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なぜリクルートは、ブラック企業を次々量産してしまうのか?・・「いきなり部長職」の悲劇!
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/342.html
投稿者 墨染 日時 2013 年 3 月 01 日 09:31:00: EVQc6rJP..8E.
 

http://biz-journal.jp/2013/03/post_1598.html

 世の中には「ブラック企業ランキング」「不人気企業ランキング」といったものが存在する。しかし、ブラック企業アナリストの新田龍氏によれば、「ブラック企業」に該当しない企業が含まれていることがあるという。内情は優良企業でさえあるのだが、その企業が属する業界や、一部の個別企業によるダーティなイメージが投影されている可能性があるためだ。新田氏がそのような企業を取り上げ、「何がブラック企業イメージの原因か」「実際はどうなのか」について、多角的に分析していく。
  
 今さら説明の必要もないだろうが、「人材輩出企業」として名をはせるリクルート。この時期、本格的な就職活動(就活)スタートを前に「○○はブラック企業なんですか?」という問い合わせをよく受けるのだが、同社名は必ず挙がってくる。そして同社は毎年「就職人気ランキング」上位に名を連ねると同時に、「ブラック企業ランキング」でも名前が挙がる特異な企業のうちのひとつだ。

 同社が「ブラック」と認知される理由は、「徹底的なハードワークと実力主義」であることは広く認知されているようだ。実際に同社の入社試験を受ける学生たちも、ハードワークは前提として臨んでいるため、比較的入社後のミスマッチが少ないのも特徴的である。

 同社からは多くの起業家たちが出てきたが、彼らが参入した業界をよくよくみると、いわゆる「ブラック業界」が多いようにも見受けられる。例えばそれは人材業界であり、IT業界、不動産業界、メディア業界、ウェディング業界などだ。なぜこのようにブラックと縁が深くなってしまっているのか、考察していこう。

 その理由としては、もともとリクルートが扱っていた分野であることに加え、情報やサービスを扱う業界なので、初期投資が少なく参入障壁が低いということがある。しかし、この理由をさらにひもといていくと、リクルートとブラック企業の密接な関係が見えてくるのだ。

●リクルートは就活をダメにした?
「人材ビジネス」という市場を開拓したことはリクルートの大きな功績といえるが、半面、日本の就活の悪いところもまたリクルートが作ってしまった、と言っても過言ではない。

 企業への応募手続きが簡単にできる「リクナビ」は、実に便利なシステムである。しかし、その分自分で企業研究をする学生がほとんどいなくなってしまった。今の学生は企業側の美辞麗句で飾られた求人広告のみを見て応募するようになっており、いわば「企業研究」ではなく「企業観賞」をしているだけ、ともいえる。結果、企業と学生のミスマッチが増え、入社した会社を「ブラック企業」ととらえる事例も増えることになってしまう。

 一方、退職者が多いブラック企業にとって「リクナビ」は大量採用をするには最適のシステムである。「魅力的に見える求人」を出稿すれば、学生が安易に飛びついてくるからだ。そこでブラック企業は出稿量が増え、リクルートにとって優良な顧客になり、必然的にリクルート社員とブラック企業の担当者は強いつながりを持つこととなる。そして、リクルート社員が独立をする際には、こうした人脈を活用しようとする。そのため、リクルート出身者はブラック企業がはびこる業界に参入することが多いわけなのだ。

 さらに、独立したリクルート出身者は激しい競争を勝ち抜いてきただけに、自社の社員に当たり前のようにハードワークを強いる傾向がある。もし、ハードワークによってその業界のシェアを得た場合、今度は他社も負けじとハードワークをするようになってしまう。こうして、業界全体のブラック化が進んでいくのである。

 つまり、リクルートの作ったサービスがブラック企業の温床になっていることに加え、そこで得た人脈をもとにブラック業界に参入し、社員をガムシャラに働かせるという事態が発生している。このように、リクルートとブラック企業は切っても切れない関係にあるといっていい。

 こうした実態はさておき、同社社員はハードワークで強烈なプレッシャーに晒される一方、労働市場での高い価値を得てきた存在である。
「主体的に行動できる」
「周囲の人を巻き込む力がある」
「肉体的、精神的にタフ」
「ガムシャラに動ける一方、アタマも使える」
「成長意欲が強い」
……いずれも、業界・職種問わず「デキる社員」の共通点そのものである。まさに「ハードワークが報われる会社」なのだ


◆「いきなり部長職」の悲劇
http://www.eagle-hit.com/

「入社初日から部長職待遇でした。それだけ期待されているのだな、と正直思いましたが・・・」

ある中小企業に入社して1年目の社員が、そんな述懐をした。話の内容とは裏腹に、その表情は暗い。
その会社では、中高年の大半が「部長職」「マネジャー職」扱いで入社し、いきなりそれ以前から在籍している社員の上司として扱われる。
見方によっては「光栄」な扱いであるが、結論から言えば、歴代の「部長職」は100%、短期間で自主退社に追い込まれている。
その中には精神に支障をきたし、出社拒否症に陥った者もいる。

知人の特定社会保険労務士は言う。
「これも企業にとって、勤続3年定年時代の新たなリスクヘッジの形といえるでしょう。いきなり高い重責を担わせて、それに応えられない人間は社内に居辛くなる。つまり、会社からすればあなたにこれだけ期待してポストも責任も与えた。あとはあなたが結果を出すだけだ、というスタンス。入社まもなくでそんな結果なんて出せるわけがないのですが、会社らすれば1000人雇えば、1人ぐらいはスーパーマンが混じっているかもしれない。そんな感覚で、中高年を部長職で雇う。
しかし、その99.9%は入社半年で会社を自ら去る。それはそうです。経営者は毎週の朝礼で『○○部長は来月、これだけの成果を上げてくれるはずです』などとひたすら持ち上げる。しかし、結果が伴わないため、部下からは白い目で見られる。ガマの油状態とは、こういう状態を言うのかもしれません」

部長職という身の程以上の肩書きを与えて、それに応えられない労働者は自ら責任を取って会社を去らなければいけないシステム。
つまり、いきなり「部長職」は、その労働者のやる気を引き出すという狙いよりも、首切りの際の責任の所在を明確にするための便利な社内システムというわけである。

前出の特定社会保険労務士は続ける。
「よく考えれば分かりますよね。いくらブラック企業とは言っても、どこの馬の骨とも分からない人間に、いきなり部長職を与えるというのはおかしい。これでもか!といわんばかりに責任を背負わせておけば、当然、背負わされた労働者はぼろを出すか、ぼろを出さなければ過労死、あるいは精神的に追い詰められ、自殺に追い込まれる人もいるかもしれない。それで責任を問われても、会社側は部長職という役職を与えただけ。それに応えようと頑張り過ぎたのは本人の強い責任感のせい、と開き直ればいいだけです」


 

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コメント
 
01. 2013年3月01日 11:38:00 : Pj82T22SRI

>リクルートの作ったサービスがブラック企業の温床

どうにもならない3流大の学生なら

ブラック企業だと知った上で1年間頑張って、それを売りに転職を狙うという手もある

>いきなり「部長職」は、その労働者のやる気を引き出すという狙いよりも、首切りの際の責任の所在を明確にするための便利な社内システム

入る方も入る方だが

そんなムダ金を撒くアホな会社は、すぐ潰れる


02. 2013年3月01日 15:43:02 : Ca1L70l6cY
リクルート系より、通常のハロワや直接申込のほうが、就職率が高い。
リクルート系だと、基本保険の営業員や飲食店長のあっせんが多いのは事実で、華々しい企業名は釣り程度。


03. 2013年3月01日 21:39:07 : PVKkBkZZNc
ブラック企業として日本の代表企業といえば、リクルートをしのぐ企業として、

日本IBM があげられる。

リストラ → 業績悪化 → もうちょっとリストラ → 業績悪化 → 大幅リストラ → 業績悪化 → 残酷なリストラ → 業績悪化 → 魔女狩リストラ → 業績悪化 → ウルトラリストラ → 業績悪化 → もうちょっとリストラ → それでも悪化 → やっぱりリストラ → 抜き打ちリストラ → 業績悪化 → レストランにいってリストラ → 業績悪化 → 製品発表会でリストラ → やっぱり悪化 → 聖書の一節を引きながらのリストラ → 業績悪化 → とっとと死んでくれリストラ

の悪循環を繰り返し。
広告費を日経にバラマキ、イメージアップを図ろうとしているが、従業員からは、

「責任をとらないクソ役員のために働けるか、クソッタレ!」

と2ch でのぼやきが聞こえる。

また、現職の最高顧問が、ライバル社の先端技術を駆使した女子大生スカート盗撮事件によって、ブランドイメージをストレートに損なったことは記憶に新しい。

何十年もIBMと取引したパートナーは、現在の日本IBM の姿をみて、

「絶対、日本IBM みたいな会社には、なりたくありません。アメリカ式経営のなれの果て...」

と、人を大切にしないダメダメ経営が嘲笑の的になっていることに、『日経TEST』のキャンペーン・ガールであられます北城格太郎元最高顧問は、スマートにお気づきになられるのだろうか...


04. 2013年3月02日 14:53:35 : 82ElfjgAak
巷で「ブラック企業」という言葉が氾濫しているが、本当にブラックな企業って?
下手すると程度の低いサラリーマンがすぐに自分の勤め先を「ブラック」と決めつけて愚痴ったりするのまで見受けられる。 この言葉が本来の意味を離れて、安易な使われ方をされることが心配です。

05. 2013年3月02日 18:25:08 : LKhh7egxk6
創業者の遺伝子が社風に蔓延しているのでは。私の知っている人も元リクル-ト出すがブラックです。

06. 2013年3月02日 22:13:27 : CrCztfOjDg

まあ 職業の選択の自由つうのもあるんだから 
ブラック企業からの誘いに関しては 適当に乗っかって 
美味い汁をすって ブラック企業を渡り歩けば良いんじゃないかね??

その間に優良な情報や技術を頂いてやね 特許取ったりインサイダー
すればいい

ブラックにはブラックな対応で良いんじゃなかろうかww


07. 2013年3月03日 10:18:35 : GVYsLuFuCE
かつて陰謀論の本で有名だった馬野周二さん(故人)が、リクルートのことを「利狂人」と書いていた。まさに、その通りだと思う。

08. 2013年3月03日 21:30:01 : Y81I2pNoM2
リクルートも佐川も政治献金問題で騒がれたとこ。
政治を利用して利を得る企業なんてこんなもんだ。

09. 2015年5月26日 16:09:39 : upCw0kWnwI
日本IBMを引き合いにしている人がいるけど、
今のリクルートもそれに匹敵する悪循環を生み出しているからね。
しかも社内だけではなく、社外のパートナーにも被害が及んでいるから。
独占取引の代償として他との取引を禁止する契約を結び、
自分たちの利益が減少すればいきなり取引をぶった切る。
十数年、これの繰り返しで次々と敵をつくっている。
昨年上場してから、この流れが加速しているんよな。
競合さん、リクルートと取引している会社や個人を
引き抜くなら今が絶好のチャンスですよ。

10. ほげほげくn 2015年8月20日 23:28:09 : YotEPtOosaHqU : ScAJslVNc2
IBMもリクルートも知らんけど、この手の類で「ブラック」とか騒ぐのは最下層の集団、いわゆる首を切られるやつだけ。そら能力がないなら、この手の外資系のような企業に行くべきじゃない。

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