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やる気は満々だが…／（Ｃ）日刊ゲンダイ
ネットでは批判噴出…料金半額「楽天でんわ」は成功するか？
http://gendai.net/articles/view/life/146514
2013年12月7日 日刊ゲンダイ
楽天の巻き返しなるか。楽天グループの「フュージョン・コミュニケーションズ」が５日、「楽天でんわ」サービスを開始した。専用のアプリをダウンロードすれば、カンタンに使用でき、スマホの通話料金が、携帯大手３社の半額になるという。電話番号を変える必要はない。
本業の「ｅコマース」でライバルに急追されている楽天にとって「楽天でんわ」は、収益拡大の切り札だという。
「インターネット通販のｅコマースでトップの楽天は、ヤフーやアマゾンに牙城を切り崩されつつあります。２位のヤフーは、オークションの出品料無料や出店料の無料化で業者を囲い込んだ。パソコンだけではなく『スマホでショッピング』も確立しています。３位のアマゾンは本やＣＤ販売のイメージが強いですが、掃除機や衣類などの品揃えが豊富になり、まとめ買いされている。このままでは、楽天は、ライバル２社に抜かれかねません」（ＩＴジャーナリストの井上トシユキ氏）
ｅコマース事業が不振となれば、「楽天カード」も使ってもらえない。金融業を含むグループ全体も危機に陥るという。
先日、三木谷社長にインタビューした株式アナリストの櫻井英明氏は「本人は、第２の矢、第３の矢を放つと意欲満々でした。今回の『楽天でんわ』は第１弾で、どんどん仕掛けていくようです」と話す。
だが、ネットではすでに「家族割などの無料通話になる分は適用されない」とか「楽天に個人情報を掴ませたくない」といった批判が集まっている。果たして「楽天でんわ」は成功するのか。
「そもそも若い層は電話をしない。メールが中心です。それに無料通話は、すでにＬＩＮＥやｉＰｈｏｎｅのメッセンジャーなどでも利用可能になっている。どれだけインパクトがあるのか疑問です。おそらく楽天側は、働いている中高年、シルバー世代を取り込みたいと思っているのではないでしょうか」（井上トシユキ氏）
なんだか時代遅れ感があるが……。
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