言われる。
こうした状況に坂東さんは激しい怒りを感じ、足尾鉱毒事件から変わらない被害者の置かれた現状を法廷で訴えたのでした。
その後、政治的な決着の流れに反発して訴訟の最終盤で弁護団長を辞任した坂東さんは、今も水俣病問題を伝える活動を続けています。
「とにかく徹底した現場主義だったことは学ぶべきで、いつの時代も変わらない大切な姿勢だと思います」。
反原発の研究者「正造さんの存在が支え」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130608/10015158311000_04_0607_04_koidesan.jpg
大阪府熊取町にある京都大学原子炉実験所。
反原発を訴える代表的な研究者の1人、小出裕章さんの机には、約20年前から正造の写真が置かれています。
「正造さんの生き方そのものが私の支えでした」。
原子力に夢を求めて東北大学工学部原子核工学科に入学しましたが、女川原発の建設計画や反対運動に直面し、原発について考え抜いた末に「都会で引き受けられない危険を抱えているから過疎地に押しつけている」との結論に行き着きました。
1970年に反原発に転じ、大学闘争や水俣病問題が進行するなか、自然と足尾銅山や正造を学び、その生き方に強くひかれたといいます。
「名家に生まれて国会議員になり、出世街道をばく進できたのに、銅山を優先する国の流れに命を懸けて抵抗し続けた。自分に忠実に生き続けたその存在がずっと支えになっています」。
小出さん自身も40年以上にわたって一貫して反原発を訴え続け、福島の原発事故のあとは、毎週のように原発問題を考える集会などに招かれ、全国を駆け回っています。
小出さんは、原発事故を巡る国と企業、被災者の関係も「足尾鉱毒問題と違うところがあれば教えてほしいほど似た構図」と指摘します。
「加害者が加害者としての責任を取らず、国家が加害者を助けて被害者を見捨てる構図になってきている。福島の事故は今も進行中で、人々の苦難も進行中であることを忘れないでほしいと思います」。
研究室ではむだなエネルギーを使わない主義で、日中は電灯をつけず、夏もエアコンをつけず、時折、正造の写真を見ながら地道な研究生活を送っています。
「足尾の問題と同じで、原発も再稼働や原発輸出の流れになるかもしれませんが、私自身は研究者として責任を果たしたい。正造さんのようには到底できませんが、少しでも正造さんのように生きたいと思います」。
「真の文明は山を荒さず」
田中正造の地元の佐野市では、市役所と市民グループが連携して、去年から「没後百年顕彰事業」を進め、来年春までに56事業を行い、1万5000人の参加を目指しています。
100年前に正造の葬儀が行われた10月12日と13日には、記念式典や、当時の葬儀の列を再現するパレードを行い、正造の思想を未来につなげようとアピールします。
「田中正造大学」の坂原辰男さんは「一過性のイベントでなく、足尾鉱毒問題の環境汚染の爪痕が残った場所を語り継ぐなど、正造の思想や足尾の教訓を次の世代に伝えていきたいと思います」と話しています。
最後に、正造を慕い続ける坂東さんと小出さんが共に、強く印象に残っているという正造のことばを紹介します。
没後100年の今も輝きを増すことばは、さらに今から100年後、どう受け止められるでしょうか。
「真の文明は 山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし」

(ネット報道部 山田博史)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130608/t10015158311000.html


10. 2013年6月09日 22:37:08 : hoCL8veNHY
田中正造の人権・平和思想
http://www8.plala.or.jp/kawakiyo/kiyo46.htm
戦争は罪悪である
世界の軍備は全廃すべきである
国家間の紛争は話し合いで解決すべきである
人民を救うことを訴える
人民があって国家がある
国民は国民としての権利、人道を保全することを努めよ
人権は法律よりも重い
地方自治は国家の基礎である

田中正造、天皇に直訴/1901
http://www.c20.jp/text/ys_20sei.html
12月10日、帝国議会開会式からお帰りになる途中の明治天皇の馬車に、紋服姿の白ヒゲの老人が走り寄り、直訴を企てたが、護衛にさえぎられた。 老人は2か月前代議士を辞職したばかりの田中正造。栃木県を流れる渡良瀬川が上流の足尾銅山から出る鉱毒によって汚染され、魚が捕れなくなったり、農作物が年々減るなどして沿岸の農漁民を悩ませている実情を知り、代議士として10年間、対策を訴え続けてきたが、政府に無視され、ついに直訴という非常手段に訴えた。この直訴をきっかけに、世論も盛り上がり、政府はやっと鉱毒除去に乗り出したが、抜本的解決には至らなかった。


11. 2013年6月18日 10:59:49 : NtVNozctMo
http://hiroakikoide.wordpress.com/

☮6月9日 〖長野〗小出裕章講演会 未来を担う子どもたちのために今できること(YouTube)
http://hiroakikoide.wordpress.com/2013/06/17/matsumoto-2013june9/#more-6113

☮3月10日 汚染地帯に居残れば必ずからだが傷つき、逃げれば心が潰れてしまう/小出裕章「福島第一原発の現状と私たちの未来 原発ゼロ世界へ」
http://hiroakikoide.wordpress.com/2013/06/17/wakayama-2013mar10/#more-6101


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