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汚染水問題 閉会中審査の主なやりとり
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投稿者 あっしら 日時 2013 年 9 月 28 日 03:37:31: Mo7ApAlflbQ6s
 


汚染水問題 閉会中審査の主なやりとり[朝日新聞]

 27日開かれた衆院経済産業委員会の閉会中審査の主なやりとりは次の通り。
東電「影響はコントロール」トピックス「閉会中審査」
     ◇
 東京電力・広瀬直己社長 私どもの事故から2年半が過ぎて、今なおたくさんの皆さんに大変なご迷惑、ご心配、おかけしておりますこと、この場を借りて改めておわび申し上げたい。特に汚染水の問題については新たなご心配、ご不便をおかけしている。本当に申し訳なく思っている。なかなか厳しい環境下ではあるが、改めて汚染水を含めて原子力発電所の安定化、廃止措置に向けて取り組んでいる。

 原子炉冷却状況からスタートする。原子炉と使用済み燃料などに水をしっかりかけて冷却していくのが一番必要なことで、ずっとやっている。事故直後の状況からかなり汚染された水が建屋の下のほうにたまっている。このたまっているものを出して、きれいにしていく循環の冷却をしている。

 だいたい1日400トンを原子炉の冷却のために注入している。この400トンとは別の400トンが地下水の400トンだ。地下水は山から海に流れ、海に出て行くであろうと、発電所の建物からさらに海に向かっている数字が1日あたり400トン入ってきている。

 1号機と2号機の間のちょうど正面のやや右側の所に(平成)23年4月2日漏洩確認箇所とあるが、ここで事故直後の4月2日に漏洩があった。その結果、この地域が汚染されている。以降、どういう状況で汚染が広がるかということを確認してきた。
 汚染源はどこなのかは、完全にはまだつかみきれていない状況だ。

 海の汚染の状況は観測している。外側の外洋は、かなり小さな数字になっている。放水口の前のある程度限られた部分がやはり一番高い。外の湾内ですけれども、その外にいきますとほとんどなくなります。さらに、いわゆる外洋になると、もうほとんど数字はないと分かる。
 緊急的な対策と少し時間のかかる抜本的な対策がある。一番海側に近い部分については地盤を改良したりする対策をしている。

 どんどん地下水が流れてくるので、それを防ぐためにも完全に区切ってしまおうとやっている。
 建物からパイプやケーブルとかいろんなものが出ているので、設置されている部分にダクトのようなトンネルのようなものがいくつかある。通称トレンチと呼んでいる。汚い水がたまってきてしまっている。建物とトレンチがどこかでつながってしまっている。そこを止めないと、建屋の中からまた押し寄せてくるので、このへんをなんとかいま止めたいと考えている。

 地下水バイパス。1日400トン入ってくるところを、何とか少なくしようと。建物の山側に井戸をほり、ここでくみ上げて、地下水のレベルを少し落として、少しでも減らそうという取り組みだ。
 抜本的な少し時間のかかる取り組みだが、まずは海側の遮水壁がある。基本的には杭を打ってしっかり水を止める。海に出て行くのを防ごうという対策だ。半分くらいまでできているが、来年の9月ごろまでかかる。対策の2番は、ぐるっと1周、凍土壁を囲おうということで、いま凍結方式でできないか、とやっている。

 抜本的な対策の3番。山の上で地下水をくみ上げて地下水位を下げて、建物の中に入る水を少しでも減らそうということ。建物の中の水位を絶えず地下水より下げている。汚れたものは外には出ないが、逆にどんどん入ってきてしまうと。両方ともこれから下げていって、ゆくゆくはタービン建屋の中、原子力建屋の中の汚染水を全部取り出そうと考えております。

 続いてタンクの話。いまタンクの入れ物としては41万立米くらいあるが、すでに35万立米くらいの中に汚染水が入っている。
 タンクのどこから漏れたか。タンク群の中のナンバー5という中から推定300立米が漏れたということで、位置は海では直線距離で500メートルぐらい離れている高台にあるところ。ナンバー5から漏れて周りが汚染された状況だ。いまそのナンバー5のタンクの原因を調査中。2カ所のボルトの間から吸い込みが見られたので、ここから水が漏れたのではないかな、と。断定的には申し上げられないが、どうもここではないかと分かってきた。パトロールをして二度とこういうことがないように対策をしている。


 公明党・江田康幸氏 東電のこれまでの対応についてどう考え、これからどう対応していくか。

 広瀬氏 なかなか手が回らなかったとかいろいろ言い訳はあるが、本当に我々の責任としてしっかりやっていかないといけない。今度の凍土壁のような新たな技術であるとか、かなり大がかりな難しい問題があると思っている。


 民主党・馬淵澄夫氏 私は汚染水問題を含め当時の原発事故対策の責任者としてプロジェクトを率いた。海への流出、汚染水がどのような状況であるかは、大変な当時議論があった。私どもは事故収束にあたってきた。『民主党なにもしなかったじゃないか』という批判は事実と異なる。しかし今日、汚染水問題が大きな課題となっている。事実として私たちが防ぐことができなかったことは、大いに反省しなければならない。海江田(万里)代表も早急な検証作業を行うと指示している。反省をしながらも、当時の対応も含めて事実を明らかにしなければならない。
 (当時)地下水の遮蔽(しゃへい)壁の構築も中期的課題ということで決定した。私たちは四方を壁で囲むことを決定し、それを前に進めなければならないとして、設計の実施に踏み込まなければならないと考えていた。
 (11年)6月13日、翌日に記者発表を控えていたが、1枚のペーパーによって見送られた。このペーパーは東電が作成した。よろしいですね。


 広瀬氏 その通りです。


 馬淵氏 これをご覧いただくと、現在最も有力な対策と位置づけ、1千億円レベルとなる可能性もあるということだった。しかし、極めて厳しい財務状況にある現下で、仮に1千億円レベルのさらなる債務計上を余儀なくされれば、市場から債務超過に一歩近づいた、あるいはその方向に進んでいるとの厳しい評価を受ける可能性が大きい。これはぜひ回避したい、と。このようにこの文書で書いてあった。
 (当時の)海江田(経済産業)大臣に説明をさせていただいた。海江田大臣からは「公表は差し控えるけれども、遅滞なく進めなければならない。その旨を(東電の)武藤副社長に伝えてくれ」と。私は同日、武藤氏にそのことを伝えた。武藤氏からは「遅滞なく進めます」との確認をいただいた。
 しかし、私は首相補佐官の任をとかれた。それによって結果的にはこの四方を囲むという遮水壁は棚上げとなってしまった。


 日本維新の会・今井雅人氏 (広瀬氏は)手が回らなかったと言ったが、それは理由にならない。汚染水は大したことないという認識があったのでは。


 広瀬氏 汚染水の問題は、最初から大変な問題だと認識していた。手が回らないという表現については本当に適切でない表現だった。優先順位をあくまでも考え、その場その場でなにが一番手をつけなければいけないかということから判断してきたという意味です。

 今井氏 安倍首相は「状況はコントロールされている」と発言。国民は、コントロールされているのかどうか、よくわからない。

 広瀬氏 安倍首相の発言は、湾の外に影響が及ぶことは全然ないというご主張だ。私どもも全く同じ考えを持っている。首相の言った外への影響、海への影響という意味については、しっかりコントロールできている。しっかり湾の中、さらにその放水口の所にとどめている。

 共産党・塩川鉄也氏 (国費投入は)国民が納得するのか。東電が「あとで返しますよ、国に入れますよ」ということは考えないのか。

 広瀬氏 国の予備費なり予算なりでおやりになる。大変ありがたい。

 塩川氏 東電が責任をとり、負担するというのが筋だ。

 広瀬氏 もちろん私どもが主体的にやらなければならない。一方でお金がかかるのも事実。事故に絡んで多額のお金がいろいろなところで出ているのも事実。すべて東電で負担するのは大変難しい。

 塩川氏 メガバンクに何らかの負担を求める考えはないのか。

 広瀬氏 私どもは2年前にお決めいただいた法律に基づき、やっていく。

 塩川氏 首相は「状況はコントロールされている」と言うが、事故はコントロールどころか汚染の拡大という危機的状況にある。

http://digital.asahi.com/articles/TKY201309270553.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201309270553

 

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コメント
 
01. 2013年9月28日 08:21:01 : pV8dN2wzPQ
☮20130927 報道するラジオ「汚染水漏れ問題について、馬淵澄夫議員に聞く」
http://www.youtube.com/watch?v=glfhRN8M1ko

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