★阿修羅♪ > 原発・フッ素34 > 766.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
燃料取り出しても肝心の「行き場」なし…福島第1原発4号機で震災後初の本格作業 (スポーツ報知) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/766.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 11 月 19 日 08:43:00: igsppGRN/E9PQ
 

燃料取り出しても肝心の「行き場」なし…福島第1原発4号機で震災後初の本格作業
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20131118-OHT1T00176.htm
2013年11月19日06時05分 スポーツ報知


 東京電力は18日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールに保管している燃料の取り出しを開始した。2011年3月11日の東日本大震災に伴う事故で、燃料を本格的に取り出すのは初。原発内で最多の燃料1533体が保管されている4号機での作業は、来年末まで続く。事故処理作業は新たなステップに移ったが、専門家は燃料を取り出したその先、「今後」が重要だと指摘している。

 東日本大震災による福島第1原発事故から2年8か月。ようやく、事故処理の新たなステップとなる燃料の取り出しが始まった。

 作業は、あらかじめプールに沈めた「燃料輸送容器」に、クレーンを使って水中で燃料を1体ずつ入れることから開始。「燃料輸送容器」は全長約5・5メートル、直径約2・1メートル、重さ約91トンで、燃料22体を装てんできるサイズだ。この日からの“第1回作業”で、19日中には22体を装てんし終える予定だ。

 燃料を装てんし終えると「燃料輸送容器」を天井クレーンでつり上げてトレーラーに乗せ、約100メートル離れた共用プール建屋に運ぶ。作業開始から、共用プール内に燃料を保管するまでは約1週間。この作業を繰り返し、4号機の計1533体の燃料を取り出し終えるのは来年末の予定だ。燃料輸送容器の落下事故などトラブル防止を想定しつつ、慎重な作業が続く。1〜3号機も同様の作業が待つ。

 今回の作業で、政府、東電が示す廃炉工程の「第2期」に移行。だが、専門家は「今後」が問題だと懸念する。燃料は共用プールに移されるが実は、それ以後の燃料の行き先が未定という。

 中部大教授の武田邦彦氏は「高放射線の物質は、地下深くに埋めない限り、半永久的に危険なまま。政府は処理方法を早く提示しないといけない」と指摘する。

 さらに、廃炉工程で最大の課題は「第3期」にあたる溶解燃料(1〜3号機内)の取り出しだ。今回着手したのは、燃料として形が保たれている分。事故による冷却機能喪失で高温となり、合金製の箱を破って、溶解(メルトダウン)した燃料も、原子炉格納容器内に多量に残されている。溶解燃料の取り出しは世界に前例がなく高度な技術開発が必要。政府や東電は開始時期を、最も早くても2020年度前半と想定している。

 エネルギー総合工学研究所の内藤正則部長は「高い放射線量のなかで溶解燃料を取り出すには、カメラを駆使した遠隔操作が必要ですが、カメラは高い線量だとノイズが入って機能しなくなる」と説明。「線量自体が下がるのを待つか、高線量に耐えうるカメラを開発するかしなければならない。どちらにしても、数年以上先になるのは間違いない」。今回の取り出しは、まだまだ続く事故処理の“入り口”といえそうだ。

 ◆東電「万全を期す」 東京電力は18日、会見を開き、この日の作業で、燃料4体を取り出した、と発表。作業は1体ずつ行い、午後3時25分に1体目の燃料の引き上げ作業を開始。3時57分に、燃料を輸送容器へ装てんし終えた。19日も引き続き作業を行い、合わせて22体を取り出す予定。

 会見した今泉典之原子力・立地本部長代理は「(取り出し作業中の燃料の)落下についてはハード面で防止するのが第一と考えて対策を立てている。漏えいを防ぐため、万全を期して作業を進める」と強調した。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2013年11月19日 12:40:41 : Pa7KPlX4gY
------中部大教授の武田邦彦氏は「高放射線の物質は、地下深くに埋めない限り、半永久的に危険なまま…」

地下深くにうずめれば、安全とおもっているのだから、こいつはパーだ。
日本学術会議が地殻変動と地下水の影響で地下埋設はできないと言っていただろう。
地殻変動は考えからはずしても(地震があればありうる)、地下水はどこにでもある。
これに放射能が触れれば、あっという間に日本大汚染だ。


02. taked4700 2013年11月19日 17:51:55 : 9XFNe/BiX575U : vd1kdmPqXw
>>01

>地下深くにうずめれば、安全とおもっているのだから、こいつはパーだ。

地下深くと言っても、地殻が安定しているヨーロッパでもせいぜい1km程度の深さ。日本では300mから500m程度のところにしか埋設できない。

ただ、地下水を使用しなければ、地上での生活にあまり影響が出てこない可能性もある。

可能性と言うのは、地下でどの程度の密閉性が保てるかがほとんど分かっていないから。

どちらにしても、地上でも地下でも放射性物質が危険であることに変わりはなく、地下水汚染が大規模に発生する可能性があることから考えれば、地下に処分するほうがより始末が負えないと思う。地上なら、それなりにメンテナンスをして維持が可能であり、問題は数万年以上という期間にわたって維持コストが発生するということ。


03. 2013年11月20日 01:22:44 : 821ntinM5Q
これからは、国際的な決まりとして、
ウラニウムを輸出した国は使用後のウラニウム廃棄物・生成物を引き取り、
元の鉱山に埋める、とかいう規則を作る以外に廃棄物問題は解決しないのでは?

04. 不乱坊 2013年11月20日 05:00:01 : kbTBOGSw0930o : mKlHbXOWpo
>◆東電「万全を期す」 
一瞬「万事休す」と読み違えてしまった。シャレにならん。
しかし、報知の記事って、けっこう読売なんかより硬派なんじゃない?
読売も読まずに比べちゃいけないけど。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

▲上へ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素34掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧