◇甲府など４地点で４０度超　２９５地点で猛暑日に

　日本列島は１０日、朝から猛烈な暑さに見舞われ、甲府市と高知県四万十（しまんと）市で昼過ぎに、国内の観測所別の最高気温では史上４番目の高温となる４０．７度を記録した。４０度を超えたのは２００７年８月以来６年ぶり。この日、３５度以上の猛暑日になったのは、全国９２７観測地点のうち約３２％に当たる２９５地点で、史上最多だった。熱中症などで搬送される人も全国で多数に上った。１１日も北海道や北陸など一部を除き、猛烈な暑さが予想されている。

　日没後も関東から九州の大都市を中心に３０度を超えた状態が続き、特に東京都心では、１１日午前０時段階で全国最高気温の３２．７度だった。各地の消防などは夜間も熱中症の注意が必要としている。１１日の日中についても、広い範囲で猛暑日になる所があるとして、気象庁は北海道と北陸以外の地域に高温注意情報を出した。予想最高気温は東京３６度、名古屋３７度、大阪３６度、福岡３５度などとなっている。【町田結子】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130811-00000000-maiall-soci

　気象庁によると、偏西風の影響で今週後半から猛暑は一休みとのこと。とはいえまだ７月、暑さのぶり返しが予想され、熱中症や夏バテへの警戒を緩めるのは禁物だ。あなたの暑さ対策の知識は正しいだろうか。ちまたで語られる「常識」のウソとホントを、２回にわたってお届けする。【江畑佳明】

　まず気になるのが熱中症だ。今月上旬の梅雨明け後、一気に気温が上がったため、救急搬送される人が続出した。総務省消防庁によると、今月１日から２１日までに全国で１万８１０７人に上った。

　熱中症は気温や湿度の高さが原因で体内の水分や塩分のバランスを崩し、体温調節機能も働かなくなるために、目まいや頭痛、嘔吐（おうと）、重症だと意識障害などの症状が出る。

　消防庁の熱中症対策担当者は「低温でも湿度が高ければ、汗が蒸発せず体温が下がりにくくなる。天気予報だけで大丈夫と安心しないで」と注意を促す。

　◇熱中症になったらおでこを冷やす→×

　額を冷やすのは暑さ対策に限らず、風邪などで発熱したときに誰もが日常的にしていること。ところが、熱中症対策に詳しい済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科の十河剛副部長は「おでこだけを冷やしても効果はありません」とばっさり。「脳が『体全体も冷えた』と勘違いし、体温を下げようとしなくなるからです」

　どこを冷やせばよいのか。「首やわき、脚の付け根の前面などの太い血管が通っている部位です。氷や保冷剤、なければ水でぬらしたタオルを当て、可能なら同時に冷やします。さらにうちわであおいであげると良いでしょう」。ちなみに、額に貼る市販の冷却シートは皮膚の表面を冷ます働きしかしないそうだ。

　◇肌の露出が多い服装の方が涼しく熱中症を防げる→×

　今夏の流行なのか、キャミソールにショートパンツ姿で涼しげに街を歩く女性をよく目にする。健康アドバイザーで医学博士の福田千晶さんは「直射日光が当たると皮膚は暑いと感じ、冷ますために汗をかきます。肌の露出が多ければ多いほど汗の量も増え、脱水症状を招いて熱中症のリスクも高まります」と警鐘を鳴らす。

　福田さんは薄手のカーディガンやゆったりした襟付きのシャツを勧める。「下は、例えばインドネシアの民族衣装サロンのような通気性に優れた長めのスカートにしてみたり。服の中にできた空間を空気が通り抜け、日陰にいるような涼しさを感じられますよ」

　◇熱中症予防には甘酒が効果がある→○

　意外にも「甘酒」は夏の季語。江戸時代には、夏バテ予防ドリンクとして温かい甘酒を飲ませてくれる店が多かった。近年は缶飲料も登場し上々の売れ行きとか。

　「点滴と同じくブドウ糖が主成分であることから、甘酒は『飲む点滴』とも呼ばれています」と言うのは女子栄養大教授の蒲池桂子さんだ。「ブドウ糖はエネルギー源になる上、胃腸への負担が少なく体内に吸収されやすい。また、甘酒には熱中症対策の大前提として補給すべき水分や塩分のほか、ビタミン、アミノ酸がバランスよく含まれています。疲労回復効果もあります」。何とも頼もしい。スポーツの後にコップ１杯飲むくらいが適量だ。

　◇夏バテの予防にはウナギのかば焼きがいい→△

　７月２２日の「土用の丑（うし）の日」は過ぎてしまったが、ウナギは夏バテ対策の定番中の定番。そもそも土用にウナギを食べるというアイデアは江戸時代の奇才、平賀源内が考え出したものとされる。

　生活習慣病に詳しい千葉大大学院教授の横手幸太郎さんは「ウナギには糖質をエネルギーに変えるビタミンＢ１や、免疫力を高めるビタミンＡなどの栄養が豊富。確かに夏バテ予防として優れています」と説明する。「ただし」と横手さん。「日本が貧しかった時代はともかく、今はむしろ糖尿病など飽食に伴う生活習慣病の方が問題化しています。ウナギにも多く含まれるコレステロールは、とり過ぎると動脈硬化の要因となり、心臓や脳の大病につながりかねない。ほどほどが肝心です」

　◇「ネバネバ野菜」にも夏バテをはね返す効果がある→○

　これもよく耳にするが、蒲池さんの答えはマル。「ネバネバ野菜のムチンという成分は、胃の粘膜を守る原料になります。またムチンは消化を助け、夏場の食欲不振も防いでくれます。オクラやなめこ、山芋、タマネギ、モロヘイヤ、納豆などがよいでしょう」

　◇ビールをたっぷり飲んでいるから水分補給は十分だ→×

　「アルコールには利尿作用があるので、飲んでも尿として外に出てしまいます」と福田さん。ビールで水分を取ったつもりでいると、危険な場合すらあるそうだ。「例えば汗をたっぷりかいた人が水分を取らずに寝てしまうと、血液が濃縮され、脳梗塞（こうそく）や心筋梗塞を起こす危険性が高まります。ビールと水分は別物と考え、飲んだら併せて水分もしっかり取りましょう」。冷えた一杯が好きな向きには気の毒だが、一石二鳥は難しい。

　◇

　次回は睡眠やエアコンの使い方を巡るウソホントを探ります。

http://mainichi.jp/feature/news/20130725dde012100008000c.html

営業妨害かもしれんが、どっちかってーと、コイケヤのが旨いと思う。
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熱中症にはカルビーの「ポテトチップス」が効果的
http://59bbs.org/?func=detail&id=3945

「ポテトチップス」や「じゃがりこ」なとじゃがいもを加工したスナック菓子で知られているカルビーが、熱中症には、ポテトチップスなどのビタミンやミネラルが含まれているスナックを水分と一緒に摂取することが、効果的と考えられると発表した。

同社は、ポテトチップスには、ビタミンC、ビタミンB1、ナイアシン、葉酸、ミネラルとしてカリウム、ナトリウム、リン、マグネシウム、鉄などが含まれているため、水分と一緒に摂取することで熱中症の予防に効果があるとし、特に熱中症予防に効果的なスナック菓子の例として、「ポテトチップス うすしお味」「かっぱえびせん」「サッポロポテト つぶつぶベジタブル」が挙げられている。

なお、どれだけの量のポテトチップスを食べれば良いのかはあきらかになっていないが、もっとも多い時は100g（レギュラーサイズ）あったポテトチップスの内容量は、じゃがいも不作や東日本大震災を理由にたびたび減量され現在60gとなっているので、熱中症予防に必要な量を満たすためにはそれなりの購入費用を覚悟しなければならないかも知れない。