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〈除染〉 なぜ除染は失敗したのか?  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/695.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 9 月 22 日 18:40:00: igsppGRN/E9PQ
 

【除染】 なぜ除染は失敗したのか?
http://takedanet.com/2013/09/post_b409.html
平成25年9月21日 武田邦彦(中部大学)



福島を中心として「除染」がうまくいかないから止めた方が良いという意見が出ている。そしてそれがさらに進んで、「除染など最初から意味が無かった」ということまで言われている.


なにが除染の失敗だったのだろうか? 私が2011年の4月に除染を呼び掛けた時の発言と比較しながら、その原因を探り、今後のことを考えて見たいと思う.


当時、私は主として次のようなことを言っていた。
1)「除染」というと判りにくいので、「除洗」という言葉を使うが、本当は「汚染」を「除去する」という意味だ、
2)セシウムなどは土と親和性があり、水に若干溶けるので2011年の梅雨のシーズンまでにある程度は済ませる必要がある、
3)かなり大規模な活動なので、自衛隊の全力出動や電力の共同体などが参加する必要があるだろう、
4)除染に失敗すれば、福島の約3分の1から立ち去るか、被曝を覚悟して居住するかの判断が求められる。


除染というのは最初からこのようなもので、それが「非現実的」かどうかより、まずは「何が必要か」を示した.このことは国会の委員会などでもほぼ同じ内容のことを言った.


最初の頃は「身の回りの放射性物質を取り去る」ということで、家の中をぬれ雑巾で拭いたり、高圧洗浄水で洗うことをしてもらったが、これは「汚染物質を移動する」という緊急のもので、国家規模でやる除染ではない。


しかし、現実に除染が始まったのは半年も過ぎた後で、それも下請けの業者をつかって少しずつやるという意味も無い除染だった。


そのころには土の中に約5ミリメートルぐらい、コンクリートでは0.5ミリぐらい潜り込んでいて、除染は難しくなっていたし、山野からの放射性物質の再飛散や移動も防ぐことができなかった.


そして現在でも政府は除染を本格的に進める方針はなく、もう一つの方針、つまり「被曝を覚悟する」という方向に舵を切っている.その方がお金もかからず、被爆の被害は住民が負うことになるからだ。「1年100ミリまで大丈夫」という御用学者をある程度そろえれば除染はしなくても良い.


ところで、事故後、2年半を経て、最初の選択、つまり「除染か退避か被曝か」を決意する時期と思う.現在に至っては除染はかなり困難だから、部分的に除染するか、あるいは退避するのが望ましい。


とにかく、被曝による健康被害は医学的によくわかっていないので、1年1ミリと決めてきたのだから、それをオーバーする地域は退避することが必要だ.


これほど明白なことが紛れるのは、論理をしっかりして議論をすることがまだ日本ではなかなか無理だからと考えられる.


 

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コメント
 
01. 2013年9月22日 19:08:00 : 5BVQeiveBs
>これほど明白なことが紛れるのは、論理をしっかりして議論をすることがまだ日本ではなかなか無理だからと考えられる.

ほんとうですね。情けない国です。国民です。
受験勉強やマニュアルにそった学業研究だとピカイチなんですが、
いざ、前例のないことをやらせるとまったくお手上げ。
哀れなものです。


02. 2013年9月22日 20:07:34 : 5BrkWxEALI
硬直化したピラミッド構造を持つ土建屋が儲かるだけなのが
2年半経って分かった。
つまりマクロ経済学的な言い方で言えば、除染の失敗はケインズの失敗。
除染=掘って埋めるだけの簡単なお仕事、しかも道路を作ると後に道路が
残るが除染ではそれもない、見かけでは何も変わらない。

除染は純粋なケインズ理論の実践。
でも政府は失敗は認めないだろう、旧ソ連でも除染の無効を悟るまで
10年近くかかってる。


03. 2013年9月22日 20:13:15 : W7CuBdZI4k
 「地球の皮をはぐ」なんてことできるわけない。
 と考えていた。
 なんと無意味なことをするんだ、  とね。

 「原発」に想定外のしっぺ返しをされているんだ。


04. 2013年9月22日 20:16:14 : T11wvrU9so
居住区域・街全域を除染するのも大変なこと。
山の木を伐り、丸裸にし、運び出す・・・道を作り、ダムを作らねばならない。
山林作業は、普段でも、建築・建設と並び、最も危険で、過酷な分野。
避難と、その永代完全補償が、社会の出来ること。
出来ることから始め、除染をやるなら、
自衛隊や公務員や電力産業界が、主体となってやればよい。
しかし、集めた、考えられないほど膨大な
汚染された土やアスファルトや瓦や草木から、核物質を抽出・凝縮等々、
何かしなければならないだろうし、福島だけではないほど広範囲、
物理(学)的に、大多数の被曝と、とても長い年月がかかること。
除染・移染は、とても困難を極めることは、誰でも分かる。
出来ることは、即時避難とその社会補償、核全廃、関係者処刑。

05. 2013年9月22日 20:28:31 : KQNd23NtlA
相当の阿呆が日本中に蔓延している。

除染など初めから不可能なことは最初からハッキリわかっていたはず。
日本国民はどこまで騙されれば気がつくのか。


06. 2013年9月22日 21:15:30 : Ed81akWusc
武田先生が話しておられたように、戦時中資材燃料確保で丸裸になった山は、全国結構あったみたいです。
とにかく周りから順番に少しずつ福一に向けて放射性物質を移していくしかないでしょう。

その前に、「安全・風評」「食って氏ね」と、被曝地域からわざわざ人の手によって汚染商品を全国拡散する強欲コープの偽善愚行をなんとかしなければなりませんね。
「安全安心ブランド」の「非営利団体」日本生協連コープの底の浅い偽善が暴かれ子育て世代が事実を理解すれば、もうけ第一の一般流通はイメージダウンを避けて右へなれ。
大手が変われば、目こぼしされてきた違法流通も淘汰されるかもしれません。

危機を正確に理解することが必要でしょう。


07. 2013年9月22日 21:40:58 : 5BVQeiveBs
反原発はなんのためにやっているのか。
端的にいえば人の命を守るためだ。
これ以上、原発事故による被爆の犠牲者を出さないためだ。
脱原発それ自体が目的ではない。それのむこうにあるものが
人の命や生活をたいせつにしたいという願いだ。
ところが脱原発の究極の目的である「人の命をたいせつにしたい」という
願いを踏みにじって「年寄りは被爆していいから汚染食品を食え」というのは
脱原発運動の目的に反している。本末転倒もはなはだしい。
命を大切にしたいから始めた運動が、年寄りに「死ね」といっている。
ゆえにわたしは小出氏を生きているあいだは断固許さない。
じぶんの命と大切な人の命を守るため、小出氏は批判と非難の対象でしかない。

最後のとりでは武田さんしかいない。


08. 2013年9月22日 22:54:35 : 0R5PRoedZo
食べて応援も失敗してるな。

「福島原発行動隊 代表 山田恭暉 食道がん」
https://twitter.com/officeyam

「福島原発行動隊 山田恭暉」
http://fumon.jp/svcf.pdf
放射線取扱主任者をしていた国立がんセンターのホームページをみると、放射能で将来癌になる危険性は千ミリシーベルトの被曝で喫煙と同程度と書いてあります。昨今話題になっている年間一ミリシーベルト程度では煙草による発癌の千分の一です。私は放射能汚染野菜でも牛肉でも気にせず食べています。


09. 2013年9月22日 23:18:26 : W7CuBdZI4k
07さん
 反原発・脱原発・・・いいじゃないですか。 
 ようやく我々は原発の本当の恐さを思い知らされているわけですよ。
 国民は原発推進者に騙されていた。
 なぜ小出さんに刃を向けようとするんです?
 あなたが主張されていることの意味が分かりません。

10. 広瀬隆頑張れ 2013年9月22日 23:27:25 : vov28t6x0zQho : bpNbq9rUMc


隠蔽する以外何も考えていない
除染なんて最初からする気は無かった
失業者や被災者の職作り程度
日本政府がやっている事は
原発事故の影響を隠したいそれだけ
公務員の公務員による無責任犯罪


11. 2013年9月22日 23:48:59 : gxL8FK1PMI
私は、07氏ではありませんが。

例えば児玉氏という詐欺師に刃を向けるのと同じですよ。
後に言い逃れが出来る話術の巧さ・狡猾さ、演技力が優れた演技性パーソナリティ障害なので、まだ騙されてる人が多いだけです。
過去のコメントを見れば、聡明な人は、早い段階から、小出氏がムラの回し者と気づいて、警告を発しています。 まあ、短絡的に、工作員のレッテルを貼られて、こじれるだけのケースが多いのですが、良心的な人々のオピニオンの混乱、分断を招くことも、あちらさんの狙いです。
最近の例では、福一の意図的な水処理の破綻で、莫大な税金を、福一につぎ込むことになりましたが、小出氏は、水冷がもっとも優れていると、騙し続けてきました。

オリンピックと小出氏のオリンピック批判のポーズに目を奪われて、水冷の推奨という2年半に及ぶ騙りに気づいている人は、少ないでしょう。

余談ですが、ごく潰しの小出氏も公務員ですね。


12. 2013年9月23日 00:07:23 : vMgPgMNYhY
除染なんて、住民を域内に拘束するための「幻想」に過ぎない。
実質は、政府・原発村による障害・殺人行為だ。

今でも、住民の共同作業による除染が行われているようだが、何とも痛ましい。


13. 広瀬隆頑張れ 2013年9月23日 00:09:25 : vov28t6x0zQho : bpNbq9rUMc

小出氏も元推進派として責任を感じている
だから国民に謝っている
だから抵抗している



14. 2013年9月23日 00:20:21 : vMgPgMNYhY
>>11
>良心的な人々のオピニオンの混乱、分断を招くことも、あちらさんの狙いです。
     -----------------------------------
 これは、あんた(11)の狙いだろ。www

15. 2013年9月23日 00:39:53 : E1OEmMclEM
>>14
国家の終末期に見られる精神の幼児化は、反原発派にも進行している。
子供みたいなツッコミはいいから、重要な部分について、考えてコメントしてほしいな。
汚染魚は危ないから、食べないことを薦める。
そんなことをしても、高汚染地帯の一次産業は守れない。

>>最近の例では、福一の意図的な水処理の破綻で、莫大な税金を、福一につぎ込むことになりましたが、小出氏は、水冷がもっとも優れていると、騙し続けてきました。


16. 2013年9月23日 00:51:33 : EhlORToRb2
ICRPの勧告書には、100−20mSv/yearの地域の除染は効果あり。
20mSv/yearの地域の除染は効果なし。
と書いてあります。これがチェルノブイリからの教訓です。
それを受け止めて、移住や保証を考えるベキです。

17. 2013年9月23日 00:53:59 : EhlORToRb2
>20mSv/yearの地域の除染は効果なし。
20mSv/year以下の地域の除染は効果なし。
訂正です。

18. 2013年9月23日 04:14:27 : aiMZAOJQqY
チェルノブイリを見ればわかるとおり、除染が不可能であることは最初から明らかだった。
失敗も何もない。

セシウムは非常に反応しやすい物質で、コンクリートやアスファルトに付着すると、
容易に化学結合して簡単には除去できない。

洗い流しても、それは移動しただけ。雨や水道水、井戸水に混じって戻ってくる。
汚染土をビニール袋に詰めて積んでおいても、数百年間安全に保管できる場所もない。
いずれ袋は破れてまた拡がってゆく。

汚染が遅れたから云々言っているが、そんなことは全く関係がない。
早く着手しようとしまいと除染は絶対に不可能なのだ。

何もせずに建物・土地は放棄、即避難すべきだった。

除染により深刻な被曝を増やしただけだ。
これから、除染作業者がどんどん被曝で倒れ、作業をする人もいなくなるだろう。


19. 2013年9月23日 08:42:35 : W7CuBdZI4k
11さん
[水冷」についてはそれはそれで正解ではないのですか?   超高温の「溶解塊」のさらなる暴走を止めるにはそれしかないのだから。
 「冷却水を循環させる」というアイディアも「自然界の処作」にはかなわないということでしょう。
 小出さんが騙したわけではない。 小出さんは原発推進派の様々な脅しにも屈することなく警告を発してきたのです。我々も学ばせてもらうことが多かった。
 ところで、「除染」の話が小出批判にすり替わってしまうのはどういうわけでしょうかね?

20. 2013年9月23日 11:22:41 : LhSP3PndSr

>ところで、「除染」の話が小出批判にすり替わってしまうのはどういうわけでしょうかね?

小出氏はすくなくとも工作員ではないということでしょう。残念ながら武田氏は
工作員ですが。


21. 2013年9月23日 11:29:12 : vuKhz7tYYM
>>19
07→09→11の会話の流れです。
11で「最近の例では」と書いてあるように、氏の数々の欺瞞の中から、最近の一例を挙げただけです。
水冷については、下の投稿で、ウソをあばいておきました。

小出裕章(京都大学原子炉実験所助教) 安倍首相の発言は余りにも恥知らずだ
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/539.html
大型台風接近で福島原発液状化の危機
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/568.html

小出氏は、脅しを受けたことは一度もないことは、本人が言っています。
例えば、筋金入りの反原発派である故・高木仁三郎氏などは、様々な迫害を受けています。
小出氏の反原発的な内容は、故人・先人のパクリです。
都合が悪ければ、例えばアポトーシスなどの基本的なことは無視したり、都合のいいデータの数値を使って印象操作を行なうのも、氏の手法のひとつです。


22. 2013年9月23日 12:00:41 : f0gy3fy4XM
100mSv/年が安全だど主張する専門家の先生たちにその安全性を証明していただくべく100mSv/年の地域に研究施設を作ってそこで研究していただいてはいかがでしょうか。放射線に対する安全性がテーマなのでそれなりの線量の地域で研究しなければ意味無いでしょう。

23. 2013年9月23日 12:16:49 : Cw1OMVZS0U
>>07
小出さんが年寄りに死ねなんて言ったことはないのにそのようなデマを広めるのは何故ですか?
工作員としての仕事ですか?

24. 広瀬隆頑張れ 2013年9月23日 12:26:44 : vov28t6x0zQho : bpNbq9rUMc

未だに言える事は
大本営のもと日本人は
福島連続原発事故の影響
を軽視し現実を見ないと
言う姿勢を貫いている


何故ならそれが社会を守る
事だし国の安定をもたらすと信じているから
真実は闇に葬ると言うのは
昔からの日本人の習性


臭い物には蓋をする
赤信号みんなで渡れば怖くない
病は気から


最後はデータや科学では
なく気持ちだと言いはじめるのが
日本人力


25. 2013年9月23日 18:58:17 : Ed81akWusc
>>15さん

高汚染地帯での第1次産業は成り立たないと論を立てるべきではないですか。


>>23さん
年齢別に汚染度合いを分けて、高汚染の者は、年老いた者が消費しろとは言われていますよ。

確かに悪性新生物については、発祥までに寿命が来るかもしれませんが、内部被曝による身体への影響を考えれば「年寄りから死ね」と言っているに等しいのではないでしょうか。
また、隣で年寄りが汚染食品を食えば子供にも影響が及びます。

小出さんの原子力に関する知見は尊重していますし、これからも活躍を期待しますが、放射性物質に対応する危機回避や世論形成、問題解決の方向としては、とんでもない過ちを犯されたと思います。

「安全安心ブランド」強欲コープが小出さんの「汚染地の農業を守れ」に乗じて、福島以下北関東の生産者を汚染農地に縛り付けて被曝させながら、「安全・風評」「喰って死ね」と、全国に放射性物質を拡散し、若いお母さんや乳幼児を被曝させたことは事実です。


26. 2013年9月23日 19:18:33 : zxz2EzIXxc
>>高汚染地帯での第1次産業は成り立たないと論を立てるべきではないですか。

おっしゃるとおりです。 「一次産業を守る」は、小出氏の間違った論の立て方です。


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