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核のごみ処理 悩む世界:意図はともかく、小泉発言がこの問題を再浮上させたのは確か
http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/821.html
投稿者 あっしら 日時 2013 年 11 月 23 日 13:25:40: Mo7ApAlflbQ6s
 


核のごみ処理 悩む世界
先進国、候補地選び難航 北欧2カ国は建設めど

 【パリ=竹内康雄】原子力発電を推進する国々が原発の使用済み核燃料の処理に苦慮している。原発を使い続ける限り「核のごみ」を長期間にわたって閉じ込める最終処分場の建設は避けられない。だが処分場の候補地選定で地元住民などの理解が得られず、宙に浮いたままの国も少なくない。技術を確立したうえ行政への信頼を築くのは容易でなく、世界の国々も対応に知恵を絞っている。
 電力の75%を原子力に頼るフランス。同国初の放射性廃棄物の最終処分場の候補地として東部の小村ビュールでの建設に向けた議論が進む。廃棄物の管理機関は2015年に処分場建設認可を取り、25年に稼働させる構え。現在は住民説明会の真っ最中だ。
 フィンランドでは南西部オルキルオトに最終処分場を建設中で、脱原発を訴える小泉純一郎元首相も現場を視察した。計画は地下約450メートルに長さ5キロのトンネルを掘り、使用済み燃料を金属製容器に密閉・収納。約100年後に完全封鎖し、放射能の危険性がなくなるとされる数十万年間封じ込める。20年の稼働を見込み、世界で最も進んだ計画だ。
 先進国で最終処分場の候補地の具体的な名前が挙がるのはフランスとフィンランド、スウェーデンの3カ国のみ。スウェーデンは30年以上に及ぶ調査や議論を経て09年、建設場所を中部フォルスマルクに決めた。
 だが、住民らの反対で候補地選定に至らない例も多い。100基の原子炉が稼働中の米国では合計約6万8千トンの使用済み核燃料が各地の原発の敷地内などに保管され、毎年2千トンずつ増えている。
 米政府は1982年の放射性廃棄物政策法に基づき、98年までに各原発の使用済み核燃料を最終処分場で受け入れることになっていた。だが予定地のネバダ州ユッカマウンテンは地元の反対で建設が難航。09年に就任したオバマ大統領は計画を白紙撤回した。
 計画頓挫を受け、政策の見直しを進めていた米エネルギー省は今年1月、48年までに最終処分場を建設し、使用済み核燃料を地下に埋めて処分するとの新たな方針を発表。最終処分の前に試験的な中間貯蔵施設を21年までに建設し、使用済み核燃料を受け入れる。
 さらに大規模な貯蔵施設を25年までに造り、最終処分場が稼働するまで受け入れるという3段構えだ。
 原発を進める新興国でも、最終処分場の建設は喫緊の課題。中国は17基の原子力発電所を稼働させ、さらに30基以上を建設中。原発依存度が急速に高まるが、廃棄物の問題は長期的な検討作業の途上にある。ロシアでは処分場建設に向けた初期段階にある。

 ▼核のごみ問題 原子力発電で発生する使用済み燃料の処理方法は主に2つ。1つは再処理をしてプルトニウムなどを再び燃料として取り出し、残る高レベル放射性廃棄物をごみとして処分する方法。もう1つは使用済み燃料を再処理の工程を経ずに地下に埋める手法だ。前者は日仏や中ロ、後者は米国や北欧が採用。いずれも地中処分する最終処理の問題は避けられない。
 国際原子力機関(IAEA)の推計では2010年時点で世界で発生した使用済み燃料の累積量はウランとプルトニウムの重さで約33万トン。20年には43万トンにまで増えると見込まれる。
 日本では処分場の選定はほとんど手つかずだったが、経済産業省が20日、国が処分地の選定を主導するとの報告案をまとめた。地中深くに埋める手法が最も有望との見解も示した。

住民の理解 どう得るか 安全性や経済効果訴え

 原子力発電を将来にわたって続けるにしろ、すぐにやめるにしろ、核のごみの最終処分は避けて通れない問題だ。現時点では解決の手段が事実上、地中処分に限られる以上、日本を含め各国はこの問題に正面から向き合うしかない。だが危険物質が地元で処分されることに住民が抵抗感を持つのは自然。不安感をどう和らげるかが課題となる。

 フィンランドには核のごみは自国で処理するという法律がある。オルキルオトはもともと原発が立地しており、雇用や税収を生み出す原発に地元住民はおおむね好意的。今や1万人の雇用が創出され、自治体の税収の4分の1が原発関連だ。オルキルオトに最終処分場建設を決めた際、住民の6割が支持したという。

 スウェーデンで計画を担う核燃料・廃棄物管理会社(SKB)のアンナ・ポレリウス氏は「立地の決定がすべてのプロセスの中でとりわけ重要だ」と話す。地盤の質など地理的な条件に加えて、住民の合意を引き出す努力が欠かせないという。候補地で対話集会を開いたり、住民投票を行ったりしてきた末に、地元から歓迎される形でフォルスマルクに決まった。

 両国とも日本のような地震国でなく、地震による事故のリスクをそれほど考える必要がないことも、受け入れやすくしている一因のようだ。

 一方、英カンブリア州では中央政府は多額の資金支援を提示したものの、観光地である湖水地方への影響に配慮して州議会が反対を決めた。1970年代から最終処分場の調査対象だったドイツのゴアレーベンは、地下水脈があることが分かり、地下水が汚染されるとの住民の不安が高まり、白紙撤回に追い込まれた。

[日経新聞11月22日朝刊P.7]

 

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コメント
 
01. taked4700 2013年11月23日 15:22:59 : 9XFNe/BiX575U : MGyQAcfrRQ
この問題の怖さは、必ずどこかへ処分しなければならないということがあるからだ。
問題点としては次のことがある。

1.地層処分を大陸部分で行うことが出来ないこと。地下500mぐらいのところに処分することになり、これは工業や農業で利用する地下水が存在する深さであること。プラスして、これより深いところだと地熱が高くなったり、地震時の圧力がとても大きくなり、地震で坑道などが一気に潰されてしまい、それが放射能漏れにつながる可能性がある。

2.使用済み核燃料の地層処分が仮に可能だとしても、地層処分する前に、プールでの冷却、つまり、水での冷却が5年から10年、乾式キャスクでの保管が10年程度は必要だとされていること。

3.アメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシアと言った原発国で、初期の使用済み核燃料が今一気に処分時期を迎えていること。つまり、1970年代に使った核燃料が15年程度の冷却が終わり、その後、20年程度経過していて、このままでは容器の詰め替えなどが必要な時期に入りつつあり、また、そもそも、ほとんどの使用済み核燃料が原発敷地内に置かれているが、原発そのものの廃炉時期が迫ってきていること。原発のほとんどは水を確保する必要があるため、海岸や川の縁に建設されているが、そういったところはほぼ必ず大きな地震が起こる可能性があること。

こういったことについて、正面から向き合うことは、原発停止とか廃止だけでは足りない。どこに保管するのか。どうやって保管するのか。それをどうやって誰が決定するのか。そういったた議論が必要になるはずだが、小泉純一郎元首相は一切そういったことにも触れなかった。彼が最初に言ったのは「ごく少数の再稼働を除いて原発再稼働は反対」ということで、ある意味、いくつかは再稼働させようという世論誘導とも取れることだった。

もっとも違和感があったのは、地震活動期に入った日本で地震の危険性について言及がなかったことだ。

核燃料が原子炉建屋の圧力容器やプールにある限り地震の危険性があることは明白で、そのことを無視した発言はある意味確信犯とも言えるものだった。

ぜひ、小泉純一郎元首相には、高レベル核廃棄物処分についてどういったビジョンをお持ちなのか、述べていただきたいものだ。


02. 2013年11月23日 20:07:04 : heVtmrgEsA
_\ 福島原発において、電気を必要としない「蒸気タービン駆動の非常用炉心冷却装置」は地震で破損していた疑いがある。
_\ 事故当時、2号機では3日間、3号機では1.5日間、「蒸気タービン駆動の非常用炉心冷却装置」で炉心に水を注入し続けていたが、それが機能しなくなり炉心メルトダウンに至っていた。

_\ 原発の安全性について、地震の少ないヨーロッパと地震大国の日本を同じ土俵で論じることは出来ない。
_\ たとえ核廃棄物処分場が決まったとしても、地震大国の日本で原発を動かすことは、安全保障上も不可能である。

[12削除理由]:多重コメント

03. 2013年11月23日 20:27:41 : heVtmrgEsA
-> 福島原発において、電気を必要としない「蒸気タービン駆動の非常用炉心冷却装置」は地震で破損していた疑いがある。
-> 事故当時、2号機では3日間、3号機では1.5日間、「蒸気タービン駆動の非常用炉心冷却装置」で炉心に水を注入し続けていたが、それが機能しなくなり炉心メルトダウンに至っていた。

-> 原発の安全性について、地震の少ないヨーロッパと地震大国の日本を同じ土俵で論じることは出来ない。
-> たとえ核廃棄物処分場が決まったとしても、地震大国の日本で原発を動かすことは、安全保障上も不可能である。

[12削除理由]:多重コメント

04. 増税反対 2013年11月23日 23:16:44 : ehcoR2LmdzYII : D9cvjI5T92
あ〜あ、小泉のせいで最終処分場の目処さえ立てば、原発OKの

お墨付きを自民党に与えてしまったな。そうなりゃ無理やりにでも

最終処分場を何処かに作ろうとするに決まっている。

 なんだかんだ言って小泉は自民党の為に動いてるのだが、その事に

気づかない愚か者が多すぎる・・・


05. 知る大切さ 2013年11月24日 08:28:34 : wlmZvu/t95VP. : rXmQVSTR26
増税反対さんへ

その小泉発言で何かしら今までと違う行動をとる人々を上から目線でただ批判しては、
あなたの「こうあって欲しい」との思いは伝わらないと思いますがいかがでしょうか?

どうしたら自分と同じ方向へ意識を向けてくれるかを考える時期にきていませんか?

蛇足
このコメントをつけるに投稿者名を増税反対とした理由はなんでしょうか?


06. 2013年11月24日 11:43:21 : r2fFWrEG7o
>>01
>原発のほとんどは水を確保する必要があるため、海岸や川の縁に建設されているが、そういったところはほぼ必ず大きな地震が起こる可能性があること。

これは間違い。

>原発停止とか廃止だけでは足りない。どこに保管するのか。

再稼動すればその保管しなければならない使用済み燃料が増えるではないか。taked4700氏はまずその
ことを考えるべきだ。それとも保管方法がはっきりしない以上再稼動して使用済み燃料を増やすのが
よいとおもっておられるのかな。

>もっとも違和感があったのは、地震活動期に入った日本で地震の危険性について言及がなかったことだ。

こんなことは誰でも知っている。あれもこれもでは政治家としてインパクトのある発言はできない。

>核燃料が原子炉建屋の圧力容器やプールにある限り地震の危険性があることは明白で、そのことを無視した発言はある意味確信犯とも言えるものだった。

あなたも小泉元首相たたきの工作員か。

>>04
>あ〜あ、小泉のせいで最終処分場の目処さえ立てば、原発OKの
お墨付きを自民党に与えてしまったな。

世界中で悩んでいるのだよ。最終処分の方法を考えないで原発を進めたことは海外では、「人類最大の愚行」
と言われている。日本は地殻変動もあるし、地下水もどこでも出る。だから、日本学術会議が地下埋設は日本
ではできないと発表しているのだ。


07. 2013年11月24日 23:43:38 : AiChp2veWo
ちょっと物事を真面目に考える人たちは、二十年以上も、その前から核のごみ処理問題が常に先送りされている事に大変な危惧をいだいてみえました。今回、小泉氏というお方が、意図はともかくこの問題を再浮上させ世間に口宣されましたが、然し奇異な感は否めません。世は不思議なものです。今にいたらなければこの大問題がはっきりとしてこなかったこと自体が奇妙です。さてさて、郊外などの道路上や、道路わきの囲まれたコンクリ付近に、弁当や飲食物の紙袋やその他のゴミ類が平気で捨てられているのを時々目にします。あまり人の事は言えませんが、平気でゴミを公共の場に捨てる心は、核のゴミなんか考えた事もないのではと思います。
この二十年ほど、一体国民の何%の人々が原発や核のゴミ問題を真剣に考えてこられたのでしょうか。多くの戦争は結局、大金融者にファイナンスされて起きますが、軍事的の防衛戦力は必要だと思います。生きていくのが大変で、みなトラックに乗ったり工場で働いたり、してお見えになります。「原発の事なんか知らないよ、仕事してるだけで大変なのに、原発事故で死ぬならみんな一緒に死ぬんだし仕方ない」、こんな意見もよくお聞きしましたし、あるちょっとした事業家の方は、「一億円目の前に積んだら誰も原発に反対しないだろう」などとも発言されていました。経済社会ですし、人間、お金は必要で沢山欲しいと思います。病気、事故、お金、家庭不和、困っている方はこの四つが中心でそれぞれの問題が絡んでいます。原発の危うさ廃棄物の問題、人類にとって大変な問題です。それと同時に、自分の生き方、自分の本心、そういう問題をきちんとおさめていかなければならないと思います。原発反対の方々の意見を読むと、意外にその元は科学的で理論的、感情論ではありません。左の方に反原発の方が多いというのはちょっとその原因や理由がわかりかねます。キリスト教の牧師のお話、そして仏教のお坊さんのお話、あらゆる命を大切に、きれいな心で生きる、そういう仏教や神道家のお話は見聞きしますが、少なくとも原発はそのゴミも含めて、危ない、ダメだ、と仰っているのを私自身は聞いたことがなく読んだ事もありません。こういう事も含めて、毎日の生活は大変でも、自分の心や生き方をまず深く顧みて、人間と人類社会全体の事を本当に考えて行かなければならない時代に入っていると考えております。

08. 2013年11月25日 00:54:38 : AiChp2veWo
●「人類最大の愚行」●「日本学術会議が地下埋設は日本ではできない」。そして世界にもない。南極、北極でも余計にダメである。ロケットで宇宙に捨てる、といった最愚の輩もいる。本当にあらゆることをきちんと考えてゆかねばならない。ご都合主義も、嘘も方便も、金融と経済優先も、歴史も、みな見直さなければならない時代に入った。織り込み間違いはもう許されない。自然にこのような流れになってきた。

09. 2013年11月25日 11:56:43 : FfsNvmz56k
>>08
まったく同意。


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