★阿修羅♪ > 不安と不健康16 > 110.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
減塩食、薬が裏目に?高血圧の人が熱中症になりやすい理由〈AERA〉 
http://www.asyura2.com/13/health16/msg/110.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 7 月 29 日 16:23:00: igsppGRN/E9PQ
 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130729-00000009-sasahi-hlth
AERA 2013年8月5日号


 今の時期、特に気をつけなければならない熱中症。熱中症になりやすいのは、炎天下で、スポーツをしたり、働いたりする人たち、屋内でも体力のない高齢者が典型的だ。しかし、いずれにも当てはまらなくても、熱中症になりやすい人がいるのをご存じだろうか。

 高血圧や糖尿病などの持病がある人だ。しかも、そうした持病の人は、脳梗塞を起こすリスクも高いという。

 日本救急医学会「熱中症に関する委員会」委員長で昭和大学病院救命救急センター長の三宅康史教授は、「あまり知られていませんが、持病を持った人たちも、子供や高齢者と同様に熱中症にかかりやすいハイリスク群です」と指摘する。

 なぜ高血圧だと熱中症になりやすいのか。まずは体温調節のメカニズムを見てみよう。気温が高くなったり身体を動かしたりすると、人間の体温は上昇する。そこで、我々は汗をかいたり、皮膚の血流を増やしたりして身体を冷やし、体温を一定に保とうとする。

 汗は蒸発するときの気化熱で体温を下げる。皮膚の血流が増えると、体内の熱を帯びた血液が、体温より低い外気温にさらされて効率的に血液が冷やされ、冷やされた血液が心臓に戻っていく過程で、体温を下げる仕組みである。

 ところが、大量の汗をかくと、体内の水分と塩分が失われる。脱水状態になると、血液量が減るうえ、いわゆる「ドロドロ血」と呼ばれる粘度の高い血液になる。また、塩分が失われると、さらに血液量が減少する。流れにくい少量の「ドロドロ血」を押し流すには、ポンプ役の心臓に大きな負担がかかる。

 また、血液量の減少が進むと、手足の先や臓器への血流が落ち、最終的には脳の血流が低下して、死に至る。これが熱中症である。日本高血圧学会が推奨する1日あたりの塩分摂取量は6グラム未満(WHOの推奨摂取量は5グラム未満)だが、日本人の平均摂取量は男性で11グラム強と多い。したがって、1日3食きちんと食べている人なら、汗をかいてもすぐに塩分不足にはなりにくい。

 しかし、高血圧の人は、血圧を下げるために減塩食を心がけているため、一般的に、発汗による塩分不足となりやすいのだ。

 さらに、最近の降圧薬は利尿薬が配合されていることも多い。つまり、医師に処方された薬を欠かさず飲み、減塩食を実践しているまじめな人ほど、体内の水分と塩分が不足する可能性が高まる。その結果として、熱中症になりやすい、というわけである。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

 次へ  前へ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 不安と不健康16掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 不安と不健康16掲示板
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧