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信用創造という欺瞞 (ひょう吉の疑問) 
http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/890.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 11 月 20 日 02:08:01: igsppGRN/E9PQ
 

信用創造という欺瞞
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/86999e77cb235eefc31fe3c15155eae0
2013-11-20 00:18:40  ひょう吉の疑問


通貨量は簡単に言えば、現金と預金の合計である。
ここに1人のAという人がいるとする。このAという人は100万円の現金を持っていたとする。
この時の通貨量は100万円である。
しかしこのAという人がその100万円をBという銀行に預けたとする。
そしてそのBという銀行が、Cという人に100万円を貸し出したとする。
そうするとCという人は100万円の現金を持つ。
するとこの時の通貨量はAという人の預金高100万円と、Cという人が手に持つ100万円を合わせた合計200万円が通貨量だということになる。
いつの間に100万円が200万円に増えたのだろうか。
これが銀行の信用創造というものである。
この間一体何が起こったのだろうか。
なぜ100万円の通貨量が200万円になるのか。謎である。
しかしこの信用創造は当たり前のことのように高校の教科書に載っている。

信用と言えば聞こえはよいが、つまるところ借金である。
Cという人がB銀行から借金することによって、いつの間にか通貨量が倍に増えたのである。

円を発行するのは通常中央銀行である日本銀行だけだと思われているが、実際には銀行とさえ名が付けばすべての銀行で信用創造によって通貨が発行されている。人に借金をさせることによって。地銀もメガバンクもこの基本構造は変わらない。


私が学生時代、自分が取ったノートを人に貸したところ、その友人が私のノートを他人に又貸しし、クラス中に私のノートが書き写されて広まったことがあった。
私はひどく憤った。
私は困っている特定の友人にノートを貸したのであり、その友人がそのノートを他人に貸すことを想定していなかったのだ。私にはそれは背信行為に思えた。
しかし銀行がやっていることはそういうことである。

他人から集めたお金をまたそのほかの他人に貸す。そうやって世の中の通貨量はどんどん膨らんでいく。
私の書いたノートの情報量がクラス中に広まったように、1人の人間の持つ100万円の価値が、際限なく人に貸し出される。この繰り返しによって世の中の通貨量は際限なく膨張していく。
他人から預かったものをまた別の他人に又貸ししていいものなのかどうか。
それは法律的にはよくても、倫理的にはよくないことではないのか。

実際18世紀のイギリスではそのことの是非について訴訟が起こされている。
そしてその訴訟の判決はその行為を正当化するものであった。
その代償として預金者に利息というものが支払われるようになったが、
イギリスはその後、資金調達が容易になり世界中のあちこちで戦争を起こし、その戦いに勝利することによって帝国への道を歩んでいくことになる。
こうなると大学ノート一冊の貸し借りの問題ではない。
この銀行が行った行為の世界史的影響力は計り知れない。
世界の近代史を動かす原点になったものである。

信用創造とはかくも恐ろしいものである。
人に借金をさせることを信用という言葉によって表現することが、そもそもの勘違いの始まりである。
繰り返すが『信用』とは金融界において『借金』をさせることである。
この借金によって世界が動くのである。
この借金とは今流にいえばレバレッジのことである。
このレバレッジによって、世界金融経済がとめどもなく膨張し、いつ破裂するかわからない状態になっている。

近代社会の原点に欺瞞的な『信用創造』なるものの発生があることを忘れてはならない。


 

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コメント
 
01. 2013年11月20日 02:57:17 : yhcXe1ACTY
銀行は無いカネを作って支配してる。インチキ経済学。銀行には信用創造の発行量の上限で規制してるという建前だが、しらべたらインチキで、無制限にカネをつくれるのである。これで他人の労働価値と時間を奪う。白昼詐欺の類だ。贋がね作りを規制すべき。奴らの手口は借金のかたに信用創造をだすというのがミソ。同じ共同体の中で金利をとれば共同体は崩壊する。近代産業化社会の崩壊を予期して勧めてる確信犯。金利禁止法、信用創造禁止法、中央銀行カルテルの解消、無いカネを貸して利息をとって奴隷にするものを規制。景気は金利低下も国債増刷も関係ない。通貨発行量で決まる。国債を禁止して政府が通貨をはっこうして、順次増やしていけばいい。国債は政府が全額買い取る。太政官札の発行である。

[12削除理由]:板違い
02. 2013年11月20日 09:36:18 : CiFcXC3kMA
だから言っているじゃんか。
担保も取らずに借りている国こそ一番の害悪だ。
担保に見合った信用創造なら許せる。

03. 2013年11月20日 09:44:52 : nJF6kGWndY
>信用創造という欺瞞
>1人の人間の持つ100万円の価値が、際限なく人に貸し出される。この繰り返しによって世の中の通貨量は際限なく膨張していく。
>それは法律的にはよくても、倫理的にはよくないことではないのか

相変らずアホだな

通貨とは中央銀行の借用書であって、本来は、葉っぱでもいい

そして信用創造で、預金が増えるとは、消費や投資といった需要が増えること

つまり経済活動が活発化し、雇用や賃金が増え、景気が良くなるということだ


こういう過程で、国民経済が豊かになってきたのだから、それ自体には、何の問題もない

ただし、環境破壊や資源の浪費、人口増などが、持続可能な範囲でなければならないのは言うまでもない


04. 2013年11月20日 18:05:21 : ag9tNNw0lg
そこに何もなくても、地球温暖化を大宣伝し

「排出権」なるものを設定すれば、金融取引の材料となる。

「無」から「有」を生む現代の錬金術。
「カーボンオフセット」など詐欺商法そのもの。


05. 2013年11月23日 10:04:40 : IrGzNcl8ZM
つまり、嘘をついて大衆を騙し、特定集団が、
利益を上げているということなのですね?
これって、天に唾する犯罪では?

この国が、本物の宗教や哲学を論じないのが判りました。
犯罪がバレてしまったら困るからです。

誰かそうではないということを説明して下さいな。
イエスの時代にもありましたよね。金貸し業。

私を含め、人類社会は、悪党に騙されていたということです。
私の結論。



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