年間２万人死亡…ＷＨＯが警告する食肉経由「耐性菌」の怖さ
http://gendai.net/articles/view/life/150043
2014年5月8日　日刊ゲンダイ

警鐘を鳴らす小若代表／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　先月末、ＷＨＯが「世界中で強力な抗生物質でさえ効かない耐性菌が拡大している」と、１１４カ国のデータを基に作成した報告書をまとめた。

　日本や英国など１０カ国の淋病患者やアフリカなどの肺炎桿菌（かんきん）患者に抗生物質を投与しても効かなかったといい、原因は抗生物質の過剰服用や薬の誤使用とされていた。だったらオレは大丈夫と思った人も少なくないだろうが、実は「食肉から摂取される耐性菌」というのがあるのをご存じか。

■家畜は“薬漬け”

　ＮＰＯ法人「食品と暮らしの安全基金」代表の小若順一氏はその危険性をこう指摘する。
「日本や中国、米国では、牛や豚などの家畜を経済性を最優先して“薬漬け”にします。抗生物質で家畜はむくんで大きくなるため、早く市場に出せるのです。そこで、家畜にも耐性菌ができるのですが、厄介なのは、食肉の耐性菌はすぐに人間の遺伝子に入ってしまうことです」

　そのため小若氏は、人に使われる抗生物質だけではなく、牛、豚、鳥への使用量も把握し、規制する必要があると言う。

「すでに１２年前に家畜の抗生物質も調査し、順天堂大の平松啓一教授が耐性菌で亡くなる日本人は年間約２万人と試算しています。その後の調査はありませんが、もっと増えていると思います。欧州では家畜の抗生物質使用は厳しく規制されています」

　牛肉や鶏肉を食べているだけで抗生物質が効かなくなるなんて…、ちょっと怖い。

コメント
01. 2014年5月09日 10:24:05 : nJF6kGWndY >年間２万人死亡 耐性菌のせいというより、ちゃんと過熱しなかったり、高齢だったり体調管理ができずに免疫系が低下していることの方が大きいだろうな まあ、いずれにせよ、微量の放射能を恐れるより、こうした潜在的な多くのリスクを対処した方が遥かに効果的なのだが 狂牛病で騒ぎ、遺伝子組み換えで騒ぐB層の放射脳には理解できないのだろうなｗ
02. 2014年5月10日 09:25:26 : mAKWjxKjsw １さん、確かに 耐性結核菌治療薬、２つあり、もうすぐ世界中で使えるようにり、世界の希望 とＷＨＯが言っています しかし、日本では使えない 一つは申請さえ出ていない、Sirturo 死ぬのは日本人だけ、残念な日本 もう一つ、デラマニドを作ったのは大塚製薬なのにねえ なんとかしろよ、御曹司 でも世界を制覇したのはSitturoでした アメリカでは２年も前から使ってる、ＥＵは今年３月から 中国、韓国でも申請が出ている、ロシアでも使える 日本で認可される時には、この抗生物質にも耐性菌ができてるだろうな ホントに残念 この時にも耐性菌で苦しんでいる日本人は沢山いるのにねえ Sirturoの副作用は心臓が止まるらしいけど・・まあ気にすんなって

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