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裸の王様、アベノミクスで本当に"景気は回復"するの?
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2014-01-10 18:15:42 いかりや爆氏の毒独日記
安倍政権が成立して一年余り、円安で、株価は上昇、大企業は儲かっているという。アベノミクスで本当に景気は回復しているのだろうか？庶民の暮らしはほんとうに豊かになったのだろうか、今はダメでもこれから期待がもてるのだろうか。
厚生労働省は8日、2013年10月分の被保護者調査の結果を発表した。それによると、10月時点の生活保護受給者は前月比4,530人増の216万4,338人となり、2013年3月以来、7カ月ぶりに過去最多を更新した。
総務省統計局（2013年11月12日）公表の労働力調査、（平成25年）7〜9月期（速報）によれば雇用者（役員を除く）5205万人のうち，非正規の職員・従業員は1908万人で，前年同期と比べ79万人増加した。
一月一日の安倍首相の年頭所感は、例によって例の如く美辞麗句が並ぶ。
”日本にとって何より喫緊の課題は、デフレと円高からの脱却による経済の再生です。
大胆な「金融政策」、機動的な「財政政策」、民間投資を喚起する「成長戦略」が経済再生の「三本の矢」です。
頑張った人が報われ、今日よりも明日の生活が良くなると実感できる日本経済を取り戻すために、内閣の総力を挙げて、経済政策を強力に進めてまいります。”と言うのだが、
何の恩恵もなく実感も沸かない庶民には安倍首相の美辞麗句が空疎に響く。
それでも安倍内閣の支持率が50％近くあるというのだから、いかに多くの国民がアベノミクスに騙されているかということである。
アベノミクス：大胆な「金融政策」について、
日銀は７日、２０１３年末時点でのマネタリーベース「市中に出回っているお金である流通現金：日本銀行券発行高（紙幣）＋貨幣流通高＋金融機関が日銀に預ける当座預金の合計額」が２０１２年末に比べて46％増えて２０１兆８４７２億円になったと発表。
つまり日銀は金融機関から大量の国債を買ったお金を市中（金融機関）にガバガバ流している。ところが、金融機関から企業などへの貸し出しは横ばい。期待されたお金の循環は進んでいない（以上1/8東京新聞より）。
つまり、「需要のないところにいくら金を流しても資金需要は起こらない」という当たり前のことが起きているに過ぎない。又、企業は必要な資金はこれまで大量の内部留保を溜め込んでいるので企業（特に大企業）は当面の資金は自前の資金で間に合っているのである。
大量のカネを市中に流しても景気はよくならないし、日銀マネーを利用するほど資金需要も起きていない。このような状況は財務省も日銀も百も承知しているはずである（知らないのは、裸の王様アベ首相だけ？）。
アベノミクスは、大量のお金を市中に流せば、景気がよくなるかのように見せかけているだけである。財務省は景気のことなんか考えていないし、財務省の真の狙いは「景気回復ではない、金利上昇を防ぐこと」にある、むしろ「景気がよくなって金利が上昇したら大変だ」、膨大な国の借金がさらに肥大化することを恐れているのである。
政府と日銀が一体となってデフレ対策といっても、単なる円安による物価上昇に過ぎず、景気回復による需要増に基づくものではない。
これまでの長期にわたる円高によってさんざん庶民の所得を奪ってきた上に、今度は円安による物価上昇が庶民の細くなった懐を襲っているのである。さらに、４月から消費税の増税である。こんなバカなことをやって、景気が回復すると思いますか？
そんな安倍内閣の支持率がウソか真か５０％以上もあるというのである。国民はバカなのか、騙されているのか、ひょっとして安倍首相自身も何もわからないままに操られているのだろうか。
1/7日、都内のホテルで経団連、経済同友会、日本商工会議所の経済三団体共催の新年祝賀会が開かれ、企業トップら約１８５０人が参加した。安倍首相も出席し挨拶、景気の好循環を実現するため、賃金の引き上げを要望したというが、今の市場原理主義に汚染された経営者にとってはカエルの面に小便だろう、ましてや働く人の35％以上が非正規労働者、彼らを置き去りにしたままでは・・・・。
（1/6日12時10分配信）時事通信によれば、麻生副総理兼財務・金融相は、6日、財務省内で年頭のあいさつをし、
「社会保障と税の一体改革は5％（の消費税増税が前提）で作られている。そこに到達しなければ本来の目的は達成できない」と述べ、消費税率を10％に引き上げる必要性を改めて強調した。その上で「われわれの主たる目的は何かを腹に納めて1年間、頑張ってもらいたい」と職員に呼び掛けた。
こんなこと言いたかないが、
”麻生さんよ、お前どっち向いて政治しとるんや？バカか？”
植草さんが、昨日（1/9）のブログで消費税増税について、財務省のホンネについて述べている。
”（財務省の）明確な意図とは、ただひとつ。
増税を実現することである。
増税さえ実現してしまえばあとはどうなろうと構わない。
増税の実現が目的なのであって、増税の影響でどのような問題が生じようが、財務省にとって大きな問題ではないのである。”
蛇足：
都知事選はどうやら候補者がでそろった。理想的な候補者なんているわけがない。
「選挙はよりましな人を選ぶゲームである」が筆者の持論である。
筆者は宇都宮氏を推薦しているが「宇都宮健児君、立候補はおやめなさい」と必死になって叫んでいる人がいる。読んでいないので詳しいことはわからないが、個人的な恨みつらみを述べるのは見苦しい。
しかも都知事選まじかに迫って誹謗中傷するのは悪質である。もう少し大所高所から判断できないものかと思う。
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