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チョコで血圧低下！？ カカオポリフェノール効果 善玉コレステロール値はアップ
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150206/dms1502061207015-n1.htm
2015.02.06 夕刊フジ
１４日はバレンタインデー。「甘いものは苦手でもチョコレートは別」という人は多い。甘さ控えめでビターの利いたタイプはおやじ世代にも好評だ。最近、そんなチョコレートの知られざる健康パワーが明らかになり注目を集めている。主成分であるカカオのポリフェノールに、血圧を低下させる効果があるというのだ。
今回確認されたチョコレートの血圧低下効果は、愛知県蒲郡市・愛知学院大学・株式会社明治による産学官大規模実証研究で明らかになったもの。蒲郡市民を中心とした４５歳から６９歳までの男女３４７人に、１カ月間カカオポリフェノールを豊富に含むチョコレートを毎日２５グラム摂取してもらい、その前後の血液成分など、カラダの状態の変化を検証した。
その結果、被験者の最高血圧の平均値が優位に低下。特に高血圧群（上が１４０以上あるいは下が９０以上の被験者）は、チョコレート摂取前の上の平均値１４５・６が４週間後に１３９・７４４まで低下し（５・８６減）、より効果を得やすいことが確認された（正常血圧群は１・６２低下）。
また、この実証研究では、血液を採取してコレステロール値や尿酸値などさまざまな数値も検証したが、健康効果としては、特にＨＤＬ（善玉）コレステロール値の平均が６７・９から６９・７に増加したのが際立った。この際、被験者全員の体重とＢＭＩ（肥満度を表す体格指数）も測定したが、どちらも摂取前後で変化は見られなかった。「チョコレートは太りやすい」というイメージを持つ人もいるが、１日２５グラム程度なら毎日の習慣にしても何の心配もないということだ。
研究に当たった愛知学院大学心身科学部の大澤俊彦学部長は、「当研究が成功したのは、カカオポリフェノールが７０％以上含まれたチョコレートを選んだところにある」と語り、「女性や若い人だけでなく、中高年男性もぜひ習慣にしてほしい」と血圧が心配な層にアピールした。
もうすぐバレンタインデー。義理チョコでも健康の贈り物と思えばうれしさも倍増だ。
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