★阿修羅♪ > 経世済民83 > 430.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
焦点:長期金利0.6%割れ、都銀が円債買いにスタンス一変(ロイター) 
http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/430.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 10 月 24 日 14:02:50: AtMSjtXKW4rJY
 

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99N02U20131024
2013年 10月 24日 13:22 JST


[東京 24日 ロイター] - 10年長期金利は24日、約5カ月ぶりに節目の0.6%を割り込んだ。大きな力を発揮したのは上期の売り姿勢を一変した都銀の買いだ。

日銀の国債大量購入による好需給環境が続くなか、米債金利の低下などを背景に長期ゾーン中心に円債を積み上げている。2年で2%という日銀の物価目標の達成が遠のいているとの見方が広がっていることも緩和継続期待を高め、買い安心感をもたらしているという。

<米金利低下と株安/円高、「売る材料ない」>

10年最長期国債利回り(長期金利)の0.6%割れは5月9日以来。下期に入り、都銀を中心とする銀行勢の期初の積み上げ需要が勢いを増し、金利低下の原動力となっている。

市場関係者からは「都銀が9月に中期債を売り越したものの、足元ではポジションを復元しているもようだ。9月のデュレーションの長期化とともに中期債を含め、幅広い年限を買っている可能性が高い」(外資系証券)との声が出ている。

足元で都銀勢の円債買いが一段と勢いづいた直接の要因は、米国債利回りの低下だ。9月米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を大きく下回り、米連邦準備理事会(FRB)が年内に債券買い入れの縮小に踏み切るとの観測が大幅に後退。米国の10年利付国債回りが節目の2.5%を割り込んだ。

米国債利回りの低下は、日米金利差縮小を意識させ、ドル安/円高に振れていることも相場をサポートしている。株安も進み、「円債を売る材料が見当たらない状況」(外資系金融機関)との声も出始めた。

<10月以降、都銀は買い越しの公算>

ある都銀関係者は「長期金利の低下は、いったん先送りされた米緩和縮小議論が再び始まるまで続くのではないか」と指摘する。ただ、行き場のない資金が国債市場に流れるといったデフレ時の金利低下局面と異なり、企業の設備投資の増加基調など経済活動の前向きな循環が出ており、相場の過熱感を和らげていると分析する。

大手銀行は上期、国債保有残高を圧縮。残高は3月末の119兆円から、8月末は96兆円まで減少させている。公社債投資家別売買高でも都銀は9月まで6カ月連続で売り越しだ。ただ、9月の売り越し額5506億円は6カ月間で最少。下期入りした10月以降は買いに転じているとみられている。

<消費増税後の景気悪化、織り込み始めたとの声>

需給面では依然として、日銀の大量国債買い入れがタイト化を促している。ただ、ここにきて円債市場の厳しい景況感や物価見通しが、金利を低位に押し下げているとの声が多くなっている。

ある国内証券の関係者は「日銀は来年4月の消費増税による景気悪化の影響が一過性と見ているようだ。だが、市場では徐々に日銀の想定を上回る悪化を織り込み始めている。物価上昇率も2年で2%の達成は厳しいと見ており、金利の大幅な上昇は考えにくいとの判断に市場は傾きつつある」と話す。

当面の10年最長期国債利回りは「まず、5月7日に付けた0.570%がターゲットになりそうだ」(SMBC日興証券・シニアクオンツアナリストの山田聡氏)との見方が出ている。

(伊藤 武文 編集;伊賀 大記)


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2013年10月24日 15:45:10 : e9xeV93vFQ
緩和縮小でFRBと市場の理解に齟齬、政策反応共有難しい=日銀国際局長
2013年 10月 24日 15:24 JST
[東京 24日 ロイター] - 日銀の外山晴之国際局長は24日に開かれた金融市場パネルで、米連邦準備理事会(FRB)の非伝統的金融政策について、いわゆるテーパリング(緩和縮小)をめぐり市場とFRBの理解に齟齬(そご)があったためにタームプレミアムが大きく振れたと指摘した。

今後、FRBの政策を占う上では、今年5月以降の政策をどう理解するかが大変重要になるとの認識を示した。

また、中央銀行にとって非伝統的政策は財政政策や構造政策の代替とはなり得ないとし、それらが適切に運営されなければ効果を発揮できないと述べた。さらに、その目標が達成できなかったり、弊害が大きくなると、中央銀行の信認が毀損(きそん)されるリスクもあると指摘した。

<QE政策をめぐる市場との理解の齟齬>

外山国際局長は、FRBと金融市場の間の量的緩和(QE)政策に対する理解の差異を何点か指摘した。

一つには、FRBが量的緩和縮小を議論していた際に、金融市場のタームプレミアムが大きく動いたことに関して「市場は金利引き上げにつながる一連のプロセスの始まりだとみていたなら、それはFEDの理解とは齟齬があった」とした。

また、透明性に関する課題も挙げた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の19人の参加者がそれぞれの見方を提出しているものの、合議体としてのFOMCが一つだけ発表する声明と整合性があるのかという問題があると指摘。19通りの政策反応関数を合体させるのは難しく、物価や経済見通し、政策金利見通しを19通り発表するしかないということになりかねない、とした。

米国経済自体が変化している可能性がある中で、政策反応関数を市場と共有していくことも難しいと指摘した。

労働生産性がこれからどう動いていくかということも重要だと強調。この点ついても、市場参加者とFRBが考え方を共有できないと、政策反応関数の共有も難しいとの認識を示した。

<テーパリングへの理解の相違が長期金利の変動招く>

政策反応関数の共有の難しさをFRBのテーパリングに当てはめると、バランスシート政策の出口においてテーパリングは金利引き上げに先行するものであり、十分予見できるものであるにもかかわらずマイナスのタームプレミアムが解消するほど大きく振れた背景については、バランスシート政策に対する理解の相違があったこと、投資家の経済見通しが急速に修正されたこと、一部の投資家のリスク許容度が極端に高まったことなどが指摘されていると語った。さらに、市場で低金利が長く続くと理解されていた可能性もあるとした。

その上で、同局長は「今後のFOMCの政策を占うにあたっては、今年5月以降の政策をどう理解するかが大変重要になってくる」とした。

<非伝統的政策は適切な財政・構造政策の代替にならず>

外山国際局長は最後に、非伝統的金融政策を実施する際にその特徴として認識しておく点を指摘。

まず、「非伝統的政策は、財政政策や構造政策の代替とはなり得ないとし、適切な財政政策や構造政策が行われてこそ、非伝統的金融政策は効果を発揮し得る」と述べた。また、「非伝統的金融政策は従来と異なるリスクと対峙するとし、たとえば政策目的が達成できなかったときや弊害を招いた場合、信認が毀損されることになる」と注意を促した。

さらに 「非伝統的金融政策は困難な経済情勢の中で行われるものであり、結果が出ていれば効果を過大視することになり、逆風が吹き、結果が出にくい時には効果を過小評価しがちになる」と指摘した。

(ロイターニュース 中川泉;編集 山川薫)

[12削除理由]:無関係な長文多数


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

 次へ  前へ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民83掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民83掲示板
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧