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人類・・「穀物ビッグ・バン」で、利便性と経済性を求め、糖を摂取し始めたが、
敗北を期したのは人類であった（消化器編）
＜糖質と胃酸に関する定説を正す！＞
炭水化物は糖質と繊維質が合わさったもの云々
との理解が一般的だが、
繊維質も広い意味では糖質なのである。
たとえば、
餡子のたっぷり入った大福餅を三個食べてみてほしい。
そして、今度は、
サツマイモを1本、
全部、食べてみてほしい。
こんどは、ゴボウである・・
ゴボウもたくさん食べてみてほしい・・
ようするに人体実験である。
さて、どうなるか？
どれもこれも、間違いなく、
激しい胸やけが発生する。
そして、これらが、腸のところにいくと、
「バス、ガス、爆発！」よろしく、
ということで、
おならの大量発生である。
不完全燃焼の顛末であり賜物である。
この何気ない、普通の出来事。
このことは、何を物語るか？
突き詰めて言えば、
「人類は真核生物である。」
「真核生物は酸素を吸い、脂質とタンパク質を摂取して生きる生き物である。」
「糖質は、酸素を必要としない原始的で下等な生物である「原核生物」の摂取すべきものである。」
従って、
「我々人類は、糖質を摂取すべきではないのである」
となるのだが、これでは、
例によって、
まったく面白くない。
したがって、これに関する、
物語を、シナリオをつくらせていただく。
ようするに、人類700万年の歴史で、
糖質を摂取し始めたのが、
ごくごく最近のこと、
（中東のあたりで小麦の栽培が始まったのが、1万2千年前頃からか？）
それまでは、もっぱら、我々人類は、
動物性脂質と動物性蛋白質を摂取して生きながらえ、
進化してきたのである。
簡単に言えば、
糖質はいまだ、
我々人類（ホモサピエンス）には、
完全なる消化吸収が不可能な食物である。
ということである。
ようするに、
いまだ、消化吸収できないから、
糖質を摂取すると、
胃袋の内部では、いや、
胃袋の舞台裏では、
思いもよらぬ奇想天外な物語が進行する。
糖質は、胃酸によって、まったく、消化（分解）されない。
糖質は、なんと、
胃袋が分泌する最終兵器である「胃酸（塩酸）」をもってしても、
びくともしないのである。
胃酸は糖質の前ではまったくの無力なのである。
胃袋は、己の胃袋たるプライドにかけ、
糖質が胃袋内に侵入すると、
飛んで火に入る夏の虫よろしく、
これでもか？
これでもか？
と向きになって、
胃酸を分泌する・・
無駄な抵抗というか無駄な攻撃を行い、
胃袋内部と大切な胃液を無駄使いし、
我々は消耗する。
糖質の前では、くどいが、例によって我々は無力である。
これは、我々が癌細胞に無力なのと同じようなことなのだろう。
癌細胞も簡単に言えば、原核生物であるが、
この糖質・・
我々が太刀打ちできない、
癌細胞である原核生物誕生以前より、地球上の生命の共通の祖先が、
生まれたと言われる
深海の熱水吐出口周囲に存在していた、
とてつもない古株であり大御所である。
我々が太刀打ちできない癌細胞（原核生物）を育て暴走させている「糖」。
我々は、何気ないこの「糖」を深く深く理解すべきであって、
決してスルーしてはならないのである。
我々が太刀打ちできない癌細胞を育て暴走させているのがまぎれもない「糖」であり、
その糖を、
何が悲しくて、
1万2千年前から我々は積極的に摂取してきたのか？
（この辺の感覚は、原発の採用に似ている）
（暴走したら、人間の叡智ではどうすることもできない原発を喜んで54基もつくる感覚と似ていると思うのは私だけか・・・）
それを
スルーしたら、
永遠に「糖」について語れないし、
「癌」についても語れない。
誓ってもいい！
「糖」をスルーすると、
「糖」も「癌」も、永遠の謎となる。
話を戻す。
「糖」・・この大先輩を胃酸（塩酸）は、破壊することができないのである・・
糖質、ああ！恐ろしや！
焼け石に水、
やけになって、
ありったけの胃酸を、吐き出すが、
無駄なのである。
これが、胸やけのメカニズムである。
糖質は、胃袋では、胃酸の影響はまったく受けないのである。
みなさん、このこと御存知でしたか？
私は、周りの人間に聞いて回りましたが、
誰一人として、糖質が、胃酸の影響を受けない、
胃酸で、糖質が分解されない、消化されない・・
ということを知っていた人間は一人もいませんでした。
さらに、重要なのは、
胃酸が、糖質に作用（消化・分解できない）しないのに、
胃袋が、無駄な抵抗を行い、
がんばって、がんばって大量の胃酸を分泌している事実に関しても、
誰一人、知りませんでした。
私は、若いころから、胸やけ、胃潰瘍に苦しんできましたが、
糖質制限を開始して、
この胸やけと、胃潰瘍がパタリとなくなり、
完治したのです。
よく、消化に良い食べ物や、養生の食べ物に糖質が出てきますよ。
お粥とか、おじやとか・・
これらは、胃袋で消化できないばかりか、
胃酸を狂ったように分泌させるとてつもない悪玉だったわけです。
こういうのも、
「ニューロンが糖を必要としている云々」と同じくらいばかげています。
さらに、肉の赤身の部分は、
糖質、脂質、タンパク質の中で、
唯一、胃袋での消化が可能な食物なんですよ。
だから、糖質、脂質、タンパク質の中で、
一番消化に良い物は、肉なんです。
さらに、肉の脂身は、胃袋では消化されませんが、
肉の脂身は、胃袋が、胃酸で分解（消化）できないことを、
御存知なので、ほとんど、胃酸の分泌を行いません。
よく、肉（脂身）なんて食うと、消化に悪いからとか、
胃に悪いとか言われますが、
これも真っ赤なウソでした。
肉の脂身は、胃袋では消化されないので、
胃酸の分泌も促しませんので、
胃袋内部では沈黙の食べ物と言っていいでしょう。
消化吸収されませんが、
長時間胃袋内部に居座りますので、
腹もちがよく、
糖質のように、
すぐに、胸やけしたり
すぐに、空腹になったりしません。
ただ、注意が必要なのは、
肉の脂身と、水分を大量に摂取すると、
胃袋を通過した後の消化器系で、
不具合を起こし、
消化不良を起こす可能性があります。
あと、糖質と肉を合わせて食べた場合も、
糖質の悪さ（過剰な胃酸分泌）が、
肉や肉の脂身のせいにされ、
濡れ衣を着せられることになるのです。
＜今回のポイント＞
1.糖質は、胃袋では、まったく消化されない
2.糖質は、胃袋では、消化されないのに、胃酸の分泌を強く促す
3.糖質は、胸やけの、チャンピオンである
4.糖質は、決して胃袋に優しい食物ではない
5.タンパク質（肉の赤身）は、胃袋で消化される唯一の食物である
6.タンパク質は、定説とは、反対に消化のよい、胃に優しい食べ物である
7.脂質（肉の脂身）は、胃袋では消化されないが、
定説とは反対に、
胃酸の分泌を促さない胃袋に優しい食物である
8.脂質（肉の脂身）は、胃袋では消化されないが、
胃酸の分泌を促すことなく、長い間、胃袋に留まり、
空腹感を出さないように演出してくれるダイエットの味方である。
9.一般的に肉や肉の脂身が、消化に悪いとか、
胃袋に悪いとか、胃袋に負担をかけるとかの定説の根拠は、
まったく存在しない。
そういった、間違った定説の犯人は糖質であり、
糖質と肉や肉の脂身や糖質の高いタレを摂取した時の胃の不快感や、
胸やけ等を、証拠もなく、
肉や肉の脂身を犯人に仕立て上げた、
我々の間違った根拠のないイメージが、
独り歩きし、
肉や肉の脂身を悪玉に仕立て上げたと思われます。
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