★阿修羅♪ > 経世済民82 > 576.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
離職率28%→4%へ 背景に「3つのコース」〈AERA〉 
http://www.asyura2.com/13/hasan82/msg/576.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 9 月 21 日 11:43:23: AtMSjtXKW4rJY
 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130921-00000004-sasahi-bus_all
AERA  2013年9月16日号


 今、多くの企業でワークライフバランス(仕事と生活の調和=WLB)の環境を整備しようとする取り組みが広がっている。その背景を、WLB施策に詳しい法政大学キャリアデザイン学部の武石恵美子教授はこう話す。

「日本の企業は画一的な働き方で成長してきたが、国際的競争に勝つためには、企業内でダイバーシティー、つまり多様性を生かすことが不可欠となった。そのための能力を発揮する条件整備という点で、ワークライフバランスは企業の経営戦略の一環として必要になってきた」

 目立つのが、東日本大震災を機に、節電対策で取り入れたサマータイムを「定時」に変える企業だ。震災をきっかけに「始業・終業の1時間前倒し」を始めたユニ・チャームは、

「一日の生産性が大きくUPしました」(企画本部)

 例えば、午前中に会議の準備→会議→会議フォローアップまで完結し、午後にはもう実行に移せるようになったという。今年3月期の同社の決算は売上高11期、営業利益6期連続での増収増益となった。

 そもそもWLBという概念は、1990年代の不況下にあった米国で広まった。今や企業の成長にはWLBの推進は不可欠とされながら、日本では後回しにされ、なかなか根付かない理由について、先の武石教授は、「働き方が、共有の問題になりにくい構造がある」と指摘する。

 育児や介護などの問題を抱える会社員も少なくないが、ライフよりワークが大切という考えが根強い日本社会では、WLBという意識を持ちにくいという。

「これからの企業に求められるのは、画一的になりがちな職場の勤務時間を見直すこと。個人の事情に合わせ、柔軟な働き方ができるようにすることが大切です」

 多様な就労ニーズに応える制度を設け長期的な競争力を培うことに成功したことで知られるのが、ソフトウエア大手のサイボウズだ。
 
97年創業の同社は、年間の離職率がピーク時の05年は28%にも上った。そこで08年、月残業時間が40時間程度のワークライフバランス型の「PS」と、残業なしか、もしくは短時間勤務のライフ重視型の「DS」のいずれかを選べる制度を導入。11年には、裁量労働制のワーク重視型の「PS2」もスタート。3コースは給与体系が異なり、約300人の社員は基本的に理由を問わず、どれかを選ぶことができる。さらに上司と相談すればいつでもコースを変えられ、今では離職率は4%になった。

「新卒者の定期採用で人員を確保できるようにもなりました。中途採用をあまりしなくてもよくなり、採用コストや教育コストが低下しています」(同社)


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

 次へ  前へ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民82掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民82掲示板
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧