http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130701-00000014-pseven-bus_all
週刊ポスト　2013年7月12日号

　日本の家電メーカーを世界市場から駆逐し、覇者となった韓国のサムスングループの株が急落、スマートフォンに傾注してきたその事業形態の危うさが指摘されている。日本のメーカー関係者からも「そら見たことか」などという声も上がっている。

　しかし、サムスンと日本企業は、巷間いわれるような対立関係にはない。今年3月に発表されたサムスンとシャープの提携。経営再建中のシャープは104億円の融資の代わりにサムスンに液晶テレビ用パネルを供給することで合意した。

「遂にシャープはサムスンの軍門に下ったか──といった論調で解説されていましたが、少し位相が異なります。サムスンはシャープの液晶パネルが欲しいわけではなく、本当の狙いはコピー機に代表される複写機事業です。シャープの同事業は隠れた優良事業です。世界的にデフレ傾向の続くマーケットではいくらテレビやスマホのシェアをとったからといって成果はたかがしれている。

　それよりも企業を顧客とした、『BtoB』事業に活路を見出そうとしています。サムスンが欲しいのは確実に利益が出て安定した事業──その事情をシャープもわかっているから、それを交渉材料にサムスンからよりよい融資を引き出そうとしているんです」（大手紙経済部記者）

　長年の仇敵は日本企業にとって、いまや“運命共同体”となりつつある。

コメント
01. 2013年7月01日 16:23:32 : 7uhtIH2Ztw シェアーがかぶってる場合は競争相手になっても 運命共同体にはなりません その証拠にサムソンが滅びれば受注量が飛躍的に上がるでしょう
02. 2013年7月01日 16:46:35 : nJF6kGWndY 別にサムスンに限らないが、運命共同体でも、仇でもない 多くの事業セグメントを抱えるグローバル企業間の関係は、単純に敵味方で分類できるものではなく 複雑な利害関係が存在するという当たり前の話だ
03. 2013年7月01日 17:29:17 : yy7D5jhcis サムソンもシャープもホントのオーナーは日本や韓国にいないんとちゃう。 韓国企業とか日本企業とかいう呼び方はもう余り意味がない。日本発祥企業とか韓国発祥企業とかいうのがふさわしい。
04. 2013年7月01日 23:19:25 : QKj2V8oUfM ＞０３ だね。

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