「東電黒字」も粉飾の可能性がある。赤字が自然だろう。

東電黒字だけでなく、東電の存在そのものが”粉飾”なのだ。

これはつまり影武者の有様だな。

武田信玄は鉄砲で狙い撃ちされて死んでいたが影武者を立てて生きていると武田軍団は粉飾していたとされている。

その様な有様だ。

死んでいるものを生きているとして装わなければこれに関係する奴らが大損するからだよ。

社債残高　　　　　4兆4036億円（償還しない）
銀行団からの借金　3兆4788億円（債権放棄させる）
株主資産　　　　　1兆5492億円（100％減資で紙屑にする）

それだけでなく、彼ら自身の責任が問われる。

責任は歴代日本政府や原子力マフィアだけではなく、かれら公私の資本連中にもあるのだ。

かれらは責任を取らなければならない。

いよいよ彼らにも年貢の納め時が来たようだな。

自民党は国鉄はストばかりしていると攻撃した。これに国民も踊らされた。世論操作していったのだ。国鉄に勤務していた我々は、一家そろってお出かけしたことがない。誰か勤務しているから不可能なのだ。休みはいつも平日。友人とも会えないから、音信不通になってしまった。こんなんだから男女交際なんて無理だし、同僚もなかなか結婚できなかった。当方が結婚したのは、JRに行ってから現状に幻滅して、退職して外国に渡ってからだ。

国鉄では、国民のために、日本の産業のために働いていることを誇りにしていた。それが国鉄改革と言う名の下に打ち砕かれてしまった。何たる無念。

国民に、産業に迷惑がかからないように列車ダイヤは絶対に守る気概を持ち、輸送の安全を第一に勤務に専念した。当方の祖先は武家だったが、江戸時代だったら藩に仕えているものが、国家に格上げされたのである。それが今のJR体制では、株主に仕えているのである。ここが問題だ。東電も国民のために電気を発電して、各家庭や工場に供給しているのではない。株主のために働いているのだ。東電を破綻させたら、大財閥の銀行が破綻する。三井住友銀行が東電に対し、どれほどの資金を貸し出しているのか知らないが、何兆円にも及ぶだろう。大財閥のために東電は存続させられている。

著作権問題で歌の歌詞を掲示板やブログに書くだけで損害賠償させられるみたいだが、「およげたいやきくん」をもじって、関東地方の人たちは替え歌を歌って抗議すべきだ。

「毎日、毎日、ぼくらは東電の、放射能を浴びて、いやになっちゃうよ。」

”最悪なのは、いまの株主と銀行の責任をうやむやにしたまま、やみくもに「廃炉は国の事業」と大宣伝して、官僚が新たな天下り先を確保するといった結論だ。
「独立行政法人化」という話には、そんな悪知恵の臭いがプンプンする。

 その陰で、廃炉の十字架を切り離された東電がピカピカの会社に生まれ変わって、発電事業と送配電事業を続けるのでは、国民は税金負担だけを背負わされる形になってしまう。自民党の提案はそういう決着を目指しているのではないか。

 いずれにせよ東電は、現状のままでは生き残れない。そこははっきりしてきた。
 この後は株主と銀行の責任問題、それから汚染水問題を含む廃炉への枠組み作りである。”

”株主と銀行の負担を求めないまま、いったい、どこまで国民に負担を求めるのか。”

”私は賠償も除染も廃炉も汚染水対策も、みんな必要だと思っている。東電ができないなら、政府が乗り出すことにも反対ではない。
 ただし、それには市場経済の原則を守り、自己責任の規律が必要だ。いまのように、初めから出来もしない話をあたかも東電が出来るかのようなフィクションに基づいて、泥縄式の対応を続けるのは間違っている。＃