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プア充拡大 280円牛丼、100円DVDなど上質なサービスが背景(SAPIO) 
http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/622.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 11 月 04 日 20:02:48: AtMSjtXKW4rJY
 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131104-00000007-pseven-life
SAPIO2013年11月号


 高収入を求めず、そこそこ働き自分の生活を充実させていく「プア充」という生き方を宗教学者の島田裕巳氏が提言し、注目を集めている。なぜ「プア充」が支持され、広がるのか。背景には戦後から続いてきた社会の仕組みが大きく変化したことがあるという。関西学院大学社会学部准教授で理論社会学を専攻する鈴木謙介氏(1976年生まれ)が解説する。

 * * *

 日本型雇用と日本人が共有してきた「成長のイメージ」は密接に関係していた。「正社員として入社し、定年を迎えるまで会社に勤めれば豊かになれる」という人生設計の階段(あるいはレール)が見えやすかった。昇進が決まったサラリーマンは「俺も今度は係長になるし、家を買おう!」といった考えを持てた。

 ところが、今の雇用環境を見ると、安定した正規雇用の口が少ないだけでなく、仮に正社員の職を得たとしても「出世の階段」の意味が大きく変わってしまった。かつては出世して中間管理職になれば、ある程度は部下に仕事を任せる「マネージャー」業務が主であった。

 ところが、近年は出世をしたとしても求められるのは「プレーイング・マネージャー」の役割だ。自らも成果をあげながら部下を管理する役割を求められるようになった。ビジネス環境の変化に加え、不況で採用人数が減らされてきたため、部下に任せるだけでは業務が回らない。
 
 そもそも正社員になれない若者は言うまでもなく、正社員の若者も「出世は忙しさや辛さに直結するもの」ととらえるようになってきた。これまで幸せだとされてきたライフコースが敬遠されるようになったのだ。

 これだけでは単なる「プア」にも思えるが、さらに要素として加えられるのが「プアでもそこそこ充実した生活が送れるサービス・環境の拡大」という点であろう。デフレが20年も続き、企業は安くてそこそこ質の良い商品を提供する努力を続け、そうしたサービスの質は格段に高くなった。

 昼食に280円の牛丼を食べ、100円払えばTSUTAYAでDVDを借りられる。高級ワインは飲めないけれども、2000円もあればスーパーで売っている格安ワインや第3のビールを友人たちと飲んで楽しむことはできる。高級品・サービスとの差異がどんどん感じにくくなってしまった。

 各種調査を見ていると「これからは心の豊かさに重きをおきたい」と考える国民の割合は、1970年代からおおむね上昇傾向で推移してきた。だが、結局は1990年代頃までの「心の豊かさ」とは、優雅に高級ワインを飲むといった「お金で買うもの」であった。

 それが1990年代以降の長いデフレ期間を経て、「お金」と「心の豊かさ」が本格的に切り離されるようになってきた。「プア充」が拡大することの本質はそこにある。


 

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コメント
 
01. 2013年11月05日 05:38:38 : e9xeV93vFQ
#高給があっても恒久的な幸せは得られないが、多くのありふれた不幸は防げる

12時間目 高収入でも不幸になる理由

アランの「幸福論」は語る

2013年11月5日(火)  小川 仁志

<ゼミのメンバー>
小川先生:43歳、市民との対話をこよなく愛する哲学者。
兼賀大治:56歳、お金が一番大事だと思っている投資が趣味のサラリーマン。
大飯奈弥美:30歳、消費と貯蓄の間で揺れる独身のキャリアウーマン
新実三郎:35歳、知的で現実主義的なビジネスマン。
大飯:この前ある雑誌に、年収1500万円の人は不幸だって書いてありました。びっくりしちゃいますよね。

新実:それくらいの高収入の人は、子供の教育にも熱心だし、お付き合いのレベルも上がるからね。逆に出費が多くなるんだろう。

小川:私はもっと本質的な問題があると思っています。つまり、お金があっても、それが心の豊かさに結びついていないということですよね。

兼賀:そんなことはないですよ、先生。やはりお金と心の豊かさは比例しますよ。金持ちケンカせずと言いますからね。お金があれば幸せなんです。

大飯:確かに今年もアメリカの長者番付でビル・ゲイツが1位になってたけど、心の余裕があるから慈善事業をしているんでしょうね。

小川:どうでしょうか。逆に言うと、お金があるだけでは満足できなかったから、慈善事業を始めたともいえますね。つまり、お金では満たされないものがある証拠ではないでしょうか。

アラン、ヒルティ、ラッセル、ショーペンハウアー

新実:そういわれると、お金があっても不満そうに生きている人っているよなー。

兼賀:それは幸福感が人それぞれだからだよ。幸福の本質なんてわからないもんさ。

小川:もちろん幸福感は人それぞれですが、幸福を哲学することは可能ですよ。三大幸福論と呼ばれるアラン、ヒルティ、ラッセルの幸福論に加え、ショーペンハウアーの幸福論など、たくさんの幸福に関する哲学がありますから。

大飯:やっぱりみんな違うことを言ってるんですか?

小川:一見違うように聞こえますけど、結局は同じことを言っているように思うのです。例えばアランであれば、幸福になるようにポジティブに考えることを説いています。気持ちの問題だということです。あるいはラッセルだと熱意を持ったり、没頭することで幸福になれると説いています。

大飯:要は前向きになれるかどうかってことですね。お金がどれだけあっても前向きになれない人は不幸だし、貧乏でも前向きな人は幸福になれる。

小川:そういうことです。

新実:とりわけ先生が『日経マネー』の2013年12月号で書かれていたアランの『幸福論』は、その要素が大きいですよね。

小川:では少しアランの幸福論についてお話ししておきましょうか。アランは、「幸福とはすべて、意志と自己克服とによるものである」と言っています。これが彼の幸福論を象徴していると思います。


アラン(1868〜1951)。本名はエミール・シャルティエ。フランスの哲学者、文筆家。リセ(高等中学校)の哲学教師。長年にわたり新聞にプロポと呼ばれる短文を連載。『幸福論』は1925年刊。
兼賀:おや、割と厳しいですね。意志と自己克服だなんて。

小川:言葉はそうですが、言っていることは逆に楽観的だと思います。自分の気持ち次第でいくらでも幸福になれるということですから。

大飯:でも、実際に不幸なことがあれば、それはもうどうしようもないですよね。

小川:アランに言わせると、過去のことを嘆いても仕方ないからこそ、むしろ嘆くのを止めようという理屈になるのです。「過去を見つめることから生まれるあの悲しみは何の役にも立たない」と。

新実:私は先生が『日経マネー』で紹介されていたアランの「奴隷である退屈さは、主人である退屈さほどつらいものではないように思う」とする部分の解説で、「たとえどんなに単調極まりない行動を強いられても、まだ自分で作り出せるものが若干でも必ず残っているので、全くの人任せであるよりもワクワクできる」という解説が印象的でした。

小川:ここがまさに、お金持ちより貧乏人のほうが幸福だという話とつながってくるのです。

新実:奴隷と主人を、貧乏人と金持ちに置き換えるとそうなりますね。

小川:そうです。金持ちはもしお金を貯めることだけが目的であったとすれば、もうそれ以上やることがなくなるのです。

兼賀:額をどんどん増やせばいいじゃないですか。

小川:額は増やすことができますが、ある一定の額に達すると、幸福感はあまり上がらないというデータもあります。

大飯:そういわれると、1000万円と1億円は相当違うように感じるけど、不思議と1億円と3億円の差はあまりないように思うわね。

新実:前者の差は9000万円で後者の差は2億円と、より大きいにもかかわらず。

小川:これこそアランの言っていることなんだと思います。まだ達成していないことがある方が、幸福なのです。夢の1億円のように。そうやって1億円を手にした人にとっては、2億円も3億円も同じです。

兼賀:でもやっぱり1億円あったほうが幸福だということは事実でしょ?

小川:いや、この発想を突き詰めると、お金なんてなくても幸福になれる場合があります。まだ達成していないことがある時です。そしてそれがお金と関係ないなら、それで幸福になれるはずです。

新実:反対にその場合、仮に1億円あっても幸福を得ることはできない。

小川:そう。たとえば恋愛のように。大飯さんは1億円もらえれば、誰とでも付き合いますか?

大飯:嫌ですよ! 私は物じゃないですから。

小川:ほらね。

大飯:幸福は哲学のテーマになるというのが、分かってきたような気がします。

新実:幸福というのは気持ちの問題だからこそ、気持ちの本質を考えればいいということなんですよね。

小川:そうです。ラッセルが熱意を本質としてとらえたように。彼は「空腹の食べ物に対する関係は、熱意の人生に対する関係に似ている」と表現しています。つまり、熱意のおかげで人生は幸福になるということです。

新実:そう聞くと心理学のようですね。心をいかにうまくコントロールするかで幸福になれるわけですから。

「心の病」より「心の健康」

小川:だから幸福論は、とかく心理学の分野に独占されています。「ポジティブ心理学」といいますが、幸福になるための心理学が隆盛を誇っているのです。例えば、この分野の第一人者ともいえるハーバード大学のタル・ベン・シャハーによると、ポジティブ心理学は、心の病に焦点を当てるのではなく、心の健康に焦点を当てるものだといいます。

兼賀:そもそも元気になるための心理学だということですな。

大飯:それだったら先生の哲学も元気になるための哲学ですよね。

小川:ありがとうございます。私もそれを目指そうと思っているんですよ。ポジティブ心理学に対抗して、「ポジティブ哲学」。

新実:ポジティブ哲学か。いかにも幸福になれそうですね。

小川:心理学の場合は、どうしたら幸福感が得られるか検証して、その実証結果を他の人にも試させるわけです。うまくいかなければそれで終わりです。ポジティブ哲学の場合は、どうすれば人は幸福になれるのか、徹底的に理屈を考えます。だから誰にでもあてはまる普遍的なものになるのです。

大飯:アランが奴隷のほうが幸福だといえば、その理由を徹底的に考えて、貧乏な人に当てはめてみるように。

小川:ええ。ここではなぜ奴隷のほうが幸福なのか、よく考える必要があります。そして、そこにまだ達成できていないものに対する人間の希望を見いだすわけです。この希望こそが幸福の源泉です。

兼賀:ちょっと確認ですが、希望さえあれば、お金持ちも幸福になれるわけですよね?

小川:もちろんです。大事なことは、お金を貯めることだけを目的にしてしまって、いつの間にか希望をなくしてしまわないことです。本当はお金を貯めていたのではなくて、希望を貯めていたはずです。お金を貯めて何かをしようというふうに。

貯めるのはお金でなく希望

大飯:希望を貯めるか……。なんだかいい表現ですね。私もそういう貯蓄ならしたいなと思い始めました。

兼賀:私だってただ闇雲にお金を貯めてるわけじゃないですよ。老後に色々やりたいことがあるんです。その点では投資じゃなくて、自分の大志に投資するという意味で投「志」ですよ。

新実:小川先生のゼミを1年間受けてきて、兼賀さんが少し変わったような……。

小川:このゼミは最終回ですが、皆さんのお金に対する考え方が少しでも深まったとすれば、それこそ私にとっての幸せですよ。1年間本当にありがとうございました。

このコラムについて
元フリーター小川仁志の「お金の哲学」熱血ゼミ編

 デフレ、減収、年金危機、貿易赤字、財政赤字…、とパッとしない話題が続く日本。これらを解決するために金融緩和、財政出動、消費税増税、年金給付の繰り上げが実施され始めていますが、いっこうに変わる気配が見られない。はたして有効な対策とは、どのうようなものか。
 それを考えるにはおカネの本質を理解することが欠かせない。おカネを哲学的に考察するのが本コラム。筆者は伊藤忠商事のサラリーマンからフリーターになり、そして市役所勤務を経て哲学者になった異色の経験を持つ小川仁志さん。本コラムは『日経マネー』の熱血教室「お金の哲学」と連動しています。

[12削除理由]:無関係な長文多数

02. 敏 2013年11月05日 06:47:59 : JT4J1baYguJw2 : O0iB5eMxqw
金があれば幸福と思うのは貧乏人だけ!
 金で幸福が買えるなら資産家は皆幸福のはず 笑
 有れば悩み無くても悩みそれが金と言うもんだ
  70代になっても解からん人間も多くいる
  本当の金持ちは50代でこのことにやっと感づく 
 人生に必要なものは、勇気と想像力とほんの少しのお金だ。 チャールズ チャップリン

03. 2013年11月05日 06:50:29 : O0iB5eMxqw
世の中、夫婦 親子 兄弟 友人 すべての揉め事の
 95%は金であることも確か 笑


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