急落した金・銀と急落した米国債
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4576031.html
2013年11月21日　NEVADAブログ

昨日、金が一オンス３２．４０ドル、率にして２．５４％急落し、１２４２ドルで終わっています。
安値は１２４０ドルとなっており、先般の安値である１２１２ドルを視野に入れており、今日・明日にでも、この１２１２ドルを下回り、時間内取引で１１００ドル台に突入することもあり得ます。

銀も一オンス２０ドル台を切って、１９．８５ドルで終わっており、下落率は２．４１％となっています。

この突然の急落は予想通りですが、切っ掛けは、米国債の「急落（利回り急上昇）」です。

１０年債利回り　２．７９％（前日　２．７１％）
３０年債利回り　３．９０％（前日　３．８０％）

金融緩和を継続すると次期ＦＲＢ議長が表明していますが、市場は株式市場だけが買われ、商品市場は売られ、国債市場は無反応でしたが、ここにきて、国債市場が反応次第、国債売りに入ってきたのです。

金融バブルが株式だけを買い上げている間は「まだ」大丈夫ですが、その株が売られ始めれば話は変わってきます。

ダウ平均、日経平均が２％、３％を超える急落を演じ、同時に国債利回りが急上昇すれば、金融市場は「そこまで」となります。

金・銀の急落が「何か」を語っていると言えます。

コメント
01. 2013年11月21日 12:01:36 : nJF6kGWndY FOMC議事録のせいだよ >金・銀の急落が「何か」を語っている しかし予想が外れてばかりで、さすがに、表現が地味になったようだなｗ
02. 2013年11月21日 12:34:20 : ArLVW38Mhw 1さんの言う通り、ブルームバーグにもFOMC議事録のニュースがトップで出てましたね。つまり、いつもの「緩和あるぞ、あるぞ」です。各種指標により米経済が改善傾向にあると見られていることで、その可能性を示唆したものですが、しかし、実態・実体をよく観察していれば、改善している等とはとても言えたものじゃない。FRBの緩和マネーに支えられてそう見えるだけである。だからこそ、緩和が縮小されるという話題が出ただけで、特に米国債が敏感に反応しているのである。
03. 2013年11月21日 12:35:55 : ArLVW38Mhw 2 訂正「緩和あるぞ、あるぞ」→「緩和縮小あるぞ、あるぞ」
04. 2013年11月21日 16:59:34 : BDDFeQHT6I 幾らドル札がジャブジャブだって実需の有る商品はコントロール出来ない、金や銀はあまり弄り回すと代替素材が出て無価値になってしまうかもしれないので相場にするのには限界がある。

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