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1日400トンの放射能汚染水が150トンも増える 団藤 保晴 
http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/623.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 11 月 10 日 15:50:01: igsppGRN/E9PQ
 

1日400トンの放射能汚染水が150トンも増える
http://bylines.news.yahoo.co.jp/dandoyasuharu/20131110-00029662/
2013年11月10日 15時14分 団藤 保晴 | ネットジャーナリスト、元新聞記者


福島原発の放射能汚染水は問題が収束するどころか破綻に向かっています。東電に汚染水のタンク漏れを抜本的に改善する能力がなく、タンクエリアに降る雨水が汚染水と化して、1日150トンも増える試算が公表です。炉心溶融を起こした原子炉3基の建屋に流れ込む地下水1日400トンをどう減らすかが焦点になっていたはずが、逆に大幅に増えるのです。タンクからの漏洩を止めてエリアをクリーンに保てれば雨水はどんどん流せば済むだけ。『汚染水流出で明らかになった東電1カ月放置の怠慢』で「怠慢」と指摘したのは間違いでした。実際は東電の「無能」でした。9月16日のタンクエリア全ベータ放射能汚染地図を再び掲げます。
http://dandoweb.com/backno/20131022.htm

福島民報の《地下貯水長期化の恐れ 第一原発汚染雨水 漏えい不安抱え》は健全性・安全性が確認されていない地下貯水槽に汚染雨水が長期に保存される危険性を訴えています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131110-00000042-fminpo-l07

しかし、「東電の試算では、排出基準を上回り貯蔵の必要がある汚染雨水は年間約5万5千トン。1日当たりに換算すれば150トンにも達する」点こそ、核心ニュースです。東電にはタンクエリアをクリーンにする能力が無いと自ら認めているからです。汚染水を収容するタンクは現在以上のペースで増え続け、漏洩も増え続けるのです。

「東電は緊急対策として、全ての貯蔵タンクに雨どいを設置する方針を固めた。円柱状のタンク上部をシートで囲み、たまった雨水はせきの外に排出する。だが、タンク側面などに当たる雨は、せきに入るため効果は限定的だ」と東電側の対策が伝えられています。これは根本的に間違っています。タンクエリアの基盤は厚そうに見えても透水性のコンクリートであり、問題になるレベルの汚染水が貯まっていれば地下に浸透して放射能汚染を拡大していきます。第379回「原発後背地のタンク漏洩続出で収拾計画に困難」で指摘したように、致命傷になる恐れがあります。
http://dandoweb.com/backno/20130901.htm
タンクを造るなら漏れた時の受け皿を用意するのが工学的な常識であり、それを東電が欠いていた異常さが問題を大きくしています。

ここに至ってタンクエリアをクリーンに保てる自信が無いのならば、現在の安普請タンク群を放棄して正常に運営できる正規の構造のタンクに切り替えるしかありません。漏洩場所を早期に見つけて原因を潰していく地道な作業が東電の現場作業陣に期待できないのですから、回り道でも一番オーソドックスな安全なタンク新設と汚染水移転を急ぐべきです。最早、東電任せの時ではないと申し上げます。

【参照】インターネットで読み解く!「福島原発事故」関連エントリー
http://www.google.co.jp/custom?domains=%82%A8%8Bq%97l%82%CC%83h%83%81%83C%83%93%96%BC&q=%95%9F%93%87%8C%B4%94%AD%8E%96%8C%CC&sa=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=dandoweb.com&client=pub-1948060039344195&forid=1&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&cof=GALT%3A%23008000%3BGL%3A1%3BDIV%3A%23336699%3BVLC%3A663399%3BAH%3Acenter%3BBGC%3AFFFFFF%3BLBGC%3A336699%3BALC%3A0000FF%3BLC%3A0000FF%3BT%3A000000%3BGFNT%3A0000FF%3BGIMP%3A0000FF%3BFORID%3A1%3B&hl=ja


団藤 保晴
ネットジャーナリスト、元新聞記者

玉石混淆のネットから玉を見つける水先案内人――新聞記者をしていた1997年、インターネット隆盛期に「INTERNET WATCH」で連載コラム「インターネットで読み解く!」を始め、ネットジャーナリストとして活動。科学技術、政治、経済、社会、文化など幅広い取材経験をベースに、ネット上の知的資源を検索の駆使で結び合わせ、社会的意味を明かします。膨大化するネットと劣勢にあるメディアの相克もテーマです。


地下貯水長期化の恐れ 第一原発汚染雨水 漏えい不安抱え
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131110-00000042-fminpo-l07
福島民報 11月10日(日)10時57分配信

 東京電力福島第一原発の汚染水問題で、健全性が確認されていないにもかかわらず東電が排出基準を超える汚染雨水を入れた地下貯水槽の使用が長期化する恐れが出ている。東電は2、3号機タービン建屋地下に移すとしているが、いずれの建屋内も大量の汚染水であふれ移送の見通しが立っていない。地下貯水槽は今年4月、漏水した経緯があり、県は早急な対応を求めている。

■東電対応できず

 東電は台風26号の影響で大雨となった10月16日未明、地上タンク群を囲む漏えい防止用「せき」にたまった雨水を地下貯水槽に一時的に移送することを決めた。正規手順では、排出基準を上回る雨水は専用のタンクに貯蔵後、タービン建屋に運ぶ。しかし、雨量が移送するスピードを上回ったため、緊急避難的措置として使用した。

 台風27号に伴う雨対策でも利用され、地下貯水槽7カ所のうち漏えいが確認されていない2カ所に計3700トンを移した。

 東電の計画では、地下貯水槽の汚染雨水は2号機と3号機のタービン建屋地下に移送する。東電はタービン建屋内の汚染水を別の建屋に移す作業を続けているが、溶融燃料の冷却水や地下水が原子炉建屋から流れ込んでいるため、地下貯水槽の汚染雨水を受け入れる空き容量がない。地上にある雨水用の貯蔵タンク(4000トン)には8日現在、9割近い3500トンが入っており、地下貯水槽の汚染雨水は行き場を失っている。県は「地下貯水槽の長期使用は好ましくない」として早急な移送を求めているが、東電は対応できずにいる。

 高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県)の安全委員会委員長代理を務める関西大の小沢守教授(熱工学)は「根本的な対策がなされないまま地下貯水槽を使用し続けると再び漏えいが起きる可能性がある。東電は長期的な対応に対する視点が欠落しており、抜本的な対応が必要だ」と指摘している。

■破綻寸前

 東電の試算では、排出基準を上回り貯蔵の必要がある汚染雨水は年間約5万5千トン。1日当たりに換算すれば150トンにも達する。

 東電は緊急対策として、全ての貯蔵タンクに雨どいを設置する方針を固めた。円柱状のタンク上部をシートで囲み、たまった雨水はせきの外に排出する。だが、タンク側面などに当たる雨は、せきに入るため効果は限定的だ。

 第一原発では雨水のほか、1日400トンの地下水が汚染水となって増え続けている。東電はタンクを2日間で1基(1000トン)のペースで増設している。建屋への地下水流入を減らす「地下水バイパス」計画などが実現しなければタンク容量は2年後、足りなくなる。このため、6万トン近い水を貯蔵できる地下貯水槽は今後も応急的に使われる可能性がある。

■早急に対応を

 作業を監視する立場の原子力規制庁は、福島民報社の取材に対し「使用はやむを得ない」と移送を容認している。

 一方、県関係者は「(規制委員会には)早く東電を指導し、事態を改善してほしい」と求めている。


関連記事
【汚染水増加】福島原発の地下水からβ線を46万ベクレル検出!観測史上最大!タンクの雨水も堰外へ溢れる!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1178.html


 

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