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世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第54回 失速のアベノミクス (週刊実話) 
http://www.asyura2.com/13/hasan84/msg/294.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 12 月 05 日 18:38:00: igsppGRN/E9PQ
 

世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第54回 失速のアベノミクス
http://wjn.jp/article/detail/4079840/
週刊実話 2013年12月12日 特大号


 我が国の第3四半期の経済成長率の速報値が報じられた。

 内閣府が11月14日に発表した2013年7-9月期の国内総生産(GDP)速報値は、実質値で対前期比0.5%増。成長率は4四半期連続でプラスとなった。

 もっとも、我が国がデフレ期である以上、重要なのは実質GDPではなく、名目GDPの成長率になる。名目GDP成長率が実質値のそれを上回っていれば、我が国がデフレ脱却に向かっていると判断できるためだ。

 日本の第3四半期の名目GDP成長率は、対前期比0.4%(年率換算1.6%)。名目GDPから実質GDPを計算する際に使用される物価指数、すなわちGDPデフレーターは、対前期比でマイナス0.1%。第2四半期はプラス0.1%だったため、少なくとも第3四半期はデフレ脱却ではなく「デフレ化」が進んだことになる。実質GDP成長率が減速したことよりも、こちらの方がショッキングだ。我が国はいまだデフレなのだ。

 そもそも、対前期比のGDPデフレーターがプラス0.1%('13年第2四半期)になったところで、デフレ脱却とはお世辞にも言えない。さらに、第3四半期の日本はGDPデフレーターの上昇率が高まるどころか、マイナスに逆戻りしてしまったのだ。

 内閣府の資料を見る限り、第3四半期のGDP成長を牽引したのは外需(純輸出)ではなく内需である。

 実質値で見た内需の寄与度が0.9%、外需がマイナス0.5%、名目値では内需寄与度が1.1%、外需がマイナス0.7%。実は、安倍政権発足後に外需が成長に大きく貢献したのは、第1四半期のみで、第2四半期も「辛うじて貢献」程度に過ぎなかった。それが第3四半期からは、外需はむしろ「足を引っ張る」状況になっている。

 今年の第1四半期、アベノミクス効果で円安が進み、大手輸出企業の業績が好転した。
 結果的に、外需のGDP成長に対する寄与度は高まった。

 ところが、今年5月以降に円安が一服し、外需の成長寄与度は下がって行く。ついに、第3四半期にはマイナスに落ち込んでしまったわけである。

 また、第3四半期のGDPの内需項目を見てみると、民間住宅投資が実質で2.7%、名目で3.4%と好調だ。これはもちろん、消費税増税前の駆け込み需要が原因だ。

 残念ながら、住宅の駆け込み投資は9月30日をもって終了し、翌10月に急減速してしまった。

 少なくとも、'13年第4四半期以降は、民間住宅投資はGDPの牽引車とはなり得ない。

 実は、第3四半期の成長に最も(%で見て)貢献したのは、公的固定資本形成(公共投資)である。実質値で6.5%、名目値で6.6%。

 逆に、肝心要の個人消費と設備投資は成長率が鈍ってしまった。両項目共に「辛うじてマイナスではない」という状況である。

 特に、アベノミクスによる株高が頭打ちになったせいか、個人消費がプラス幅を大きく減らした(0.1%増)影響は大きい。

 結局、2013年1月以降の高い成長率は、
 「アベノミクスによる株高を受けた個人消費拡大」
 「アベノミクスによる円安を受けた純輸出、設備投資拡大」
 が支えていたことがわかる。

 円安、株高の進行がストップした結果、消費税の駆け込み需要を除き、民需は低迷状態に陥った。

 我が国はいまだに「民間主導の経済成長」の局面には至っていないのだ。しかも、GDPデフレーターがマイナスである以上、明らかにデフレが継続している。

 この状況で、半年後に消費税増税という「崖」を迎えることになるわけだ。

 結局のところ、バブル崩壊後のデフレ期に、主導的に需要を牽引してくれるのは、政府しかないのである。目の前の需要が拡大しない状況で、民間が安心して投資を拡大するなどということは、起き得ないとまでは言わないが、なかなか困難という話だ(増税前の駆け込み消費などは除く)。

 無論、日本銀行は金融緩和政策(量的緩和)を継続し、景気を下支えしようとするだろう。

 とはいえ、中央銀行は量的緩和で発行した「お金」の行き先を管理することはできない。

 量的緩和のそもそもの目的は「デフレ脱却」、つまりは物価上昇である。日本銀行が発行した日本円は、財やサービスへの消費、投資に向かってもらわなければならない。

 ここで言う投資とは、民間住宅投資、民間企業設備投資、公的固定資本形成(公共投資)の三つのみだ。株式投資や土地への投資、金融商品への投資は含まれない。

 もちろん、株価が上昇していけば、キャピタルゲインを得た(あるいは「得る」)人が消費を増やしてくれるかも知れない。

 そうなれば当然、財やサービスの価格に影響を与えるが、株価上昇「のみ」では無理だ。しかも、日本人はアメリカ人ほどには、
 「株価が上昇した。ならば、消費を増やそう」
 というシンプルな経済行動を取らない。15年もの長期間、所得や物価が下落するデフレーションに苦しめられていた以上当然だ。

 来年の4月に訪れる国民経済の崖を、デフレ状態の日本経済は乗り越えられるだろうか。

 金融緩和は当然継続するとして、ポイントは来月にも決定される経済対策の規模と詳細である。

 GDPデフレーターが再びマイナスに落ち込んでしまった以上、安倍政権には「機動的な財政出動」といったつまらない話ではなく、「想定外の規模の財政出動」を一日本国民として心から望む。


三橋貴明(経済評論家・作家)
1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。


 

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コメント
 
01. 2013年12月05日 20:04:24 : nJF6kGWndY

>「想定外の規模の財政出動」を

補正の効果が出るには時間がかかるから、消費税の駆け込みが終われば、当然、今後、景気は下振れするだろうが、

必要なインフラ整備ならともかく、ムダな事業で浪費が増え、一部のゼネコンと官僚が潤って、短期的に需給が逼迫して工賃や資材費が加熱するだけでは、あまり意味は無い

増税と無理な借金で、老人や既得権者に金をばらまいて、浪費を続けようとしても、いずれは限界が来るだろう

それより、きちんと失業対策と生活保護でも出して乗り切った方が長期的にはマシだろうな


>GDPデフレーターは、対前期比でマイナス0.1%。第2四半期はプラス0.1%だったため、少なくとも第3四半期はデフレ脱却ではなく「デフレ化」が進んだ 失速のアベノミクス

下のニュースだろうが

海外景気の下振れと、過熱し過ぎた資産上昇の反動減が、減速の主因だ

こちらも、あまり一喜一憂しても意味は無い


元々、経常黒字の多い債権国は、通貨が強くなり、国内投資は弱くなる傾向がある上に、

日本は少子高齢化が進み、しかも既得権保護の規制や補助金が多い


条件が元々、かなり悪いのだから、失速と言うのは間違い

無理して刺激策を絶えず打たねば、すぐ通常の衰退モードに戻るということだろうな

http://www.huffingtonpost.jp/2013/11/13/japan-gdp-jul-sep_n_4270559.html
内閣府が14日発表した2013年7─9月期国内総生産(GDP)は実質値で、前期比0.5%、年率プラス1.9%、4四半期連続のプラス成長となった。

久々に持続的な景気回復となっていることが確認できた。ただ年率4%前後の成長が続いた直近2四半期からは大きく減速。これまで貢献してきた個人消費の増勢が鈍り、輸出も減少するなど、民需の力強さが欠けた一方、支えたのは公共投資と住宅だった。

成長率減速は一時的と見られ、先行き10─12月期は消費増税前の駆け込み需要や設備投資回復で再加速が予想されている。


<消費・輸出の寄与低下、公共投資が下支え>

4四半期連続の成長はリーマンショックからの回復に当たる2009年4─6月期からの6四半期連続成長以来。ロイター予測のプラス1.7%を上回った。

ただ、7─9月期は4─6月期に比べて民間最終消費や設備投資、輸出といった民需の減速が目立った。

民間最終消費は前期比0.1%と、、4─6月期の同0.6%から増勢が一服。株価や円安が一服し、株式売買手数料など「金融サービス」が低調だったことが大きく足を引張ったほか、消費者マインドの低下も影響。

民間設備投資も前期の1.1%から0.2%に減速した。

外需の寄与度は前期比マイナス0.5%と3四半期ぶりにマイナスに転じた。輸出数量がアジア向け中心に減少した一方で、輸入が内需好調で増加したため。

好調だったのは、公的資本形成。前期比6.5%と伸びを高めた。2月に成立した10兆円を超す大型補正予算の執行が本格化したことで、公共投資が成長の押し上げに寄与した。ただし、4─6月期に契約がピークとなったことから、その効果が7─9月に表れたもので、今後は公共投資の寄与はピークアウトすることになる。

住宅投資も前期比プラス2.7%と大幅に増加。2014年4月の消費税率引き上げを控えた駆け込み需要の高まりが寄与したとみられる。


<デフレータ改善傾向、デフレ脱却へ前進>

GDPデフレーターは前年比マイナス0.3%と、下落幅を縮小。天候不順による野菜の相場高や、石油製品価格の上昇などが主因と見られる。着実にデフレ脱却に向けた動きが続いている。

雇用者報酬は、実質で前期比マイナス0.6%と、3四半期ぶりの減少。民間企業では夏のボーナスなどで増加傾向がうかがえるものの、地方公務員の賃下げの影響が大きく、民間給与の増額ではカバーしきれなかった。


<減速は一時的要因多く、再加速へ>

今回の7─9月GDP1次速報では、夏場に成長率が減速したことが明らかとなったが、政府も民間調査機関でも一時的な減速と受け止めている。少なくとも年度内は消費増税前の駆け込み需要や企業の在庫積み増しが予想されているため。加えて、雇用所得環境の回復傾向、設備投資の回復なども寄与すると見られている

駆け込み需要だけにとどまらない前向きの要因も重なることから、内閣府幹部は「内需は底堅く、景気は上向いている。成長率が緩やかだったのは一時的で、年内は再加速し着実な動きが続くだろう」と見ている。

[東京 14日 ロイター]


02. 2013年12月06日 20:00:08 : BDDFeQHT6I
結局公共事業を当てにすることにしかならないのか、公共事業じゃ乗数効果は見込めないんじゃなかったのか。
土木や建設に金が回ったって銀座の飲み屋が儲かる位しか経済効果は無いんじゃないか。

03. 2013年12月07日 12:32:51 : xJLV91RPaA
>02

乗数効果は、ほとんど無い(昔はあった)ことが、日本でも欧米でも実証されている。

ただし、政府支出は「その額の分」だけは確実に効果がある。

短期で、政府支出で景気を刺激して、長期の民間活動を呼び起こすしか、方法は無いのではないか。


04. 2013年12月07日 13:37:14 : lQc9QpBjCE
グローバル化は、労働力の海外外注化だ。世界貧困国の貧民がいなくなるまで、日本人の給与は下がり続ける。収入無い人が高い値段に手が出るはずが無い。つまりTPP推進している内はデフレだよ。
 言葉の美辞麗句に気をつけよう。

追記:黒田の前例なき金融緩和は日本円刷ってアメリカ国債(もうじき紙くず)買っただけ。景気に関係はない。円安・株高で投機筋が儲かって、日本の借金が増えただけ。

これ書くともうじき「秘密保護法」違反で逮捕だな。


05. yakunintengoku 2013年12月07日 21:05:21 : viifQPTxRSZ2. : bnmbupDOVM
セメントをたくさん使えば、ラファージュが儲かるからな。

06. 2013年12月07日 23:25:41 : tpNHxrSgQQ
安倍・麻生という低脳元総理の崇拝者・三橋貴明
ペテン師は早く死ね、上念司も同様だ

07. おじゃま一郎 2013年12月08日 15:02:46 : Oo1MUxFRAsqXk : tSACmQ7NuE
>失速のアベノミクス

金融緩和で、為替レートは30%上昇(円安)、株価は45%上昇した。
その後、膠着状態が続いたがこれは、市場の心理的な効用が落ちてきたからだ。
そのため、市場は金融緩和第二弾を要求している。日銀はこれに
応えてくれるだろう


08. 2013年12月09日 00:30:41 : Wr5cvCffrE
何が財政出動だバカタレ、財源どうすんだ
「ダメリカに貸したカネを返させろ、これ以上貸すな」
「そうすりゃベーシックインカムなんか、ラクにできる」
この位、言えっての
ちょっと反政府を気取っているようだが、所詮は御用評論家
マスコミも三橋も同じ、信用ならん

09. 2013年12月09日 10:29:01 : cKftockbJN
>>04. 2013年12月07日 13:37:14 : lQc9QpBjCE
>>グローバル化は、労働力の海外外注化だ。世界貧困国の貧民がいなくなるまで、日本人の給与は下がり続ける。収入無い人が高い値段に手が出るはずが無い。つまりTPP推進している内はデフレだよ。


下手な週刊誌記事よりこのコメントがすべてだ。
グローバル化がただしいといっているうちはその真逆の効果が。

グローバル化を進めていった偽ユダヤはしたたかだった。でもそのうちまたしてもそれを食い止めるヒトラーが現れるようにおもうね。


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