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このまま死ぬと思われているアメリカは復活するかもしれない (Darkness) 
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投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 11 月 23 日 19:52:00: igsppGRN/E9PQ
 

このまま死ぬと思われているアメリカは復活するかもしれない
http://www.bllackz.com/2013/11/blog-post_22.html?utm_source=BP_recent
2013年11月22日 Darkness - ダークネス


アメリカのオバマ大統領が徐々にレイムダック化しており、アメリカの衰退は隠せなくなりつつある。もうアメリカは凋落し、終わりになる可能性も見えてきた。

ローマ帝国も、大英帝国も衰退したのだから、アメリカもいずれは衰退して消えていくことになるのは目に見えており、それは避けられない事態であると言える。

債務上限を巡る攻防、中東への影響力の低下、国内の貧困層の拡大、州財政の破綻危機……。現在のアメリカは、どうにもならない袋小路に落ちてしまっているように見える。

こういった問題は「アメリカに金がなくなった」ことがそもそものきっかけだ。金が作れないのであれば、アメリカの影響力は落ち続ける可能性は高い。

しかし、アメリカがこのまま老人が枯れていくように、静かに影響力をなくして国際社会から消えていくと考えるのは時期尚早であると言えるかもしれない。

なぜなら、アメリカはひとつの金脈を掘り当てたのは確実だからだ。それは、「シェールガス」という金脈である。


■アメリカの外交はすべてエネルギー外交だった

文明はエネルギーを貪欲に消費しながら続いている。エネルギーが取れなくなれば現代文明は終わる。現代文明の最重要なエネルギーは化石燃料だ。具体的に言えば、石油が世界を動かしてきた。

だから、石油の取れる中東は世界で最も重要な地域でもあったのである。

アメリカが中東に関与し続けているのは、そこにエネルギーがあるからである。それを押さえなければアメリカの繁栄はなかった。

逆に言えば、アメリカの外交はすべてエネルギー外交であるとも言える。石油の利権を押さえることが、外交問題の最優先課題でもあった。

2001年から動き始めたアフガニスタン攻略やイラク戦争も、テロリストを壊滅させるという動きの裏に、常に言われていたのが、石油利権を手に入れようとする戦争ではないのか、というものだった。

イラクには石油がある。アフガニスタンはパイプラインを引くのに重要な国だ。

テロリストと戦うという名目の裏に、石油利権を奪取するという目的があったとしても、誰も驚かなかっただろう。

事実、サダム・フセイン政権が倒れてイラクはめちゃくちゃになり、その復興のためにイラクの石油施設を押さえたのはアメリカ企業ハリバートン社だった。

ハリバートンは米軍と密接に動いて、米兵宿舎の建築から物資輸送まですべてを賄う軍事企業であるが、その本業は石油・天然ガスの生産設備の製造だ。


■中東の混乱は、結果的にアメリカに利する結果に

ハリバートン社はブッシュ政権時代のディック・チェイニー副大統領が関わってきた企業であることはよく知られている。

イラク戦争が始まる前後、2003年前半のハリバートン社の株価は20ドル前後(株式調整価格で10ドル前後)だったのだが、そこからうなぎ登りに上昇し、2006年には2分の1の株式分割が行われて、2008年には50ドルを超えた。

株式分割も含めて単純計算すれば、2003年から2008年の5年間で、この会社の株主は配当も含めて5倍儲かったということになる。

分かるだろうか。2003年に100万円をこの会社に投資していれば、たったの5年で何もしなくても500万円になっていた。

この会社の株は普通にNY株式市場に上場されているので、誰でも買うことが可能だった。あなたも買えた。

その後、ハリバートン社はリーマン・ショックの荒波に揉まれて大暴落したが、現在はまた50ドルを超えている。

イラク戦争が石油利権の戦争だったのではないかと「噂」されているが、ハリバートン社の株主は高笑いしながらこう答えるはずだ。「5倍も儲かったのだから、噂は事実だったのかもしれない」

現在起きている中東の激変も、石油を巡る利権の組み替えであると考えれば分かりやすいのかもしれない。

どのような結果になるのかは分からないが、中東がめちゃくちゃになったら石油価格が不透明になっていく。サウジアラビアが中東の大混乱に巻き込まれていくと、いずれは石油の供給が不安定化されて世界は大激震に入るだろう。

そうなれば、アメリカはどうなるのだろうか。もちろんアメリカも無傷ではいられないはずだが、結果的に見るとアメリカに利する結果になるかもしれない。

なぜか。アメリカはシェールガスというエネルギーにシフトして、エネルギー超大国になる道が約束されているからである。

シェールガスを核としてアメリカが復活していく

シェールガスは、ほぼ100%に近い確率で採掘することが可能である。巨大なエネルギーがアメリカの大地の下に埋もれており、それを掘削することが技術的に可能になり、アメリカはエネルギー大国となろうとしている。

今後数年で、シェールガスを核としてアメリカが復活していくのは目に見えるようになるはずだ。アメリカの製造業も復活する可能性がある。

現在、アメリカは金がなくなり、政治力も低下し、国民は貧困化し、格差も広がり、このまま推移すると凋落や衰退や自滅は避けられない事態となっていた。累積債務で政府そのものが崩壊する危機さえもあったのだ。

借金は消えてなくなるわけがないので、こういった危機はまだまだ続いていく。

しかし、このまま沈んで行くと思われたアメリカが最悪の状態の中でつかんだのが「シェールガス」という新しい金脈であり、これによって一方的なアメリカの自滅や衰退は歯止めがかかる可能性が見えてきた。

アメリカが自滅する可能性はゼロではない。しかし、シェールガスが今後のエネルギーの中心となっていくのだとすれば、アメリカは、むしろ復活の芽が育っていると考えてもいいのかもしれない。

中国の時代が来ると言っている人もいるが、欺瞞にまみれた中国共産党が、あと10年も20年も生き残っている方が不思議だ。客観的に見れば、アメリカよりも中国の方が危険なのではないだろうか。

私はもう数年前から、資産のほとんどをアメリカの多国籍企業の株式にしている。

2012年からただの1株も売っていない。売るどころか、逆に市場の様子を見ながら増やし続けている。

いずれ、市場が調整や暴落に巻き込まれたら、私はさらにアメリカの株式市場に資金を投ずるつもりでいる。

アメリカが衰退して自滅するという話は、歴史を見ると必ず来ると断言できる。しかし、その時期はシェールガス革命によって20年以上は「遠のいた」と見ている。

シェールガスによって、アメリカはリセットされている。アメリカが一直線に衰退すると思ったら、当てが外れるはずだ。

もちろん、将来はどうなるのか決まっていないので、何が起きるかは誰にも分からない。だから、どこに資金を投じるかは、常に賭けの要素から逃れられない。

私は、自滅すると言われているアメリカに賭けた。

あなたはどこに賭けるだろう? あなたはアメリカに賭けることも、中国に賭けることもできる。あるいは、日本にも……。


 

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コメント
 
01. 2013年11月23日 20:10:38 : rsRbecTDbw
シェールガスはあくまでこれまでのやり方で「吸い尽くした油田」を
リサイクルするものだから、どうしてもコストがかかる
だから自国地場消費するなりしてコストを下げて、原油価格が高騰したときには有効だから
決定的な切り札にはなりえないと思うのですけどね
今は資金にものを言わせて強引に生産力を上げているけど、すぐにシェール油田
そのもののピークがすぐに来てしまう

02. 2013年11月23日 21:02:27 : SrmPqLSMME
>こういった問題は「アメリカに金がなくなった」ことがそもそものきっかけだ。金が作れないのであれば、アメリカの影響力は落ち続ける可能性は高い。

↑ 愚かな見方だね、金はいくらでも作れる、輪転機をぶん回せばいいだけの話だ。 問題わ そんなとこにあるのじゃなくて、金を作っても、一部にしか回らん、これが問題なのだ。一般アメリカ庶民には回らない仕組みを作り上げてしまったのだ雨公は。


03. 2013年11月24日 00:16:39 : ArLVW38Mhw
「私はもう数年前から、資産のほとんどをアメリカの多国籍企業の株式にしている。」
御愁傷様としか言いようがない。


04. 2013年11月24日 05:11:11 : UQlyJXi6zF
Darknessの管理人のポジションがわかったから、今後資産傾向から意見を考えるといいだけだよ。

日本が破滅しても資産は大丈夫なようにしてるんでしょ。
社会問題を論じる事で今は稼ぎ時だしね。


05. 2013年11月24日 12:54:28 : DHE3UZNCkl
シェールガスは採算単価は100ドルだと言われる。それは原油価格が低下すると採掘困難または出来なくなることを意味するだろう。
一方シェールガス採掘で懸念される事は油井の採掘寿命が従来型油井よりも極端に短い傾向があることも指摘されている。2〜3年で枯渇する例が多いことが報告されているようだ。であれば、次から次へと新たなシェール油井を掘り続けなければならない事になってしまう。

更にシェールガス採掘で発生する深刻な課題に環境破壊が有る。採掘時には化学薬品を混入した高圧の水を噴射するが、これは地下の滞水層へ混入してしまう。
これは地下水を広範囲に汚染してしまうから地域の飲用水を汚染し動植物への広範囲な悪影響を及ぼしてしまう。
シェール鉱区は広く全米に散見されるが人口密集する東部地区に多いとも聞く。採掘される単位体積から得られるエネルギー収量は液体の原油と比較すると膨大な違いが有るだろうから、鉱区は際限も無く拡大化するものと想像する。鉱区地区の住民との調和は継続的に可能なのだろうか?採掘の限界は低いのではないか?

地質学的に広範囲に且つ大量に埋蔵されているとしても、採掘寿命の短さ、採掘単価が高いこと、更に水質汚染の影響を考慮するならば、これを以ってアメリカ復活と喜んでばかりで良いのだろうか?

米国が国内に資金を呼び込むためのプロパガンダの様に思えてならない・・・


06. 2013年11月24日 21:47:34 : pVdrZK4TK6
シェールガス・オイルの採算性や環境破壊等の実態は、もうネット上のあらゆるサイトで明らかにされている。『シェール革命』なんて、インチキ投資会社やマスゴミのプロパガンダに過ぎない。 アメリカ経済の問題(や金融過剰資本主義・新自由資本主義の問題)の本質は、富が集中し過ぎて貧富格差が度を越していること。 共産主義が理想でしかなかった一方、拝金主義に陥ってしまった資本主義も限界があり、今や公正を欠いた、いびつな壊れかけの社会システムでしかなくなっている。 ポスト資本主義の新しいシステムが、これから何らかの'産みの苦しみ'を伴って現出するのだろうが、それには多くの人々の覚醒が必要になる。
 世界各地で預言されてきた'大きな洗濯・建て直し'によって、ハードランディングがいつ起きてもおかしくはない。

07. 2013年11月25日 01:52:59 : obIFGxxt6o
シェールガスに対して過大評価もいいところ。

そんなに効果があるなら天然ガスさらに原油価格の低下につながり日本も大きな恩恵を受けるが。


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