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独連銀、保有金を自国へ移動 手元にあってこそ安心?:違う!それができる米英仏との関係性変化が核心:日本はできる?
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/311.html
投稿者 あっしら 日時 2013 年 2 月 23 日 03:56:47: Mo7ApAlflbQ6s
 


※ 関連投稿
「ドイツが米国に預けている“金塊”(約1700トン)を回収へ:実存するかどうかも話題に:対米自立への道?日本は?」
http://www.asyura2.com/12/hasan78/msg/446.html

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独連銀、保有金を自国へ移動 手元にあってこそ安心?

 金はどんなに想定外の事態が起きようと、けっして無価値にはならない。世界のどこでも通用する現物資産だ。有事に備える保険のような資産だけに、どう保管するかで投資家は悩む。

 販売会社の保護預かり制度を利用したり、現物を引き取っても銀行の貸金庫に保管したりする投資家は多い。だが、未曽有の経済危機などに遭遇した場合でも、すぐさま自分の金を持ち出せるのか。一抹の不安は残る。
 金は自宅に保管し、時々手にとってこそ安心という投資家もいる。ただ、自宅に保管すれば、たとえ頑強な金庫に入れても盗まれる恐れはある。
□  □
 こうした悩みは中央銀行も同じだ。ドイツ連邦銀行(通称ブンデスバンク)は先月、国外に保管している保有金のうち674トン(3兆3千億円相当)を2020年末までにフランクフルトにある連銀金庫に移し、国内保管率を50%まで引き上げると発表した。
 公的な金保有量でドイツは3396トン(2012年時点)と米国(8133トン)に次ぐ。しかし、東西ドイツが再統合された1990年まで、保有金のほとんどは国外の中央銀行に預かってもらっていた。
 東西冷戦構造の中では、国内に持つより国外に置く方が安全と判断したからだ。旧ソ連軍が侵攻してくる、個人で言えば盗難のリスクが高かった。
 その冷戦構造は消えた。ドイツ国内では米国で保管している金が本当に存在しているのか、疑念の声も強まる。それなら保管場所を見直さなければならないと考え、厳格に動くところがドイツ人らしい。
 実は、今回の移送は二回目だ。すでにイングランド銀行にあった930トンは国内に移し終えた。さらに昨秋、監査機関が「残りの国外保管分もきちんと確認しているのか」と連銀を追求し、第2次計画を決めた。
 欧州は他国による侵略の歴史を繰り返し、ドイツは第1次世界大戦後に通貨価値の暴落も経験している。だからこそ金の価値を重んじ、保管場所や分散比率まで公表したのだろう。
 ドイツには金はすべて国内に戻せ、との声もある。しかし、金の中核市場であるニューヨークやロンドンに一定量は残す。流動性の利点を考えてのブンデス流分散の術だ。同じユーロ圏のフランスは、もはや保管の利点がないとして全量引きあげる。この判断には、欧州危機をめぐるフランスへの疑念もちらつく。
□  □
 ひるがえって日本。外貨準備で日銀が持つ金は765トン。多くは米国にあるというのが通説だが、日銀は保管場所を公表していない。ドイツのように、日銀は金の存在を定期的に確かめているのか、偽物の延べ棒にすり替わっていないか、などの議論は起きない。
 そもそも外貨準備に占める金の比率(時価換算)が70%を超すドイツに比べ、日本は3%台にすぎない。
 ドイツ人が心配性なのか、日本人が能天気なのか――。個人投資家も「金融危機などで痛い目にあった人ほど現物の金にこだわり、手元に置く傾向がある」(マーケットアナリストの豊島逸夫氏)という。
(編集委員 志田富雄)

[日経新聞2月19日朝刊P.21]

 

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コメント
 
01. 2013年2月23日 10:07:09 : Pj82T22SRI

いくら金が国内(手元)に大量にあっても、それを実際に外部(海外)で必要なものと交換しようとしたときに強奪されたり、不当な条件を強要されたら意味はない
(実際に日本は高く買わされている)

金融資産や現物資産は、ないよりはある方がマシなことが多いだろうが、

それを狙う者によって、悲惨な強盗や血族争いの内紛も起こる

結局、購買力の根本は、当人の実力、特に当事者同士の信用関係だということだ



02. 2013年2月23日 13:37:43 : ZuvBR3nj2c

 日本政府が買った(買わされた)米国債、債券証書はニューヨーク連邦準備銀行に預けさせ(拉致)られている…らしい。

 売ることはおろか、日本人が触る事も見ることもできない。 誰も存在を確認していない。

 本当に存在しているのか? 文字通り”空手形”ではないのか?

  


03. あっしら 2013年2月24日 01:43:26 : Mo7ApAlflbQ6s : DvLZNEv2EI

ZuvBR3nj2cさん、コメントありがとうございます。

米国債などは、証書さえなく、コンピュータのなかのアカウントにデジタルで計上されているだけだそうです。


04. 2013年2月24日 07:41:27 : 4gh4sp6YZw
「独『金塊』3兆円本国輸送の真相」への対抗記事?=「独連銀、保有金を自国へ移動 手元にあってこそ安心?:違う!」のようであるが・・

どこが「違う」のかさっぱり・・
お暇な日経編集委員の方(あっしら?)
ポジショントークはおやめなさい!!


05. taked4700 2013年2月24日 18:55:25 : 9XFNe/BiX575U : gUDsicovwo
>>03

米国債の金額がそもそもはっきりしない。米国政府が発表している日本が保有している金額は2010年の3月ぐらいの時点で中国とほぼ同程度だった。しかし、日本と中国を比べると対米貿易の歴史は全く異なる。日本は昭和40年代には巨額の対米貿易をやっていて、対米輸出の量は非常に大きかった。多分、この時期から昭和50年代まで、アメリカ政府が降り出す米国債の半分ぐらいを日本一国で引き受けていたはず。
ひるがえって、中国が対米貿易を大規模にやりだしたのは平成になってからであり、それも平成10年ぐらいからだ。
中国で改革開放が始まったのが1878年(昭和53年)、天安門事件が1989年(平成元年)に起こり、その後、1992年(平成4年)から一層の改革開放路線が始まり、2001年(平成13年)にやっとWTOに加盟する。
ちなみに日本政府は日本が保有している、つまり、政府と民間部門が持っている合計の米国債の金額を公表していない。そして、アメリカが公表している金額はどうも日本政府部門だけが持っている金額のように見える。

ともかく、こういった基本的なことがあやむやな状態で独立国だと言っているのだから、日本の政治家や官僚は殆ど自己決定権がなく、単にアメリカの政策のお先棒を担いでいるだけと言うのが実情だと言っていい。このことは、国会論戦を聞いていればよく分かる。本当に重要なことはまったく話題にならず、単に相手の足を引っ張ることに明け暮れているのが日本の政治だ。



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