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「被曝の不安」描く漫画を実名で発表した小学校教諭 (女性自身) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/654.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 1 月 07 日 07:19:00: igsppGRN/E9PQ
 

「被曝の不安」描く漫画を実名で発表した小学校教諭
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140107-00010002-jisin-soci
女性自身 1月7日(火)0時0分配信


 そう語るのは、今夏発表された漫画『NOT YET OVER-あどけない瞳に映るもの』の作者で、現役小学校教諭の大塚久さん(50)。この漫画は、東日本大震災と福島第一原発事故後の小学生の姿を描いたものだ。舞台は福島県郡山市内の小学校。2011年6月、被爆を防ぐため、窓を閉め切った教室にエアコンはなく、室内はうだるような暑さだったーー。

「酷暑の教室に、市から支給されたのは扇風機2台とヨシズだけ。あの夏、子供たちは、教室でずっとマスクを着けていました。実際、熱中症になったり、具合が悪くなって保健室にいく生徒が何人もいたんです」(大塚さん・以下同)

 あの日、大塚さんは受け持ちの5年生と体育館にいた。卒業式のために皆でワックスがけをしていたのだ。そこを大きく長い揺れが襲った。郡山の震度は6弱。地震翌日に1号機、14日に3号機が水素爆発を起こす。大量の放射性物質が飛び散ったが、人体への影響も除染のこともわからないまま、4月の新学期は1週間遅れただけでスタートする。

「このまま授業を始めていいんだろうか?心のなかにはいくつもの葛藤がありました。でも、上の人たちは、早く環境を整えてふだんどおりを取り戻そうという感じでした」

 そうして“真夏もマスク”の学校生活が始まった。エアコン設置を市に求めた保護者もいたが、認められなかった。しだいに放射能の影響が明らかになるなかで、子供たちは県外へ避難していった。700人いた生徒のうち、震災後1年で約100人が、避難を理由に転校した。

「事故直後の春休み、避難を決めたお母さんが突然、来られてね。私に謝るんですよ」

 そのときのつらい気持ちを、大塚さんは「息子に『どうして僕たちだけ逃げるの?』と聞かれました……」とつぶやくなり、机に突っ伏して「子供たちが心配で、放射能が怖くて……怖くて……」とすすり泣く母親のエピソードとして漫画に描いている。

 大塚さんは、かつて漫画家を夢みて漫画家のアシスタントを務め、アニメ制作会社で働いたことがあった。そんな大塚さんに執筆の依頼がきたのは、昨年夏。地元高校の演劇部が、県内外で上演し、好評だった原発事故後の高校生を描いた演劇を漫画化してほしいというものだった。

 自費出版された、漫画『この青空は、ほんとの空ってことでいいんですか?』は、県内で300部が無料配布される。

「この漫画を描いたことで、気持ちが吹っ切れたんですね。やっぱり事故のこと、被爆のことは風化させてはいけないと。それまで、僕自身疲れてしまって、漫画を描くまでは普通に暮らしたいという思いが強くなっていました。でも、なんかモヤモヤしていた。原発事故後のてんやわんやを、ただ黙って、普通に過ごしていくことに引っかかっていたんです」

 そこで、大塚さんは『被爆の不安』を描く漫画を実名で発表することを決心。漫画のタイトルは『NOT YET OVER』ーまだ何も終わっていないーだった。


 

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コメント
 
01. 2014年1月07日 10:00:29 : X8K3Jt2Lhg
女性自身よ。
願わくばこれからこの女性が受ける物凄い誹謗中傷を、少しでも軽くしてあげていただきたい。
正しいことを言う者が、避難される時代になったのは、週刊誌が悪行をきっちり報道してこなかったことも大きい。

02. 2014年1月07日 10:05:15 : X8K3Jt2Lhg
>>01です。変換間違い

避難→批難


03. 2014年1月07日 12:19:52 : QKYQbXMd3Q
チェルノブイリ原発から130kmほど離れた大都市キエフは放射能雲(プルーム)
が通り過ぎたため東京ほどの汚染がなかった、それでもキエフは子どもたちを避難
させ、放射性ヨウ素が消えるまで戻ってこなかった。以降もピオネール(ボーイ
スカウト)キャンプなど長期の保養をおこなっている。また空間線量が毎時0.05μ
シーベルト増えたところは避難に援助がでます。

日本は放射性物質から身を守る方法の指導等すらなく、ほぼなにも援助はなかった。

しかし、700人の生徒のうち100人が避難を理由に転校したとは意識が高い。残った
人も事情があってやむなくなのだろうが。結果は被曝の潜伏期があける事故後6年目
くらいにあきらかになる。


04. taked4700 2014年1月08日 00:08:06 : 9XFNe/BiX575U : 65mgrZpByI
http://www.nichibun-g.co.jp/column/plus/plus001/

2013.09.30
読み物プラス
NOT YET OVER−あどけない瞳に映るもの−
福島県郡山市立開成小学校教諭 大塚 久
gamba_tohoku_mark_w3001 2013年8月現在、郡山の子供たちは平常に戻ったかのように生活しています。ただ、避難された児童達はまだ、戻ってきていません。本当にこれでいいのかと迷いながら日々生活しています。
 しかし、私たちは前向きに考え必死に生きていこうと思います。

 私は、昨年出会った、ある高校の演劇部の「この青空は、ほんとの空ってことでいいですか?」を漫画化させていただきました。この漫画を通して震災時のつらい高校生の心の葛藤を描きました。
 そして、今回、原発事故直後の1学期の小学校を舞台にした漫画を描きました。その当時のひどい生活を思い出し、また、聞いた話などを取り入れて描いてみました。
plus_vol1_01 残念ながら、私も普通の生活をしております。防災の意識が低くなってしまいました。私の思いは、震災後の福島の状況を風化させないことだけにあります。防災という意味でも忘れてはいけないことだと思っています。これは、私たち被災した者の使命だと考えています。今回の作品は私への戒めの意味も含まれています。ぜひ、県内の方たちにも、また、県外に住んでいる方たちにもいろいろ知ってほしいし、考えてほしいと思っています。

 フィクションではありますが、私の経験をもとにした作品です。いろいろな方に見ていただきたいと願っています。

漫画を読むico_link(別サイト表示・電子ブック起動)

*************************

http://www.nichibun-g.co.jp/column/plus/e-book/plus01_notyetover/
で漫画が公開されています。


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