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森永卓郎 アベノミクス副作用で米国型弱肉強食社会化を懸念 (マネーポスト) 
http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/839.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 7 月 09 日 09:28:00: igsppGRN/E9PQ
 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130709-00000001-pseven-bus_all
マネーポスト 2013年夏号


 経済アナリスト・森永卓郎氏は、「『アベノミクスは期待先行に過ぎない』との批判を尻目に、実体経済を動かしはじめ、日本経済は着実にデフレ脱却に向かっている」という。しかし、それだけでは終わらない。アベノミクスの「副作用」について、森永氏が解説する。

 * * *

 アベノミクスには強烈な副作用が考えられる。特に、金融政策、財政出動に続く「3本目の矢」である成長戦略には日本経済を激震させかねない大きな危惧があります。この成長戦略の本質は、規制緩和・市場原理主義を徹底して、日本をアメリカのような弱肉強食社会へ向かわせるものにほかならないからです。

 その典型といえそうなのがTPP(環太平洋経済連携協定)で、もし正式参加となれば日本の主張は認められず、日本の農業が崩壊するような関税撤廃に向かう可能性が非常に高い。

 また、成長戦略の目玉として「アベノミクス戦略特区」構想を打ち出していますが、これも弱肉強食化を進める意図が見え見えなのです。東京、名古屋、大阪などの大都市圏だけに、法人税を減免する特区をつくることなどが骨子になった構想で、ただでさえ疲弊している地方にさらに追い討ちをかける、不公平この上ない政策です。

 なぜ、そんなとんでもない政策を断行しようとしているのか。それを餌に、さらに外資を引きずり込みたいという戦略なのです。

 戦略特区構想の中には、公共交通機関の24時間運行も盛り込まれています。これが実現すれば、労働者は終電を理由に仕事を切り上げることも許されず、止めどなくサービス残業をさせられかねません。

 さらに、雇用面では、労働者移動支援助成金の拡充を打ち出す一方で、企業の解雇規制の緩和を画策している。これが意味するものは、政府は転職支援のセーフティネットを準備するので、企業は正社員でもバンバンクビを切っていい。つまり、アメリカ型の弱肉強食の仕組みにしたいということなのです。


 

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コメント
 
01. 2013年7月09日 10:36:22 : nJF6kGWndY

>成長戦略の本質は、規制緩和・市場原理主義を徹底
>ただでさえ疲弊している地方にさらに追い討ちをかける

逆だろう

格差は拡大しても、大都市が雇用と税収を生み出せば、地方の衰退も減速する

ただし、どうせ成長戦略は既得権者によって骨抜きになるから、あまり心配しても意味はない


02. 2013年7月09日 12:34:57 : niiL5nr8dQ
“デフレの申し子”外食に量販店、値下げと値上げの間で揺れる苦闘の舞台裏
Business Journal 7月8日(月)18時15分配信
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「あきんどスシロー HP」より
 100円ずしが消える? 低価格が売り物だった回転ずしチェーンが単価の高い商品を出し始めた。あきんどスシロー(豊崎賢一社長、非上場)は4月から首都圏の店で1皿189円のメニューを始めた。8月に全店舗(350店)に拡大する。「全皿105円」が定番だったがアベクロ(安倍&黒田)効果による景気回復ムードの先行で「少し高くてもおいしい方がいい」という消費者が増えたと判断した。

 回転ずし店は1990年代まで牛丼店やハンバーガー店と同様、個人客を狙った駅前の小型店が中心だった。2000年代に入ると、大手はボックス席中心の郊外大型店を展開し急成長した。市場規模は5000億円と推計されており、6000〜7000億円とされるハンバーガー業界に迫る勢いだ。

 デフレの申し子といわれた企業群が、いずれも苦闘している。価格戦略は値上げと値下げに大きく分かれた。

 マクドナルドは値上げした。2005年に始まった100円マックは“ワンコイン商品”の先駆けとなり、デフレの代名詞ともなった。その日本マクドナルドホールディングス(原田泳幸会長兼社長)は5月から100円バーガーを120円に値上げした。「増税と同時に値上げすれば、消費は冷え込む」とみて、円安による食材の輸入価格の上昇を理由に、先手を打って値上げに踏み切った。

 マクドナルドは6月24日に、これまでで最も高い値段となるハンバーガーの新製品「クォーターパウンダーBLT」(520〜570円、地域によって異なる)を夏季限定で発売した。これまでは480〜490円が最高。通常のハンバーガーの2.5倍の肉を使い、焼いたベーコンやレタスを挟んだ。ドリンクとフライドポテトを組み合わせたセット価格は830〜870円となる。原田会長兼社長は新製品発表の記者会見で「値段を下げたことで、商品価値も下がったことは反省点」と述べ、低価格を売り物にしてきた従来の路線を否定してみせた。

 牛丼の吉野家ホールディングス(河村泰貴社長)は値下げ組だ。4月から牛丼「並盛」の定価を380円から280円へと100円値下げした。ライバルの「すき家」(ゼンショーホールディングス、小川賢太郎会長兼社長が運営)、「松屋」(松屋フーズ、緑川源治社長が運営)との低価格路線に距離を置いてきたが、一転して参戦した。「来店客数が3割増えれば、売上高は2割増える」と読んで薄利多売に舵を切った。

 吉野家の4月の既存店の客数は前年同月比で13.6%増え、売上高は同11.1%増となった。既存店の売り上げが前年実績を上回るのは、実に7カ月ぶりのことだ。

 デフレの申し子の代表選手は家電量販店である。家電エコポイント制度と地上デジタル放送移行に伴う需要の先食いの反動で、薄型テレビが極度の販売不振に陥り、氷河期に突入した。

 最大手のヤマダ電機は、創業者の山田昇会長が6月27日付で社長に復帰。一宮忠男社長が副社長になるのをはじめ、全役員が1階級、格下げとなる。異例の全役員の降格で、難局を乗り切る構えだ。

 ヤマダは中国事業の読みも誤った。沖縄県・尖閣諸島問題による日中関係の悪化を引き金に日本製品の買い控えが起こった影響から、12年3月にオープンしたばかりの中国・南京の大型店を5月末に閉鎖した。天津店は6月中に閉めた。瀋陽店は当面、営業を続けるが、サプライチェーンの構築が思うように進まないことから、積極的に出店する方針だった中国市場は、抜本的な見直しを迫られ、今後、東南アジアに軸足を移す。

 10年2月期に売上高が2兆円を突破し、次のステップとして3兆円の目標を掲げたが、その後は縮小の一途をたどる。ベスト電機買収を発表したときには、売上2兆円回復といわれたが、ふたを開けてみれば13年3月決算もベストと合算しても2兆円に手が届かなかった。ことごく読みが外れている。それでもヤマダの減益幅は同業他社に比較すれば、よく踏みとどまっているほうだ。2番手以下の家電量販店は総崩れの状態だからだ。

 昨年、ビックカメラがコジマを、ヤマダがベストを買収したとき、家電量販店業界は、ヤマダ、エディオン、ケーズホールディングス、ビック、ヨドバシカメラの5大グループに集約された後に、大手同士の事業統合という再編シナリオが語られた。ところが、ここへ来て、大手同士の再編観測は影を潜めた。業績が悪化しているためだ。合併効果が出ないことがわかってきただけではない。家電量販店の敵は同業他社ではなくなった。米アマゾンに代表されるインターネット通販が最大の脅威となってきた。

 そのアマゾンだが、注目すべき動きがあった。13年3月期決算で初の営業赤字に転落したエディオン(久保允誉会長兼社長)がアマゾンの通販サイトに、今春、出店した。今後、さらに提携を進め、アマゾンの物流センターをエディオンが利用したり、エディオンの各種アフターサービスをアマゾンの利用者に提供することを検討するのではないか、と家電量販店業界では見ている。

 ネット通販の脅威は2つある。1つは量販店がショーウインドー化することだ。消費者は店頭に行き、実物の商品を実際に触って確かめるが、その店舗では買わない。その場でスマホ(スマートフォン)を活用して、同じ商品を一番安く売っている通販サイトから購入する。若い女性は百貨店でファッション衣料の品定めをして安い専門店で購入する消費行動をとるが、家電にも、これが及んできた。

 2つ目は価格だ。ネット通販のほうが家電量販店より安く購入できるようになった。これは家電量販店にとっては死活問題だ。ネット通販の価格に対抗するためには、仕入れコストを引き下げるしかない。異業種と提携するか、自前のネット部門を強化するためにネット通販会社を買収するという選択肢が考えられる。

 ヤマダ電機が力を入れる住宅(エコハウス)事業も、まだ黒字化していない。14年4月の消費税増税で家電市場が一段と冷え込むのは避けられない。ケーズホールディングス(加藤修一会長)、ビックカメラ(宮嶋宏幸社長)も安閑とはしていられない。異業種を巻き込んだ再編は、これからが本番だ。

●紳士服チェーン大手は女性に的を絞る

「消費が盛り上がっても、紳士服の購入は後回しにされやすい」。コナカ(湖中謙介社長)の沼田孝専務は、3月中間決算の発表の席上でこう語った。コナカの本決算は9月である。アベノミクスによる消費押し上げ効果が出るのは、まだまだ先だ。

 紳士服チェーンのAOKIホールディングスと青山商事は、13年度に出店数を大幅に増やす。AOKIは2014年3月期に過去最多となる50店を開業。今後5年で最大320店を開く計画だ。初期投資を従来より2割抑えた低コスト店を九州や東北など、これまで手薄だった地域に展開する。

 主力の紳士服スーツ市場が先細りするなか、店舗網を広げ、婦人スーツの販売に力を入れる。婦人スーツの専用売り場を設け、20代〜30代を中心にOLや主婦の新規需要を掘り起こす。

 紳士服チェーンで年間50店の出店は、最大手の青山商事が89〜94年に50〜90店を出店して以来の規模となる。AOKIでは店舗の出店コストを1店当たり1億円未満としており、従来の8割程度とする。LED照明を採用、光熱費も2割削減できるという。

 郊外店を主力に全国に800店を展開する業界首位の青山商事は、13年度に出店数を前年度の2倍の25店とする。年間25店という規模の新規出店は7年ぶりのことだ。

 青山商事は会社帰りのOLや、買い物途中の主婦が立ち寄りやすい主要駅の駅前に、新規に出店する。12年度には渋谷駅前など東京都心部の「洋服の青山」3店で婦人服専用フロアを設けた。今後も、女性客が買い物しやすい店づくりに取り組む。

 各社はクールビズ商戦でも、女性版クールビズの提案に本腰を入れる。男性より服装の自由度が高い女性は、クールビズの浸透が遅れている。

 青山商事は女性ファッション誌の広告出稿に力を入れ、若者向け店「ザ・スーツカンパニー」で、洗える女性スーツの販売を3倍に増やすという。

 矢野経済研究所によると、12年(暦年)の紳士服の市場は5年前より1割縮小した。少子高齢化に加え、団塊世代の大量定年や「クールビズ」による服装のカジュアル化などの影響で、紳士スーツは今後も落ち込みが続く見通しだ。

 紳士服の量販チェーンも、デフレの申し子といえるだろう。

編集部
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最終更新:7月8日(月)18時15分



アベノミクスで法人の宴会や出張が復調 年後半の伸長に期待
SankeiBiz 7月8日(月)8時15分配信

列をなす乗車待ちのタクシー。企業業績の回復に伴い、経費も復調してきた=東京・銀座(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 企業業績の回復を受け、ビジネス利用の宴会需要や出張が復調してきた。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による円安傾向や消費ムードの改善が追い風になっている。関連業界では、実体経済が本格的に回復する年後半以降、「目に見えて(需要が)伸びる」(関係者)ことを期待している。

 「6月以降、チケットなどの法人利用客数が前年同月比で1割ほど増えた。企業が開くホテルでの催事や宴会が回復したようで、終了後の乗車が増えている」。都内大手タクシー会社の営業部長はこう話す。

 ザ・プリンスパークタワー東京(東京都港区)では、法人接待の多いレストラン5店の利用が4、5月で人数、売上高とも前年同期比で約3割増。法人の宴会場予約は4〜9月で同1割増で、「新商品発表会や顧客招待会での利用が増えている」(担当者)。帝国ホテルでも最近、企業主催の宴会件数が前年同期比で約5%増えたという。

 国内出張も活況だ。日本旅行の企画商品で、地方から東京行きの宿泊と交通をセットにした「出張パック」の集客数は4〜6月で前年同期比で15%増えた。またJR東海が扱う東海道・山陽新幹線のチケットレスサービス「エクスプレス・カード」の7月の予約状況は前年同月比10%増で、ビジネス利用が相当数を占めるとみられる。

 海外出張では日本航空や全日本空輸で、北米や東南アジア路線のビジネスクラス利用が春先から堅調という。特に北米路線は「自動車関連業界の利用が増えている」(全日空)。企業の海外視察旅行を企画するJTBのグループ企業では、今年度下期(10月〜来年3月)の取扱高が前年比プラスとなる見通しだ。

 こうしたビジネス利用の増加が目立ってきたのは4、5月にかけての時期で、東京証券取引所に上場する企業の、2013年3月期連結決算発表が本格化してきた時期と重なる。決算ではアベノミクスへの期待から円安が進んだことで、自動車や電機など輸出関連の製造業を中心に業績が大きく改善した。

 法人需要の関係業界は今後、アベノミクスが実体経済に波及して回復が本格化することに期待をかける。

 帝国ホテルの担当者は「宴会利用は、企業業績の回復から半年くらい遅れて表れてくる傾向がある。今秋以降に期待したい」と話す。

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最終更新:7月8日(月)15時10分


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