［ウィーン　９日　ロイター］ - 国際原子力機関（ＩＡＥＡ）は９日、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第１原子力発電所から放射能汚染水が海に流出している問題について、状況を注視しており、要請があれば支援する用意があると表明した。

ＩＡＥＡの広報責任者Serge Gas氏は声明で「日本の当局者は既存の流出および今後の流出への対策方針を説明している」と述べた。

その上で、ＩＡＥＡは液体廃棄物の処理方法について日本の当局に既に勧告しており、ＩＡＥＡ調査団が４月にまとめた報告書で、東電に対し蓄積した水の処理方法を見直すよう求めた点に言及。汚染水流出を速やかに検出し、影響を最小限に抑える十分な措置を講じることが最も重要とした調査結果に触れ、「ＩＡＥＡは引き続き、要請があれば支援を提供する用意ができている」と表明した。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE97801R20130809

これは、>>01の「ＩＡＥＡは液体廃棄物の処理方法について日本の当局に既に勧告しており…」
を読めばわかることだとおもいます。いまのところ公表されていませんが、産経の社説
にあった、汚染水の海への放出案などないとおもいます。

しかし、いま現在汚染水は海へ漏出しつづけているわけですから、海産物が全面的に食べられなく
なる日は近いということです。

　日本政府は今月7日、東日本巨大地震（2011年3月11日）によって事故が発生した福島第一原子力発電所から「高濃度の放射性物質を含む汚染水が毎日300トンほど海に流出している」と発表した。大地震が発生して以降、原子炉建屋の地下や、これとつながるトンネルにたまっていた水が放射性物質で汚染され、土の中に漏れて地下水に混ざり、海に流れ出たというわけだ。だが、日本政府は汚染水の流出に関する確実な情報を公開していない。

　福島第一原発から流出した汚染水には、がんを引き起こすセシウムやストロンチウム、トリチウム、プルトニウムなどの有害な放射性物質が多く含まれている。同原発を運営する東京電力が先月末、同原発周辺の汚染水について標本調査を行ったところ、1リットル当たり23億5000万ベクレルものセシウムが検出された。これは通常許容される基準値の1700万倍に達する。また、福島県沖で捕獲された魚介類からは、基準値の2500倍を超えるセシウムが検出された。汚染水が流れ込んだ福島県沖の海域で獲れた魚介類を人間が口にした場合、必然的に放射性物質を体内に取り込むということがはっきりした。

　福島県沖を流れる海水は、海流に沿って米国西海岸やパナマへと流れ、さらに北赤道海流に合流して日本列島に戻っている。韓国周辺の東海（日本海）や南海（東シナ海）にまで流れ込む可能性は低いが、汚染水による被害が北太平洋に面するほかの国々に広がる可能性や、海流周辺で捕獲される魚が放射性物質に汚染される危険性が高まったというわけだ。汚染水の流出が長期間にわたって続けば、北太平洋全体の生態系に悪影響を与えかねない。

　東京電力は先月、参議院議員選挙の3日前に、福島第一原発から発生した水蒸気から高濃度の放射性物質が検出されたにもかかわらず、これを否定した。安倍晋三首相はこれまで、事故の収拾を東京電力に一任してきたが、汚染水の流出問題をきっかけに「今後は政府が責任を持って対策を講じていく」と表明した。日本政府は直ちに、汚染水問題についての正確な情報を周辺諸国に提供する義務がある。

　韓国政府も強いメッセージを日本に伝える必要がある。韓国政府は汚染水流出問題をきっかけに、日本産だけでなく、北太平洋沿岸で漁獲された水産物に対する輸入・検疫体制に隙がないかどうか、徹底的に点検し、国民を安心させなければならない。

朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
☮http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/08/10/2013081000634.html

Fukushima plant leaking toxic water into Pacific Ocean
http://www.presstv.ir/detail/2013/08/05/317354/fukushima-plant-leaking-toxic-water/

Mon Aug 5, 2013 5:58PM GMT

(転載開始)

Japan's Nuclear Regulatory Authority says the country's crippled Fukushima nuclear plant is leaking contaminated water into the nearby Pacific Ocean.

Shinji Kinjo, head of a Nuclear Regulatory Authority (NRA) said on Monday that radioactive groundwater at the damaged facility had risen above a barrier installed to contain it. This means the toxic water is likely flowing into the sea.

"Right now, we have an emergency," he added.

The regulatory watchdog has accused the Tokyo Electric Power Company (TEPCO), the operator of the Fukushima Daiichi nuclear plant, of neglecting the issue.

"TEPCO's sense of crisis is weak," Kinjo said, adding, "This is why you can't just leave it up to TEPCO alone to grapple with the ongoing disaster."

However, TEPCO says it has taken various measures to stop the leakage.

The Fukushima plant was destroyed in a mega earthquake followed by a tsunami on March 11, 2011. At that time, the Japanese government allowed TEPCO to dump thousands of tons of radioactive water into the sea in an emergency move.

The developments come as a Japanese parliamentary panel has found that the incident at the Fukushima nuclear plant had been a “man-made disaster” and not only a result of the tsunami. The report criticized “governments, regulatory authorities and Tokyo Electric Power” for being devoid of “a sense of responsibility to protect people’s lives and society.”

JR/SS

(転載終了)

●イランは原子力開発を進める国策からか、IRIBイランイスラム共和国・国際放送やプレスTVでも、福島第一原発についての報道を控えめにしてきました。そのイラン国営メディアが重大ニュースとして取り上げるのですから、これまでの姿勢を変えなくてはならないほど、イラン政府が認識していることを示しています。

とっくの昔から１〜４号機すべての回りの地中が放射能田んぼ状態なのさ。山側の地地中だって建屋山側のひび割れから逆流しており同じことさ。

そこ掘れワンワンじゃないが１〜４号機建屋周囲はどこを掘っても汚染水噴出だ。

私がコメントでこれまで断定してきたことは、この地中汚染水に限らずほぼすべて当たってる。
1号機メルトダウンの時刻が３月１１日午後９時頃の件（小さい報道だったが研究組織のメルトダウンシュミレーションで同じ時刻を裏付けていた）や非常用復水器＝ＩＣ回り地震破損しかり（後に国会事故調や複数の専門家や福１の技術者が破損疑惑を出している）だ。この二つはいずれ必ず白状することになる。そして今回海へのダダ漏れ早晩白状するの件（翌日東電は白状した）しかりだ。

すべての建屋がザル状態でその修復など移染利権と同じで１００％不可能なんだから、1〜４号機群から数百ｍ以内の領域を深度数百ｍの出来る限り超高耐久性の地中壁を作るしかない。もっともその地中壁も大地震に遭えばやられるだろうし、そうでなくても数十〜１００年でところどころ漏れ出すだろから、作り変えを永遠にするしかない。また壁最下部より深く燃料が沈降したなら、壁下を回り込んで逃げ出す放射能は諦め運を天に祈るしかない。

初めから、注入した冷却水の収支が合わなかった。

建屋の水位に、大した変化がなければ、漏れていたと言うことだ。

今の時期に、マスコミと一緒になって、東電は問題をうまく扱えていないとキャンペーンを始めたことを、疑わしく思っていた。

＞2013年8月10日土曜日
【汚染水問題】きっこ氏の大スクープのウラが「半分」取れた模様！
メールで送信BlogThis!Twitter で共有するFacebook で共有する
きっこ（ジャコビニ流星打法）　８月８日
https://twitter.com/kikko_no_blog/status/365129664685023233
「福島第一原発から毎日数百トンもの放射能汚染水が海へ流出していたことを東電は去年のうちから把握しており、今年３月までには首相官邸にも報告済みだった。しかし首相官邸から「発表は参院選後にしろ」との指示があったため東電は隠蔽し続けてきた」との情報あり。今、情報の裏付けを取っている。

　　　　　　　　　　　　　　　↓

☆人類が経験したことのない海洋汚染が始まろうとしている
（田中龍作ジャーナル）

http://tanakaryusaku.jp/2013/08/0007683

東電が政府に上記を報告したのが今年の４月26日である。だが、政府は参院選挙もあり表だって動かなかった。（海に流出する汚染水の量が、災害対策本部と東電の間で150トンの開きがあるのは、調整の結果だろうか？）　

http://alcyone-sapporo.blogspot.jp/2013/08/blog-post_3268.html?spref=tw

溶けた燃料から放出されているのなら膨大な量があるはずだ

　東京電力福島第一原子力発電所で汚染された地下水が海に流出している問題で、東電は１０日、汚染水をせきとめるため地中に作った壁の上から、地下水が海に流出していることを確認したと発表した。

　壁は、地表から約１８０センチの深さの地中が上端となっているが、壁に近い陸側で汚染水の水位を調べたところ、壁より約６０センチ高いことが判明したという。

　東電は、汚染された地下水の海への流出を止めるため、７月から護岸に特殊な薬を入れ、地中に壁を作る工事を始めた。しかし工事の後、地下水の水位が上昇しており、壁を乗り越えて海に地下水が流出する可能性が指摘されていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130810-00000747-yom-sci

1日800トン、1年でおよそ30万トン。2015年中に福島第一の敷地内にタンク敷設用地は
なくなるという（もっと早期かもしれない）。海にタンカーを並べても毎年１基づつ
増えていく。

５０年で収束するならそれでもなんとかなる。でも希望はまずない。