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「金を暴落させたのは米政府?」鎌田傳 vs 「金急落は長期株高の予兆である」武者陵司・・米の掌のひらの同工異曲?
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/608.html
投稿者 墨染 日時 2013 年 4 月 22 日 09:52:07: EVQc6rJP..8E.
 

http://kabukeizainani.blogspot.jp/2013/04/blog-post_20.html

人々は陰謀説が好きだと思う。例えば有名なのはケネディ大統領の暗殺だ。オズワルドが犯人ということになっているけれども、本当の犯人はオズワルドではなく、軍産複合体の意を受けた政府が主犯であるという説がある。

最近暴落で大きな話題となった金について、King World Newsとのインタビューで、以前財務副長官を務めた(レーガン政権時代)ポール・クレッグ・ロバーツ氏は、こんなことを語っている

金の大幅下落は演出されたものだ。4月の始めから起きていたことだが、「ヘッジファンドや機関投資家が金を大きく売却してくるから、今のうちに売っておきましょう」、と証券会社や先物業者は個人投資家たちに声をかけていた。こんな状況の中で、ゴールドマンサックスは金の売りを推奨し、明らかに何か重要なことが起きている。

要するに、政府はドルの将来を心配しているのだ。超量的緩和で世の中はドルで溢れ、国際決済の方法としてドルを拒否する国々も存在する。現在起きていることは、ドルの交換価値が脅かされていることだ。ドルが崩れてしまえば、連銀は金利をコントロールすることが不可能になり、これは米国債の暴落、株の暴落、そして大手銀行の倒産を引き起こす。演出された金の大幅下落は米政府の必死な対策であり、「資金の避難場所として安全なのは金ではなくドルだ」、ということを人々の頭に植え付けようとしているわけだ。

更に、米政府はドルの地位を守るために日本政府に圧力をかけ超量的緩和政策を実施させた。もちろん、欧州中央銀行にも追加量的緩和を働きかけ、ドルの安泰を図っている。

ドルの交換価値が下がってしまえば米国に海外から入ってくる物の値段が上昇する。国内にインフレが起きてしまえば、連銀はゼロ金利政策を続けることができなくなってしまう。「金は資金の安全な避難場所」、という通念を崩壊させ、更に「ドルが資金の安全な避難場所」、という考え方を確立させることで連銀のゼロ金利政策を継続させようとしているわけだ。

なるほど、前財務副長官の言うことだから、ひょっとすると本当かもしれない、と思ってしまう。さて、金価格を暴落させた犯人扱いされているゴールドマンサックスは、最近こんなことを発表している。先ず、ニュースのヘッドラインを見てほしい。

Forget gold! Natural gas is the new safe haven: Goldman(ゴールドマンサックス:金は無視!資金の安全な新避難場所は天然ガス)

記事を要約するとこうなる。
過去5年間、ゴールドマンサックスは金の買いと天然ガスの空売りを勧めてきた。しかし、最近この状況は大きく逆転し、ゴールドマンサックスは現在天然ガスの買い、そして金の売りを推奨している。「シェール革命が米国経済に大きく貢献していることを考えると、天然ガスと米国経済が資金の安全な新避難場所だ。」(鎌田傳)


◆金価格急落は長期株高の予兆である
http://blogos.com/article/60726/?axis=g:2

・金急落は「インフレ到来論」「ブラックスワン論」の破綻を示唆
金価格が急落している。現代資本主義100年の歴史の中で3度目の金ブームは終わった公算が強い。どのレベルの金価格が妥当なのか、相場感が失われている。金のコスト、金の需給等、通常の財の価格分析手法が役に立たない。それも当然である。金価格の長期変動は、@経済危機のぼっ発と深化、回復というファンダメンタルズ、A危機に対応した新通貨レジームの登場と定着、という2要因の相克によって決定されてきたからである。そして、@、Aを歴史的に検証していくと、金価格下落は、経済繁栄と長期株高の予兆という結論に至る。

今回の金価格急落は二つの悲観論の論理破綻を示唆していると考えられる。第一の破綻は「インフレ到来論」である。金価格下落が、中国経済の急減速、資源価格の低下とともに起こり、長期金利の低下とも連動している事で、インフレ到来を予測する議論は説得力を失った。そしてそうした投資ポジションを取ってきた投資家(例えばジョン・ポールソン)に多大な損失をもたらしている。

第二の悲観論は、あらゆる事象を悲観的将来に結びつけたがる「ブラックスワン論」で、論者(PIMCOのモハメド・エラリアン氏等)は、金価格の下落こそ、デフレ懸念の進行、経済困難の深刻化という主張を正当化する証拠と見ているようである。それに対して、かねてより悲観論の論理矛盾を指摘してきた筆者は、金価格の下落こそ通貨の信認の高まりであり、「インフレ到来論」のみならず「ブラックスワン論」という悲観論にとっても誤りである証拠と主張したい。「マネー量の増大とマネー信認の高まり」により、株価上昇の必要十分条件が整ったとは考える方が説得力がある。リスクテイカーにとって、鬼に金棒の環境が整ったと言える。

・金、通貨レジーム、株価、実体経済の明白な因果関連
金価格の歴史を検証すると以下の3点の仮説(因果関連=法則性)が成り立つと考える。
@金価格は金融経済危機の下で新通貨レジームが登場し、通貨供給量(期待)が高まった時に上昇してきた。今回もQEを催促する形で金価格の急騰が続いた。
A金価格の上昇は通貨供給によって増大した購買力が、一時的に金に滞留したことによって起こった。しかし、新通貨レジームの信頼が高まり将来展望が明るくなると、金に滞留していた購買力は先ず高リスク金融資産に、次いで投資・消費へと移転し、金価格は急落過程に入る。つまり金価格下落は、持続成長軌道が確立されつつあることの傍証と言える。
B株価は危機が深化し新金融レジームが定着するまで不振(暴落と停滞)が続いてきた。つまり金価格上昇している間は株価は低迷していた。しかし新金融レジームが機能するようになると購買力の金から株への移転が起こり、長期株高が開始された。

・注目されるべき今年と1982年との類似性
以上3点において、1982年と2013年との類似性が指摘される。@2年前ピークアウトした金価格が急落を開始、A株価が長期低迷の後史上最高値を更新、B物価下落と長期金利の低下、である。1982年はまさにNYダウ工業株が1000ドル台から1万ドルへと上昇する入口にあった。今回もそうなるであろうか、確かではないが可能性は十分にあると言える。

・金価格とドル信認は無関係、ドル相場は需給で動く
金の上昇をドル不安と性急に結論づける見方もある。確かにそうした側面があることは否定できない。しかしリーマンショック時もギリシャ・欧州通貨不安の現在も、流動性の危機が高まると逆にドルが強くなり金は売られている。有事の金ならぬ有事のドルこそ健在であり、投資家が好む流動性のラストリゾートはドル紙幣であることが奇しくも証明された形となった。金は発行体の無い通貨であるので破綻リスクなし(=ソブリンリスクなし)と指摘される場合がある。しかし、金は今や通貨ではなく投資家は1980年代の暴落も経験している。「金は破たんリスクのない通貨」という見方は、人々がドル廃貨、金本位復権という期待(=幻想)にとらわれている下でのみ成り立つ議論と言える。

米国ドルのベースマネー供給が著増した時に需給要因からドル相場が下落する場面は見られた。しかしそれがドル不安かと言えば事情は逆である。むしろ危機進行の下では、@最後の支払い手段(currency of last resort)としてドル選好の高まり、Aドル金利の低下、が起こっているのである。金上昇とドルに対する信認は全く無関係と言って良いのではないか。

・金の値上がりは吉兆である可能性
このように見てくると、今日までの金価格の値上がりの原因は通説的理解であるインフレでもドル不安でもなく、単純に米国のマネー供給増大化に連動したに過ぎない、と言える。このマネー供給の増加がその後に何をもたらすかは、簡単には結論は下せない。ただ過去の経験則は、金価格上昇=マネー供給増加はその後の信用創造と経済繁栄、長期株高に帰結したと言える。そうした中でマネー供給の新たなメカニズムの萌芽がみられるのかもしれない。私の直感でいえば、それは市場中心のマネー創造「市場本位制」のようなものになるのではないか。あるいはドルがより透明かつ効率的な通貨市場に立脚することとなり、新たな「ドル本位制」の強化をもたらすのではないだろうか。@金本位制下の下での金を裏付けとした通貨供給、A管理通貨制の下での国債(ソブリン債)を裏付けとした通貨供給、に続き、Bキャッシュフロー資産を裏付けとする通貨供給、である。量的金融緩和QEはそうした通貨新時代の萌芽と見ることはできないだろうか。(武者陵司)
 

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コメント
 
01. 2013年4月22日 11:47:34 : EbrYOY8LOw
なんでもいい、もうすこし下がれ。

02. 2013年4月22日 12:10:51 : 7OpGsifAXA
屁理屈をこねるな。意図的な仕掛けに決まっている。
陰謀でない金融的事象などこの世にはない。
G20の金融緩和容認など円安容認に等しい。

03. 2013年4月22日 13:45:34 : FRmkrBBzaE
頓珍漢で予想が当たらない武者陵司さん。
ゴールドだけ着目しているからおかしな理論になる。
資源価格も下落していることは、世界の需要衰退、世界同時不況です。

04. 佐助 2013年4月22日 19:02:38 : YZ1JBFFO77mpI : TUhrPgEJIU
世界信用恐慌の渦中に金バナレすると古今未曽有のパニックは避けられない
ドルを守るために金バナレ攻撃の通貨戦争をさせてバブルを狙う金融界。しかし金バナレはバブルを加速させるがドルの暴落止めることは出来ない。価格が高騰すると、産出量が逆に低下してしまう唯一の希少金属なのが金です。そして金は世界の通貨の交換尺度になれる。金は高騰すると、世界の基軸通貨額と金価格が1対1となり高値で安定するのです。さらに国家が買手になると年3倍に高騰し
10倍で安定する。

その金を攻撃して金バナレをさせて関税障壁を低くし、外資を導入し、土地や株のバブルを復活させればアベノミクススーパーバブルとなる。だがドル暴落と世界信用縮小恐慌は加速します。つまり金の枠組みを自由にし,金バナレをすると為替の各国の通貨は膨脹しバブルとなる。通貨を切下げたり、自国経済の救済のみを優先させると恐慌が増幅しパニックを発生させます。

債券や株の市場を守るために金に資金が流出していく事態を未然に防ぐと資金供給の延命策になる,そして土地や株のバブルが発生する。しかしキンの暴落はドル基軸通貨の暴落を加速させしまう。金を保有しない各国通貨もドルとリンクさせると、為替は固定化できるのです。そしてドルの暴落は止まります。そうすると円安が進むのは当たり前,1ドル200円にもなる。

繰り返すと,ドルを守るために金バナレ攻撃の通貨戦争から関税障壁を低くし、外資を導入し、土地や株のバブルを復活させると必ずバブルが巨大に破裂する、やむを得ず複数の基軸通貨が金とリンクし必然的に固定為替制度になるでしょう。

ドルの寿命を延命させるだけだとか、自己責任をとらない国は除名脱退すればよいと、お互いのテレトリー(縄張り)の既得権益擁護が障害となり、簡単に収束できないのはわかります。だから古今未曽有のパニックは避けられないことになる。

バブル崩壊で外国からの資金が逃出すと、株・土地・債権・通貨が大暴落する。外国からの資金が逃げ出すと、カネの流れが逆流して貸手の円ドルが上昇し、自国通貨は暴落するため、物価高騰・品不足・購買力激減で、経済は大混乱する。外国からの資金を集め、自国のバブルを膨張させ繁栄させた国家は、バブルが崩壊すると、デフォルト(支払い停止)せざるをえなくなる。株と土地のバブルは永遠に継続するものではない,しかし「株と土地のバブルさえ復活すれば、すべてが好転する」という思考から脱出することができない,そのため、次々に発生する目先の処理に追われ、根本的解決が先送りされてしまう。数年後,我々は確実に古今未曽有のパニックを体験することになる。金バナレ攻撃のドル暴落通貨戦争と世界金融恐慌を世界の指導者は認識できないのです。

世界信用縮小恐慌ドル暴落は、一時的にドル・ユーロ・円が、世界の75%の金とリンクすることで収束できます。一時為替を安定させることです。大切なことは自然エネルギーから産業革命を10年前倒しするだけで世界は再び前回以上の素晴らしい世の中を満喫できます。既得権益擁護が障害となり大変ですが,もしも日本に日米欧と中国ロシアを説得できる。革新的平和的なカリスマ指導者が政権に入ると日米欧の既得権益擁護が障害となるお互いのテレトリーをあっというまに解消させてしまうでしょう。


05. 2013年4月23日 13:54:28 : xQUGSpq4Uw
今持ってるセレブが売りに出してるから下がってるので
なんか欲しいものプラズマテレビかなんか欲しくて現金いるんじゃないっすかね

本来こんな下がることがない超安定銘柄でしょうー(^p^


06. 2013年4月23日 15:38:01 : niiL5nr8dQ
>>04

逆だよ

現在は世界金融恐慌から既にほぼ脱している

投機家は次のバブルを待っているが

一般投資家も、そう簡単には踊らないというのが現状だな



07. 2013年4月23日 19:34:09 : 30MApyf1yc
ドル高で金相場下げたところで、アメリカが紙くずで根こそぎ購入するシナリオでは?

08. 2013年4月23日 19:43:32 : FRmkrBBzaE
>現在は世界金融恐慌から既にほぼ脱している

ど素人は甘すぎる。
世界経済をけん引してきた中国から不調が世界に逆拡大する兆候がすでに見られる。今度はもっと厳しく長い不況が起こる。アベノミクスに浮かれている場合じゃない。


09. 2013年4月23日 22:01:49 : Yb7s12WVGo
・注目されるべき今年と1982年との類似性
以上3点において、1982年と2013年との類似性が指摘される。@2年前ピークアウトした金価格が急落を開始、A株価が長期低迷の後史上最高値を更新、B物価下落と長期金利の低下、である。1982年はまさにNYダウ工業株が1000ドル台から1万ドルへと上昇する入口にあった。今回もそうなるであろうか、確かではないが可能性は十分にあると言える。

30年前と今がおなじ状況なのかよ?
武者陵司も老いぼれたな。ボケが始まったか?

経済学者もどきってのはしょせんこんなもんなんだろうな。過去の話でしかものを語れない。
将来のことを偉そうに言うが、30年も前の話でへりくつを必死になってこねくり回す。これしか言えないんだよな。

過去の結果との類似性な。今の分析を30年前の結果を使わないとできない。
将来のことは、今を正確に分析できなければ絶対にわからないんだよ。

そもそも、カネの投入量ですべてをコントロールできると思ってるようだけど、カネがどこにどれだけ投入されて消費されたのかで経済は決まるんだよ。

経済学者ってのは、みんなこんなもんだ。
まさにしょんべんおいぼれだな。


10. 2013年4月23日 23:16:24 : qVAr7N9YjQ

ややこしい屁理屈はいらない。
某悪党どもが、1**トンもいきなり売れば
そらあ、下がるだろう。

下がると演出、彼らの手口。

彼らは、人の不幸が蜜の味の人間たちだ。
値が動けば儲かる。ただそれだけ。


11. 足苦斎 2013年4月26日 00:05:59 : Pg.qo338mU9u2 : xgb7Eu1cy2
武者か、懐かしいな。落ち武者と言ってだな。。。バブル破裂以降、ひたすら日本株は大丈夫ですと繰り返して、いったい何人の顧客を富士樹海送りにしたことか、このばかものは。枕元に毎夜現れる何某かによって、寝不足なのではないかと思うが。その後、グローバル糞バンクの、はめ込み専門のドイツ証券もクビになったようだが、相変わらず、日本人を地獄に送るのを専門にやっているようだな。こいつのような人間は、地獄行きと決まってるが、ここでそのことに、念を押しておく。

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