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もう止めないか?実態と違う日本独自の燃費“規格”・・ 日本と米のダブルスタンダード!日本消費者への背信!
http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/175.html
投稿者 墨染 日時 2013 年 5 月 31 日 11:07:43: EVQc6rJP..8E.
 

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1305/30/news004.html 

『1リットル=30キロメートル達成、クラス最高の低燃費実現!』……。
 テレビや新聞に主要自動車メーカーのエコカーの広告が載るたび、多くの読者はこんな煽りコピーを目にするはず。低燃費がウリのエコカーだが、広告やカタログに載る燃費と、実際にユーザーが走行した際の数値に大きな隔たりがあると感じる向きは少なくないはず。

どの程度の消費者が不満を感じているかという統計はないが、実はこうした事態に対応するため、業界団体が動いていた。だが、その内容は「?」と言わざるを得ないものだった。今回は、クルマの燃費を巡る話に触れてみる。
  
■日本自動車工業会が“解説冊子”を発行
過日、長年のネタ元である証券会社のアナリストから一通のメールが私に届いた。そこにはこんな主旨の言葉が盛り込まれていた。『悪い冗談かと思ったが、どうやらマジメに作った冊子らしい』……。

このアナリストの担当は自動車と関連部品。クルマ会社や部品メーカーの製品や経営全般を20年以上ウォッチしてきたプロが、なにを感じたのか。
届いたメールには、アドレスが添付されていた。以下がその内容だ。

 『気になる乗用車の燃費〜カタログとあなたのクルマの燃費の違いは?〜(参照リンク、PDF)』
  
詳細は日本自動車工業会のテキストを読んでいただきたいが、要するにカタログに提示されている燃費と、ユーザーが実際に走行した際の数値との乖離が大きいため、これを業界全体で説明せざるを得なくなったという構図。嫌味な私はそう受け止めた。 日本の“燃費”がどうしてカタログとユーザーとの間で隔たりがあるのか、私はこれまで以下のような記事を書いてきた(参照リンク)。
 →燃費5キロ、それでも「エコカー」を名乗る不思議(JB PRESS)
 →誰も批判しない「実燃費」の内外格差(JB PRESS)

要約すると、日本はメーカー寄りだと疑わざるを得ない基準でカタログ燃費を弾き出しているのでは、という内容だ。私が主張するまでもなく、自動車ユーザーの間ではこんなサイトがクルマ購入時の大事な要素、実燃費のモノサシの1つとなっている.
ただ、全てのユーザーがこのようなサイトを参照しているわけではない。このため、「カタログ燃費と違うじゃないか」と消費者がクルマの営業マンに不満をぶつけているのではないだろうか。ひいてはこれが、業界団体が冊子作成に動いた背景にあるのではないか。

■欧米並みの基準作りが先決
冒頭のメール、アナリストの言葉に戻る。なぜ自動車分析のプロが“悪い冗談かと思った”のか。それには明確な理由がある。話は簡単だ。
メーカー有利と受け止めざるを得ないような現状の燃費基準を、ユーザーが納得できるような基準に改めれば良いだけである。

自工会の冊子でも触れているが、クルマは走行する状況で燃費が変わる。例えば、ストップ&ゴーの多い市街地では往々にして燃費は落ちる。逆に、一定速度で長時間走行する場合は燃費が伸びる。だが、日本の燃費基準の場合、極端な言い方をすればどんぶり勘定的な指標が使われているため、こうした走行状況の違いが反映されにくいのだ。

「日本では、JC08モードというモノサシが1つだけしかない。これがユーザーに誤解を与えやすい下地となっている」(証券会社の自動車担当アナリスト)。以前は「10・15モード」という測定方法で燃費を表示していたが、実際の数値とは差があったので、2011年4月からJC08モードを導入したのだ。

ちなみに米国の場合は「市街地モード」「ハイウエイモード」の2種類がカタログ燃費として提示されている。つまり、これが走行状況に応じて燃費を図るモノサシになっているわけだ。

先の記事を書く際、私は多くのユーザーが弾き出した「e燃費」の数値と、米国で売られている日本製の主要エコカーの数値を比較してみた。すると、日本のJC08基準ではなく、米国基準に近い数値がe燃費のサイト上に載っていて驚いた。

「誇大広告に対する風当たりの強い米国では、JC08の数値をカタログに載せた途端、たちまち集団訴訟が起こるのは確実」(同)とみる専門家は少なくない。
実際問題として、かつては日系メーカーの“エコカー”が、実燃費が悪いとして訴訟の対象となった経緯がある。このほか、つい最近は韓国ヒュンダイの主力車が燃費性能水増しを追及され、ユーザーが多めに払った燃料代を返還する事態に追い込まれたばかり。

**** ここで私からの提言だ。
米国政府が採用しているクルマの燃費基準。優秀な日本の官僚、そしてメーカーならば十分に国内で適用可能なはずだ。多くのユーザーが集めたデータを反映させたe燃費と、米国基準のデータが極めて近いのは、素人目からみても、米国、日本の基準どちらがユーザーに優しいか一目瞭然だ。

ちなみに、先の自工会の冊子には「監修」として経済産業省と国土交通省自動車局が名を連ねている。
日本の消費者は米国と比べて大人しいのかもしれない。だが、e燃費のようなサイトが立ち上げられている以上、ユーザーの監視の目は厳しくなっている。
よもや、官民一体となり、クルマの販売を下支えするために、ユーザーフレンドリーでない基準を使い続け、“過剰なエコ”を演出しているのではないか。いや、冊子を作ってまで消費者をごまかそうとしている……そんなことは絶対にないと信じたい。
 

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コメント
 
01. 2013年5月31日 13:01:02 : zzmwJOKFyg
同感。

ある教習所コースを3時間走ったデータを市街地モードにして
東京から諏訪までの高速を走ったデータをハイウェイモードにしてほしいね。



02. 2013年6月01日 04:59:59 : JjNtNbJEr2
オーストラリアでも自動車の燃費をカタログに正確に記載している。参考資料をリンクする。当方の好きなフランスのシトロエンだ。当方は昔からDSとかCXとかシトロエンの自動車が好きで、どうしても関心が向くので、暫くお付き合いをお願いします。

シトロエンのオーストラリアのサイトです。
http://www.citroen.com.au/

カタログのダウンロードです。
http://www.citroen.com.au/download-brochure

Citroen C5シリーズです。
http://www.citroen.com.au/Modules/LSDocumentManager/DocumentDownload.aspx?DocumentId=155

1.6ℓ Turbo Petrol Auto(1.6ℓエンジン、ガソリン、自動変速機)
Fuel consumption(ℓ/100km) Urban 11.1
Fuel consumption(ℓ/100km) Extra Urban 5.8
Fuel consumption(ℓ/100km) Combined 7.7

●欧州やオセアニアでは、100km走行で消費する燃料の量を記載します。これは統一されています。カタログでは、パフォーマンスの欄に最高速度、0-100kmに達するまでの時間(加速性能)と同じ項目に記載されています。更に排気ガスの量についても記載されています。ちなみにCitroen C5のCO2 Emissions (g/km)は、179です。今や環境性能は走行性能と同格に取り扱われています。

日本国内の自動車メーカーはエコを強調しますが、排出するガスの量について全然触れませんね。最も、オーストラリアで販売している日本メーカーのサイトは、全般にフラッシュを多用していて重い傾向があり、カタログデータが書かれていないメーカーもあります。(但し、三菱自動車は詳しく書いています。)かつて日本メーカーは日本国内でイメージ戦略で売ってきた前例がありますので、その手法から抜け切れていないと思われます。(特にトヨタ)

日本国内では三菱ギャラン・フォルティスで販売されていますが、外国ではランサーとして販売されております。オーストラリアのサイトをリンクします。
http://www.mitsubishi-motors.com.au/vehicles/lancer/specifications/sedan

話は変わって、オーストラリアでは日本の大正時代から現地生産を続けてきたフォードが2016年秋を持って生産活動を停止します。かつて労働者天国といわれたオーストラリアの労働コストは高く、現地生産を取りやめるメーカーが続出。失業問題が深刻化しています。そのフォードが現地生産しているフォード・ファルコン。かつてはV8エンジンも搭載していましたが、現在は4ℓの直列6気筒エンジンが上限です。当然、燃費は悪いです。しかし、ちゃんと数字を掲載していますよ。本国のサイトから紹介します。
http://www.ford.com.au/cars/new-falcon

燃費性能は、こちら。
http://www.ford.com.au/cars/new-falcon/experience/power

燃費が悪いから、ハンドリングの良さや乗り心地の重厚さを強調していますが、オーストラリアのガソリン価格は日本とさして変わらないほど高騰していますので、いくら操縦性や乗り味がよくても売れない訳です。当方は好きですが、高すぎて新車なんて買えませんから中古車で我慢しました。(それも20年落ち)燃費が悪くて1ℓで7kmくらいしか走らなかった。マニュアルで早めにシフトアップして、それです。

日本メーカーの日本国内でのカタログ表記は、ウソ偽りの典型です。外国なら抗議デモですね。昔から、書かれている数字の半分が相場です。


03. 2013年6月02日 07:46:37 : tUIaOOfaKs
昔から日本の自動車メーカーは国内・国外ダブルスタンダードを持っていた。ずいぶん昔の話だがアメリカ向けのフロントガラスは安全性の高い「合わせガラス」を使い国内向けはほとんどのメーカーが衝突時に細かく砕けて失明する危険性の高い「強化ガラス」だった。こうした問題はサプライサイドの事情を優先し国民を考えない日本の役所の責任も大きいと思うが。

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