安倍さんはアフリカ開発会議で技術供与すると約束したらしいが、
同じ間違いを犯そうとしている。

アジアの後進国に日本が技術を教えている間は優越感に浸っていたが、遅れた未開の劣等民族と思っていたら、
日本人と大して変わらない能力を持っていた。
それで今では手強い競争相手になり、日本国内の中小企業はバタバタと倒れ、大企業の中にも外国企業に乗っ取られる所が数多く出ている。
　国内企業は安い労働力を求めてアジアに工場を作り、国内は空洞化。
仕事にあぶれた若者は公園で寝泊り。ホームレスの急増。
それで最低賃金を上げろ？　何を考えているんだ。それで益々空洞化が進む。
公園で寝泊りしている失業者に聞いてみなさい。「時給４００円でも組立工場で働くか」と。
ほぼ全員がイエスと答えるだろう。仕事が無いよりあった方が良いんだよ。
それで一ヶ月働けば、６万円になる。夫婦共働きなら、月１２万円だ。安いアパートなら生活費が１０万円にはなる。それで子供を１人か２人は育てられる。
賃金安い、酷いじゃないかと思うかも知れないが、外国に技術を漏らし、工場を作り、国内労働者を蔑ろにした因果だ。
公園で手配師が回すマイクロバスで訳の分からない所に連れて行かれて過酷な労働を強いられる日雇いの口を待っているよりも遥かに安定しているし、気が楽だ。
　日本人は総て均質ではなく、数万人に１人しか出来ないことが出来る人も居れば、組立工にしか向いていない人もいる。
全国民が自分に適した仕事に就けるようにし、失業者を限りなくゼロにする政策が必要だ。
　最近は日本の女の子は縫製工にも成りたがらず、なり手が少ないそうだ。
テレビでは、芸能人が数千万円稼いだとかスポーツ選手が何億円の賞金を獲得したとか年俸何億円だなど夢のような話が溢れ、公務員は民間の三倍近くの給料を取る。これでは地道に働く意欲も奪う。
　まず、年収１０００万円以上の高額所得者の所得税の累進税制を最高税率７５％に引き上げ、高過ぎる公務員の給料を民間並み以下にすること。
そして、安い賃金で組立工を雇い、工場を作ったり、新しくラインを作って、そこで作られた安い製品を輸出したりして得た利益には課税しないなどの特別措置が必要だ。

安倍さんは、「アフリカには日本が必要としているものがある」と力説した。そうじゃないんだよ、日本が必要としているものは国内にある。国内に目を向けなさい。
アフリカに技術供与して工場作れば、手強い競争相手が増えて、また国内の労働者の仕事を奪う。
　その点中国は利口だね。日本から技術供与され、日本の技術を盗んだ中国は他人の振り見て我が振り直すとばかりに、外国には技術を漏らさない。利口だね。
アフリカでのインフラ整備、橋を作ったり道路作ったりする時にも、中国の技術者や労働者を派遣して、製品のみを引き渡す。その引き換えにアフリカの資源を貰う訳だ。
橋が壊れ道路が必要になれば、また中国に頼らざるを得ない。そしてまた中国はインフラ供与と引き換えに資源を得ることができる。
　それに対して日本の政策では、一度教えたらもう日本を必要としなくなる。
しかも、将来は手強い競争相手になり、日本国内の労働者を苦しめる。
　日本は自殺行為の道を歩んでいるよ。

確かに日本が必要としているものはアフリカにある。それは工場を作ることではない。
日本に無いもの、それは広い土地だ。
そこで日本の農業企業が現地労働者を雇い、大規模農業ができる基盤整備が必要だ。
日本企業が技術者や日本人の労働者を派遣して灌漑設備を作り、道路、鉄道を作る。集荷場、空港港湾を作る。
そこで小麦、大豆、とうもろこしなど現地にあった農産物を作り、日本に輸出する。
そうすれば、日本の食糧自給率の低さを補填でき、現地労働者には賃金が入り、日本製品を買ってくれるだろ。
そう言った広い視野に立った長期的ビジョンが日本の政治家には無かったから、アジアに技術を漏らし、工場を作り、国内は空洞化して、今の日本経済の低迷の原因を作った。
また同じ轍を踏まないようにして下さい。

　一番動かないのが行政であり、行政のわが身可愛さの立案を国会で賛成するだけの役割の議員が動かない行政を支えている。霞が関という横並び、縦社会の論理でがんじがらめの組織は何処まで日本がおかしくなろうともギブアップしない。個々の意志がどこにも反映しない液体のような集団だからギブアップしようにも出来ないのだ。
　従って、誰かが言うように、日本には「難治性悪性反復性健忘症」という病名が付いてしまう。このままではこれからも何度でも失敗を繰り返すことになる。
　国会が行政法案の挙手要員という役割を拒否し、必要な法案は議員立法で作るなど、有権者代表が行政の指導から完全に離れ、国民の意志を可能な限り反映させようとする「勇気と気概」が必要だ。

まず、最初の疑問は、
　●「日本は円高で景気がよくなっているのだろうか」ということです。

　１．「為替を見よう」
為替は2011/3/11から、ファンダメンタルが変化が生じて、2011/10を底に円買いから、円売り、円高に転換している。
多分これは事実だろう。

　これは、思うに
�@日本に流れ込んでいた海外資金が流出
�A日本の富裕層の資金が海外に流出
一時的なものでない、ファンダメンタルの変化ではないだろうか。

　２.「貿易収支・経常収支はどうだろうか」
いままで、円高不況と言われ続けていたが、
円安になって輸出は伸びているのだろうか。

�@むしろ、輸出は11年から減少しているようだ。
�A経常収支も赤字の傾向。

これは思うに、日本の家計は円安でも赤字が増え続けているということだろう。

　３.「日本の借金はどうだろうか」
�@日本の公的な債務はＧＤＰ比で200％を超え、先進国平均の2倍
（日本224、ギリシャ193％）

�Aアホノミクスで、日銀の異次元の緩和は、思惑とは逆に、国債の売りを誘ったようだ。

これは思うに、国債に対する不信感の表れと言えるのかも。

言い方が悪いが
庶民感覚では、家計が赤字なのに、外面がよくて、ばんばんお金をつかっている、稼ぎの悪い極道とうちゃんに、アホノミクスが見えるということだろう。

思いの纏め

要は、国内外の金持ちは、日本から逃げたがっている、日本にある資産を高く売ってしまいたい。アホノミックスはそれを、血税で高く買い取るようなものだと思う。

ジム・ロジャーズの言葉、
『ひょっとして日本株が何かの理由で下げることになれば、買い戻すだろう。

は、反対にとるのが正解だと思う。

誤　●「日本は円高で景気がよくなっているのだろうか」ということです。

正　●「日本は円安で景気がよくなっているのだろうか」ということです。

汗、汗

誤：為替は2011/3/11から、ファンダメンタルが変化が生じて、2011/10を底に円買いから、円売り、円高に転換している。

正：円売り、円安に転換している。

焦、焦