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ソニーの憂鬱〜大手電機で“一人負け”の理由とは?主力エレキ、10年連続赤字も濃厚に(Business Journal) 
http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/698.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 11 月 09 日 09:47:00: igsppGRN/E9PQ
 

ソニーの憂鬱〜大手電機で“一人負け”の理由とは?主力エレキ、10年連続赤字も濃厚に
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131109-00010001-bjournal-bus_all
Business Journal 11月9日(土)7時0分配信


 11月1日の東京株式市場では、パナソニックとソニーが明暗を分けた。パナソニックの株価は一気に年初来高値の1053円をつけ、終値は1046円。前日比61円高で6%上昇し、1000円台回復は2011年7月以来2年4カ月ぶりのことだ。

 一方、ソニーは売り気配から始まり、一時前日比237円(13%)安の1640円と急落。209円(11%)安の1668円で終わった。5月22日に年初来高値の2413円をつけており、高値から30%以上も下げたことになる。

 前日(10月31日)に発表した14年3月期決算の見通しでパナソニックは最終利益を期初予想の500億円から2倍の1000億円へと上方修正。対してソニーは最終利益を従来予想より200億円少ない300億円へと下方修正した。営業利益は2300億円から1700億円に600億円も目減りして、当初予想の前年比横ばいから同26%の減益となる。パナソニックは業績回復が好感されて買われ、ソニーは投資家の失望を招き売られた。

 ソニーは年央に時価総額でパナソニックを逆転していたが、夏以降はパナソニックが再逆転。11月1日の時価総額はパナソニックが2.5兆円、ソニーが1.7兆円と8000億円の差がついた。ちなみに、10月に発表された日立製作所の14年3月期決算の予想営業利益は5000億円と過去最高益に迫り、東芝も同期営業利益見通しを前期比50%増の2900億円へ引き上げ、過去最高の達成も視野に入ってきた。こうした大手電機各社の健闘が目立つ中でソニーの“一人負け”が鮮明になってきた。

●苦戦抜け出せないエレキ事業

 ソニーは10月31日、14年3月期の連結当期利益(米国会計基準)を前年同期比30%減の300億円に下方修正した。同16%増の500億円としていた8月時点の予想から一転、減益となる。本業の儲けを示す営業利益の予想は、同26%減の1700億円(従来予想は2300億円)。売上高は同13.2%増の7兆7000億円(同7兆9000億円)に2000億円引き下げた。テレビやパソコン、デジタルカメラなどエレクトロニクス製品が振るわなかった。

 本業のエレクトロニクス(電機)事業は、中間決算で前年同期の177億円の営業赤字から108億円の黒字に転換した。当初の想定より円安に振れたため、海外での売り上げが増え、リストラの効果もあって黒字を確保した。また、第2四半期(7〜9月)は円安が進んだことで、為替が195億円の営業利益増益要因になったにもかかわらず、最終利益は158億円の赤字となった。

 エレクトロニクス4製品(テレビ、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラ)の販売低迷が全体の足を引っ張る構図は変わらない。スマートフォン(スマホ)のカメラ機能向上やタブレット端末の普及により、デジタルカメラやパソコンの市場が侵食された。

 加藤優・最高財務責任者(CFO)は決算会見で、エレクトロニクス事業の市場環境が想定以上に悪化していることについて「たいへん厳しい」と述べた。期初には同事業は今期1000億円程度の黒字を目指していたが、黒字の幅は数百億円に縮小する。14年3月期(通期)のエレクトロニクス製品の個別の販売目標を、8月発表時点よりさらに下方修正した。テレビの販売計画は従来予想の1500万台から1400万台(前期実績は1350万台)に引き下げた。中南米やアジアなどの景気減速を考慮し、新興国の需要見通しを下げた。前期実績を下回る懸念もある。

 テレビの販売計画は8月に1600万台から1500万台に下方修正したばかりだ。テレビ事業の7〜9月期は93億円の赤字で、4〜6月期の52億円の黒字から大きく悪化した。デジタルカメラは1200万台(従来予想1250万台)、ビデオカメラは230万台(同250万台)、パソコンは580万台(同620万台)に、それぞれ販売計画を引き下げた。スマホについては4200万台の目標を据え置いた。

 エレクトロニクス事業を14年3月期に黒字にすると公約していた平井一夫社長兼最高経営責任者(CEO)は面目を失った格好となった。「プレイステーション4」などに期待し、「数百億円の黒字は達成できる」(加藤氏)としているが、9年連続で赤字のテレビ事業は「黒字化が難しくなった」(同)と述べ、10年連続で赤字になる。平井社長がコミットメント(必達目標)を達成できなくなる可能性が出てきた。

 これを受けて米格付会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは、ソニーの長期信用格付けを引き下げる方向で見直すと、11月1日に発表した。現在は「Baa3」だが、1段階下がると投機的な水準になる。ムーディーズは昨年11月にソニーの格付けを1つ下げて「Baa3」にした。「主な分野で収益の改善が進んでおらず、リストラなどの対応が想定以上に長引くことが見込まれる」と指摘している。

●エンタメ事業も市場の期待に応えられず

 主力のエレクトロニクスの不振は、ある程度の「想定内」とみられていたが、初めて詳細を発表したエンタテインメント事業も市場の期待には届かず、これが投資家の売りを加速させた。ソニー株はリストラを評価されて一定の水準を保ってきたが、現実の業績の厳しさがリストラの効果を打ち消してしまった。「エレキ部門の低迷を補う事業を持たないことが、ソニー最大の問題点」(業界関係者)と指摘する声も聞こえる。

 そんな厳しい状況が続くソニーに対し米投資会社サード・ポイントは、ソニーのエレクトロニクス事業がエンタテインメント事業の価値を損なっていると主張し、エンタメ事業の分離上場を提案している。ソニーは8月、この分離上場提案を拒否したばかりだ。

 10月31日、ソニーはサード・ポイントの要請を受けるかたちで、エンタメ事業の映画や音楽のなど分野別売上や作品別興行収入の数字を初めて開示した。それによると、13年4〜9月期の映画事業の売上高は3365億円。内訳は映画制作が1687億円、テレビ番組制作が853億円、テレビ局などメディアネットワークが824億円だった。音楽事業は2219億円で、制作が1587億円、楽曲のライセンスなど出版が308億円、アニメーション作品の制作など映像メディア・プラットフォームは323億円だった。

 映画事業の7〜9月期の営業利益は178億円の赤字(前年同期は79億円の黒字)。4〜9月期では140億円の赤字(同30億円の黒字)に転落した。映画『ホワイトハウス・ダウン』や『アフター・アース』が興行的に失敗だった。音楽事業は営業利益段階で97億円の黒字(同79億円の黒字)。円安のプラスの影響が大きかったという。

 今回のエンタメ事業の業績内訳開示により、映画制作が約5割、テレビ番組制作とその他メディアネットワークなどがそれぞれ2.5割という比率が明らかにされたが、収益性への言及はなかった。外資系証券会社のアナリストは「開示は不十分」とみている。

 ソニーは平井社長の下で復活に向けた3年間のロードマップ(行程表)を作成したが、この成長戦略に疑問符がつく9月中間決算の内容となり、投資家の失望売りを招き株価が急落した。厳しい決算発表、株価の急落で、サード・ポイントの攻勢はますます強まる可能性が高まった。

 まずは不振のエレキ事業をいかにして立て直すのか。ソニーは待ったなしの成果を求められている。

編集部


 

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コメント
 
01. 2013年11月09日 10:54:55 : KOuPsoorRU
外資につかまり外人の社長を迎えた時点でアウトではないか。外人社長と言えはアイアコッカを思い出す。不調で人員削減をしながら自分は法外な給料をとる。つまり日本人ではない。他でも同じ外人に食いつかれた会社は軒並みおかしくなっている。GSが入っているところで絶好調の会社はたぶん皆無だろう。いくらグローバルと言っても日本の会社は日本人が経営するのが当然だ。アウトもセーフも納得がゆく。

02. 2013年11月09日 12:05:43 : 1geRdsjJSg
ソニーは繰り越せる赤字が無くなると定期的に巨額投資を行って大赤字を出し、法人税を逃れてきた。そろそろ天誅でもくらったほうがいいだろう。

03. 2013年11月10日 01:06:47 : DuP9JLTVbc
かつて井深大氏、盛田昭夫氏が創業し、技術主導の先進的かつ斬新な企画に基づいた製品を世に送り出してきたソニー。今日、かつての輝きを失ってしまったが、ソニーの生きる道は、「ソニーじゃないと納得しない。」ファンを増やすことではなかったか。自動車の世界ではドイツのメルセデス・ベンツやBMWが実行している。

ソニーの原点たるラジオについて、またか…と呆れてしまいそうだが、日本国内では販売されていないモデルを紹介する。ICF-704シリーズである。このシリーズは、世界各国のソニー販売網で販売されているが、日本は見事にパスしている。この理由は、後ほど述べる。このシリーズには3種類の機種がある。

ICF-704 中波とFM放送が受信できる。
ICF-704S 中波・短波(5.8MHz〜18MHz)・FM(87.5MHz〜108MHz)放送が受信できる。
ICF-704L 長波・中波・FM放送が受信できる。欧州各国で販売。

オーストラリアやニュージーランドで販売されているのは、ICF-704Sだ。短波が聴けるが、5.8MHzから18MHzなので、3.9MHz帯のラジオ日経は聴けない。日本で販売されていないのは、これが理由だと思われる。それ以前に短波ラジオの需要がマニア層に限られていることが大きい。ICF-704Sをオーストラリアのソニーサイトから紹介する。

Model: ICF704S
http://www.sony.com.au/product/icf-704s

このラジオの説明書は、こちら。
http://download.sony-asia.com/consumer/IM/3266178121.pdf

●英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、オランダ語など9ヶ国語で書いてます。全然やる気がないね。登場は2006年だが、中国の生産委託先で生産して世界各国に出荷している。オーストラリアでは69オーストラリア・ドルだから約7,000円以下だけど、この価格なら同じ中国のDEGENやTecsunだと本格的なPLLシンセサイザー式BCLラジオが買えます。ここで肝心なのが、ファンとして買うかどうかだ。かつてのソニーなら、信者がいた。しかし今日、どうしてもソニーと言う人は少なくなっている。

●当方、最近これに似たラジオを購入した。DEGENのDE13で、中波・短波・FMと聴けて、防災機能がついている。ハンドルを廻して発電できるし、携帯電話にも電気を供給できる。これで約1,900円ですよ。受信性能も全然ソニーに負けていないし、もはやソニーを選ぶ動機が乏しい。

ソニーが得意としているのはカーオーディオで、こちらではXplod™シリーズと銘打ってCDレシーバーや高出力アンプ、スピーカーを販売している。フォードではファルコンの新車に、このXplod™ オーディオを搭載した特別仕様車を用意していました。しかし日本じゃ、カーオーディオと言えばカーナビなんですね。オーストラリアやニュージーランドではカーナビを望む人は少なく、大きな音のカーオーディオが人気ですが、ソニーの得意分野が封印された形になっています。

当方だけが思っているのかも知れないが、今のソニーは外国人向けのラインナップになっていて、日本国内の需要に応えていないのではないかと。マーケティングがズレているのではありませんか。例えば、こちらの商品。赤ちゃんをモニターする送受信機です。日本では販売していませんね。

Digital Baby Monitor Model:NTMV1
http://www.sony.co.nz/product/ntm-v1


04. 2013年11月10日 01:30:56 : 7JV4yAM9xc
(Business Journal)で 投稿者 赤かぶ だろう。
いつまでこんなワンパターンの投稿続けるんですかね。
何をやっても日本は駄目だというイメージだけを植え付けたいのですか。
馬鹿じゃねーの。
知っているんだろう現状の背景くらいは。
他の会社と同じでソニーという会社はバリバリの執行役員制なんですよ。
銀行や商社や大手重厚長大は例えばGSガソリンスタンド様の株転がしでとっくの昔にほとんど日本の会社ではありませんよ。
単に饅頭で云えば皮が残っているだけ。
日本の大企業というイメージというか残像が残っているだけ。
物言いまくりの大株主様がデカい面してCEOを送り込みやることは不動産を売る飛ばしたり正社員の首を切って利益を上げるだけ。
派遣されてくるCEO様は縁故で経歴は位派すぎるが内容がまったく伴わない方がなぜか多いみたいですね。
またケケ中関連の人材派遣会社がこれもまたデカい面してやりたいほうだい。
アルバイトと人材派遣と契約社員ばっかりで古くからいる正社員を辞めさせたら特別報奨金が出るらしいという噂まである。
今時の正社員様は学歴 経験 能力 無関係に縁故か閥でどこからとなく引っ張ってくる。
この人達が重要なポストであり憧れでありエリートだと勝手に思い込むようなマーケテイングや開発や企画や海外営業をおやりあそばされているようです。
従って文系の人間が開発に回ったり技術系が事務や経理に回ったりはあたりまえ。
おまけに上やってる人間は執行役員ばかりで専門分野の知識や能力や判断力に見事に欠けるようだ。
どうやって成果を出せばいいんでしょうね。
おまけに四半期ごとの決算で常に成果が求められてプレゼンや会議ばっかり。
プレゼンや会議の資料作りで日夜仕事に励むだけみたい。
従って簡単に成果が上がるOEMで下請させて製品を作りこれを新製品と称して売る。
売れ残ったらどこか彼方へタグ付け替えて飛ばすのが大好き。
こんな方法でも売り上げがそれなりに上がるから止められない止まらない。
日本も韓国もこんなのばっかり。
つまりアメリカ合衆国様でかって行われた事柄を正確に何周も周回遅れで単純に業務を追行しているだけでしょう。
またこれが所謂有名なブラック企業の中身ではありませんかね。
要するに皆様全て命令されて動いているだけの人造人間の集合体みたいなもんでしょうね。
普通のド素人でも話していたら全体の流れが簡単に分かりますよ。

ところで(Business Journal)で 投稿者 赤かぶはお宅ら経済方面のプロなんだろう。
なんで分からんのかね。
不思議だね。
もしかしたら能力が全く無い極普通のデクの棒ではありませんか。
ならば無理して投稿すんなよ。

現状がおかしいと思っておられるような実務担当者さんは株式は上場しない銀行から金を借らないし商社金融も利用しないという風にお考えになっておられるようですが。

、、、というような噂話を酒席で聞きましたが果たして本当なのでしょうか。

教えてほしい (Business Journal)や投稿者 赤かぶ 大明神いやお代官さまさまさま。


05. 2013年11月10日 08:34:02 : FqXNDknDpQ
ソニーに比べてパナは本当に良いの?もともとソニーのヒット商品の後を追うように商品を出して商売してきたパナだったと思うけど。ソニー失速の今、商売上手といわれたパナは本社の半数をリストラして独自に明るい明日を創造できるのでしょうか。

06. 2013年11月11日 08:31:03 : KOuPsoorRU
>04
ほんとですね。小泉竹中さんはいい仕事をなさっていますね。日本の会社をアメリカ(ユダ金)に売って社員を派遣でまかないパートアルバイトばかりにした。おのずと技術の継承発展はなくなりヒット商品は出なくなった。会社が衰退するのは当然の結果です。アメリカが目指した経済的優越をきっちり果たしています。困るのは日本であり日本の会社であり日本国民です。働いても食べて行けない社会の出現です。それもたった二人でおやりになりました。子供が産めない社会の実現です。貧困率はアメリカに次いで世界第二位の栄誉です。そしてバカブッシュではないが政治も世襲制が敷かれておりバカでもチョンでも親が政治家なら子供も政治家になれる。政治家も家業に変身です。それでは国の発展は望めません。これもアメリカの思う壺です。それにアメリカの陰謀と盗聴などで独立を目指す奴は埃を貯めておいて潰す。日本人は井戸の中からいつまでたっても出れません。

07. 2013年11月11日 21:48:35 : u8VWyfG336
>>03
かわいそうなボケ老人。
自分の話を聞いてほしいのよねー・・・

08. 2013年12月15日 10:37:11 : DuP9JLTVbc
当方は在外邦人なので、たまに日本に帰国する。その時に、オーストラリアで売っていないソニー製品を買ってきてくれないか…と頼まれることがある。だが、当方はあまりお勧めしていない。製品の故障だ。他社製品に比べ、信頼性が低い。日本にいた頃でも、ステレオやカラーテレビ、CDラジオカセットにラジオカセット。いろいろ購入したが、どれも数年で故障した。ステレオはボリュームが壊れて、音が出なくなった。たった5年でですよ。

困ったことに、枯れた技術だと言われるラジオですら故障する。かつて1970年代末期に登場したICF-6800、ICF-6700は特に酷かった。これらの機種は松下電器のRF-2800の打倒に成功したが、局発が壊れやすく数年でダメになっていった。ネットオークションで活発に個人売買されたものだが、購入したところ故障していた例がほとんどで、個人経営の修理業者への依頼が多かった。メーカーは部品がないことを理由に修理してくれなかったからだ。

ところが同時期に生産された松下電器のRF-2800やRJX-4800は、メーカーがちゃんと修理してくれたと言う。部品が遠の昔に生産中止になっていたにも関わらず、全国の部品倉庫を探して修理してくれたと言う。今はそこまでやってくれるのか分からないが、少なくとも10年前はやってくれた。

このあたりの姿勢に、メーカーとしての責任のあり方を見ることができる。ソニーとパナソニックの違いだ。貴方なら、どちらを買いますかと問われれば、パナソニックだと答える人の方が多いだろう。

話をソニーに戻すと、先日には日本で買ったソニーの短波ラジオICF-SW23が壊れました。たった1年しか使っていないのにですよ。故障箇所は判明しています。バンド切り替えスイッチ。これが通電しなくなった。問い合わせてみると、部品がここにはないので日本から送ってもらう必要があり、修理に100オーストラリア・ドル以上かかるとのこと。これじゃ新品が買えてしまう。

ソニータイマーは神話ではなく実話。これまでの当方の経験でも言い切れます。このラジオにしてもソニーの生産ではない。十和田オーディオがつくっている。まだ日本国内で生産しているが、この十和田オーディオにしても秋田県の生産拠点をリストラして、開発部門を中国に移転したようだ。今後、日本製のソニーラジオは生産し続けるにしても改良は無理だろう。

ICF-SW23のバンド切り替えスイッチの不具合は、ネットで探してみると他のユーザーでも起こっている。つまり持病なのだ。こんなもの、スライドスイッチを採用すれば解決する。ところが彼らはしない。その下のICF-SW11には、ちゃんと採用されている。こちらは中国大陸で生産されている。

ICF-SW23はオーストラリアでは一般の家電販売店では売っていない。免税店向けにICF-SW22(JE)があるが、受信周波数帯が少し違うだけ。かつてソニーの短波ラジオは免税店の定番商品だったが、中国大陸のメーカーに押されて売れなくなり、どこも取り扱いをやめてしまった。同クラスだと、価格が半分から三分の一くらいだからな。

>>07のように、短波ラジオ放送など時代錯誤だと笑う向きもあるが、南太平洋地域だと島しょ諸国はラジオ・オーストラリアやラジオ・ニュージーランド・インターナショナルなど広く聴かれている。情報源がこれしかないからだ。(衛星テレビ放送は機器が高額だし、インターネットは未整備だ。)先進国では衰退している短波放送も、こちらではソロモン諸島のSIBCが放送を拡充しているほどだ。

大切な情報源である短波ラジオが故障したら困るんだよ。島しょ諸国だと一旦買ったら修理など出せない。困ったことに、ソニーより中国大陸のTecsunやDegenの方が安くて壊れないから、シェアを奪われるのも当然だろう。安定した需要があるのだから、次も買ってもらえるようにすればいいのだ。ところがソニー製品は、ユーザーの期待を裏切っている。これが一人負けの理由である。


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