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牛乳、ラーメン、生卵? 巷に溢れる「二日酔い対策」大検証(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/13/health16/msg/703.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 11 月 30 日 10:23:15: igsppGRN/E9PQ
 

         いよいよ忘年会シーズン/(C)日刊ゲンダイ


牛乳、ラーメン、生卵? 巷に溢れる「二日酔い対策」大検証
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/155356
2014年11月30日 日刊ゲンダイ


 忘年会シーズンだ。仕事に響く二日酔いは断固阻止するのがサラリーマンの務め。しかし、巷にあふれる対策は、はたして医学的根拠があるのか。「二日酔いの特効薬のウソ、ホント。」(日東書院)の著者である新宿「なかやまクリニック」院長の中山健児医師に聞いた。

「一番の対策は肝臓の代謝能力を超える量のアルコールを飲まないことです。ただ、それができないから、巷には“こうすれば酔わない”“翌日はスッキリ”といった対策があふれているのでしょう。医師の目からみると玉石混交で、バカげたものも結構ありますね」

 中山院長いわく、(1)アルコールの分解で大量に消費された水とエネルギーを補給する(2)肝臓の代謝機能を高める成分を摂取する(3)尿や汗、呼気などによってアルコールを体外に排出する――いずれかのメカニズムに沿っていないものは、基本的に眉ツバだ。

 その視点で、まずは〈予防法〉について。

●牛乳を飲むと胃に膜ができて酔わない → △

「医学的には全く根拠がありません。ただし、牛乳に含まれるタンパク質には肝機能をアップさせ、アルコール分解を促進する作用がある。あらかじめ飲んでおくことは有効です」

●締めのラーメンは予防になる → ×

「“アルコールのせいで失われた塩分の補給のため”と考える人もいるようですが、医学的には正しくありません。塩分や水分を補給したければ、スポーツドリンクやシジミのみそ汁の方がよほど効果的です」

“締めはカレー”なんて人もたまにいるが、こちらは医学的根拠あり。

「カレーに含まれるターメリックはウコンのこと。ウコンに含まれるクルクミンという成分は、肝機能を高めてくれます」

 意外にもオススメは「おしるこ」だ。

「小豆に含まれるカリウムやサポニンという成分は、利尿作用を促して余分な水分や有害物質を体外に排出する働きがあります。さらにサポニンには肝機能を向上させる効果も。砂糖は、アルコール代謝で疲れた肝臓に、エネルギーである糖分を補給してくれます」

●頭痛予防に市販薬を飲んでおく → ×

「消炎鎮痛剤の服用は予防にはなりません。二日酔いになってからのひどい頭痛には効果が期待できます」
 副作用の危険もあるので、飲酒時の服用は避けたほうがいい。

気をつけていても朝起きたら頭はガンガン、吐き気もする。どうにかして!

●熱いシャワーを浴びる → ×

「体温が上がると発汗が促され、体内の水分が減ります。ただでさえアルコール代謝で水分が減っている体にはダメージ。心臓への負担も高くなります。ぬるいシャワーか、ぬるま湯に半身浴のほうがいいでしょう」

 熱い風呂やサウナもご法度。逆に冷水を浴びるのも、心臓に急激に負担をかけるため、自殺行為となる。

●深呼吸する → ○

「アルコールは尿や汗だけでなく、呼気によっても体外に排出されます。ですので、深呼吸は二日酔い解消に効果的です」

 呼吸でアルコールを排出する方法はお酒を飲んでいる途中でも効果的。オススメは「カラオケ」だ。大声で歌おうとすれば、平常時よりも多めに呼吸を繰り返さなければならない。ノリノリで歌えばアルコールを排出できるため、二日酔いのリスクは減る。

●生卵をのむ → ○

 弁護士役のポール・ニューマンが、酔い覚ましに生卵をのむ。映画「評決」で印象に残るシーンだ。

「卵黄に含まれるシステインという成分は、有害物質アセトアルデヒドの分解を促進します。卵白のタンパク質にも、肝機能を高める効果がありますよ」

 医学的な根拠があったのだ。

 ほかにも二日酔いの朝に取るといいのが、「ジャガイモのすりおろし汁」。ジャガイモに含まれるビタミンCが、アルコール分解で発生した活性酸素を除去してくれる上、利尿作用のあるカリウムも豊富に含む。「マイタケのみそ汁」も、マイタケに含まれるβグルカンが肝機能をアップする。意外や「コーラ」も、もともと二日酔い用の薬として発売されたものなので、けっこう効果があるそうだ。

 これで年末年始の連チャンも怖くない。


 

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コメント
 
01. 2014年12月04日 07:34:14 : jXbiWWJBCA

「フード・トピックス」
長生きするために、何を食べるか

ギルガメッシュから吸血鬼まで

2014年12月4日(木)  Rebecca Rupp


Photograph by David Goehring/Creative Commons 2.0
 自動車王ヘンリー・フォードは、食事に関して奇特な人物であった。「乳牛は世界でもっとも未熟な機械です」と言ってミルクを飲まず、「鶏肉は鷹にのみ適した食べ物です」といって肉を食べなかった。甘いものを避け、ぬるま湯しか飲まず、人参に長寿の秘訣があると信じていた。

 あるときは、自分の信奉する野菜を広めるために、フォードは人参ばかりのディナーを開いた。人参スープに始まり、人参ムース、人参サラダ、人参ピクルス、人参グラタンと続き、最後は人参ジュースで締めくくられた。

 ほかにも大豆、ひきわり小麦粉、そば粉のパンケーキを人にうるさく勧めていたフォードは、83歳まで生きた。

長寿は人類永遠の夢

 古来、人は長寿への願いにとらわれてきた。紀元前2600年以前に記された古代シュメールのギルガメッシュ叙事詩において、ギルガメッシュ王は、ライオンやサソリ人間に立ち向かい、永遠の命の源を探して旅をした。やがて彼は、海の底で育つ、とげのある植物の形をしたそれを見つけたのだが、彼が使う前に蛇に盗まれてしまうのだった。

 アレクサンダー大王の勇猛な戦歴は、世界制覇の望みのみならず、若返りの川を見つけたいという希望に突き動かされたものともいわれている。フアン・ポンセ・デ・レオンが1513年にフロリダの地を発見したとき、彼が探していたのは伝説の若返りの泉だった。運命のいたずらというべきか、現在フロリダ州は、米国で最も長寿の州である。

 人が今のように70歳や80歳まで普通に生きるようになったのは最近のこと。それまでの人類の歴史の大半において、寿命は20代後半から30代前半くらいまでだった。とはいえ、どの時代でも長生きした人はいた。哲学者ジョン・ロックは1681年に、英オックスフォード大学のアリス・ジョージとの会談を記録しているが、彼女は108歳だったといわれている。ジョン・ロックによれば、健康状態は良好で、針の穴に糸を通せるくらい視力もあり、主にパンとチーズとビールを食べていた。

 アリスは長命の家系に生まれた。ロックによれば、彼女の父は83歳、母は96歳、祖母は111歳まで生きたという。アリスは恵まれた遺伝子の家系に生まれたということだ。

長寿が集まる地域ブルーゾーン

 人の寿命はおよそ20〜30%の割合で、遺伝的な要因に左右されると考えられている。残りは、環境やライフスタイル、たとえば運動や食事といった要因が混ぜこぜになっている。
 世界には、こうした要素が理想的に組み合わさり、長く、幸せに、かつ健康に生きられるとされる地域がある。人口統計学者のミシェル・プーランとジョバンニ・ペスが「ブルーゾーン」と名付けた地域だ。

 ブルーゾーンとして知られているのは、たとえば、イタリアのサルデーニャ島、日本の沖縄、カリフォルニア州ロマリンダ、コスタリカのニコヤ半島、そしてエーゲ海北部にある、ギリシャのイカリア島である。イカリア島の住民は、90歳代の人の割合が、地球上で最も高い。3人に1人のイカリア島民は、90歳代まで生きるのである。

 ブルーゾーンの住民はなぜ健康な老年期を迎えられるのか、研究者のみならず、あらゆる人々が知りたがっている。

 ところが実際は、何も特別なことはしていない。ブルーゾーンの住民は、小さく、お互いに助けあうコミュニティで暮らしている。良質な睡眠をとり、朝起きたいときに起き、午後には昼寝もする。彼らはタバコを吸わず、適度な運動をする。ジムで無理やり運動する人はいない。庭仕事をして、郵便局や地元の商店まで歩き、階段を上る。彼らは家族や友人と密接な関係を保っている。

 では、彼らは何を食べているのだろうか?

1週間に2ポンドのチョコ


Photograph by Flickr user Monica/Creative Commons 2.0
 一般的に、ブルーゾーンに暮らす人々の食事には、心臓病のリスクを高める赤身肉のような飽和脂肪酸が少ない。イカリア島民は米国人の6倍もの豆を食べ、たった4分の1の砂糖しかとっていない。彼らは1日平均3杯のコーヒーと2〜4杯のワインを飲み、魚を週2回は食べ、多量のオリーブ油、フルーツ、野菜、ハーブ茶を摂っている。

 セブンスデー・アドベンチスト教団が作った街である米国カリフォルニア州のロマリンダは、酒もタバコも禁じていないが、菜食主義を徹底している。沖縄県民は、週に3回以上魚を食べ、全粒穀物、野菜、大豆製品、豆腐、海草も食べている。研究者によると、その結果として、動脈硬化や胃がん、ホルモンに依存する乳がん、前立腺がんなどのリスクが低くなっているという。

 一方、健康な「超長寿」の人がすべてブルーゾーンで暮らしているかというと、決してそういうわけではない。

 フランスのアルルに生まれたジャンヌ・カルマンは、1997年に122歳で亡くなり、記録に残る中で最長寿の人間となった。彼女は10代のころ、父が経営する店でゴッホが、絵の具を買ったことを覚えていた(彼女によれば、ゴッホは小汚い、性格の悪い人物だった)。彼女はポートワインやタバコをたしなみ、1週間に2ポンド(900g)のチョコレートを食べていた。

 ニューヨークのデラニー姉妹はそれぞれ109歳と104歳まで生きたが、彼女らの長寿はヨガ、タラの肝油、日々のニンニクの摂取によるものだった。テキサス州のパール・キャントレルは105歳でなくなったが、長寿の秘訣はベーコンだと語っていたし、英国最長寿、109歳のラルフ・タラントは、ウイスキーとコテージパイ(ミートパイ)であるとしている。

 このように遺伝的に恵まれた人なら、タバコやベーコンを摂りながらも100年生きられるかもしれないが、それ以外の大半の人はリスクの低い食生活を追求すべきだというのが、研究者らの一致した見解だ。

 推奨されているのは、ブルーベリー、ぶどう、ナッツ、小豆など、抗酸化物質に恵まれた食品。抗酸化物質は、身体に害を与える活性酸素を除去してくれる。活性酸素が新陳代謝の副産物で、残存すると細胞の重要な構成要素を破壊してしまう。やがてはその蓄積が原因で、人間は老いて死んでいくと考えられている。

吸血鬼セラピーの長命効果は?

 アンチエイジングの推奨リスト上位にはまた、インド由来の多年草、ウコンがある。ウコンの地下茎は、煮た後に乾燥され、オレンジ色の粉末に挽かれ、カレーやマスタードに用いられる。また、伝統的な漢方薬の材料としてもよく用いられる。

 しかし近年、ウコンの成分である芳香性ターメロンが、細胞培養環境および実験動物の脳内で、神経細胞の再生に寄与しているとする研究成果が発表された。人体で同様の効果が起きるとすれば、ウコンはアルツハイマー病等の神経障害の治療薬となる可能性も出てくる。ウコンはまた抗酸化物質クルクミンも含むので、毎日少しずつ摂取すればアンチエイジングにきっと効果があるだろう。

 ほかにも、長生きのためには食事の量を大胆に減らすべきという議論もある。カロリー摂取量を30%減らすことで、寿命は延び、心臓病のリスクは下がるとする研究もある。この研究成果は少なくともネズミには当てはまるが、霊長類の場合は事情がもっと複雑だろう。米国立老化研究所の25年にわたるアカゲザルの寿命研究では、こうした効果は実証されていない。


Photograph by Armin Rodler/Creative Commons 2.0
 最新の不老の研究では、2歳になる“高齢の”ネズミに、元気で若い健康なネズミの血液を注射するということも行われている。「吸血鬼セラピー」といわれるこの方法で、年老いたネズミに新しい人生のステージを与えられることがわかってきた。

 セラピーを受けたネズミは筋力が増加し、記憶と学習能力の向上がみられたのである。要因は、若いネズミの血中に多く含まれ、加齢とともに減少するGDF 11と呼ばれるタンパク質にあることがわかっている。

そして、楽しく食べよう

 いずれにしろ、長寿を実現する要素は多岐にわたり、社会的な要素が大きく寄与していることも確かだ。つまり、長寿のためには、友人とディナーを取るべきである。ターメリックたっぷりのカレーにブルーベリーのデザートといった“長寿食”をテーブルに準備して、楽しくおしゃべりしながら食べるのが良いだろう。

(文=Rebecca Rupp/訳=conyac)

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