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本間龍『大手広告代理店のすごい舞台裏』を読み解く(国際インテリジェンス機密ファイル)
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/484.html
投稿者 愛国日本 日時 2013 年 4 月 07 日 18:27:26: lk6NacGf5j0m2
 


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本間龍『大手広告代理店のすごい舞台裏』を読み解く


※『大手広告代理店のすごい舞台裏、電通と博報堂が圧倒的に強い理由』要旨

・世間では「広告代理店」というと、ビジネスの最先端でさっそうと仕事をこなし、
仕事もアフターも充実しているイメージがある。
しかし、それはあくまでも陽のあたる側面を見ているに過ぎない。

実際の現場は相当過酷で、完全なマニファクチュア(家内制手工業)によって支えられている世界だからだ。
当の広告代理店マンたちは自分たちのことを、
「超肉体労働者」
と呼んでいることがある。

・毎日のルーチンワークをこなしながら、常に新しい提案をしていけるかどうか。
それが優秀な営業マンの証左となる。


・コピーライターとデザイナーは広告代理店で最も脚光を浴びる部署。
彼らにまつわる伝説はそれこそ枚挙にいとまがない。

コピー一発で得意先のハートをつかむこともあるが、
競合プレゼンで死命を制するのは何といってもデザインワークなので、
デザイナーの責任はより重いといえる。

・デンパクレベルになると、一発のプレゼンで数十億円、数百億円がざらにある。
プレゼン責任者にかかるそのプレッシャーは、はたからみるよりずっとシビアだ。

責任者であるチーフディレクターは、自分の案だけでなく、
社内外のデザインチームから提案を集め、
その中から最も優れた案を形にしていくことだ。

・ある自動車メーカーの競合プレゼンで
「新発売の高級車が橋を渡っていくシーン」を提案することになったときの話だ。

その頃はまだCG技術が今ほど発達していなかったので、
海外ロケを前提に世界中のさまざまな橋の写真が集められ、次々と作業ルームの壁に貼られた。
その数はあっという間に数百枚を越え、スタッフたちもこの中から選べばいいと思っていた。

ところが、そのプレゼンの責任者であるチーフディレクターは、
部屋に入りその壁を一目見たとたんに怒りだした。

「バカヤロー、何だこれは!
お前ら、俺は世界中の橋の写真を用意しろ、と言ったんだ。
世界中の橋と名のつくものはこれしかないのか?
いいか、来週までに世界中の橋を用意しろ!」


鬼チーフとして当時すでに有名だった彼の一喝にスタッフは震え上がり、
それこそ制作ルームの壁から天井まで埋め尽くすほどの写真を探し出し、貼りまくった。

国内はとにかくスタッフがカメラを持って走り回り、
海外はあらゆるコネとネットワークを総動員してからかき集めた写真の数は結局数千枚にのぼった。


その部屋にやってきたチーフはひと言、
「ふん、やればできるじゃねえか。まだまだ足りないような気がするが、まあいいか」

と言ったそうだが、その中からたった1枚選んだ写真を使って、プレゼンには見事に勝利した。
デザイン追求への究極の執念とこだわりを見せつけられた例として、これもよく覚えている話だ。

・スーツは戦闘服である。
ビジネスマンが服装に金をかけるのは、自分を演出するという側面よりも先に、
顧客に安心感を与えるためだと思う。
まずはきちんとした身なりと態度で接してこそ、得意先は安心感を持ってこちらの話を聞いてくれるし、
自社の現状や課題を相談してくれる。

・世間には名は知られていなくても、実は広告代理店マンにとって本当に頼りになる必要不可欠な存在、
それが協力会社なのである。
広告代理店の人間は彼らを大事にして、社員同様に付き合っている場合が多い。

彼らは、デザインや映像制作、日々のプレゼンから実際の制作、イベント実施、展示会のブース設営があげられる。
彼らは、代理店マンを陰で支えるエキスパートたちだ。


・接待といえば政財界は別格として不動産業、製薬会社、商社などが御三家だろう。
動く金額が巨大だから、彼らの接待は金額に糸目をつけず、海外旅行あり、現金封筒手渡しありの何でもありだが、
広告代理店はそれに比べると騒ぐのが中心だ。

・接待は得意先担当者をもてなすことはもちろんだが、
その人の転任や転出が決まったときも、盛大に送り出すことが相手の記憶に残るものだ。
逆に移動が決まった途端に距離を置き始めるのでは、相手に悪印象を与えることになる。
最後まできちんと接待して、次の担当者にもきちんと引き継ぎをしてもらうことが肝心だ。


・打ち合わせこそすでに接待である。
20年以上サラリーマンをやってきて、実はきちんとした打ち合わせこそ、真の接待である、という気がする。
そのための方策として一番大事なのが、事前の資料準備と本番でのスムーズな議題進行である。

・ワールドカップとオリンピックは4年に一度の錬金術。
広告代理店にとってとにかくうれしいのが4年に一度開かれるサッカーワールドカップとオリンピックだ。
普段は愛国心の希薄な日本人が豹変して4年に一度テレビの前にくぎ付けになり、
スポンサーもこのときばかりは普段見向きもしないスポットを買ってくれるから、媒体担当はウハウハ。


・この4年に一度の錬金術の日本国内における大元締めは、もちろん電通である。
国際オリンピック委員会とFIFA(国際サッカー連盟)とのパイプは半世紀近くに及び、もはや磐石。

オリンピックの誘致活動でも、実は広告代理店が請け負っている。
考えてみれば、大会の誘致活動とはプレゼンに次ぐプレゼンだから、その仕事ができるのは広告代理なのだ。


・選挙は広告代理店にとっても重要な収益源だ。
ここでも自民党は電通、民主党は博報堂と色分けが決まっている。
>>


(私のコメント)
我々は何を完成させようとしているのか。大量生産の大量消費世界で良いのか。
間違ったまま完成させても完成するわけがない。日本の原子力ムラがそうだ。
 

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