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急成長する大陸に投資するための戦略 ハイパーインフレの中で小売店を破綻させない
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/532.html
投稿者 eco 日時 2013 年 4 月 13 日 02:35:41: .WIEmPirTezGQ
 

(回答先: バンカー・ロイ:「裸足の大学」から学べること 投稿者 eco 日時 2013 年 4 月 01 日 01:09:54)

013年04月12日(Fri) The Economist
(英エコノミスト誌 2013年4月6日号)

急成長する大陸に投資するための戦略

 ハイパーインフレの中で小売店を破綻させないようにするなら、副業を持つことが助けになる。「我々には、靴やハンドバック用にワニ皮をエルメスやグッチに販売する事業があった」。ジンバブエの首都ハラレを本拠とする複合企業インスコーの最高経営責任者(CEO)、ジョン・コウミデス氏はこう言う。

 この風変わりな輸出で稼いだお金は、ジンバブエの通貨が暴落し、2008年に同国内の店舗が在庫不足に陥った時、小売店チェーン「SPAR」をはじめとする同社の他事業の命綱になった。

 インスコーは生き延びた。ワニ皮事業は売却したが、同社は今も様々な事業の寄せ集めだ。だが同社は、アフリカの消費者の新たな階級の出現から利益を得ようとする投資家の注目を集めている。同社の株価は過去1年間で50%上昇した。

 インスコーの主力事業で、最も関心を呼び起こしている部分は、「チキン・イン」や「ピザ・イン」などのブランドを持つファストフード事業だ。その店舗網は今、ナイジェリアを含めた一握りのアフリカ諸国にも広がっている。

先進国の投資家の熱い視線


 アフリカの株式市場は活気に満ちており、過去3年間、5%を超えるサハラ以南の地域の国内総生産(GDP)成長率に投資家が引き付けられている。

 ナイジェリアとケニアの主要市場はこの1年間で50%余り上昇した(図参照)。

 過去10年間、世界で最も急成長を遂げた10カ国のうち、6カ国はアフリカにある。コンサルティング会社マッキンゼーによると、2020年には、アフリカの家計の半分以上が所得の一部を非必需品に散財できるだけの所得を得るようになるという。

 さらに、アフリカの人口の半分余りは20歳未満だ。向こう30年以内に、アフリカは中国よりも多くの生産年齢人口を擁するようになる。

 だが、アフリカは貯蓄と資本が不足している。それが、国内で手に入るよりも高いリターンを得ようとする先進国の投資家にチャンスをもたらしている。地中海貿易に関係している北アフリカは、かなり発展しており、アフリカの他地域とは違う投資先と見なす向きもある。

 アフリカ最大の経済大国、南アフリカ共和国も同様だ。南アは大半の近隣諸国よりも成長率が低く、消費者と金融業界が成熟しているからだ。

 興奮を生み出す真の源泉は、サハラ以南のアフリカの「フロンティア市場」である。「妙味があるのは、ここだ」。こう話すのは、ヨハネスブルクを本拠とする資産運用会社スタンリブでアフリカファンドを運用するターボ・ンカロ氏だ。

 これを味わってみたい小口投資家は、ミューチュアルファンドや、機械的にフロンティア市場の株価指数に連動する上場投資信託(ETF)を買うかもしれない。

 ファンドマネジャーたちは、2009年に設定からわずか1年でニュースターのアフリカファンドを閉鎖に追いやった流動性の問題に注意している。サハラ以南のアフリカの最大のフロンティア市場ナイジェリアでは、株式市場に上場する200強の銘柄のうち、ミューチュアルファンドの運用担当者が本当に安心できるだけの流動性を持っているのは恐らく二十数銘柄だ。


フロンティア市場の中でも規模が大きいナイジェリア〔AFPBB News〕

 ユニリーバやネスレなど長年ナイジェリアで事業を展開してきた一握りの大手消費財メーカーは、現地で上場しており、外国人投資家に人気がある。

 現地で最も人気があるのは、塗料事業や不動産事業も手掛ける食品会社UAC。過去1年間で同社の価値は2倍になっている。UACのソーセージパン「ガラ」は人気のあるスナック食品で、インスコーのファストフードチェーンの現地パートナーでもある。

 ビール会社もアフリカの消費者と関わりを持つ方法だ。ナイジェリアン・ブリューワリーズは「スターラガー」のほか、「ギネス」にはパンチが欠けると思う人向けのスタウト「レジェンドエクストラ」を生産している。

 ナイロビで上場しており、ディアジオが株式の半分を所有するイースト・アフリカン・ブリューワリーズにも同じような魅力がある。同社の市場であるケニア、ウガンダ、タンザニアを合わせると、1億2000万人を超える人口があり、1億6700万人の人口を擁するナイジェリア市場と大差ない。

ナイジェリアとケニア以外には「流動性の崖」

 HSBCでフロンティアファンドを運用するアンドリュー・ブルデネル氏は、ナイジェリアとケニア以外の国には、大きな「流動性の崖」が存在すると言う。両国に次いで大きな取引所はジンバブエの取引所だ。ジンバブエでは、かなりの大型株でさえ特定の日に売買するのが難しいことがある。

 「インペリアル・レザー」ブランドの石鹸を作っているマンチェスターの企業の事業部門PZカズンズ・ナイジェリアの場合、1日の平均売買代金は22万ドルだとブルデネル氏は指摘する。だが、時折生じるブロック取引を除くと、1日の売買代金は7万3000ドルだという。

 流動性のある銘柄の不足を回避する1つの方法は、資産あるいは収益の大半をアフリカに持つが、別の場所に上場している企業に投資することだ。ロンドンやトロントに上場している鉱業会社の一部は、資産のほとんどがアフリカにある。

 こうした銘柄の問題点は、アフリカの経済発展に関する大きなストーリーに基づく投資というよりも、コモディティー(商品)価格や地質学者のチームの技量に対する賭けであることだ。

 一部のミューチュアルファンドが、他のアフリカ諸国で多額の利益を上げている南アの携帯電話会社MTNのような銘柄を好むのは、そのためだ。南ア最大の食品小売会社ショプライトは、南アの本拠地を超えて成長しており、数年後にはフロンティア投資の仲間入りを果たす資格を得るかもしれない。

 投資家候補にとって懸念材料は、ミューチュアルファンドが流動性のある銘柄――割高に見える銘柄でさえ――だけにこだわり、小売りチェーンのような地域の巨大企業になる可能性がある現地の中小企業を見逃していることだ。

公開株式のパイプライン

 投資家の中には、新しい銘柄の供給が先進国の投資家の需要に追い付かないのではないかと心配する向きもある。家族経営の会社は、株式を売却して支配権を譲ることを嫌がることが多い。ルワンダでは、国内最大の銀行の売却と大手酒造会社の株式大量売却によって動き出した民営化の流れが勢いを失っている。

 だが、需要は通常、それ自体の供給を作り出す。「いつも多くの資金を即座に投資できるわけではない」。ルネサンス・キャピタルのアフリカ部門CEO、クリフォード・サックス氏はこう言う。しかし、辛抱強い投資家は、突如大量の株式が売りに出される時に「流動性イベント」から恩恵を受けることがある。

 トーゴを本拠とする銀行エコバンクは昨年、南アの政府職員年金基金PICから2億5000万ドルを調達し、ナイジェリアの銀行オセアニックバンクを買収した。

 さらに、流動性のある銘柄が珍重されるため、家族経営の会社は、より幅広い層の投資家を引き付けるために一定量の株式を売却する気になるかもしれない。売却の過程で、残りの株式の価値が高まる。

 価格は常に検討事項だ。ナイジェリアの消費財メーカーの所有者は、当然ながら2009年の価格で上場することには気乗りがしないだろう。だが、株式相場の上昇が続けば、その後、新規株式公開(IPO)の急増が続くはずだ。

 新株発行は3段階で起きる傾向がある。最初に上場する業種の1つが銀行だ。次に来るのは、成長を維持するために多額の設備投資を必要とする通信会社、酒造会社、セメント会社だ。

 ナイジェリアの大手企業ダンゴテセメントは、株式の大部分をロンドン市場に上場する計画だ。セメント株は、小口投資家が民間銀行や開発銀行によって資金が供給されるインフラプロジェクトに投資する1つの方法だ。

 上場の可能性がある3番手グループには、ナイジェリアの消費財メーカー、ケニアの不動産会社、東アフリカで最近発見された石油・ガス関連の企業が含まれる。

 アフリカで大きめのIPOがいくつか実現すれば、株式の世界が広がるだろう。だが、多くの人は、本当の機会は、事業が成長している間その支援を続けるプライベートエクイティ(非上場株、PE)案件にあると考えている。

異邦人歓迎

 アフリカのPEは、欧米のそれとは異なる。典型的な先進国の案件では、成熟しているが活気のない企業が買収され、株主のリターンを高めるために多額の債務を背負わされたりする。

 アフリカでは、リターンは金融面の操作ではなく、売り上げの伸びや効率化によってもたらされる、とアフリカを専門にするPE投資会社ディベロップメント・パートナーズ・インターナショナルのCEO、ルナ・アラン氏は言う。

 アフリカの案件では、資本のみならず専門知識が会社に与えられる。一国の企業が地域的な企業に姿を変えることもよくある。英国系スーダン人の起業家モ・イブラヒム氏が創業した携帯電話会社セルテルは、そうしたPEの成功物語の1つだ。

 セルテルは、中東の携帯電話会社ザインに売却された(現在はインドのバーティ・エアテルが所有している)。このような会社売却は、購入対象となる比較的大きな銘柄に飢えている一般投資家にとっては悲嘆の源泉だ。

 アフリカの株式市場が深みを増し、株価評価が高まるにつれて、PE投資会社は投資を回収するためにますます公開市場に目を向けるようになるだろう。英国のPEファンド、アクティスは11月、2005年にウガンダ政府から購入した電力会社ウメメの持ち株を減らした。ウガンダと、ウガンダより流動性が高いケニアでの史上初の二重上場によって株式を売却した。

 アフリカに投資する人は、安定した政治、法の支配、独立した中央銀行、そして厳格な会計規則を持つ統制された公式経済に向かって前進するという大局的なストーリーを受け入れている。その見通しは以前より明るくなっている。

 将来の発展が一直線を描くと保証することは誰にもできない。だが、先進国の多くの部分で問題が起きていることを考えると、多くの人は、アフリカでは失うものよりも得るものの方がはるかに多いと感じるだろう。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/37560  

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