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電離放射線によって、細胞の諸器官におこる破壊を考え、対処を考える。6(素人な思考)
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/733.html
投稿者 あのに 日時 2013 年 9 月 25 日 00:32:44: xZaQXyDl16EGo
 


1、細胞の酵素産生の場における電離放射線による破壊と対処を考える

前回、DNA修復酵素の産生、抗酸化酵素の産生について、電離放射線が発生させる活性酸素の生体膜の破壊による影響と対処を考えた。
この酵素のタンパク質部分は、小胞体上のリボソームで、核DNAから転写されたmRNA(メッセンジャーRNA)によって、タンパク質が、アミノ酸によって組み立てられる。アミノ酸が、mRNAの指令によって、つながったポリペプチドのくさりが、タンパク質である。
このタンパク質の三次構造としての形が、もし狂うとビタミンや金属イオンが組み込まれず、DNA修復酵素、抗酸化酵素はできず、それゆえDNAの変異が激増し蓄積していくことだろう。組み込まれたとしても、異形の四次構造の酵素は、これらの活性を低下させることだろう。結果としてのDNAの変異は、ガンばかりでなく、さまざまな体調悪化をもたらすだろう。

酵素産生の全体像をつかむのは、やっかいだ。生命の営みの複雑なからくりが、ここに見られるからだ。ここを見れば、生命の営みを、まるで機械時計の内部をのぞくように見える。生命の神秘の営みのからくりは、酵素産生、酵素活動によって生じているのだ。これを代謝という。生物によっては生体の全エネルギーの80%を、このリボソームでのタンパク質合成に費やすほどなのである。ワトソンの教科書「遺伝子の分子生物学」では、かなり詳細に書かれているため、わかりにくい。全体像をつかむには、別の簡易な本でつかんだほうがいいかもしれない。また、ワトソンの本によると、いまではDNAではなく、RNAこそが生命の基礎であると、考えられているらしい。

細胞内の酵素産生の場面では、主要登場人物は、核DNAから転写されて来るmRNA(メッセンジャーRNA)、RNAポリメラーゼ、リボソーム(いくつかのサブユニットからなり、mRNAをサンドイッチのようにはさむ)、tRNAは、アミノ酸をmRNA上に並べ、アミノ酸の鎖をつくる。これがポリペプチドである。シグナル配列の分子は、このmRNAとリボソームを小胞体の特定の部署に導く役目である。
さまざまなtRNAが、mRNA上にアミノ酸を持ってきて並べ、ポリペプチド鎖、すなわちアミノ酸が鎖のように並んだタンパク質の一次構造を作り出す。このポリペプチド鎖の特定の場所にある分子の働きで、特定の形に丸まり、球状タンパク質となる。これが、タンパク質の二次構造である。球状タンパク質が集まり、三次構造をつくり、これに非タンパク質部分であるビタミンやミネラルがはめこまれ、酵素としての活性をもつタンパク質の四次構造ができあがる。こうして、DNA修復酵素や抗酸化酵素が産生されるわけだ。

一本のmRNAは、核DNAで転写され、細胞質へ出て、そのまま細胞中にずっと存在して、何回もくり返し、使用されるようだ。が、ここで、mRNAが、もし活性酸素で損傷した場合は、どうなるだろう。修復過程は知られていないから、異常を検知して捨てられるのだろう。損傷の途中までリボソームは働くから、そのリボソームを解除する機構があり、リボソームがなくなることを防いでいる。こうして、その過程は、mRNAがまた転写され、またやり直しになるのだろう。
mRNAのリボソームによる酵素産生は、けっこう時間がかかるらしい。1個につき1秒くらいはかかるらしい。活性酸素の損傷の頻度によっては、DNA修復酵素や抗酸化酵素がまにあわなくなる事態が出てくるかもしれない。動画などで、体内に毎秒1万ベクレルもの放射性物質の壊変が起こっている子どもの例が紹介されたりする。DNA修復酵素や抗酸化酵素が、どこかの細胞で不足して、DNA変異をゆるしてしまう可能性があるだろう。特定の臓器に集中した変異の集積によって、発ガンがおこる可能性が高まるだろう。

活性酸素は、ほかにどのような損傷をどこに与えるだろう。ポリペプチド鎖の配列に影響を与えることはないか?一次構造のアミノ酸配列が違えば、二次構造、三次構造に影響を与え、非タンパク質部分、つまり補酵素のビタミン、ミネラルが結合できなくなる。使い物にならない異形のタンパク質、異形の四次構造の酵素が、電離放射線下の活性酸素存在中の細胞には、大量発生する。こうしてDNA修復酵素、抗酸化酵素の活性が低下し、それゆえDNAの変異が激増し蓄積していくことになる。

電離放射線による活性酸素のため、大量発生した使い物にならない異形タンパク質、異形酵素が、じっさいに存在するだろうことがわかるのは、被ばく症状の自己免疫症状である。
これがため、膵臓のランゲルハンス島のベータ細胞が攻撃され、1型糖尿病になるといわれる。甲状腺でも自己免疫症状でも嚢胞ができるといわれる。これは、被ばくで、異形の四次構造の形のタンパク質が、大量に出現していることを意味する。本来の形でない異形タンパク質が、細胞内にも細胞外にも大量に出現しているから、自己の細胞が免疫系によって攻撃されるのだろう。こういったことが、からだの全組織で起きている可能性もあるが、専門家の情報はない。

が、チェルトコフの不朽の動画「真実はどこに? WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」
http://www.youtube.com/watch?v=oryOrsOy6LI
の最初に登場する14歳の少女が、自分の病気を涙ぐみながら膠原病と言っていたのを思い出す。この強烈な自己免疫疾患が、この映画の撮影の数ヶ月のちに、若い彼女の命をうばったのだ。あまりにも悲劇的な出だしにたいして、対照的に傲慢なIAEAのひとびとの映像が出てくる。
この当時彼女のからだは、内部被ばくによる大量の活性酸素によって、異形タンパク質、異形酵素が、莫大な量あったがための自己免疫疾患、膠原病だったのではないのだろうか?
こういった場合、対症療法となって免疫抑制剤の投与となり、感染症にかかりやすくなるだろう。根本的な原因である大量の活性酸素とその結果である莫大な量の異形タンパク質、異形酵素のことは、気がつかれなかっただろう。この莫大な量の異形タンパク質、異形酵素は、からだが早急に除去せねばならなかった。大量の活性酸素の消去と同時に、交換パーツのアミノ酸として必要となるであろうタンパク質の余剰を、からだは大量に必要としていたにちがいない。しかし、もう余力はなかったのだろう。だれにもどうにもならないことがわかっていたのだろう。

このタンパク質の必要量は、わからないが、既成のタンパク質摂取の基準値にとらわれてはいけない。なぜならば、WHOの栄養所要量基準値は、おそらく操作された誤ったものである可能性があるからだ。そして、内部被ばくを受けるからだは、外見は普通でも、からだ内部はすごい傷害を負った状態として考えるべきであり、タンパク質を所要量基準値以上に十分に摂る必要があるのだろうと想像する。これは、成長過程にある子どもには、とくにいえると思う。

すなわち、DNA修復酵素、抗酸化酵素の活性を低下させないためには、酵素の部品であるアミノ酸を供給するに足る十分なタンパク質を摂取している必要があると考えるのである。ここでは、常識にとらわれず、十分なタンパク質が準備されねばならない。われわれは豊かな食生活を送っていると、刷り込まれ、錯覚洗脳されているだけで、実際は貧弱な栄養状態なのだ。血中のアルブミン値などは、いつも測っているわけではないから、栄養状態の低下している状況を見逃すのである。

タンパク質を十分摂っていることは、DNAの変異を蓄積させない手段のひとつになるのではないだろうか。三石巌は、高タンパク食を基礎にしたメガビタミン主義であったが、こういった根拠から考えて、私は、彼の提言が的確で正しいと考えてきた。

酵素活性を低下させないためには、酵素産生の場で酵素損壊にたいして代替のための予備の十分な量のアミノ酸が準備されていなくてはならない。さらに前回のべた水溶性抗酸化物質(例えばビタミンC)の体液濃度を高く維持して、酵素産生の場における活性酸素を消去し、抗酸化酵素の消費を節約させ、補助をすることが、DNA修復酵素や抗酸化酵素の活性を低下させないことになり、DNAを守ることになるのだろう。


2、われわれの現実と対処

ふたたび、フクシマの明日、われわれの明日を見るため、チェルノブイリの動画を見る。ありのままの事実を知ること。

広河隆一さんのドキュメンタリー  Beaucoup11さんの投稿

チェルノブイリ特集 第1回 潜入!最悪汚染ゾン(’93.5)copy
短縮URL http://bit.ly/1atvymr
チェルノブイリ特集 第2回 子供に何がおきたか(’93.5)copy
http://bit.ly/1em86wr
チェルノブイリ特集 第3回 原発汚染 死の生活(’93.5)copy
http://bit.ly/17S9Fgj
チェルノブイリ特集 最終回 少女の体に放射能は衝撃的レポト(’93.5)copy
http://bit.ly/15mRnU7

これらを見て、なにが真実なのか?を考える。

それは、トンデルのデータをつかって、ICRPの基準値が900倍まちがっているというバズビーが、けっきょくは正しいのだろう。これは、ICRPの事務局長が認めているというわけだろう。
なお、トンデルは、つぎの動画に出てくる人だ。6:50にある

追跡!真相ファイル「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」  
http://bit.ly/18USlUR (6:50/28:02)  

また、つぎには、狂ったエートスに抗議したフェルネックスが、チェルトコフやバズビーといっしょになって抗議している写真がある。

エートスが来てから重症患者数は原発事故直後の10倍に
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1498.html

日本フクシマでも、山下去って、狂ったエートスの呪術来たる。
 

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コメント
 
01. 2013年9月26日 10:10:47 : rwgORSmgTI
調査報告「チェルノブイリ被害の全貌」ヤブロコフ、ネステレンコ他著 岩波書店

の一読をお勧めする。


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