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金融機関のブラックリストのホント〜削除要求も可能、スマホ料金滞納でローン組めない? (Business Journa) 
http://www.asyura2.com/13/hasan82/msg/149.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 8 月 27 日 07:37:00: igsppGRN/E9PQ
 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130827-00010001-bjournal-bus_all
Business Journal 8月27日(火)6時20分配信


「ブラックリスト」という言葉を聞いて、どんなイメージを持たれるだろうか?

 真っ黒な閻魔帳を想像するだろうか。自己破産したりした人が載っているリストだろう、というくらいに漠然と知っている人もいるかもしれない。また、自分がブラックリストに載っているかどうか、不安に思っている方もいるだろう。

 そこで、ブラックリストの意外と一般に知られていない情報を探ってみようと思う。ブラックリストと呼ばれるものは、正しくは信用機関に登録される事故情報のことだ。事故といっても交通事故などではなく、金融機関等におけるネガティブ情報・ブラック情報を事故情報と称し、これが登録されている。

●信用機関に登録される事故情報

 どういうものが事故情報とされるかというと、金融機関から借り入れたお金の返済や、カードでの買い物や公共料金の支払いを、返済・支払い予定日より一定期間(多くの場合、3カ月ぐらい)遅れた場合や、繰り返し遅れる人がまず挙げられる。残高不足で引き落としができなかった場合は、半月後の再引き落としまでに入金が間に合えば延滞扱いにはならない。

 ふたつ目は、借金を返済できなくなり、保証会社などが代位弁済した場合。

 3つ目は、弁護士・司法書士などを通して債務整理をした場合。債務整理とは、自己破産・任意整理・民事再生などに分けられる。自己破産は、裁判所を通して、自分の保有する資産等をすべて手放す代わりに、借金等の債務もすべて免責してもらう、という制度だ。また、任意整理は、債権者(金融機関等)と話し合いによって、利息を免除などにより、返済可能な額にまで借金を圧縮することをいう。最後の民事再生は、住宅ローンは返済し続ける前提で住宅を手元に残し、その他の債務は免除するという制度で、裁判所が求めるいくつかの条件に合致する場合にのみ認められる、特例的な仕組みだ。

 信用機関には、大きく次の3つがある。銀行系の信用機関である全国銀行個人信用情報センター(略称「KSC」)、信販系の株式会社シー・アイ・シー(CREDIT INFORMATION CENTER CORP.略称「CIC」)、消費者金融系の株式会社日本信用情報機構(JICC)だ。

 これらの信用機関に、自分の情報がどのように登録されているかを問い合わせることができる。それぞれのホームページを見ると、照会方法が載っているので、それに従って情報開示請求をすると、請求した本人の登録情報が、封書で送られてくる。1000円くらいで取り寄せられる。

 一度ブラックリストに載ってしまうと、一定期間は新たにお金を借り入れたり、ローンを組んだりすることができない。もちろんクレジットカードもつくれない。

 この期間については、自己破産や民事再生に関しては、破産決定または免責決定の日から10年くらい、任意整理の場合は全額弁済してから5〜7年といわれている。

●全額返済した後、交渉によってブラックリストから消してもらえた話も……

 信用機関に登録されている情報は、属性(氏名・住所・電話番号・勤務先の名称、住所、電話番号)、借入先と金額。そして、この借入先の欄に、「貸倒(返済不可)」「異動(延滞)」などと事故情報が記載されることになる。

 また、最近よくある過払い金返還請求。これは消費者金融等に払い過ぎた分を取り戻すためのもので、知らずに支払ってしまった債務者としては当然の権利だが、業者が返還させられた腹いせに、信用機関に事故情報扱いにして登録することがある。万一このような経緯でブラックリストに載ってしまった場合は、その業者に取り消すように求めることができる。

 これは特別な例かもしれないが、任意整理をした人が、全額返済した後に、弁護士を通して「全額返済したのだから貸し倒れではない。信用機関に登録した情報を削除してほしい」と業者に交渉した結果、ブラックリストから消してもらえた、という話もある。

 さて、掲載期間が過ぎて、信用機関のブラックリストからは消えても、債務整理をした当該貸金業者の自社データには、そのことが残っている可能性が高いので、当該金融機関及びその親会社の銀行からは、再度融資を受けることは難しいと思ったほうがいいだろう。

 さらに、信用機関に掲載される期間が過ぎて、情報が消えたとしても、30代以上ならば、通常はどこの金融機関からいくらの借り入れがあるとか、若しくは住宅ローンや割賦販売の情報などがあるはずだが、それらが何も載っていない人は、現代においては珍しいので、「過去に事故があった人かも」と類推されてしまうため、審査の厳しい銀行系では融資を受けにくいことも……

 その場合、信販系や消費者金融系でカード作成をするなどの“実績”をつくってから、再チャレンジするのもひとつの方法だ。2年ほど毎月返済している記録を残せば、信用が上がり、審査に通るようになるかもしれない。

●借り入れすらしたことがなくても、支払いが滞ったりしていれば、ブラックリストに載ることも・・・

 ローンや借入金の返済、カードショッピングの支払いはきちんとしている場合でも、携帯電話などが盲点となることがある。スマートフォンなど、年々高価になってゆく携帯電話について、ローンを組んだような認識はあまりないかもしれないが、一括払いをしていない限りは、割賦販売契約になっているはずだ。つまり、電話料金の支払いが何度も滞ったりすれば、ブラックリストに載ることもあり得る。十分に気をつけよう。

 要するに、いま借金がいくらあるか? 収入がいくらあるか? ということ以上に金融機関が重視しているのは「まじめに返済する人かどうか」という点。最近特にその傾向は顕著になっており、今後の人生設計のためにも、「返済日・支払日は守る」これだけは注意するべきだろう。

編集部


 

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