かといってQE解除して金利を上げるわけにもいかないし

こうやって値上がりが続けば、国産の価格競争力も高まり、生産も多少はプラスになるから

そう悪いことばかりでもない

http://www.k5.dion.ne.jp/~tofu/3-6.html
国内産の大豆の方が、あらゆる面で優れていると分かっていても、輸入大豆に頼らざるを得ないのは、価格の差です。国内産の大豆は輸入大豆の二倍以上もするのです。当然、原料の価格は商品価格に反映されます。原料の大豆が高くなれば、豆腐の値段も高くなってしまうのです。また、国内の大豆生産量の少なさから、不作の年には良質の大豆の確保が難しくなり、さらに大豆の価格は上昇してしまいます。同じ価格の大豆なら、全ての業者が国産大豆を使用するでしょう。同じ価格の豆腐なら、全ての消費者が国産大豆を使用した豆腐を買うでしょう。しかし、現状ではそれは難しいことなのです。価格にこだわるのか、味にこだわるのか。頻繁に食べる豆腐だからこその悩みかもしれません。

国産乾燥大豆　　水分１２．５グラム　タンパク質３５．３グラム　脂質１９．０グラム
米国産乾燥大豆　水分１１．７グラム　タンパク質３３．０グラム　脂質２１．７グラム

輸入物価の値上がりは通貨価値の毀損（円安）によるものであって、それをもって国産モノの価格競争力が上がるというのは消極的な意味に於いてであり、国内消費者にとって有難い事では決してない（買物が安くなる訳ではない）。国産品の生産効率向上や生産量増加（即ち生産者の努力）による積極的価格下落によって、初めてその製品自体の価格競争力が向上したと言い得る。