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合併号特別大調査「5年後の社長」「10年後の社長」実名を公開する ( 週刊現代) 
http://www.asyura2.com/13/hasan84/msg/776.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 1 月 06 日 11:26:00: igsppGRN/E9PQ
 

合併号特別大調査「5年後の社長」「10年後の社長」実名を公開する
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37988
2014年01月06日(月) 週刊現代  :現代ビジネス


日本のトップ企業50社トヨタ、パナソニック、三菱重工、三菱東京UFJ、全日空、三越伊勢丹、ソフトバンク、フジテレビ、朝日新聞、ファーストリテイリングほか


経済界に「人物」がいなくなって久しいといわれる。しかし目を凝らしてみれば、キラリと光る人材はいくらでもいる。実績、才能、逸話。未来のトップリーダーの実像をあますところなく紹介する。

■東芝のクレイジーキヨシ

「右肩上がりの時代には、多少能力の低い人が社長になっても企業は成長できました。しかし、いまは違います。猛スピードで市場が変化するグローバル時代にあっては、実績を上げられるのはもちろん、社員を引っ張るリーダーシップ、世界を飛び回る行動力から決断力、精神力など、求められる能力が数えきれない。逆に言えば、社長人事を間違えれば、あっという間に会社が潰れてしまう時代に突入したといえるのです」(経営コンサルタントの小宮一慶氏)

企業の生き残りが社長の実力に大きく左右されるようになってきた。では、日本を代表する有名企業にはいま、どんな将来の社長候補がいるのか。

今回本誌は、日本経済の未来を背負うことになる社長の卵について徹底調査を実施。5年後、10年後の社長候補に名前が挙がる人物について、その全実名リストを作成した。ズラリと並ぶ「知る人ぞ知る」逸材たちを業界ごとに紹介しよう。

まず、日本経済を牽引する自動車・電機業界で目立つのは、「媚びない」面々だ。

「ホンダの松本宜之氏は、小型車『フィット』の開発時に、使い勝手のいいクルマ作りを目指した。当初、役員陣からそのコンセプトは理解されずに叱り飛ばされたが、松本氏は方針を曲げなかった。結果、大ヒット。消費者目線を忘れない上、気骨のある技術者」(ホンダ幹部)

「ソニーの上田康弘氏は、『トップがダメだとやる気がなくなる』『経営陣にこそ、品質改善が必要だ』などと、はっきり物言うタイプ。一方で、現在のソニーの技術の柱≠ナある、スマホやデジカメの『目』となるイメージセンサーの開発責任者を務める根っからのエンジニア。技術のソニーを復活できるのは彼しかいない」(ソニーと取引のある半導体関連企業幹部)

もう一つの共通項は次世代の「牽引役」であること。

たとえばトヨタの小木曽聡氏は、初代からプリウスの開発にかかわった後、現在は燃料電池車などの次世代カーの統括責任者を務めるエース=B

アフリカなど新・新興国開拓が「次の勝敗」を決めるといわれる中で、日産の新興国攻略車『ダットサン』を担うフランス人のヴァンサン・コベ氏も将来の開拓役としての期待が大だ。

「東芝のNAND型フラッシュメモリ(半導体)の立て役者が小林清志氏。10年先を見据えた戦略を実行に移せる経営センスは抜群。好き嫌いが激しい強烈なキャラで、『クレイジーキヨシ』の異名を持つ豪快な性格も持ち味」(東芝の取引先)

日産のヨハン・ダ・ネイシン氏は南ア出身で、独アウディからゴーン社長が三顧の礼≠ナ迎えた逸材。スズキの原山保人氏も、鈴木修社長が経産省から幹部候補として引き抜いた。今後は「生え抜き以外」からのトップ就任もありそうだ。

かくも多種多様な人材が、熾烈な社長レースを繰り広げる中で、さらに実力を開花させていくのだから日本メーカーの未来は期待ができる。

対照的なのが、銀行だ。'13年はドラマ『半沢直樹』で行内の人事抗争の凄まじさが注目されたが、実はトップの座は「一部の行員」にしか門戸を開かない閉ざされた業界である。

すなわち、出身行、社内の経歴、入行年次がモノを言う世界。たとえば三菱東京UFJの頭取は旧三菱出身の企画畑出身者が既定路線で、「2代先の頭取まで読める」と言われるほどだ。

三井住友は大企業担当、海外担当、企画の3つを経験するのが条件とされ、次の頭取は車谷暢昭氏、橘正喜氏の「(昭和)55年組」で、その次を「59年組」の最速役員到達者たちが争う構図だ。

ただ、波乱もある。みずほでは、佐藤康博頭取が後任を、飯盛徹夫氏をはじめとする「(昭和)59年組」に若返らせるといわれていたが、暴力団融資問題で求心力を失ったことで、もう目がないと思っていた岡部俊胤氏、高橋秀行氏、安部大作氏などの「55年組」が復活する見込みなのだという。

「岡部氏は旧富士銀出身で、旧興銀や旧第一勧銀勢が怪文書のネタにするため女性関係の弱みを探ったが、埃ひとつ出てこなかったとの噂があるほど身持ちが固い。高橋氏、安部氏は旧興銀の同期のエース。3人とも極めて優秀だが、一方で、みずほをガバナンス不在の状態に陥れた元凶として、金融庁の逆鱗に触れて引退した前田晃伸元社長、齋藤宏元頭取の直系。内部抗争≠ノ明け暮れる古いみずほを引きずる存在なのが心配の種です」(銀行業界担当記者)

■携帯業界の「種を蒔く人」

打って変わって、商社業界は「とにかく儲けた奴が偉い」。

「伊藤忠の岡藤正広現社長は、率いた繊維部門を8期連続増益させた功績が買われての社長指名だった。その意味でいま『ポスト岡藤』として注目されているのが、吉田朋史氏。率いる住生活・情報部門が大儲けしていることで、社長候補に名前が挙がり始めた。細かいことは言わずに、『頑張れ!』と発破をかけるガッツタイプで、部下の信頼が厚い。ほかにも、米倉英一氏は米倉功元社長の息子だが、親の七光りではなく切れ者。現在、社長の登竜門である米国法人トップで、有力です」(伊藤忠幹部)

社長交代の「その日」が来るまで儲け続けることができた猛者のみが、選ばれた一人になれる。寝る間もなく走り続ける商社マンの所以である。

携帯電話戦争を三つ巴で争う、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社。すでに「一人一台」時代に突入し、市場が飽和している業界だけに、未来の社長候補は「次の種を蒔く人」。

「ドコモを単なる携帯会社から、総合サービス企業に脱皮させる中心人物が中山俊樹氏。ネットで大学の授業を受けられるオンライン教育事業、ベンチャー企業育成なども手掛けていて、ドコモがグーグルやアップルのような企業に変貌できるかどうかがその手腕にかかっている。KDDIの高橋誠氏も、同様にベンチャー支援など新規事業を手掛けている。『ミスターau』との異名も持つ同社の看板的人物だけに、どんな新しいものを生んでくれるか楽しみ」(経済誌記者)

ソフトバンクは孫正義社長の長期政権≠ェ続きそうだ。

「孫氏は'10年に、これから世界がどう変化するかを予測する『新30年ビジョン』を発表しているくらいですから、社長もあと30年くらいは続ける意気込みなのでしょう。もし孫氏に不測の事態≠ェあった時には、宮川潤一氏が登板するでしょう。なにせベンチャー企業社長だった宮川氏を、'01年に孫氏自ら口説いてスカウトしたほどの人物ですから」(ソフトバンクグループ現役社員)

■ユニクロ柳井の後継レース

「視聴者離れ」が止まらないテレビ業界では、「ヒットメーカーが腰を据える経営」に舵が切られるだろう。

「フジは東京五輪開催時のお台場でのカジノやショービジネスを狙っている。ドラマ『ロングバケーション』をヒットさせて'13年に社長になった亀山千広氏は、映画『踊る大捜査線』を大当たりさせるなどショービズにも強く、2020年を見越した長期政権になる可能性が高い」(テレビ業界を長く取材するジャーナリスト)

同様に日テレは、グループの読売新聞と連動してメディア戦争での一人勝ちを虎視眈々と狙っている。

「そこで、『マジカル頭脳パワー!!』などのバラエティーからドラマ『家なき子』までを大ヒットさせた小杉善信氏が登板。これからのメディア激動期を、小杉長期政権で舵取りするシナリオが濃厚です」(同前)

小売業界のファーストリテイリング(ユニクロ)、ヤマダ電機、飲料業界のサントリーHDでは「創業家問題」が焦点となる。

「ユニクロ・柳井正氏の後継レースは激化している。大笘直樹氏はアジア事業の好業績を追い風に評価が上昇。国内イベント・講演でも柳井氏の代わりに出席することが多く、『話し方が柳井氏に似てきた』とも。中国人の潘寧氏は高級路線で中国事業を成功に導いた人物。こうした候補者がお眼鏡にかなわなかった時には、柳井氏の長男・一海氏に譲られるでしょう」(繊維業界担当記者)

「ヤマダ電機創業者の山田昇氏は、甥の一宮忠男氏と二人三脚で事業拡大を進めてきたが、中国出店の失敗などでやや距離感が目立つようになってきた。『ポスト山田』は、生え抜きでヤマダ流の現場を歩いてきた飯塚裕恭氏と、'06年に野村證券からヤマダに移籍し、いまでは『野村OBで最も出世した男』ともいわれる岡本潤氏。飯塚氏と岡本氏はそれぞれWEB販売、住宅事業を担当しており、次期社長はその成否如何にかかってくる」(家電量販店幹部)

サントリーは、佐治信忠現社長の次は、親族の鳥井信宏氏が既定路線だ。

業界内にあって「社風」がまったく違うのが不動産。

「『丸の内の大家』で、放っておいても儲かる三菱地所の社長に求められるのは、協調性、人徳、バランス。杉山博孝現社長は人事畑なので、10年後も同じく経理・総務部長など本社部門の中枢を担う大草透氏が有望。

三井不動産は徹底した実力主義。今後はスマートシティ、IT物流施設関連、海外事業の本格展開などが『次の稼ぎ頭』となる。10年後は、これらをなし遂げた人から選ばれるでしょう」(不動産ジャーナリスト)

ほかにも、「大西洋現社長が『40代の社長を出す』と言っており、実際、若手で抜擢されている近藤詔太氏、初の女性社長という目もある石塚由紀氏などが出てきた」(現役社員)という三越伊勢丹HDなど、10年後の将来性を感じさせる企業ばかりである。

本文では触れられなかった企業・人物については、表でじっくりご覧いただきたい。この中から未来の日本経済を牽引するトップリーダーが、きっと現れる。

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「週刊現代」2014年1月4日・11日合併号より

 

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