★阿修羅♪ > 経世済民81 > 288.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
メタンハイドレートは、シェールガス上回る切り札
http://www.asyura2.com/13/hasan81/msg/288.html
投稿者 palクン 日時 2013 年 7 月 23 日 13:48:31: mWJq7xP6mpLMg
 

http://toyokeizai.net/articles/-/16008

政府は1兆円を投じて100年分のエネルギー採掘へ?

 日本のメタンハイドレートの採取成功は、今や世界的な話題になっている。今年3月のこと、日本政府は地球深部探査船「ちきゅう」による調査で渥美半島の80キロメートル沖、水深1000メートルの場所に眠るメタンハイドレート層から天然ガスを取り出すことに成功した。

 シェールガスやシェールオイルの産出が期待できない日本にとって最後の切り札、いや21世紀の日本に吹いた神風といってよいだろう。

・シェールより、はるかに環境に優しいメタンハイドレート

 メタンハイドレートは、低温高圧の環境で天然ガスの主成分であるメタンと水が結合した氷状の物質だ。シャーベット状の燃える氷をイメージしてもらえればよい。メタンハイドレートのすばらしい点は、シェールガスよりもはるかに「エコ」であることだ。このメタンガスを燃やした時に出るCO2は、何と石炭・石油の約半分である。逆にエネルギー量は高く、シェールガスの2倍以上におよぶ。

 これが日本近海に大量に眠っているのだから驚きである。推定では、日本が使う天然ガスの100年分があるというのだから、エネルギー不足に泣かされてきた日本にとっては大変なことであり、社会・経済に与えるインパクトはすさまじい。しかし、これまでは存在はわかっているが、技術的に採取できるまでにはあと30年とも50年ともいわれていた。つまりはメタンハイドレートは日本の宝物であるが、実用化については夢のまた夢であったのだ。

 しかし、世界に冠たる日本の高度技術力はこれをやり遂げてしまった。また、最近になって海底7000mでも水圧に屈することなく動き回れる海洋艇の開発にも成功しており、メタンハイドレートの深海に眠る分の採掘には有効な手立てが整った。

・政府見通しの「2023年商業生産」から前倒しも?

 こうした状況下で先ごろ、天然ガスプラント大手の千代田化工建設は100億円を投じ、天然ガス/海底原油採掘大手の英エクソダスを買収し、メタンハイドレート開発にはずみをつけた。こうなれば、ライバルの日揮や東洋エンジニアリングなどのプラントメーカーも黙ってはいないだろう。何しろ、天然ガスプラントは日本メーカーの独壇場であり、圧倒的強さを誇る。高度な技術力を持つ各社が、メタンハイドレート開発に全力を上げていけばかなり早い時期の実用化が期待できるのだ。

 政府の見通しでは、10年後の2023年をめどにメタンハイドレートの商業生産開始としているが、これを前倒しするような話が先ごろ筆者の耳に飛び込んできた。アベノミクスで世界の注目を浴びるその人、つまりは安倍首相が先ごろ日本政策投資銀行の幹部を呼び、「メタンハイドレートに日本政府は命をかける。1兆円の資金を投入したいから、あらゆる準備をしたい」とひそかに指示したというのだ。米国発のシェールガス革命をうらやましげに指をくわえて見ていた日本は、「メタンハイドレート革命」という世界初の快挙を成し遂げるべく、全速全開で開発の方向に狙いを定めた。

 渥美半島沖の海底探査に続いて、日本海の佐渡エリアにおいてもJX日鉱日石開発のテスト採掘が始まる。さらに、小笠原諸島の南鳥島にはメタンハイドレートだけでなく、コバルトマンガンなどのレアメタルやレアアースも確認されており、レアアースは日本海側にもあるといわれている。

 推定埋蔵量は中国の約30倍ともいわれるこれらのレアアースを採掘できれば、中国に依存していた希少金属の世界でも日本は一歩抜け出せることになるのだ。考えてみれば、今から約20年前、日米の両国で、GDPは世界の約40%もあったのだ。もう一度東京オリンピックを!もう一度日本の大復活を!  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2013年7月23日 13:58:03 : niiL5nr8dQ
 生産コスト 米国産シェールガスの15倍以上、日本のLNG輸入価格の3倍以上 (青山氏)  
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130604-00000527-playboyz-soci

「海底下の資源の有無は音の反射を利用する物理探査法で調べていますが、多大な時間とコストがかかる上、失敗することも少なくありません。
その上、水深1000m以上の海底で数百mも穴を掘ったり、ガスを取り出す作業を行ないますから高コストになるのも当然。
技術改良でどこまでコストを削減できるかが喫緊(きっきん)の課題です」(青山氏)

国の計画は絵に描いた餅? だが、これは太平洋側に限った話である。
より実用性の高いメタンハイドレートはむしろ、日本海の海底に眠っていたのだ。

■本当に狙うべきは日本海の表層型!

国のメタンハイドレート開発は約10年前に始まり、これまでに総額500億円以上の予算が注がれた。

「ただし、それは太平洋側に限定されたもので、日本海側はほぼ手つかずの状態でした」(青山氏)

そこで青山氏ら共同研究グループは03年に日本海側で独自の探査に着手。
04年に早々と新潟県の上越沖で驚愕の事実を発見した。 

【関連記事】
アメリカの「シェールガス輸出解禁」で何が変わる?
“ミドリムシ燃料”で日本が産油国になる?
次世代エネルギー・核融合発電は第二の原発なのか?
アメリカはシェールガスを日本とのTPP交渉の駆け引きに使ってくる
海には石油30万年分のマグネシウムが溶けている
最終更新:6月5日(水)17時40分週プレNEWS

21: 名無しさん@13周年:2013/06/05(水) 09:30:12.32 ID:3mN5BNgG0
日本海側の方が簡単って言っている奴がいるが、海底面にほぼ露出してたら
少しの影響で不安定化して気化するから、結局大平洋側の安定したところで技術確立するしかないんだよな
日本海側はそれから


 
www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1306/11/news017.html‎
日本海でもメタンハイドレートの調査開始、海底の浅い部分にある「表層型」
3月に三重県沖で世界初の産出試験に成功したメタンハイドレートの開発が日本海側でも始まった。新潟県の上越沖と石川県の能登半島西方沖の2か所を中心に、海底から浅い場所にある「表層型」と呼ばれる種類のメタンハイドレートの潜在量を3年間かけて詳しく調べる。
[石田雅也,スマートジャパン]
共有 プリント/アラート
 将来に向けて国産の天然ガスと期待されるメタンハイドレートの開発が着々と進んでいる。太平洋側に比べて潜在量の調査が遅れている日本海側でも政府の主導による本格的な調査が始まった。

 上越沖と能登西方沖の2か所を対象に、調査船から発信する音波を使って海底直下の地質構造を調べる(図1)。6月8日に調査船の「第七開洋丸」が新潟県を出港して約1か月半にわたる地質調査を開始した。

methane1_sj.jpg
図1 地質調査を実施する海域。出典:資源エネルギー庁
 メタンハイドレートはメタンと水が結晶化した氷状の物質で、加熱あるいは減圧することによってメタンガスと水に変わる。日本近海の海底に膨大な量の存在が見込まれていて、特に太平洋側の愛知県沖から三重県沖に広がる「東部南海トラフ」が有望視されている(図2)。このトラフ(海溝)で3月に世界で初めてメタンハイドレートの産出試験に成功したことは記憶に新しい。

methane3_sj.jpg
図2 日本近海のBSR(海底疑似反射面)の分布状況。BSRはメタンハイドレートが存在することを示す。出典:石油天然ガス・金属鉱物資源機構
 一方、日本海側でもメタンハイドレートの存在は確認されているものの、これまで開発は遅れていた。というのも、メタンハイドレートは海底のどの地層に含まれるかによって2種類に分けられ、それぞれで採掘の難易度が違う。

 太平洋側のメタンハイドレートは水深が1000メートル程度の海底から数百メートル下にある砂層に含まれていることが多く、「砂層型」と呼ばれている(図3)。これに対して日本海側では水深が500メートル程度の海底のすぐ下の層に含まれる「表層型」が多い。

methane2_sj.jpg
図3 砂層型のメタンハイドレートの掘削方法。出典:資源エネルギー庁
 一見すると表層型のほうが採掘は簡単なように思われるが、表層にあるため採掘時に自噴してガスに変化してしまい、回収することが難しい。砂層型と比べて採掘方法の研究・開発が進んでいない状況だ。

 当面は日本海側の潜在量を詳しく調査しながら、採掘方法の研究・開発を進めることになる。調査の主体になる資源エネルギー庁は2015年までの3年間をかけて、上越沖と能登西方沖を中心に広い海域で資源量の調査を実施する。調査船を使って音波による探査を7月20日まで続けた後、さらに海底近くまで潜航できる無人の自律型巡航探査機で地質を詳しく調べる。

 政府は国家戦略としてメタンハイドレートの商業生産を急ぐ計画で、2018年度をメドに採掘方法を含む技術基盤の確立を目指す。2020年代の半ばには民間企業が商業生産を開始できるようにすることを目標にしており、太平洋側の砂層型と日本海側の表層型の開発を並行して進める方針だ。


02. 2013年7月23日 14:46:18 : EbrYOY8LOw
日本は海底領土も入れると、世界6位の国土保有国だ。金、天然ガス、レアメタルその他資源が海底に豊富にある。この時勢、輸入で苦労するより、早急に全国力をあげて開発し、軌道にのせてもらいたいものだ。狸しか通らない山川に橋、トンネル、をつくり土建屋やその利権で儲ける自民党では無理かもしれないが、中には、まともな人もいるだろう。この分野で、産業,雇用が造れば、2重マルだ。

03. 2013年7月23日 23:42:18 : Leq45E6jPg
>>02
真に「国益」にかなったまともな政治家は、CIAの手先が動いて必ず潰されます。
それが植民地日本の宿命です。これは、国民が覚醒して抵抗しなければ今後も続きます。

小沢氏がいつも言う「天命」というのは、国民の側が覚醒した時にはいつでも
自分は使命を果たすつもりだ、という意味でしょう。

残念ながら、小沢氏の肉体的寿命が尽きる前に覚醒は起りそうにないですね。
まあ、50年100年なんて年表の上では一瞬ですから、私の孫の時代には何とかなっているかな?


04. 2013年7月24日 07:56:04 : qXSod70BBQ
じゃ、国内の全原発は廃炉決定!!


05. 2013年7月24日 15:08:21 : e9xeV93vFQ
焦点:アルゼンチン、シェールガス・オイル開発めぐり保護主義を転換
2013年 07月 24日 14:56 JST
[ブエノスアイレス 23日 ロイター] - アルゼンチンはここ数年、愛国主義的かつ保護主義的な傾向を見せているが、国内のエネルギー分野を活性化し、減少する生産を引き上げるため、自国のバカムエルタ・シェールオイル・ガス田をめぐり海外からの投資を求めている。

国内最大手のエネルギー企業YPFを国有化してから1年後。アルゼンチン政府は規制を緩和し、米石油大手シェブロン(CVX.N)と12億4000万ドルの生産契約を締結した。

2002年のデフォルト(債務不履行)以降、国際資本市場への復帰を果たせておらず、YPF国有化に伴うスペイン石油大手レプソル(REP.MC)への補償も済んでいないアルゼンチンにとって、今回の契約はエネルギー確保の面で重要で、投資呼び込みに向けた転換点になるとみられている。

一方で、10月にフェルナンデス大統領の行方を占う国政選挙を控え、政府の路線転換は政治的リスクもはらんでいる。反対勢力は大統領が米石油大手に利権を与え過ぎだとして、姿勢の振れを非難している。

国内の石油コンサルタントは自由に話すために匿名を希望し、「アルゼンチンはシェールガス開発を進めなくてはならない。不幸なことに、国の信用がないため、多くの利権を与える必要があった」と解説する。

シェブロンは今月16日、西半球で最大級のエネルギー埋蔵量を持つとみられているバカムエルタの開発をめぐり、国有化されたYPF(YPFD.BA)と契約を結んだ。

アルゼンチン政府は契約に当たり、外為規制を緩和。フェルナンデス大統領は自国経済における国家の役割を拡大すると約束し、2011年に再選された経緯があるものの、政府はシェブロンとの契約が発表される直前になって、5年間にわたり少なくとも10億ドルを投資している石油企業に対し、アルゼンチン内で生産した天然ガスなどの最大20%を無税で輸出することを認める布告を出した。

また、バカムエルタを開発し、そこから輸出する企業に対し、利益をアルゼンチン国外に外貨として保持することも認められる。その他の合弁には認められていない利点だ。

<迫られる譲歩>

バカムエルタをめぐっては、国内企業のブリダス・エナジーもYPFと仮契約を締結しているが、投資計画が最終合意に至ったのはシェブロンが初めてだ。

企業投資呼び込みの成功を握るのは政府の譲歩かもしれない。アルゼンチン政府は、2012年のYPF国有化などをめぐって浴びせられる非難を抑えようとしている。

一方で、民間エコノミストが25%だと指摘するインフレ率も投資家の懸念を高めている。

アルゼンチンの貿易赤字はエネルギー分野だけで過去12カ月間で45億ドルとなっており、消費する天然ガスの約4分の1を現在輸入に頼っている。

米コンサルタント会社メドレー・グローバル・アドバイザーズでアルゼンチン分析を担当するイグナチオ・ラバキ氏は「アルゼンチン政府はバカムエルタ開発やエネルギー確保に民間投資が必要であり、それが不足すれば貿易赤字や財政に大きな負担がかかるということに気付いている」と述べた。

米エネルギー省の報告書によると、アルゼンチンでは頁岩(シェール)層に802兆立方フィートの天然ガス、270億バレルのオイルが埋蔵されており、シェール層の大部分がバカムエルタに位置している。

これにより、アルゼンチンは中国に続き、世界2位のシェールガス埋蔵量を持つほか、世界4位のシェールオイル埋蔵量を持つことになる。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

 次へ  前へ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民81掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民81掲示板
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧