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米国を断末魔の財政破綻とやがてのUSA体制の分解へと導いてきた”見えざる手”。
http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/238.html
投稿者 福助 日時 2013 年 10 月 16 日 01:31:28: Bec2vmwBuKH7M
 

”見えざる手”といえばアダム・スミスの有名な言葉であるが、

素晴らしい言葉使いなので借用させて頂いたと言いたいところであるが、

スミス先生に申し訳ない事と、

それにもう一つの理由として、

スミス先生のこの言葉には、

”意図的”との意味が含まれていないので、

それで、

”隠れた手”との表現を使わさせて頂こう。


さて、

米国は第二次大戦における最大の戦勝国となった事により地球上において最大の強国と一時はなったのであるが、そしてこれは第一次大戦への参戦をも踏まえた結果であったのだが、

ベトナム戦争での失敗・敗北から戦争中毒に陥り(嵌められたと看做される)、遂には合衆国(USA)という超軍事金融帝国主義体制を骨粗しょう症的崩壊へと歩むに至ったのである。

しかし、この過程は途中まで大英帝国の衰退過程と反比例の関係で動いてきている事に注目すべきであろう。

第一次大戦から第二次大戦を経てベトナム戦争の終結までに至る時期は大英帝国の限りなく衰退の道であり、一方、米国の帝国主義的興隆と爛熟の過程であった。

米国の現在の衰退はただ単に自然なものと考えられるであろうか。

経済活動は人間の意志によるものだ。

国家が巨大であることにより人間の意志を離れて文明が勝手に物理的動きをすると看做すのは人間の意志力を理解しない故であろう。

私はそうは考えないのだ。

私の目には米国がイスラエルに似た役割を担わされて富を食い尽くされてボロボロに追い込まれて使い捨てにされた(いや未だされつつあると言うべきかも)と見えるのだ。

イスラエルは中東というイスラム国家群、これは石油資源を国財として持つ強力な潜在的力を持つ地域なのであるが、これを押さえつけて支配する為にシオニズムイデオロギーを敵対的目的に利用的に使おうとして誘導的に造り上げられた国家としての性格が濃厚であると考えている。

このイスラエルはアラブ・ペルシャのイスラム圏の広大な地域の中での小国であり資源も乏しいので対中東支配の為の道具としての役割しか果さない。

ところが、米国即ちUSAは最大の戦勝国となった事により世界最大の富を持つ国となった事により、世界的規模での支配とコントロールの物理力として利用される運命を招いたと考えられるのである。

米国(USA)を利用して、その富を軍事に向けさせて軍事力を世界的に展開させて世界支配に利用しようと図られたと考えられる。

その戦略に沿って行われたのがベトナム戦争であろう。

これはベトナムから半鎖国状態にあった中国を竹のカーテンをこじ開けようとする侵略戦争であったと考えられる。

しかし、これは巧く行かなかった。

その失敗により米国経済は傾き坂道を下り始めた。

そこで世界各地で民族解放闘争が高まることとなった。

それ故に、民族解放闘争の動きのエネルギー源となっているソ連を弱らせる必要が生じ、イラン革命を誘導しイスラムを興隆させて隣のアフガニスタンに興隆を飛び火させてソ連軍を誘い込んでチェルノブイリ原発破壊(テロの可能性高し)を経てやがてのソ連崩壊へと至らしめたのである。

それらの過程で米国経済はますます坂道を下ったが世界支配の軍事的物理力として使われつつ、且つそれによる戦争経済による延命の路を生かされる事なり、それにより国内の富を消耗させられる言い換えれば収奪される事になったと考えられる。

詰まりは米国の愛国者達とは異なった外国勢力とそれに通ずる国内勢力によって食い尽くされたと考えられるのである。上部は欧州の勢力だろう。

詰まりは米国はかつて独立はしたが、残念ながら植民地国家に再び仕立て上げられて収奪され尽くすに至ったという事である。

USA体制は大きすぎて不自然なのだ。歴史の浅い植民地由来国家が急激に帝国主義的に拡大した為にその力を利用し尽くされて帝国主義解体へと誘導されてしまったと言うことのようだ。

USA体制が分解すればFRBも必要がなくなる。

ある意味で大日本帝国の崩壊に似てはいるが、米国は内部から戦争中毒へと誘導されて崩壊へと誘導されたということだ。

新100ドル紙幣は独立の貢献者を描いている。

まあ、「米国独立時の出発点に戻って出直してくれや」との崩壊を誘導した”隠れた手”の主のメッセージを表わしているのではないのか。

オバマも茶会派もロン・ポール氏も巧く使われているものと考えられる。

日本国民は先の大戦による対米敗北により米国を巨大な壁のように認識している様だ。

だが私は異なっていて、日本の敗北といった事象も米国も認識の対象でしかなくまるで感情的に拘るところがない。

米国も一つの歴史的な動きでしかない。

私は日本人でありながら米国人を日本人同様に気の毒であると見る。

「米国の貧困化」について優れた論文を幾つも書かれた論客が居られたが、米国人はある意味では属国化した日本の国民よりも気の毒な立場ではないのか。

しかしUSAの地域は不自然でない規模の地域で纏まって再生への路を歩むだろう。

ただ心配な事の一つとして原発問題がある。

シェールガス掘削技術は地中で穴を横に掘ってゆけるものであるが、石油や天然ガスの地下資源探索技術は小型核兵器を地中に仕込む技術に応用されるものであると考えられる故に、米国での人工地震発生による原発破壊が米国分解の過程で選択されない事を希望するものである。  

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コメント
 
01. 2013年10月20日 18:57:21 : glvJnGhYfs
福助です。

このコメントは本文投稿の続編です。

本文投稿の時に書くべき事だったのですが多忙な私は急いで投稿したので部分的に欠落させてしまったものを生じさせてしまいました。

新たに投稿をして「続編」として提出するのが望ましいのですが、何故か投稿が出来なくなっています。

わたしのPCがまた癇癪を起こしているのか? 又は管理人さんの投稿受付拒否の意志なのかは判りません。

先日、版違い投稿とのことでボツにされた私の投稿がありましたが、管理人さんからは版違い投稿に対しての「懲罰!」とのコメントも表明されておりませんのでどういうことか判りませんが、私は多忙であり曖昧なことは問題にしない性質なので悩むことはありません。

この本文投稿も引き続いて読まれているようなので、続編を提出する意義はあり何よりも草稿は何日も前から準備してあったものであり、それがやっと少し時間が取れたので今回ここに提出する運びとなりました。

ちなみに、米国における債務不履行かわしについての民主・共和両党の歩みよりは政府財政の不足への手当について資金を外部(外国、主に日本政治権力とりわけ。
財布省)から導入する確定の運びとなったからでしょう。

その事を表面的に繕い表わす為に今回の政治的結末を誕生させたのでしょう。

闇株新聞誌なんかは「米国はデフォルトなんかしない」と経済人らしく書いていますが、まあ言い換えれば「政治的誤魔化しに終始する」と言うのが私の言い替えたい事です。

米国はもう少しスマートな「言い訳的な乗り切り方」をするかも?と考えていましたが、何の変哲もない与野党合意という泥臭さであり黄昏的有様を政治的にも表わしています。

過去の私の下の投稿を参照して下さい。

http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/545.html
ケリ−とヘーゲルが日本と韓国にやってきたのは、「金の無心の為」が本当のところだろう。安全保障は建前だ。


前置きが長くなってしまいましたが、次が「続編の本文」です。


題名…米国を断末魔に導いた”見えざる手”は、米国が世界最強国として振舞うことを喜ばず、食い尽くす戦略を実行しただろう。


かつてソ連もそして中国も米国に対し戦争を挑んでこれを敗北させようとしただろうか?

いや、ソ連も中国もそれはしなかった。

我が国すなわち戦前までの体制としては大日本帝国は、米国と戦争をしたが、米国を打ち負かして敗北させようとして対米開戦を行ったのではない。

我が国は、追い詰められたフセイン大統領のイラクと同じであった。

米国のベトナム戦争敗戦からの衰退過程は奇妙にも、

アフガニスタン戦争敗北から衰退を経て崩壊したソ連体制そして、

日華事変へと誘導されて広大な中国大陸で消耗戦を強いられて対米英等との戦争への路に誘導されて崩壊した大日本帝国体制の歩みと共通しているのである。

第一次大戦への参戦を経て、そして第二次大戦での大勝利を経て米国は世界最大の強国へと躍り出た。

これは、大日本帝国の日清戦争と日露戦争を経ての国際的躍進と似ている。

しかし、そのまま米国を世界最大の強国として存在させ続ける事を認めず、それを許す事なく、戦争による散財と国富の消耗へと追い込み米国民を貧窮化しUSA体制を改編すなわち分解へと誘導する事を望み、それを実行した勢力が存在してきていると考える事が出来る。

それは国家ではない。

ステルスつまり透明勢力すなわち「見えざる影のように振舞う超国家的”覇権勢力”」なのだ。

米国は即ちUSAはそして米国民は、知らないうちに、内部から誘導されて断末魔へと導かれてきたと考えられるのだ。

米国即ちUSAを密かに快く思わない超国家的”覇権勢力”

これの存在と恐ろしさを、英国から独立して歴史の浅い米国の民はよく理解できる人々が少なくおおらかに振舞ってきたのではなかったか。

日本人はかつての米国人のオープンな性格に好感を抱いた。

このオープン性とは警戒心の欠如を伴う。

ロシア人も中国人も歴史的な経験が豊かな人々であり一般の米国人よりもはるかにしたたかだ。

したがってロシアや中国では内部崩壊を完遂させることは難しい。

ロシアと中国の近代史はそれを証明している。

米国は眼に見える戦争によって解体に追い込まれたのではなく、

眼に見えない透明な影の様な戦いに誘い込まれて敗戦させられたものと考える。

USAはソ連と大日本帝国に重なるに至った。

そして今や大帝国は存続し得なくなった。

さらに暴力装置としての核エネルギーすなわち核兵器と原子力発電システム(その実は隠微な核爆弾)も正体を世界の人民の前に露呈させてしまい支配的神通力(ではなく魔通力)を失おうとしている。

改編の時代である。


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