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貿易赤字は原発停止のせいという日本世論の世間知らず
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/130.html
投稿者 taked4700 日時 2013 年 1 月 24 日 11:23:50: 9XFNe/BiX575U
 

貿易赤字が過去最大になった。その原因分析がどうもちゃんとやられていない。
火力発電燃料の輸入増が原因だとするものがほとんどだ。

例えば次の産経の記事は赤字分の約半分が対中国貿易で発生しているとしているが、もともと、対中国貿易では赤字が続いていた可能性がある。つまり、311前の対中国貿易の状況に言及せずに「昨年の貿易赤字は6.9兆円と過去最大 半分以上が中国分」と言ってもあまり意味がない。

現在の基本的問題は、ソ連崩壊後の世界で日本がどんな地位を占めるのかという戦略がないことだ。
いつまでも高度成長期の夢を追いかけてもそれは明らかにないものねだりであり、日本自体の高齢化や発展途上国の工業化という現実を見ていない。何よりも、戦後ずっと日本が工業化してきたのは原発を日本中に作らせて原発事故を起こさせるというアメリカをはじめとした西側核保有国の世界戦略があったことを理解していない。あまりに世間知らずではないだろうか。

いま、世界は大きく脱原発、脱原爆へ向かって動いている。そこで問題になっているのが高レベル核廃棄物なのだ。そして、その処分場として用意されてきたのが日本だ。そういった大きな意思が西側、およびロシアや中国にはあるように見える。そのことを理解しないで単に貿易赤字だとか、会社がつぶれるということだけを見ているとそれこそ、生活基盤である国土そのものを失ってしまうことになる。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130124/fnc13012409240002-n1.htm
昨年の貿易赤字は6.9兆円と過去最大 半分以上が中国分
2013.1.24 09:16
 財務省が24日発表した2012年の貿易統計(速報、通関ベース)は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が6兆9273億円となった。赤字額は前年に比べ2.7倍に増え、過去最大になった。

 これまでの過去最大の赤字は第2次オイルショック後に輸入原油価格が上昇した1980年の2兆6129億円で、これを大きく上回った。

 輸出は船舶や半導体などの電子部品などが減って、前年比2.7%減の63兆7446億円となった。その一方で輸入は天然ガスや原油などのエネルギーを中心に3.8%増加し70兆6720億円に拡大した。

 国別では米国分は貿易黒字が5兆1029億円へと24.9%拡大したが、EU分はマイナス1397億円と、初の赤字になった。アジア分の貿易黒字は前年比43.3%減の3兆5714億円に縮小した。特に反日運動の影響が大きく出た中国向け貿易は前年のほぼ2倍の3兆5213億円の赤字となり、過去最大の赤字となった。この金額は貿易赤字全体の半分以上に相当する。

 同時に発表した昨年12月単月の貿易収支は6415億円の赤字で、赤字は6カ月連続。12月としては過去最大となった。  

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コメント
 
01. 2013年1月24日 11:38:22 : Pj82T22SRI
>貿易赤字は原発停止のせいという日本世論

円高・空洞化、欧米緊縮不況、中国問題など、いろいろな要因があるが、

原発停止の効果も大きい

どれも日本の政治システムと国民の未熟に起因するから、あながち的外れでもないな

円安だけで解決できる問題ではないということだ


02. 2013年1月24日 11:59:36 : lsBPqpLmSA
>貿易赤字は原発停止のせいという日本世論

 これ、本当・・・?
 世論だと、ミスリード中なのでは?
 少し考えると、貿易赤字と原発停止は無関係ってわかりそうなものにね。

 福一原発事故の放射能汚染と貿易赤字は関係ありそうだよね。
 日本食品の輸入禁止の国、少なくないよね。
 


03. 2013年1月24日 12:22:12 : xEBOc6ttRg
2012年の貿易収支は過去最大の赤字、32年ぶり大幅更新
2013年 01月 24日 11:35

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[東京 24日 ロイター] 財務省が24日に発表した12月貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は6415億円の赤字となった。赤字は6カ月連続。中国向けや欧州向けの需要低迷による輸出減が響き、12月としては過去最大の赤字幅を記録した。同時に発表した2012年の貿易収支は7兆円近い赤字となり、過去最大を大幅に更新した。

<12年貿易赤字は7兆円に迫る過去最大の赤字、32年ぶりに赤字幅更新>

2012年の貿易収支は6兆9273億円の赤字となり、32年ぶりに過去最大の赤字額を更新した。これまでの過去最大の赤字は、第2次石油危機後の1980年の2兆6129億円。赤字幅は7兆円台に迫り、1979年の統計開始以来で際立った大きさを記録した。

年間ベースでの貿易赤字は、今回で4回目。1979年(1兆7138億円)、1980年(2兆6129億円)、2011年(2兆5647億円)で、2011年に31年ぶりに赤字に転落し、12年には赤字額が2.7倍に膨らんだ。

原子力発電所の稼働停止による代替エネルギーとして液化天然ガス(LNG)の輸入が増加する一方、欧州債務危機の影響で輸出が大幅に減少したことが影響した。

輸出は前年比2.7%減の63兆7446億円。船舶、半導体電子部品などが減少し2年連続で減少した。為替レート(税関長公示レート平均)は1ドル79.55円で対前年比0.5%の円高だった。

輸入は前年比3.8%増の70兆6720億円。液化天然ガス、原粗油等が増加し3年連続で増加した。液化天然ガスは、数量・金額とも、2年連続で過去最大を更新した。

輸入原油単価は前年比5.2%上昇の5万7492円/キロリットルで、ドルベースでは同5.8%上昇の114.9ドル/バレルだった。

<12月輸出は7カ月連続で減少、中国向け自動車輸出の減少幅は縮小>

12月の輸出は前年比5.8%減の5兆3003億円となり、7カ月連続で減少した。自動車(同6.6%減)、船舶(42.9%減)、建設用・鉱山用機械(31.4%減)などが減少した。

地域別では中国向けが前年比15.8%減と引き続き大幅減少。欧州連合(EU)向けも同11.1%減と2けた減が続いた。米国向けも前年比0.8%減と14カ月ぶりに減少した。

対中輸出は7カ月連続で減少した。自動車(52.8%減)、自動車の部分品(42.8%減)などの落ち込みが目立つ。ただ、日中関係の悪化で激減した自動車輸出は、10月の前年比82.0%減、11月の68.6%減に比べ、減少幅が縮小。財務省では「一定の影響は続いているが、徐々に落ち着いてきている」(財務省幹部)とした。

欧州連合(EU)向け輸出は15カ月連続で減少した。減少幅は6月以降続いた2割減に比べ1割強に縮小し「減少に一巡感がみられる」(財務省幹部)とした。減少品目は自動車や自動車の部分品など。

為替レート(税関長公示レート平均)は1ドル82.34円で対前年比6.1%の円安だった。10月以降、対前年比で円安基調が続いているが、円安による輸出押し上げ効果について財務省では、「輸出入は内外経済情勢の影響もあり、為替要因だけを取り出して輸出に与える影響を分析するのは難しい」(財務省筋)としている。

<輸入は2カ月連続で増加、液化天然ガスは金額・数量とも12月として過去最大>

12月の輸入は同1.9%増の5兆9418億円、2カ月連続で増加した。原粗油(4.2%増)、液化天然ガス(8.3%増)、医薬品(32.8%増)などが増加した。液化天然ガスは金額・数量ベースとも12月としては過去最大だった。

輸入原油単価は前年比5.0%上昇の5万8494円/キロリットルで、ドルベースでは同1.0%低下の112.9ドル/バレルだった。

ロイターが民間調査機関を対象に行った調査では、予測中央値は5340億円の赤字。輸出は前年比4.2%減、輸入は同1.5%増だった。

<先行き、「輸出減に底打ち感」や「円安基調の継続で貿易赤字拡大」との声>

市場では、輸出の減少に底打ち感が出てきたとの指摘がある一方、為替の円安基調が輸入に与える影響が大きく貿易収支の赤字基調は継続するとの見方があった。

大和総研経済調査部エコノミスト・橋本政彦氏は「輸出は持ち直しつつあると判断できる。アジア景気の底打ちに加え、欧州も下げ止まりの兆しが出てきた。今後は円安効果も加わり、輸出は回復に向かうとみている」と指摘。

三井住友銀行市場営業統括部の山下えつ子チーフ・エコノミストは「円安基調の継続で、貿易収支では赤字が膨らむとみられる。1月にかけては、金額ベースの輸入が膨らみやすい。輸出が回復していかなければ、貿易収支の赤字幅は当面拡大するだろう」としている。

*写真を付けて内容を追加して再送します。

© Thomson Reuters 2013 All rights reserved.

2012年貿易収支は過去最大の赤字:識者はこうみる
2013年 01月 24日 11:46 JST
[東京 24日 ロイター] 財務省が24日に発表した12月貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は6415億円の赤字となった。赤字は6カ月連続。

中国向けや欧州向けの需要低迷による輸出減が響き、12月としては過去最大の赤字幅を記録した。同時に発表した2012年の貿易収支は7兆円近い赤字となり、過去最大を大幅に更新した。

市場関係者のコメントは以下の通り。

●輸出は持ち直しつつある

<大和総研経済調査部エコノミスト 橋本政彦氏>

12月貿易収支の赤字額は事前予想より悪化しているが、季節調整値の輸出金額をみると2カ月連続のプラスであり、輸出は持ち直しつつあると判断できる。アジア景気の底打ちに加え、欧州も下げ止まりの兆しが出てきた。今後は円安効果も加わり、輸出は回復に向かうとみている。株式市場にとっても悪くない指標だ。

●赤字幅は拡大続く、円先安観が為替の反応を左右

<三井住友銀行 市場営業統括部 チーフ・エコノミスト 山下えつ子氏>

輸出が伸び悩む一方で輸入が膨らみやすく、貿易収支は赤字基調が継続するという大方の見方を外れなかったので、為替マーケットでは大きな材料になっていない。貿易収支が材料になるかどうかについては、円安のトレンドにあるときは円安の理由にされやすいが、現在のように円安基調が少し調整されている時間帯には、貿易収支を見てもあまり大きな反応は出にくい。同じものを見ても、マーケットの参加者がどうとらえるかはその時々で違う。

円安基調の継続で、貿易収支では赤字が膨らむとみられる。1月にかけては、金額ベースの輸入が膨らみやすい。輸出が回復していかなければ、貿易収支の赤字幅は当面拡大するだろう。しかし、為替マーケットは実需の売買よりも投機的な売買の方が大きい。輸入が膨らんだ実際の影響よりも、円の先安観があるのかそうでないのか、その時々のマーケットの見方による相場への影響が大きい。

 
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04. 2013年1月24日 12:40:44 : Pj82T22SRI

>>02 福一原発事故の放射能汚染と貿易赤字は関係ありそうだよね

金額ベースでは、ほぼ影響なしでは?


05. taked4700 2013年1月24日 13:37:33 : 9XFNe/BiX575U : 3hKxGcn47c
記事投稿者です。

書き忘れたことがありました。それは化石燃料の輸入増加分がどれくらいか、それが記事に書かれていないことです。2011年とか2012年の一般的な予測記事では火力発電が増えることによる化石燃料増加分は4兆円ほどと書かれていたはずです。

しかし、今回の赤字分はそれをはるかに超える約7兆円。中国での日本製品不買があったとしてもその額は「中国向け貿易は前年のほぼ2倍の3兆5213億円の赤字」であり、もともと対中国貿易は赤字基調だったのです。昨年との違いは残りの約4兆円ですが、これがすべて化石燃料の増加分とすると、日本の今までの貿易黒字はどこへ行ったのかと言う話になります。

つまり、本来の問題は、単に化石燃料輸入で貿易赤字になっているということではなく、一般的に貿易で黒字を出せない体質へ日本自体がなってきているということです。このことは、ソニーやシャープ、パナソニックなどの苦境を見れば当然のことであり、ものつくりで立国は非常に難しくなっているということだと思います。日本がものつくりにこだわらなければいけないのは、基本的に輸出をしないと輸入、つまり、エネルギー資源や食糧の輸入ができないからです。

しかし、地熱開発をやれば、この2点ともかなり解決ができます。


06. 2013年1月24日 14:38:55 : xEBOc6ttRg
焦点:年7兆円に迫る貿易赤字、円安「逆効果」で13年脱却難しく
2013年 01月 24日 14:01 JST

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2012年貿易収支は過去最大の赤字:識者はこうみる
コラム:トリプル安は杞憂か、日米国債に潜むブラック・スワン=斉藤洋二氏

[東京 24日 ロイター] 2012年の貿易収支が7兆円に迫る巨額の赤字となり、過去最大を更新した。経済専門家は13年も赤字脱却は難しいとの見方を示す。巨額のエネルギー輸入国となった日本にとって、円安は輸入金額をさらに押し上げる。

他方で円安による輸出数量効果は、世界需要の本格回復が難しいほか、海外生産シフト加速で以前ほど期待しにくい。円安傾向の持続で時間を買う間に、政府の成長戦略や企業自身の努力で日本企業が本格的に競争力を回復できるかが問われる年になりそうだ。

<円安のコストと便益、過去と異なる局面に>

足元の円高修正が輸出企業の売リ上げ回復要因となることは確かだ。しかし、日本経済全体でとらえた場合、必ずしも貿易赤字の解消につながるとも言い切れない。その背景には貿易構造の変化がある。

エネルギー輸入を中心とする貿易赤字が続く現在、円安は輸出押し上げ効果を上回って輸入金額を押し上げる。契約通貨をみると、輸出のドル建て比率が5割前後なのに対し、輸入は7割前後で、円安が円建ての輸入価格を押し上げる効果が上回る。

こうした事実を踏まえ、野村総合研究所金融ITイノベーション研究部長・井上哲也氏は「日本の貿易赤字基調が海外の景気循環だけでなく、構造的要因やエネルギー価格の高騰などにも影響している面をとらえて、円安のコストと便益のバランスが変化しつつあるとの見方も出てきた」と指摘。閣僚などが円相場のレンジに言及し始めたことには、こうした議論が影響している面もあるだろうとの見方を示した。

<2013年も黒字化困難に>

貿易収支赤字は今後も続くのか──。BNPパリバ証券チーフエコノミスト・河野龍太郎氏は「昨秋から製造業のグローバル・サイクルが持ち直しに転じつつあることから、輸出は早晩拡大に向かうとみられるが、今後も鉱物性燃料の高水準での輸入が続くとみられるため、貿易収支が黒字基調に戻ることは容易ではない」とみている。

輸入は、原発の稼働が難しい状態にあることを踏まえれば、今後も年間70兆円台という高水準で推移する可能性がある。これは07─08年当時の資源高による景気後退時に匹敵する水準だ。エネルギー輸入の動向は市況に大きく左右されるため、今年も高水準で推移するかどうかは不透明ながら、少なくとも輸入数量が大きく減少する見通しは立っていない。

一方で輸出は、本来であれば時間の経過とともに円安による競争力回復で数量増加が見込める。しかし、現状では持ち直しは緩やかなものにとどまる可能性が指摘されている。「主要な輸出先である中国向け輸出がそれほど拡大しない可能性がある」(河野氏)ためだ。過剰ストックの積み上がりにより調整が長引くほか、尖閣諸島問題も日本の輸出の重しとなる。

国際通貨基金(IMF)は23日、13年の世界経済成長見通しを3.5%に下方修正。12年の3.2%と比べてもわずかな加速にとどまる見通しで、日本の輸出が大きく持ち直すことは難しそうだ。

加えて海外シフトの影響もある。バークレイズ証券チーフエコノミスト・森田京平氏は「円安だからといって、すぐに海外生産から国内回帰となるわけではない」と指摘。輸出回復は容易ではないとみている。

<時間買う間に競争力強化を>

こうした輸出入をめぐる内外の需要動向だけでなく、輸出回復に欠かせないのが日本製品自体の競争力だ。

野村総研の井上氏は「円相場を安定化させるだけでも、企業が対外競争力を回復するための時間を買う点では、意味のある政策になり得る」と指摘。日銀の金融緩和期待と貿易赤字傾向を背景に円高修正がしばらく続けば企業収益は一息入れることができ、その間に効率化投資や研究開発投資を行い、新たな展開に備えることができる。08年当時は78兆円台の高水準の輸入を80兆円を超える輸出でカバーし、何とか貿易黒字を維持していた。世界経済が回復する日に備えて時間を有効に使うことが求められている。

(ロイターニュース 中川泉;編集 石田仁志)
 

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コラム:トリプル安は杞憂か、日米国債に潜むブラック・スワン=斉藤洋二氏
2013年 01月 24日 14:11 JST

斉藤洋二 ネクスト経済研究所代表(2013年1月24日)

北京で蝶(ちょう)が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる――。これは、複雑系科学の教える「バタフライ効果」を表現した有名なたとえ話である。

為替・株・債券・不動産・デリバティブなど複雑に入り組んだ国際金融市場においては、「蝶の羽ばたき」程度の些細な変化でも様々な波及経路を辿って大相場(そしてバブル)に発展し、やがては金融危機すら招く可能性がある。そして今、その因果の出発点の候補に加わったのが、日本である。

日本におけるデフレは、すでに15年を超えた。これは、7つの海を支配した大英帝国が1873年から96年まで24年に及ぶ長期不況に陥り(卸売物価は約40%下落)、没落に至った歴史に比肩しうるほどではないが、戦後の主要先進国に限って言えば、他に例のない事態だ。日本経済の全般的な物価水準を表すGDPデフレーターは消費税率の引き上げで一時的にプラスに転じた1997年を除き、95年以降ほぼ一貫して前年比マイナスで推移している。

このデフレからの脱却を最重要課題に掲げ、リフレ政策を打ち出したのが安倍晋三自民党政権である。首相就任前から「2%インフレ目標」「日銀法改正」の可能性に言及したことを受けて、市場は円安・株高へと大きく動き出した。これまで見向きもされなかった日本の経済政策が久方ぶりに世界の注目するところとなり、まさに現在「東京で蝶が羽ばたき始めた」のである。

<「市場参加者は合理的」の幻想>

複雑系では、秩序から無秩序状態に移行することを「相転移」と形容するが、相場においてはバブルの生成から崩壊への転換がまさしくこれに当たる。つまり、臨界点に達していれば、ひとひらの雪により雪崩が発生する。臨界点にあるか否かの判別こそ、投資の勝敗を決するものである。

2012年は欧州の小国ギリシャで蝶が羽ばたき、財政状況が臨界点に達していた南欧諸国へ伝播し、世界中を震撼させた。秋口以降、欧州中央銀行(ECB)による新たな国債買い取りプログラム(OMT)発表などが奏功し、国際金融市場の緊張が緩み越年した。13年は、世界のどこで蝶が羽ばたき、いかなる経路を辿り臨界状況にあるどの市場を直撃するのか。その未来予測こそ、個人を含めた投資家たちに課せられたテーマである。

今、周囲を見渡せば、3つの市場がすでに臨界点に達していると思われる。海外投資家に相手にされず長く低迷してきた日本株、日本の弱体化する経済力を反映しない円高、さらには欧州債務危機に起因する「質の逃避」で歴史的な高価格(低金利)にある国債だ。

ただ、過去2カ月において日本株はすでに約20%上昇し、為替についても円は対ドルで約10%、対ユーロで約14%下落した。その変動スピードの速さや、90年代とさして変わらぬ公共事業を主体とした政府の経済政策の効果への疑心などから再び円高・株安へ反転するとの声も聞こえる。しかし、貿易収支の赤字転換をみると、円高から円安へのパラダイムシフトの初期段階にあると考えるのが妥当だろう。

「市場参加者は常に合理的であり、高値で売り安値で買うから市場は安定する」とかつて著名な経済学者は言ったが、実際に市場参加者だった筆者には、この説はどうもしっくりこない。現実の相場は、「高値は売る、安値は買う」とのネガティブ・フィ―ドバック(逆張り)と、「高値、安値はさらに追いかける」とするポジティブ・フィードバック(順張り)とのゆらぎの中にある。したがって、前者が勝る場合には、相場はふらふらとランダムウォークし、また後者が勝った場合は、相場は一方向へとトレンドを形成するものである。

つまり、水準訂正が一定程度なされた現在においては、短中期的には、ネガティブとポジティブという2つのフィードバックの間を錯綜すると見られるが、長期的には弱体化した日本経済に相応しい均衡点を探しながら(と言ってもそれを見つけることは不可能に近いが)、円安トレンドが継続されると考えて良いだろう。

<日米国債急落はブラック・スワンか>

新古典派経済学は、ニュートンにより確立された古典物理学から派生して19世紀末に成立したが、現代ではこの手法では解決できない経済事象があまりにも多い。その代表が、頻発する世界的金融危機であり、相場予測の難しさと言えよう。

なぜなら経済の主体である生身の人間は、新古典派経済学が想定するホモ・エコノミクス(合理的経済人)に常に徹するとは限らず、ましてや物理学が取り扱う原子や分子などとは異なり、意思を持ち、直感的に選択し、さらに他人に影響されては非合理な行動をとるからだ。この人間の複雑さが市場の複雑さの上に重なって複雑さを増幅する。小は人間の脳から大は文明までこの世の中の多くが複雑系で出来ていると言われるゆえんである。

かつてウォール街のオプションディーラーだったナシーム・ニコラス・タレブ氏は、金融市場について「起こりそうにもない破滅的な事象は起きるものだ」と結論し、かかる事象を「ブラック・スワン」(黒い白鳥)と名付けて世界的ベストセラーを書いた。

実際に金融市場は、国家と異なりその中心の所在はあいまいだ。資力もリスク許容度も相場観も異なる、それでいてネットワーク化された何億人もの投資家によって国境を越えて形成されている。コントロール機能は、事実上存在しない。こうした性質上、筆者の経験から言っても、情報力格差により投資家間に疑心暗鬼が生まれ、不確実性と脆弱性が増幅され、起こりそうにないこと、すなわちブラック・スワンが現出する。

13年の相場を見通す上で、ブラック・スワンに警戒することは大事だ。それは、どの市場が臨界点に達しているかを探ることと同義だ。先ほど3つの市場に言及したが、筆者は特に日米の国債市場に最大の注意を払う必要があると考えている。

欧州債務危機などに起因する過剰な逃避資金が国債市場に流れ込んだことで、10年債において日本は0.7%、米国は1.8%の超低金利水準となっている。日米ともに中央銀行が量的緩和を継続していることから投資家には買い安心感が根強いが、この2つの市場こそ臨界点に達している可能性が高い。

日本国債については、金融機関の保有債券の平均残存年限は2年半程度と案外短期であると推測されるが、期間20年超の超長期金利は上昇傾向にありイールドカーブの右肩上がりの形状が強まりつつある。つまり、政府により意図された期待インフレ率の高まりとともに、金利先高感が醸成されていくことを予測させるものである。

一方、米国に関しては、連邦準備理事会(FRB)は超低金利政策を続ける目安として、「15年半ばまで」との時間軸政策に加えて、「失業率6.5%」などの数値目標も掲げたが、同時に出口戦略を語り始め、将来訪れる緩和政策の変化を予感させたことは特筆される。

当面、日米ともに中央銀行が国債購入を継続することは不変とはいえ、強気も極まれば弱気に転じるとの喩(たとえ)の通り、中央銀行が国債購入額の減少もしくは停止を決定する前のどの段階で売りに転じるか、つまりバスから飛び降りるタイミングを探るのが13年のテーマとなる。

今年は、東京に続いてどこで蝶が羽ばたくのか。北京かパリか、はたまたリオデジャネイロか。その結果として嵐や雪崩が起こる可能性の高い場所として、日米国債市場にはよくよく注意を払う必要がある。眼下の円安・株高にしばらく浮かれたとしても、債券安・円安・株安のトリプル安到来を「想定外」とすることだけは避けたほうが良い。

*斉藤洋二氏は、ネクスト経済研究所代表。1974年、一橋大学経済学部卒業後、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。為替業務に従事。88年、日本生命保険に入社し、為替・債券・株式など国内・国際投資を担当、フランス現地法人社長に。対外的には、公益財団法人国際金融情報センターで経済調査・ODA業務に従事し、財務省関税・外国為替等審議会委員を歴任。2011年10月より現職。


07. 2013年1月24日 15:02:18 : xEBOc6ttRg
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2013年 01月 21日 14:52

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[ニューヨーク/ロンドン 18日 ロイター] 液化天然ガス(LNG)の世界的な価格が、過去最高値に向け上昇を続けている。需要の急増に供給が追いつかないことが背景で、世界の経済大国の燃料コスト急騰に拍車がかかる可能性がある。

2012年はLNG生産が予想外の落ち込みとなったが、今年も増産はわずかしか望めない。

一方で需要は、アジアの急速な経済成長、日本の原子力発電所の稼働停止、ブラジルの干ばつなどで膨らむ一方となっている。

世界のLNG供給の80%が長期契約に基づく中、ブラジル、アルゼンチン、中国、インドといった短期契約に依存する国が最大の打撃を受ける可能性は否めない。

最近のLNGのスポット価格は、前年の同時期比で約2ドル高い100万BTU(英国熱量単位)=18ドル。ただ、2008年につけた20ドル超の水準は下回っている。

LNGアナリストのアンディ・フラワー氏は「供給状況は予想以上に悪い。生産は昨年落ち込んだが、今年もあまり増えそうにない」と指摘した。

LNG生産が減少したのは過去50年で3度のみ。すでに市場がタイトとなっているため、原発事故や異常気象、突然のプラント停止などの予想外の出来事により価格がさらに跳ね上がる危険性をはらんでいる。ロイターのデータによると、福島原発事故以降、日本の輸入急増でアジアでのLNG価格はその後7カ月にわたり70%押し上げられた。

LNGは2010年台後半にオーストラリア、アフリカ、米国からの新たな供給により過剰となる可能性があるが、当面は不足が続くとみられている。

<落ち込む生産>

LNG生産は2000年から2011年にかけ新規プロジェクトの完成で倍増した。ただ昨年は最大輸出国のカタールのメンテナンスによる生産減、自国での需要増を背景としたエジプトやインドネシアからの供給減など予想外の要因で市場への供給が減少している。

これに対し、今年の新規主要プロジェクトはアンゴラの1件のみ。

ウォーターボーン・エナジーのアジアLNG市場アナリスト、チャールズ・マーティン氏は「需要増に対し供給が増えずスポット市場に依存するなら、供給へのアクセスがより困難になり高い価格を支払わざるを得なくなる」と指摘した。

フラワー氏の試算では、2012年の供給は約1.6%減の2億3800万トン。今年もイエメンの治安状況やインドネシアの生産減少見通しなど状況は厳しい。一方でインドや中国、シンガポールなどアジアでは新規ターミナル稼働で輸入能力が増えると予想されている。

<流動性に欠ける市場>

スポット価格の上昇圧力に拍車をかけているのが、新興国の輸入に対し長期契約への移行をはかるカタールの動きだ。カタールナショナル銀行は12月、同国のLNGのスポット契約は2012─2014年から少なくとも40%減少するとの見通しを示している。

こうした動きはスポット市場の流動性を損なうとみられている。通常スポット市場では、買い手が自主的に最高価格を支払い、他の買い手はそれを受け入れなければ購入できなくなる。

こうした状況はすでに表面化している。厳しい干ばつに見舞われ水力発電量が減少したブラジルは今月、過去4年での最高価格に近い100万BTU=18ドル付近での購入を余儀なくされた。

<長期的には状況改善へ>

ウォーターボーンのマーティン氏は、スポット市場の柔軟性は新規プロジェクトの稼働とともに改善するとみている。供給状況は数年のうちに好転する可能性があるという。

市場ではシェールガスブームによる米国からの供給が見込まれている。2020年までにはオーストラリアや東アフリカで新たな輸出ターミナルも整備される予定だ。

これらのプロジェクトが稼働すれば供給過剰となる可能性を指摘する専門家もいる。

また、価格高騰を受け輸入国が多様化の動きを加速させ、需要が縮小する展開も予想される。

実際インドは2008年にLNG価格が20ドル超の最高値をつけた際、ナフサに転換する動きをみせた。日本も政治や社会状況次第で原子力発電を選択肢として検討する可能性がある。

ソシエテジェネラルのアナリスト、ティエリー・ブロス氏は「代替燃料への移行は、日本で起こる可能性が高い。今年LNG供給が減少すれば、日本政府が急速に原発再稼働に傾くことも考えられる」と述べた。

(Edward McAllister記者 Oleg Vukmanovic記者;翻訳 中田千代子 ;編集 吉瀬邦彦)


08. 2013年1月24日 15:08:46 : xEBOc6ttRg
中国、2015年までの一次エネルギー消費量を抑制へ
2013年 01月 24日 12:57 JST  
 
[北京 24日 ロイター] 中国は一次エネルギー消費量を2015年までに石炭換算で年間40億トンに抑える方針だ。効率を高め、温室効果ガスの排出を抑制し、汚染を食い止めることを狙う。23日遅くに公表された政策文書で明らかになった。

エネルギー分野に関する5カ年計画では、中国は石炭が全体のエネルギー消費に占める割合を約65%に低下させ、天然ガスのシェアを7.5%に高めることが打ち出された。

2011年の一次エネルギー消費量は石炭換算で34億8000万トンと、2010年から約7.1%増加。上限の範囲内とするためには、2012年から2015年の平均伸び率を約3.5%に抑える必要がある。

このスキーム導入の裏には、地方政府と大手国有企業との駆け引きがあり、長い間遅れが生じていた。最終的に提示された上限は、2010年当初案の38億トンを上回る水準だが、昨年に政府の承認獲得に向けて提出された時点の41億トンよりは低い。

2006年の計画では、2010年末の消費総量見通しは石炭換算25億トンとされていた。実際の数値は32億トンで、この見通しを大幅に上回っていた。

中国国家エネルギー局の張国宝・元局長は5月後半、中国のエネルギー消費総量が2020年までに石炭換算で少なくとも50億トンに達することが想定されるとしていた。
 

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09. モンテカルロ・モナコ 2013年1月24日 21:38:13 : jxuoe3ac9bV5I : UZZkrvTd1c
そもそも論ですが・・・  貿易黒字と貿易赤字の違いは?

今回のケースも中味なんかどうでもよいから、とにかく貿易赤字なの!

1ドルの輸出に対して2ドルの輸入であった=輸入超過。
1ドルの赤字であるから、1ドル分の円を売って1ドルを調達して支払った。
つまり、円売りのドル買いで、円安でドル高である。

輸出がしやすくはなるでしょう。

逆のケースで、2ドルの輸出に対して1ドルの輸入であった=輸出超過
1ドルの黒字であるから、1ドル分を売って円に替えた。
つまり、ドル売りの円買いで、ドル安で円高である。

輸出が困難になるでしょう。

貿易収支 経常収支 資本収支 などを絡(から)めた話は、もろもろの経済評論家の大先生にでも聴きましょう。


10. 2013年1月25日 10:45:19 : FkjuY3EE3I
新聞ほどバカは無いとこの頃思うよ。

67年前の大本営発表が大成功だったからって、今でも新聞が言えば国民が何でも信じると高をくくってそういうバカみたいな情報を今でも毎日流しまくっているのだろうが、今のように真実は何処からでも流れてしまうのに、一心不乱に嘘情報をこしらえて流している姿は誠に滑稽。

貿易赤字は原発の爆発のせいに決まってるでしょ!


11. 2013年1月25日 19:30:25 : 0U4nSMppII
日本の世論ではない。マスゴミの報道である。

バカ高い価格でLNGを買い、それはすべて電力消費者の負担。

マスコミは本当のことを少しは伝えたら。


12. 2013年1月25日 20:53:02 : FvgGuLsnqg
たかだか、ほんの少し貿易赤字になっただけで大騒ぎするなよ。
今まで、どれだけ黒字を積んでいるのか分かっているのかい?
大騒ぎして原発を動かそうと言う魂胆丸見えだな。

13. 2013年1月27日 11:22:38 : GVYsLuFuCE
かつて日本は膨大な貿易黒字を出して欧米各国と深刻な通商摩擦問題を抱えたものだが、長い歴史の上で貿易黒字だった時期は以外と短い。1968年に空前の米豊作を記録して、国民の主食である米の輸入をしなくなってからである。それまでは日本国内の米の収穫だけでは国内需要を賄いきれず、数百万トンを毎年輸入していた。

話は変わるが、先日なくなった横綱大鵬が若かりし時代。かつての東京都電を文部省旧本庁前で撮影した写真がある。文部省の壁に掲げられていた「良いから買います。国産品」の文字が忘れられない。1960年代、日本は貿易赤字に悩んでいた。当時の通産省が音頭を取って、各種工業製品の国産化が進められた。高級輸入乗用車を愛用していた富裕層向けに、輸入車に負けない高級乗用車を開発するように各自動車メーカーに通達があった。各メーカーは採算が合わないから最初は乗り気でなかったが、政府からの要請と言うことで開発した。

これらの高級車が、プリンス自動車の皇室専用車ロイヤル。日産自動車のプレジデント。トヨタ自動車のセンチュリーであった。

日本は長らく貿易赤字で悩んでおり、黒字になったのは僅か40年余りに過ぎない。あれだけ国産化を進めた工業製品(特に家電製品)が、中国や東南アジアからの輸入品になってしまっては、簡単に赤字になることは昔の人なら予想できた。


14. 2013年1月27日 12:38:34 : FvgGuLsnqg
13さん。
>黒字になったのは僅か40年余りに過ぎない。

面白い言い方だね。

赤字になったのは1年のほんの一瞬に過ぎないともいえるわけだ。
40年間黒字という事は40年間赤字の国もあるわけ。
その国は、アメリカだよね。
全然平気みたいだけどね。
赤字になったから原発を動かそうと言う話には絶対にならない。
あきらめな!



15. 2013年1月27日 20:09:54 : VKHDeIjH7w
別に、貿易が赤字だろうが、黒字だろうが、GDP成長には関係ないの。

まさか、「黒字・赤字」って、「企業の黒字・赤字」と同じだって考えているのではないだろうな。いや、バカだから、みんなそう考えているんだろう。

カナダなんか、開国いらい100年以上、毎年貿易赤字だぞ。赤字が問題なら、とっくに国は潰れているだろうが。

 だが、今はカナダドルの方が、米ドルよりも高いの。経済は好調だからだ。

貿易黒字=資本赤字、貿易赤字=資本黒字という会計原則も知らないで、書くんじゃねんぞばかども。

黒字が増えれば赤字が増え、黒字が減れば、赤字も減るんだぞ。

英も、豪も、仏も、ずっと貿易赤字で、国が倒産したか?豪なんて1人あたりGDPで日本抜かしてしまったぞ。

お前ら、勉強しろよバカ。


16. 2013年11月06日 14:31:12 : dIxepy7ZwU
>少し考えると、貿易赤字と原発停止は無関係ってわかりそうなものにね。

こういう馬鹿が脱原発の足ひっぱてるんだろうな
関係有ります、ただ貿易赤字自体は別に悪いことではない


あと、カナダは世界二位の国土を持つ資源国だから一概には言えない
長期的に見ても生産力の低下がないからな


17. 2013年11月19日 14:18:47 : j65mxad9sk
「せいという世間知らず」

「せい」でしょうが、間違いなく。
そうやってイデオロギーの為に現実から目をそむけるから、脱原発派は信用されない。
真面目に原発フェイドアウトを考えてる人間からすれば、害・邪魔・障害以外の何物でもない。


18. 2013年12月28日 06:38:38 : kYKalDzXbE
原発停止のせい、どころか、
年間4兆の支出が抑えられるじゃろうがヴォケエエエエエエエエエエエエエ!!!!



19. アアイエ 2014年2月15日 17:37:38 : JgXJZvHxLRHxY : oiNvWJNbcI
じゃあ結局何のせいなんだよ
311以降唐突に貿易収支が赤字になったのは事実だろうが
それで原発停止のせいにするのは世間知らずって…
是が非でも原発停止のせいにしたくないだけにしか思えねーぞ

後、貿易収支が赤字でも問題ないってほざいてる奴はただのネタだよな?
まさかエマニュエル・トッドの『帝国以後』も読んでないのか?
本書の中でトッドは、アメリカの経済は貿易収支の均衡を守らず、赤字でありながら大量に消費する歪な経済と批判し、その故に崩壊すると説いてる
対する欧州や日本は資源確保の大切さを知っているから、常に貿易収支を黒字に保つ堅実な国家として評価してる
その日本が11兆円の貿易赤字だぞ?
これがどんだけヤバイことが解ってんのか?
アメリカはドルという世界通貨を製造しばら撒いてるからやっていけてるだけで、日本にはそれすら無いんだぞ
今は膨大な量の外貨準備から切り崩して払えてるけど、それが失くなったら日本は破滅すんだぞ


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