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小出裕章氏「2018年に切れる日米原子力協定を破棄するべきです。」 (まっちゃんのブログ) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/857.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 8 月 11 日 17:00:00: igsppGRN/E9PQ
 

http://ameblo.jp/misininiminisi/entry-11590447987.html
2013-08-11 10:02:43NEW ! まっちゃんのブログ


京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏が


報道ラジオ番組「ラジオフォーラム」という番組で


日米原子力協定に関して、小出裕章氏は


「2018年に協定が切れる日米原子力協定を


破棄するべきです。」と発言しました。




アナウンサー : 小出さん 


小出氏 :はい 


アナウンサー : 今日もよろしくお願いします。


小出氏 :こちらこそよろしくお願いします。


アナウンサー : え〜 小出さん。今日はですね。ズバリですね


日米原子力協定についてお聞きしたいとお聞きしたいと思うんですが


小出氏 :はい


アナウンサー : 私もちょっと調べましてね。この協定は1955年に


まず結ばれて、1968年に旧協定が結ばれて、そして1988年に今の協定が


中曽根内閣だと思うんですけど結ばれて、この協定が今も有効なわけですよね?


小出氏 :そうですね。確か、30年だったですかね?


アナウンサー : そうです。30年で、だから、2018年までこの日米原子力協定


が今もあるわけですね?


小出氏:もちろんです。


アナウンサー : 小出さん。この協定はどんな内容でどんな


問題点がありますか?


小出氏 : 原子力協定だけを特別、あの歴史の流れから切り離すというのは


もちろん間違いなのであって、日本というこの国がサンフランシスコ講和条約で


一応、米軍から解放された時からの流れの中で理解するべきだと思います。


そして日本には、日米安全保障条約があるわけですし


日米地位協定というものもあるわけですね。


そういうものの基本的な枠組みは何かというと


日本というものが米国の属国になっていく、そういうことなのですね。
 
原子力協定ももちろんその一部をなしているわけで、米国の指導の下というか


米国の思惑の枠組みの中で原子力をやってきた。


米国に付き従っている限りは一定の自由を与えてやろう、そういう協定です。


アナウンサー : 例えば、核燃料サイクルですが、日本はやめたいと思っても


この協定がある限りはやめれないでしょ? 


小出氏 : もともとは、米国も日本には核燃料サイクルは


やらせたくなかったのです。


というのは、核燃料サイクルというのは、いわゆる核兵器製造サイクルと


いうべきものでして、原子炉で出来たプルトニウムを取り出すということが


一番の眼目なのですね。


でも、日本はなんとしても自力で核兵器をつくる力、技術的な能力を


つけておきたいと思ったわけで、その中心技術である再処理ということを


やりたかったのです。


ところが米国としては、やはり日本にそれをやらせるのはまずいかもしれない


と思ってですね。日本が再処理に手をつけるということに関しては


ずいぶんと米国の中で随分反対があったのです。


その反対を押し切って、1977年に東海の再処理工場というのが


動き出したわけで、ようやく、日本としては、米国から了承を取り付けて


核燃料サイクルに踏み込むことが出来たということなのです。


それをもちろん、簡単に日本が手放すことが出来ないわけですし


米国としても日本が指図に従ってるかぎりは、世界で唯一なのですね


核保有国以外に再処理工場を認めたというのは日本だけなのであって


日本が属国である限り、認めておいてやろう、というそういう枠組みの中で


原子力協定があるのです。


ですから、歴史の流れの中で考える限りは、日本は自分でも抜けたくない


だろうし、米国としても今も枠組みが維持できている限りは


日本はその枠組みで利用したいと思っていると思います。


アナウンサー : 例えば、アメリカの原子炉を日本が購入することで


ウランあるいはプルトニウムの燃料でアメリカは儲けていこう


そういう考えもあったんですか?


小出氏 : ウランを売りつける。或いは、その原子力発電所というのは


天然のウランでは日本の原子力発電所は動かないわけで


濃縮という大変厄介なことをしなければいけないのですが、米国はウラン濃縮


つまり原爆をつくるためのウラン濃縮工場をたくさん作りすぎてしまって


そこから出てくる濃縮ウランをどこかへ売らなければ儲からないのですね。


アナウンサー : アメリカは余ってたんですか?


小出氏 : そうです。山ほど余ってますので、とにかく原子炉を売りつけて


燃料を売りつけることで金儲けをする。


そして、原子炉自身も米国がパテント(特許権)を持っているわけですから


売れば売るほど儲かる。


ただし、米国自身はゼネラルエレクトリック(GE)もウエスティングハウスも


すでに生産ラインと失ってしまっていますので。  


日本の生産ラインを動かして、それでまた金儲けをしようと


目論んでいるわけです。


アナウンサー : 危険は日本任せで、利益はアメリカが取ろうと


しているわけですね。


小出氏 : そうです。


アナウンサー : 日本もまた原子力ムラがそれで儲けたいし


核兵器をつくりたいという本音もあるので


日米のそういう原子力に群がっていた人がお互いいいだろうということで


つくったような協定ですよね?


小出氏 : そうです。まあ、国家としての思惑、企業としての思惑というのが複雑に


絡み合って、もちろん米国は利益を求めるわけですし、日本の企業もすでに


つくってしまった生産ラインがあるので、もう抜けることができないことで


儲けに走っているわけです。  


アナウンサー : 例えば日米安保条約がありますよね。これがあるかぎり


沖縄とか横須賀の基地が日本にあるじゃないですか。


いくら沖縄の人が基地を撤去しろといっても、日米安保条約があるかぎり


なかなか撤去されませんよね。


小出氏 : そうです。


アナウンサー : これと同じ構図が原子力にもあって、結局、日本政府も


基地ビジネスで儲けた人がいますからね。軍産複合体もそれで


儲けたい人がいるし


アメリカだって、日米安保条約の中で沖縄に基地を置きたい、とそういう


両者の野合みたいなものが安保条約であって、結局、沖縄の人が


苦しんでいると。


小出氏:そうです。


アナウンサー : 先生、この原子力協定、2018年に期限が切れます。


これは破棄させなきゃダメですね。


小出氏:私は破棄するべきだと思いますし、原子力協定だけでなく
 
地位協定だって破棄しなければいけないし、日米安保条約も破棄すべきだと


私は思います。
   
アナウンサー : 本当の意味で独立していかないといけないですね。」


 

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コメント
 
01. taked4700 2013年8月11日 18:19:49 : 9XFNe/BiX575U : I9Q1eAqr2s
小出氏は本気で言っているのだろうか。

>米国も日本には核燃料サイクルはやらせたくなかった

1970年(昭和45年)、新型転換炉原型炉「ふげん」は建設着工、高速増殖実験炉「常陽」は原子炉の設置許可、高速増殖炉「もんじゅ」は立地自治体である敦賀市の了承をとっていたのです。1970年に「ふげん」が建設着工と言う意味は1960年には地元に話が行っていたということであり、当然、その前の1950年代、つまり、原子力の平和利用が喧伝されだした1954年頃から政府内部で検討が始まったということです。その頃に、アメリカの意向に逆らって日本が何かをやれるような状況だったとはとても思えません。

2011年の原発事故後の脱原発方針でさえアメリカの圧力できちんと決めれない日本が、なぜ戦後すぐにアメリカの意思に反して核燃料サイクルをはじめられるのか。

小出さんは結局、アメリカが用意した巧妙な世論工作員なのでは?

そして、小出さんが「2018年に協定が切れる日米原子力協定を破棄するべきです。」と言い出しているいうことは、アメリカ当局が2018年、つまり、5年後には日本を世界の核廃棄物処分場にするという工作が完了すると読んでいるからではないだろうか。5年後は、このまま年内にTPP批准が決まれば、交渉過程の秘密解除がされるとき。


02. 2013年8月11日 21:13:37 : dyFEP2PFxs
1.さん
 日米原子力協定を破棄する。→世界の核廃棄物受け入れを余儀なくされる。という事の間の、事象のつながりというかロジックを教えていただけると有難いのですが。


03. 2013年8月11日 23:51:38 : KjleDtZKxA
軍産複合体が日本にやらせたと考えた方がいいと思う。
もちろん一部は、核兵器欲しさに軍産複合体に乗った連中も居るはず。
片側だけでは考えられないだろう。
余った濃縮ウランを売ったあと、自国の核兵器のプルトニウムの更新は、自国のリスク低減の為に日本にやらせたかったはず。
日本に核を辞めさせないのは軍産複合体だし、アベちゃんは飴と鞭でセールスして居る。
今見えている奇妙な再稼働推進、被曝奨励
脱原発言論封じ込めの、暴力的展開の理由を示せるのはその筋しかあるまい。

04. taked4700 2013年8月12日 00:38:20 : 9XFNe/BiX575U : hgXh4UvRF6
>>02

02さん、

>日米原子力協定を破棄する。→世界の核廃棄物受け入れを余儀なくされる。という事の間の、事象のつながり

という意味で自分は発言をしていません。「世界の核廃棄物受け入れを余儀なくされる」という判断は、ずっと以前から、つまり、2011年頃から自分が考えていたことです。判断の根拠は自分の今までの投稿に書いてあります。

原発と核廃棄物、日本と世界の現状について。
http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/519.html
投稿者 taked4700 日時 2012 年 5 月 07 日 05:32:23: 9XFNe/BiX575U

>その答えがAtoms for Peace 原子力の平和利用だったのです。しかし、このような言い方ではあまりに漠然としてピンときません。ここでも具体的に考えて見ましょう。世界中に原子力発電所を作るとどうなるでしょうか。世界中で原子力発電所が地震で壊れる可能性が出てきます。そして、その可能性は地震の頻発地域ほど高いでしょう。アメリカの西部はかなり地震が頻発する地域ですが東部はほとんど地震が起こりません。ですからアメリカ西部にあるハンフォードの原子炉施設はなるべく早く閉鎖して地震のほとんど起こらないアメリカ東部へ原子力発電所を建設し、そこから原子爆弾の原料であるプルトニウムを調達すればいいのです。世界のいろいろな国で原子力発電所が出来るのですから、アメリカ東部に原子力発電所が作られてもあまり反対は起こりようがありません。そして、もし、地震の頻発する地域で原子力発電所が地震によって壊れたら、そして、国土が放射能汚染されてしまったら、そこへ世界中の国から出る核廃棄物を処分することを国際的に提案して全世界合意の上でその汚染された国の国土をアメリカも含めた世界中の国々の核廃棄物処分場にすることが出来るのです。アメリカ一国だけがどこかの国を自国の核廃棄物処分場にしようとしたら国際的な非難を避けることが出来ないでしょう。しかし、世界中の国がみんなでその汚染された国を処分場として使うのなら、アメリカは非難を浴びることはありません。

***************************

つまり、小出氏の発言である日米原子力協定を2018年に廃止するという意味は、2018年には日本が独り立ちをしてアメリカのくびきから逃れられると日本を安心させているだけではないのかという意味です。

2018年までに日本社会はほぼ完全に今のイラクのような社会にされてしまい、世界の核廃棄物を受け入れるしか生きる道が無くなるのではという意味です。これが、今の日本社会からいろいろな被害を受けている自分のある意味とても自然な見方です。
それほど、今の日本は劣化していて、何をやっているかさえ分かっていないということです。


05. ゆめ 2013年8月12日 05:01:14 : cfud1u9ojZ7VI : ZelCBE4Wrc
5年後日本が存在するとはひいき目に見てもあり得ない!

小出氏は何時も、なぜ曖昧な表現をするのか?

暗殺を恐れてのぼかし表現で妥協協定が有るのだろうか?

3年もすれば誰でも判るでしょうが、手後れ!!


06. 不乱坊 2013年8月12日 05:43:58 : kbTBOGSw0930o : B7t2WG350w
>いくら沖縄の人が基地を撤去しろといっても、日米安保条約があるかぎり
前から思うのだが、こういうのを憲法95条で住民投票すべきなのではないか。
アメリカとの条約だから、従えというのは乱暴だ。原発も、国策だから従え、だったと思うが。
ヘリ墜落から一週間で、オスプレイの残りを沖縄に飛ばすつもりらしいからな。
>そこから出てくる濃縮ウランをどこかへ売らなければ儲からないのですね。
戦後の学校給食で子どもにパンを食わせたのもアメリカの小麦を買わせるためだった、のだっけ?
>本当の意味で独立していかないといけないですね。
熱湯浴の皆さん方は、勇ましいことをおっしゃるのが好きな人が多いけど、
日本という国は、つくづく情けないと思う。いつまでたってもも擬似独立だから。

07. 2013年8月12日 05:48:13 : 8HktFtGF86
いま、核拡散、核被曝強要、これまでは、核電力技術・料金詐欺・・・
の違法、犯罪現行中。
皆被害者であるけれど、加害者は極刑判決が下されている、だろ。
被害者として、語るべきことは、避難、救援、全核即時廃絶、と、裁き。
広島、長崎、福一の、郷土破壊、
無差別大量殺傷・核被曝強要犯罪現場の列島で語るべきことは、これ以外無い。
アメリカ、北朝鮮、ロシア、中国、イスラエル、印、パ、英、仏・・・
何の、糞もねぇ、ここは、民族大虐殺、詐欺、恐喝・・・の進行中の事件現場だ。
第3者的なコメントなどねぇんだ。
そんなコメントは、みなゴマカシ、大嘘、詐欺の続き、もしくは、
核犯罪者の、極刑逃れの、時間稼ぎ、はぐらかし、若しくは、狂人しかねぇ。
そんなものは、まとめて、即時極刑、もしくは、永久に病院に閉じ込め。

08. 2013年8月12日 05:57:38 : 8HktFtGF86
07、被害者が語るべきことに、追加・・・事故の収束、核非拡散。

09. 2013年8月12日 07:58:20 : GWgfOtzy4g
小出さんは地位協定や安保も廃止すると言ってほしいね。そうしないと属国からの独立は出来ない。全部セットで繋がってるからね。もう一ついえばサンフランシスコ取り決めの破棄と日本の独立の宣言だ。サンフランシスコは日本に住む住民の自治を認めると書いてあるだろ。おまけに日本語の正文はないから条約では無いのは明白。外交権と防衛権も無い。売国の米国工作員吉田がやってきたことだが戦後65年日本人は見て見ぬふりをしてきた。下関条約の第1項のような朝鮮の独立を認めるというようなことは書いて無い。韓国は下関条約第1項を隠蔽してきたのと同じで日本も変らんのよね。だから政府が米国からの独立を宣言すれば時代は変わる。米国も英国の植民地からの独立を宣言するべきだね。

小出さんは自分的に徹底的に検証した結果3号機爆発が核爆弾によるテロ疑惑の可能性が無いのだということも言わんし、3、4号機でウラン濃縮をしてたという原発の本当の目的の疑惑がネットで言われてることにも言及せんだろ。専門家だから疑惑は解明せんといけん。それをせんのは米国の紐が付いてる可能性があるか、または自己保身のかのうせいだろうね。かれが理屈をのべて全ての疑惑を否定すれば多くの人が納得するからね。311がテロだというのも小出さんはとことん解明せんだろ。知らん顔だ。地震が起こる前に冷却装置がとまってたというネットの疑惑には徹底的に検証して白黒つけるのが仕事だろ。なんか小出さんは変よね。陰謀論は懸賞の結果否定しますといえばいいんだからね。中途半端に含みをもたせてる。


10. 2013年8月12日 08:37:01 : 8NcqzHYN5c
終戦が昭和20年で原子力基本法の発布が昭和30年だから、日本が敗戦からいかに早く動いているかがわかる。

戦後の日本は昭和27年まで飛行機の製造が禁止されており、日本が原子力事業を行うことには米国内でも大反対があったはず。

ましてや核爆弾の製造に繋がるため核保有国以外に許されていない再処理を許されていることはよほどのこと。

日本国民が知らないだけで日本国家若しくは三菱、東芝、日立は米国の傀儡なのか。

それとも世界一高額で原油を買っている日本が、同じように6フッ化ウランを米国から高額で買っているから。

米国の戦闘機を自衛隊が高値で買い、三菱がライセンス生産することでも米国企業が儲けている武器ビジネスの仕組みが、そのまま輸出を禁止されていない原発に当てはまるのか。

日本に原発利権があるように米国には世界を動かす原発利権があると思う。

ロックフェラーがスタンダードオイルで財をなし一代で世界一の大金持ちになったことを考えれば、同じエネルギー政策なので日本はロックフェラー財閥の出先なのでは思う。

協定の破棄? 無理です。殺されます。


11. 2013年8月12日 10:58:08 : OaR3q06uUE
>>04
>世界の核廃棄物を受け入れるしか生きる道が無くなるのではという意味です。

ようするにあなたの妄想であって確たる根拠は無いということか。

日本学術会議の「日本に高レベル核廃棄物の埋設適地はない」という勧告がある。
常識で考えてもわかることだが、日本が核廃棄物を受け入れたところで、短期間に
漏れ出し、まず日本が滅亡する。これは、世界の他国の指導者にとっては容認できる
ことだろう。が、当然次に汚染は世界に広まり世界の滅亡を招く。これはどんな幼稚
な人間でもわかることだ。これを世界の指導者が容認できるだろうか。

もし世界の指導者が談合してどこかの国に核廃棄物の処分地を求めるならば、地殻
変動の少ない、地下水の移動のまずない国を選ぶだろう。


12. 2013年8月12日 12:04:22 : QI1ZdwThAQ
>>11

taked4700って、凝り固まった変人なので、いつも同じ「日本が核廃棄物処理場になる」をくりかえす。

あなたの意見は私も以前指摘したが、彼には聞く耳がないんですよ。

ここでも小出さんの意見はまず妥当なことを言っていると思うが、なぜ「アメリカの用意した巧妙な世論工作員」とか、突飛なことを言うのだろう?

taked4700こそ、ウヨ側が用意した巧妙な阿修羅工作員っぽいね。


13. 2013年8月12日 12:31:29 : HICGsZYHsM
核廃棄物処分の歴史をみると世界の指導者がまともなことをするとは思えないけど、日本学術会議の勧告って力があるのかしら。
地殻変動、地下水の移動が少ない所といえば南極ですね。南極条約で核廃棄物処分は禁止されてますけど。
誰も責任取りたくないから、地層処分は先送り先送りになるんじゃないかなあ。

とりあえず福一や汚染地帯からの核ゴミのばら撒きをやめてほしいんだけど、これも止まりそうにないですね。
5年後といえば、健康被害が顕著になる頃でしたっけ。どんどん人口が減っていって人がいなくなれば、核ゴミの流通は止まるかな。それまで北や西が無事かどうかは知らんけど。

欧米諸国の放射性廃棄物海洋投棄
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=05-01-03-22


14. 2013年8月12日 12:49:26 : G4Mh92aWVs
阿部のような馬鹿があんなに自信満々に世界に原発を売り歩くのはアメリカの指示がなければあり得ない事です。
単純に考えれば全てが理解できます。バカが自信満々に動く時は、後ろに居る最高権力者がお墨付きを与えた時だけです。
福1の海洋汚染がアメリカ西海岸に大きな影響が有るにも関わらず、何も抗議が無いのは莫大な慰謝料(500兆円)とか、日本の郵便貯金の全額を差し出し、核廃棄物を日本が世界から受け入れる約束をさせられる事です。
日本脱出は「預金封鎖」で不可能にされます。もう日本のハルマゲドンは進行中です。

15. 2013年8月12日 12:56:20 : BxgKgNJpDM
>>12
>taked4700こそ、ウヨ側が用意した巧妙な阿修羅工作員っぽいね。

さすが鋭い

http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/114.html
このスレのtaked4700のコメントが変態過ぎるwww


16. taked4700 2013年8月12日 15:22:42 : 9XFNe/BiX575U : gZdL0VqxdU
なかなか何が問題なのか理解をしていただけない様子ですから、もう少し詳しく書きましょう。

>日本が再処理に手をつけるということに関してはずいぶんと米国の中で随分反対があったのです。その反対を押し切って、1977年に東海の再処理工場というのが動き出したわけで、ようやく、日本としては、米国から了承を取り付けて核燃料サイクルに踏み込むことが出来たということなのです。

と小出氏は発言している。

ところが、東海村の処理施設は次に引用するように、1957年には建設が決まっている。1957年は終戦の12年後であり、アイゼンハワー大統領が核の平和利用を唱えた1953年の4年後。日本の最初の原子力発電所である東海発電所と同じ時期に東海村に設置が決まっている。小出氏が言っている1977年は運転開始時期であり、確かに「動き出した」時期ではあるが、明らかに誤解をさせる文脈で発言をしている。

小出氏が指摘している問題に、低線量被曝のことはあまり出てこない様子だし、学童を早く避難させるべきだとか、原子炉についている監視カメラ映像を公開させろという話しも全く出てこない。

日本の反原発の学者と言えば、62歳で大腸癌により死去された高木仁三郎氏が浮かぶが、まともに健康に老後を送っている人に本当の意味の反原発の方がいるのかと疑問に思わざるを得ない。

カン違いをしないでいただきたいが、日本社会がまったくアメリカなどの欧米勢力に対抗できず、自らの健康を犠牲にしないと不正を告発できないという意味ではない。不正はその社会を構成している人々にとって良くないことだから不正なのであって、社会全体に対してよくない効果を与えるものについてその告発をすることは本来社会の構成員のほとんどにとって歓迎されるべきことなのだ。それがそう言っていないのは、原発が本当に危険なものであり、低線量被曝が5年、10年、20年、または50年後であろうと悪影響を与え続けるということがほとんど理解されていず、反対に、例えば多くの御用学者のように安全だと宣伝したり、またはこの小出氏のように微妙に誤解を招くことを言って本当のことが理解されていかないからだ。その結果、多少の利権を与えられて、このくらいならやっていいだろうという連中が毒を盛ったりしてターゲットになっている人が長期的に痛めつけられていってしまうのだ。今の日本はその程度に状況が悪く、ある意味、ほとんどの人が自ら墓穴を掘っていると思う。つまり、もう少し、目の前の利権に飛びつかず、何が本当のことなのかを考えるべきだということだ。そして、他人を騙して危害を加えることを止めるべきだ。誰かに問題があるのであればそれをちゃんと公言して、公的機関を通して罰を加えるべきであるのは、長い歴史を通して社会が身に着けた知恵のはずだが、それさえも守られていない。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E5%86%8D%E5%87%A6%E7%90%86%E6%96%BD%E8%A8%AD
〒319-1194
茨城県那珂郡東海村村松4-33
日本原子力研究開発開発機構 東海研究開発センター 核燃料サイクル工学研究所
沿革[編集]

以下は「独立行政法人 JAEA 核燃料サイクル工学研究所 : サイクル工学研究所について」による[1]。
1957年6月:原子燃料公社東海精錬所の設置を決定
1959年3月:原子燃料公社東海精錬所の開所式
1966年1月:プルトニウム初入荷
1967年10月:動力炉・核燃料開発事業団東海事業所に改組
1971年6月:再処理施設の建設着工
1975年9月:ウラン試験を開始
1977年7月:使用済み核燃料を初搬入
1977年9月:日米再処理交渉を経て、再処理施設にてホット試験(使用済み燃料を用いた試験)開始
1977年11月:プルトニウムを初抽出
1981年1月:再処理施設にて本格運転を開始
1990年11月:使用済み燃料の累積処理量500トンを達成
1995年1月:ガラス固化技術開発施設にてガラス固化体の製造開始
1997年3月:アスファルト固化処理施設にて火災爆発事故発生。再処理施設の運転を停止
1998年10月:核燃料サイクル開発機構東海事業所に改組
2000年11月:再処理施設の運転を再開
2002年6月:使用済み燃料の累積処理量1,000トンを達成
2004年7月:プルトニウムを用いた「乾式再処理プロセス試験」を開始
2005年10月:日本原子力研究所と統合、独立行政法人日本原子力研究開発機構核燃料サイクル工学研究所となる。
2006年3月:電気事業者との役務再処理完遂。

**************************
東海発電所
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
設置までの歴史[編集]

1957年(昭和32年)12月5日 - 日本原子力発電株式会社が茨城県東海村を発電所敷地候補地に決定
1959年(昭和34年)3月16日 - 東海発電所原子炉設置許可申請
1959年(昭和34年)12月14日 - 東海発電所原子炉設置許可
1959年(昭和34年)12月22日 - 東海発電所の購入契約を日本原子力発電株式会社と英国GEC社で締結
1960年(昭和35年)1月16日 - 東海発電所建設工事着工
1966年(昭和41年)7月25日 - 東海発電所営業運転開始


17. 2013年8月12日 16:07:25 : Z4gBPf2vUA
ようはHAARPの威力は1962年のスターフィッシュ計画で致命的な萎んだ風船状態だ

だからミサイルを併合しないと威力出せない

ミサイル仕込まれないようにする=漁師をうろちょろさせるレーダーに映るんだろう
原発稼動しない=電子反応がなければ核が拡散しない
化石燃料の値切り交渉=代替エネルギーでタダ同然で遣るって計画書見せれば安価になる

車が今までの1/10とかなれば油屋も困るだろうし


18. 2013年8月12日 16:12:13 : jeCKKij4cM
小出氏のソースが東電発表だけってのは確かに変ですね。
さっそく投稿主旨から外れてすみませんが、最近、小出さん、ようやく「避難」を口にしましたよ。
2年以上も過ぎて「避難」を言い出したのは何故でしょうか。

延々と続く収束作業や今後増え続ける仮置き場・処理施設・処分場の建設および維持のための資金はどこで作るのかなという思いはあります。
まあ核ゴミの輸入という可能性はあるでしょうね。アベちゃんもその気だし。アペちゃんというかムラの意向ですか。ムラの動力は利回りですね。利回りに従うとしたら?


19. 2013年8月12日 19:57:12 : AzYzWnxf1U
小出助教とメディア(米国)との間に何らかの手打ちがあったかもしれないな。原子力規制委の姿勢も日本国民の意思を100%反映したものとはいえない。米国の方向を向いて判断をしているようにも見えるし。陰謀論的なものとしては田中宇コラムに米国民主党による日本政府への圧力による脱原発論があるが、これが仮に事実だとしてメディアを介して小出氏に対する何らかの働き掛けがあるという考えもアリではないだろうか?

20. 2013年8月12日 20:06:21 : cbA9jkGQGo
アメリカとの協定は全部見直して、対等な立場で結んでいいものは結べばいい。

そうでなければアメリカが何を言おうが破棄すべき。

同盟とは対等な立場でお互いの国益を追求して尊重していくことだろう。


真の独立の為に。。。



21. 2013年8月12日 21:07:53 : xePEar6lwo
>>01
ちょっと穿ちすぎ、飛ばしすぎのように思います。
核燃料サイクルの要はなんといっても再処理、そしてウラン濃縮です。
高速増殖炉が何基あったところで、再処理でプルトニウムを取り出さなければ高レベル廃棄物が貯まっていくばかりです。

日本が最初に導入した原子力発電所は黒鉛炉です。天然ウランを燃料にプルトニウムを生産できる。
軽水炉でなく、わざわざイギリスからプルトニウム生産炉を導入した時点で日本の下心は丸見えだったでしょう。しかし、それでとくにアメリカが反対したということもないようです(交渉の記録を調べたわけではないのですが)。
再処理さえ抑えればどうということもない、ということだったのではないでしょうか。それよりもプルトニウムの可能性を餌に、日本をアトムズ・フォー・ピースに誘い込むことを優先したのだと思います。
結果として日本は米英の手の内に入ったわけです。
さらに資源自立を目指しフランスとのウラン燃料交渉を進めようとした田中外交がアメリカに警戒され、フランスの手の内にも入るという結果だけが残ったのでしょう。

再処理による核燃料サイクルの確立、プルトニウムの抽出は、原子力開発出発当初から日本政府の悲願だったはずです。当然そのための交渉は続けられていたでしょう。
1967年、アメリカは日本国内での再処理を認めましたが、再処理ごとにいちいち日米共同決定が必要というものです。
日本での自主的な再処理が認められたのが1988年の日米原子力協定なわけです。しかし自主的に見える反面、さらに厳しい制約がついたとも言えます。協定には「アメリカの安全保障に関係する」という趣旨が入っています。
日本でのプルトニウムの動きはアメリカをはじめとする諸国の厳しい監視下にあります。


>なぜ戦後すぐにアメリカの意思に反して核燃料サイクルをはじめられるのか。

はじめからアメリカの掌の上なのです。
1988年の原子力協定によって日米安保の「絆」は一層固くなり、日米は本当のトモダチになったと言えるでしょう。
小出さんが日米安保条約を持ち出したのはそういう意味ではないかと思います。


>2018年には日本が独り立ちをしてアメリカのくびきから逃れられると日本を安心させているだけではないのか

ではなくて、原子力協定破棄は日米安保を破棄するのと同程度の困難をはらんでいる、というのが小出さんの見方だと、私は受け取りました。
小出さんの発言は「安心」ではなく、むしろ絶望の影を帯びているように見えます。


>>16
>ところが、東海村の処理施設は次に引用するように、1957年には建設が決まっている。

とは

>1957年6月:原子燃料公社東海精錬所の設置を決定

ですか?
これはウラン鉱からイエローケーキを作る施設でしょう。再処理とは違います。

近い将来、トモダチの友情の証として核廃棄物処理を引き受けるということは充分にありうると、私も思いますが。
アメリカでの核廃棄物処理はデッドロックにぶちあたり、たいへん困っているように見えますから。
アメリカだけでなく世界の国々の核廃棄物処理を引き受けるということもありうるでしょう。今の原発セールスはやる気満々のように見えます。

なお、私自身はアメリカ云々よりも、まず日本がどうするのか、それをはっきりさせることが最優先だと思っています。

プルトニウムと手を切るのか切らないのか。

日本国防軍をなんちゃら言う前に、緊急時の自衛隊運用をどうするのか、それすらおぼつかないのではないか。福一事故時、化学防護部隊を注水の前線にまわし、爆発に曝してしまったわけですが、それでいいのか?彼らこそ放射線防護、測定の実戦的エキスパートだったのではないでしょうか。地域の放射線を測定し住民避難を誘導するべく展開することはできなかったのでしょうか。

そんなところから自立の準備を始めるしかないかなと思っています。
68年前に足腰どころか背骨まで砕かれ、リハビリもおろそかにしてきた国が自立するのは容易なことではないとも思いますが。


22. 2013年8月12日 21:39:10 : xePEar6lwo
>>21
ちょっと訂正

>核燃料サイクルの要はなんといっても再処理、そしてウラン濃縮です。

高速増殖炉もですね。


23. 2013年8月12日 22:46:30 : xePEar6lwo
>>21
も1個訂正

「>1957年6月:原子燃料公社東海精錬所の設置を決定

ですか?
これはウラン鉱からイエローケーキを作る施設でしょう。再処理とは違います。」

イエローケーキまでなのか、6フッ化ウランまでなのか、確認していません。


24. 2013年8月12日 22:58:26 : xePEar6lwo
>>23
ウラン濃縮のことを考えると6フッ化ウランまでというのが妥当だとは思いますが。

25. 2013年8月12日 23:16:46 : xePEar6lwo
>>24
黒鉛炉への非濃縮ウラン供給を考えていたとすれば、2酸化ウラン(ペレット原料)までというのもありえますね。

すみません。私の考えメモみたいになってしまって。


26. 2013年8月12日 23:22:21 : KO4C9oEhYU
小出先生のご意見に全面賛成です。全ての悪の根源は日本がアメリカの植民地であると言う事です。政府も政治家もメディアも日本が独立国であると国民を欺いていままでやってきたのです。国民はあれもおかしいなこれもおかしいなと疑いの念をもちながらも放置してきたのがいけなかったのです。ここできっちり決着をつけねば子孫に申し訳が立ちません。歴史にアメリカ植民地時代70年と書けるようにしたいものです。

27. 2013年8月13日 00:11:31 : tZ6MoaCr0Q
逆に考えれば日本は半世紀アメリカも国連も
のぐうの音も出ないほどの情報開示で
発電に特化した原子力利用をしてきたということ

広島長崎の原爆の日「あの」共産党ですら原爆と原発を混同するのに反対した

原子力の平和利用に賛成の立場であり
日本で核兵器開発が行われて無いことに
難癖のつけようがなかったんだ


28. 2013年8月13日 06:42:54 : K4wmGqMf9o
これも現実直視になるが、東電の原発事故前は大部分の国民が原子力の平和利用とは原発のことであると考えていた。つまり原子力エネルギーに関して無知に近い状態であるにもかかわらず、その安全を信じて疑いがない状態だったろう。

しかし今の状況は核エネルギーは核分裂の際に放射性物質が拡散する危険は化石燃料を燃焼させた時に発生する二酸化炭素などの燃焼ガスの比ではないということだ。

今の世でさえ、これほど戦争の匂いがプンプンときな臭い状態なのに、人類が放射性物質を永久に閉じ込めることが可能とは考えにくいものがある。それこそむりだろ、その能力がないからだ。仮に一時なら可能と今の科学者が言ってるに過ぎない。

いつの日か、いつの時代にか、また甚大な自然災害の被害が起こったときなど地球の大気を確実に汚染するのは明らかだろう。IAEAも一部の国々だけの利益を考えるのではなく、地球全体に住む人類のことを考えて核技術が恒久的に安全なものになる日まで核の利用を封印するべきではないのか。

地球汚染の犠牲を払ってまで一部の利益のために一時的に安全な現在の原子力技術は発展途上の段階であり、欠陥技術と判断するべきだ。少なくとも唯一の被爆国である日本の国民はそのような考えに至っている。偽善者であっても原発事故の責任を取ることが不可能なことを知ったからだ。


29. 2013年8月13日 09:43:39 : xePEar6lwo
>>21訂正
>1967年、アメリカは日本国内での再処理を認めましたが

1968年です。


30. 2013年8月13日 10:47:45 : J0ZASkh4Ec
>>12
>taked4700こそ、ウヨ側が用意した巧妙な阿修羅工作員っぽいね。

そうね。>>21が「ちょっと穿ちすぎ…」と taked4700氏の>>01での意見を詳細に批判されておられるが、
なぜtaked4700氏は、小出氏の意見(米国も日本には核燃料サイクルはやらせたくなかった)に反論され
るのか。それが疑問ですね。そもそも小出氏のこの意見自体は常識に近いものといえるでしょう。

それをまぜかえすのは、彼の阿修羅工作員としての役割と関わっているとおもいますが、その辺が興味
ありますね。


31. 2013年8月13日 15:46:30 : doZkC6vPNw
2011年の6月ごろに小出さん、石橋さん後藤さんもう一人参議院の参考人として呼ばれたことがあったが、小出さんが天然に発生したプルトニウムは存在しないという話は、違うのではないかと思い気になっていた。 アフリカに天然ウランの大規模鉱床があり自然に核反応したと紹介されている。 厳密測定や厳密理論で陥穽があるのかもしれないが、プルトニウムも発生するのじゃないかな。

オクロの天然原子炉


ガボンの天然原子炉の構造
1. 核反応ゾーン
2. 砂岩
3. ウラン鉱床
4. 花崗岩
オクロの天然原子炉(オクロのてんねんげんしろ)とは、ガボンのオートオゴウェ州オクロにある天然原子炉である。
天然原子炉とは、過去に自律的な核分裂反応が起こっていたことが同位体比からわかるウラン鉱床のことである。このような現象の実例は、フランスの物理学者Francis Perrinが1972年に発見した。天然原子炉が形成される可能性は、1956年にアーカンソー大学の助教授だった黒田和夫が予想している[1][2]。オクロで発見された条件は予想された条件に極めて近かった。
天然原子炉の知られている唯一の場所は、オクロにある3つの鉱床で、自律的な核分裂反応のあった場所が16箇所見つかっている。

以下はこのリンクで。↓


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%81%AE%E5%A4%A9%E7%84%B6%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89


32. 2013年8月13日 21:56:33 : xePEar6lwo
>>21を書きこんだ者ですが、私はtaked4700さんが「工作員」とは思いません。
>>01の内容が理解できないので、推論過程なり前提知識なりに食い違いがあるのではないかと思い、反論してみた次第です。

一般的に言えば権威や常識に疑いを抱き、追及するのはいいことだと思っています。
小出さんもある種権威ですから、その発言を絶対化しない、という立場は大切だと思います。
私も小出さんの言うことがすべて正しいと思っているわけではありません。

またネット上での「工作員」というレッテルが有効だとも思いません。
思い込みや偏りのない人などいない。その思い込みや偏りが何らかの利害関係によるものである場合も多いでしょう。
そういう天然の偏り・混乱と、意図的・組織的な宣伝、攪乱活動を区別することは難しいと思います。はじめからその区別にこだわることは労多くして功少ない結果に終わりそうな気がします。
それよりも、議論を尽くし、相手や自分が抱いている思い込みや偏りに気づいていくこと。このほうがずっと生産的だと思います。その時の議論で正解に至るということはまずないでしょうが、新しい視点を自分が得る(相手も得るかどうかは別として)だけでも得になるというものではないでしょうか。

ネット工作員というのも確かにいると思いますし、「工作員」発見へのこだわりを否定するつもりはありませんが(どんなことであれ好奇心、探求心は大事だし、人を生き生きさせますよね)、いきなり工作員呼ばわりしてそれで終わるのでなく、議論を通じて工作の手の内を研究されてみてはどうでしょうか?

細かい話になりますが、「工作員」と誤解されやすい人に、自分の目的にしたがって結論から先に「議論」を組み立て、それを補強するためにあちこちのブログにリンクを貼り、自分の目的の正当性を強弁し、相手を罵倒する、というタイプの人がいます。
こういう人にはごく基本的な質問をしてあげるといいと思います。小学校、中学校レベルあるいは生活経験上の基本的な知識、推論についてです。
このタイプの人は自分の目的を支えてくれそうなことを鵜呑みにしている(引用ブログの誤りばかりでなく、タイポまで)ことが多いので、そのあたりから有効な議論が始まるのではないかと思います。

話が逸れるかもしれませんが、「工作員」と思ったという理由だけで削除するのも、上に述べた理由で反対します。
後で見直したいと思ったときに議論の筋道が不明になり、全体の文脈が変わったりするということもあります。
無意味な文字列とか、掲示板全体を危険に巻き込むような書き込みは削除するべきだと思いますが。


なんだかエラそうなこと書いてるようで気恥ずかしいのですが、私の書き込みに対しても厳しい指摘をお願いします。


33. 2013年8月13日 22:45:10 : xePEar6lwo
>>32補足
>細かい話になりますが、「工作員」と誤解されやすい人に

というくだり、私自身はこういう人が嫌いなわけではありません。
何かを理解するために、まず言葉の体系に目が行き、言葉を憶えることから理解が始まるということもあるのではないかと思うからです。
その言葉の体系をさまざまな文脈の中に齟齬なく埋め込むことができるようになったとき、理解に至っているということもあるのではないでしょうか。
自然科学が関係する領域の場合には、計算、実験、経験など、身体と外界とのやりとりを抜きにしてそこに到達するのは難しいと思いますが。
放射線影響に関する共通理解の難しさの一つは、これを経験化する知覚を生物は持っていない、という点にあるように思います。
それだけに、放射能汚染によって今後どうなるかということについては謙虚でありたいと思います。


34. 2013年8月14日 13:17:26 : xePEar6lwo
>>21
また少し補足、訂正します。

>軽水炉でなく、わざわざイギリスからプルトニウム生産炉を導入した時点で日本の下心は丸見えだったでしょう。しかし、それでとくにアメリカが反対したということもないようです(交渉の記録を調べたわけではないのですが)

黒鉛炉の設計理論に関してはイギリス側が機密にしており、これを入手するためにはずいぶん苦労したようです。WIKIPEDIA 「東海発電所」参照


>「原子燃料公社東海精錬所」

昭和30年代の「原子力白書」をさっと眺めたところでは、

粗精錬(ウラン鉱からイエローケーキ)、精精錬または転換(イエローケーキから6フッ化ウラン)、さらに金属ウランも。
ということのようです。
品位の低い人形峠鉱石からのウラン収率をどうやって高めるか、ということが研究開発の主眼だったようです。
これらの研究は1957年から工業技術院東京工業試験所、民間企業でもやっており、業務の分担関係を私が混同しているところがあるかもしれません。

ただ、これとは別に、再処理の検討をしていたことは確かでしょう。

>小出さんの発言は「安心」ではなく、むしろ絶望の影を帯びているように見えます。

これは、私の穿ちすぎ、自己投影かもしれません。


>緊急時の自衛隊運用をどうするのか

福一の場合、それ以前の問題ですね。
避難誘導の主体はなんといっても原発立地地域の自治体であるべきでしょう。

総じて言うと、
taked4700さんは、アメリカが戦後早い時期から日本にプルトニウムを持たせたがっているという認識。だと私は理解しています。
対して小出さんは、アメリカは戦後一貫して日本がプルトニウムを持つことを警戒しているという認識。これには私も同意です。
どちらの認識に立つかによって、原子力協定破棄にしろ改訂・継続にしろ、その後の成り行き予想はちがってくる。
日本が世界の核廃棄物処理場になってしまうのではないか、という危惧は同じでも、その危惧を解消する手だてがちがってくる。
このあたり政治家に知恵を絞ってほしいところなのですが… 時間はあまり残されていない。


いろいろ書きましたが、原子力協定について考えるいいきっかけになりました。


35. taked4700 2013年8月14日 21:50:34 : 9XFNe/BiX575U : k3YdTjZVi2
xePEar6lwo さんへ

ちくま文庫の「原子力戦争」田原総一郎 筑摩書房の111ページに次のような記述があります。

「再処理工場とは(略)現在、東海村に第1号が建設されて試験運転中である。」

この本はドキュメントノベルということで虚構と事実が入り混じったもののようですが、こういったことに関する記述は正確である様子です。1976年の状況を書いたもので、やはり、精錬所と言っていた時点から再処理施設として機能することをめざしていたと考えます。

なお、東海精錬所については次のようなページが見つかりました。
http://www.aesj.or.jp/awards/2008/2008-015-016.pdf

コピーができないようなので、リンクだけ貼りますが、東海精錬所で製錬を始めた経緯が書かれています。
基本的に核燃料サイクル確立が目標とされていたということです。

どちらにしろ、小出氏の

>米国も日本には核燃料サイクルはやらせたくなかった

という発言は事実と矛盾すると思いますね。

自分は小出氏がある程度でも反原発であるのであれば、福島第一原発事故でなぜ監視カメラ映像が検証されないのか、ということを言っていただきたいし、多分、福島県外の3県の小児甲状腺がん検査でA2判定(軽微なのう胞やしこりが見つかったもの)が福島と同じ程度出たことについて、日本全国で同様な検査をするべきだとか、B判定が44名、つまり、検査受診者の1%程度出たことについて細胞診をさせて早く結果を公開するべきだと言われていない様子であることに非常に疑問を感じます。

そもそも、テレビ司会者もそういったことを問いかけていない。

また、小出氏の次の発言

>日本が再処理に手をつけるということに関してはずいぶんと米国の中で随分反対があったのです。その反対を押し切って、1977年に東海の再処理工場というのが動き出したわけで、ようやく、日本としては、米国から了承を取り付けて核燃料サイクルに踏み込むことが出来たということなのです。

については、少なくともかなり誤解を招くものだということは言えると考えます。ふげんなどの建設時期を見ても、1955年には日本が核燃サイクルをかんがえていたことは明らかで、アメリカがそれを嫌がっていたということは実質的にあり得ません。


36. 2013年8月15日 01:18:47 : xePEar6lwo
>>35
>基本的に核燃料サイクル確立が目標とされていたということです。

>>21でも書きましたが、その通りだと思います。
昭和30年代初めから「原子力白書」にも盛り込んであります。

ウランもできるだけ国産で、という思いもあったのでしょう。低品位の国産鉱石から高収率でウランを抽出するための技術開発、それが東海精錬所の使命だったのだと思います。
私が言いたいのは、だからといってこのことが、再処理を目指した根拠にはならないということです。史実の取り扱い方、位置づけの仕方、という観点で指摘しました。

はじめから再処理を「目指していた」、という主張の根拠資料としては昭和30年代の「原子力白書」のほうが適切かと思います。

ちなみに、東海村に建設された再処理施設はフランスからの技術導入によるものです。


で、
「>米国も日本には核燃料サイクルはやらせたくなかった

という発言は事実と矛盾すると思いますね。

という点については、日米原子力協定の歴史を、ざっとでもいいから眺めてみてください。私もおおまかなことしか知らないので要領よくまとめられないのですが。

昭和30年の協定では再処理は認められていません。
その後の協定で、きわめて強い制約付きで認められるようになりましたが、>>21でも書いたように稼働にはいちいちアメリカとの協議を必要とするものです。アメリカの施設を日本に置くといった態です。

田原総一朗はどう書いているかわかりませんが、東海再処理工場もすんなり稼働を始められたわけではありません。
アメリカからの指示で稼働ストップというようなこともありました。


話が前後しますが、>>1
>その頃に、アメリカの意向に逆らって日本が何かをやれるような状況だったとはとても思えません。

だと思いますが、アメリカの意向に逆らってでも…という意思を持つ人たちはいたのだと思います。
エネルギー資源のために開戦し、エネルギー資源のために敗戦した、日本が立ち上がるためには何としてでもエネルギー自立を。そして核武装を。
戦後間もないころだからこそ、その思いは強かったのではないでしょうか。
田中首相もその中の傑出した一人だったのではないかと思います。
その流れはロッキード事件でほぼ完全に根絶やしにされたのでしょうが。


まとめて言うと、
日本はプルトニウムを、そのための再処理を、戦後一貫して追い求めた。
アメリカの基本姿勢は一貫して日本のプルトニウム保有不可だが、時に可能性はちらつかせて原子力平和利用の深みに誘い込んだ。
深みにはまるにつれ、日米の絆は手綱に変わっていく。
現在、日本には再処理施設が「あり」、プルトニウムが「ある」。しかし、「ある」ことと「保有」することとは同じではない。
その違いを象徴するのがMOX燃料。無理矢理にでもプルトニウムを消費しなければならない。
私の歴史・現状理解はこんな感じです。


37. 2013年8月15日 01:32:54 : xePEar6lwo
>>35
あと、小出さんがマスコミで「何を言わないか」という点は、司会によるところも大きいのではないでしょうか。
それとは別に、事故当初の小出発言には同意できないところも、私にはあるのですが。それは、放射線障害をトータルに把握できる人間が日本にはいないということの一面でもあると思います。
被曝に関する小出さんの基本的な考え方は
「プルトニウムという放射能とその被曝の特徴」2006年7月15日
(ネットで検索すれば拾えます)
に示されていると思います。内部被曝重視です。

ただ、低線量被曝を小出さんが特別に重視しているかどうかは知りません。
小出さんが上掲文献で取り上げている、不溶性プルトニウム粒の肺への取り込みの場合、粒周辺(プルトニウム239アルファ線の飛程50μm程度)の線量は決して低線量ではありません。放射線エネルギーを吸収する部分の体積、質量が小さいのでグレイ(1sあたりのエネルギー吸収)あるいはシーベルトは非常に大きくなるからです。(グレイ=吸収エネルギー/吸収した部分の質量)
したがって発がん確率も高くなる、と。
大筋としてコクラン、ゴフマン、タンプリンと同じ考え方のようです。

長い間原発について考えてきた小出さんといえども、一人の能力には限界がある。
小出さんの言うことを絶対視せず、自分が考え抜いて納得できるところがあれば取り入れればいいのではないでしょうか。
小出さんに限らない話ですが。


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